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Yamareco

記録ID: 479791
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【ヤミアガリ・ネブソクアセダク・クロトオネ】甲斐駒ケ岳 ↑黒戸尾根↓八丁尾根

2014年07月18日(金) 〜 2014年07月19日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
21.1km
登り
2,809m
下り
2,816m

コースタイム

05:26 尾白駐車場
07:18 横手・白須分岐(15分仮眠)
10:00 刀利天狗(15分仮眠)
10:55 五合目小屋跡
12:25 七丈第一小屋(15分休憩)
13:24 八合目御来迎場
14:49 甲斐駒ヶ岳山頂
16:34 六合目小屋

05:13 六合目小屋
05:28 水場
05:43 小屋付近ザレ場
(三ツ頭見失い、巻き道でスルー)
06:52 烏帽子岳
08:52 大岩山手前鞍部テント場(15分休憩)
10:00 大岩山
11:09 駒岩
12:43 日向山(30分休憩)
13:15 下山開始
14:23 矢立石
15:13 尾白駐車場
天候 18日:くもりときどきはれ
19日:くもりときどきはれたまににわか雨

両日とも風弱く、蒸し暑い。
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:調布IC〜須玉IC(深夜割りで2000円ちょい) 141〜20号経て道の駅白州から尾白
駐車場:白州観光キャンプ場尾白駐車場(無料)
復路:20〜141号で韮崎IC〜高井戸IC(土日割引で2500円くらい)
コース状況/
危険箇所等
【尾白駐車場〜刀利天狗】
駐車場からすぐ神社、その脇を抜けると吊り橋があり、渡ると登山道。眺望ない森の中を延々と登る。分岐路の看板を越えてしばし緩やか、鎖梯子が出てきて眺望が開けてくると間もなく刀利天狗。

【刀利天狗〜七丈第一小屋】
黒戸山の北側を巻き、しばらく下ると五合目。少し開けた小屋跡を抜けて石仏のたくさんある場所から屏風岩の急登開始。梯子に階段を次々と抜けると七丈第一小屋。

【七丈第一小屋〜山頂】
テント場の脇を抜けてしばらく進むとハイ松と岩稜の地帯。晴れていれば最高の眺望ポイントだろう。八合目御来迎場越え南側の岩稜帯に取り付く、鎖もいくつか設置してあるが岩だけでもホールドできそうな箇所ばかり。岩稜帯登り、手前に駒ケ岳神社奥の院、奥に山頂標。

【山頂〜六合目小屋】
ガスっていてわかりづらかったが、山頂標の奥に鋸岳方面への分岐。砂礫の足場が悪い場所をピンクテープ辿りながら進む。左は岩稜、右は藪、前半は右側に巻くポイントのほうが多い印象。わからなくなったらよく探すとどこかしらテープやケルンがあって助かる。小屋は岩峰の直下に突如現れる。

【六合小屋〜烏帽子岳】
小屋の前の藪を抜けると少し開けたガレ場。そこをしばらく下ると水場、かなり険しいのでザックはデポしていくと良い。尾根沿いに進み、右(北)側を巻く。しばらくトラバースしたのだがどんどん尾根から遠ざかる、仕方なく鞍部の直下で直登。三ツ頭の分岐はスルーしてしまったが烏帽子岳は目の前。大きな岩をいくつか超えると山頂。曇っていてもなかなかの眺望だった。

【烏帽子岳〜大岩山】
岩稜帯を抜けると梯子2つ、一気に高度を下げるとあとは未踏の森のルート。木や花や苔が元気になり、枯葉積もる道も柔らかい。緩やかな道を抜け大岩山手前の小ピークの鞍部に1貼分のテント場あり。大岩山の急登は梯子、鎖、被膜ワイヤーできっちり整備されている。試しに岩でホールドしてみるも脆い箇所だらけ。素直にご厚意に甘えましょう。感謝。

【大岩山〜日向山】
いたって普通のハイキングコース。

【日向山〜駐車場】
矢立石までは延々木段のルート、下りで使うと何気にいやらしい。矢立石から駐車場は途中で一度車道に出るらしい。知らずにまっすぐ下ってしまい、まんまとルートロス。今回一番疲れた個所かもしれない。
予約できる山小屋
七丈小屋
白州のローソン駐車場で仰向けになってた立派なカブトムシを救助。
8
白州のローソン駐車場で仰向けになってた立派なカブトムシを救助。
べるがから見上げる甲斐駒はモックモク。
2
べるがから見上げる甲斐駒はモックモク。
駐車場はガラガラ。トイレ済ませて後ろの車のご夫婦にご挨拶。
1
駐車場はガラガラ。トイレ済ませて後ろの車のご夫婦にご挨拶。
結局眠れなかったけど、出発しますか。
結局眠れなかったけど、出発しますか。
神社にお参り。無事下山できますように。
1
神社にお参り。無事下山できますように。
おなじみの定員5名橋を渡り、登山道へ。
おなじみの定員5名橋を渡り、登山道へ。
いたるところにキノコ。
1
いたるところにキノコ。
自然の脅威を知らしめられたり。
2
自然の脅威を知らしめられたり。
いたるところに石仏、石碑。
1
いたるところに石仏、石碑。
謎のうずまき。ヘ音記号?
3
謎のうずまき。ヘ音記号?
分岐を超えたあたりで、少しだけ見晴らしが。
2
分岐を超えたあたりで、少しだけ見晴らしが。
オベリスクと富士山、晴れたら気持ちよさそうな2ショット。
1
オベリスクと富士山、晴れたら気持ちよさそうな2ショット。
刃渡りあたりで少し青空が見える。
3
刃渡りあたりで少し青空が見える。
茅ヶ岳とか瑞牆金峰とか、雲の中に水墨画のように浮かび上がる。
2
茅ヶ岳とか瑞牆金峰とか、雲の中に水墨画のように浮かび上がる。
刀利天狗、我慢できずにしばし仮眠。
1
刀利天狗、我慢できずにしばし仮眠。
五合目越えたところにあるスペース。ゲームだったら確実にセーブポイントとかありそう。
4
五合目越えたところにあるスペース。ゲームだったら確実にセーブポイントとかありそう。
くりーむしちゅうの上田さん的な、なにか。
3
くりーむしちゅうの上田さん的な、なにか。
屏風岩は梯子でズンズン攀じ登る。
屏風岩は梯子でズンズン攀じ登る。
小屋の手前で一旦鞍部。この吊り橋怖いって人、結構いますよね。
1
小屋の手前で一旦鞍部。この吊り橋怖いって人、結構いますよね。
白塗り赤目、何だか暗黒舞踏の人のような形相。
2
白塗り赤目、何だか暗黒舞踏の人のような形相。
明日歩く予定の尾根筋を発見。意外と平坦なのですね。
1
明日歩く予定の尾根筋を発見。意外と平坦なのですね。
すごくありがたい図。そしてすべてロードメジャーで計測した労力に脱帽!
5
すごくありがたい図。そしてすべてロードメジャーで計測した労力に脱帽!
七丈第一小屋到着。さっそく給水、おにぎり2個。
2
七丈第一小屋到着。さっそく給水、おにぎり2個。
第二小屋の脇を抜けて。
第二小屋の脇を抜けて。
テント場。本日テン泊の方とお別れして、山頂目指す。
1
テント場。本日テン泊の方とお別れして、山頂目指す。
上のテント場に咲くミヤマシオガマ。
1
上のテント場に咲くミヤマシオガマ。
ツマトリソウ。今変換したら「妻と理想」って出たよ。ふーん。
2
ツマトリソウ。今変換したら「妻と理想」って出たよ。ふーん。
サルタヒコさまも祀ってある。
1
サルタヒコさまも祀ってある。
サルタヒコ効果なのか、付近の苔はすこぶる元気。
サルタヒコ効果なのか、付近の苔はすこぶる元気。
コイワカガミも、かろうじて残っていた。
コイワカガミも、かろうじて残っていた。
そしていたるところに、剣。
2
そしていたるところに、剣。
コケモモが群生中。
1
コケモモが群生中。
マレフィセント張りのゴージャスな襟巻をしたハイ松の実。
マレフィセント張りのゴージャスな襟巻をしたハイ松の実。
八合目御来迎場。折れた鳥居。
2
八合目御来迎場。折れた鳥居。
石碑の裏にも、剣。
1
石碑の裏にも、剣。
おなじみの鎖場。鎖使わずに何とか攀じ登れました。
4
おなじみの鎖場。鎖使わずに何とか攀じ登れました。
岩場を抜けるとキバナコマノツメ。
岩場を抜けるとキバナコマノツメ。
高いところにイワベンケイも。
高いところにイワベンケイも。
チシマギキョウかなにかのつぼみかしら?
チシマギキョウかなにかのつぼみかしら?
原村と富士見は晴れてる。
原村と富士見は晴れてる。
ふと横を見ると、ものすごいルーフを攀じ登るクライマーが。
3
ふと横を見ると、ものすごいルーフを攀じ登るクライマーが。
おなじみの剣もガスの中。
1
おなじみの剣もガスの中。
イノシシもガスの中...
イノシシもガスの中...
南アルプスでガスってことは... グルルルル...
2
南アルプスでガスってことは... グルルルル...
ライチョウ夫婦きたー!
5
ライチョウ夫婦きたー!
美人なメスと、キョドるオス。まったく逃げないのでしばし撮影タイム。
10
美人なメスと、キョドるオス。まったく逃げないのでしばし撮影タイム。
岩場の脇にはツガザクラ。
2
岩場の脇にはツガザクラ。
駒ヶ嶽神社本社に到着!
2
駒ヶ嶽神社本社に到着!
オオクニヌシノミコトと記念撮影。周りはガッスガス。
5
オオクニヌシノミコトと記念撮影。周りはガッスガス。
あちらが本当の山頂みたいです。
あちらが本当の山頂みたいです。
祠あったー。
三角点もあったー。
1
三角点もあったー。
念願の山頂到着。
7
念願の山頂到着。
摩利支天すらガスで見えず。
摩利支天すらガスで見えず。
三角点の奥、この道標から下ります。今日は鋸には行かないのでハーネスもメットもありません。
三角点の奥、この道標から下ります。今日は鋸には行かないのでハーネスもメットもありません。
岩陰にタカネツメクサ。
2
岩陰にタカネツメクサ。
ここのハクサンイチゲが一番元気に咲き誇っていました。
6
ここのハクサンイチゲが一番元気に咲き誇っていました。
剣先のような岩を左に巻いて。
1
剣先のような岩を左に巻いて。
このルートにもちょいちょい石碑があります。
このルートにもちょいちょい石碑があります。
フッと雲が切れ、鋸岳のピークが見える。
3
フッと雲が切れ、鋸岳のピークが見える。
戸台の渓谷とバスルート。こうやって見ると、本当に深い。
1
戸台の渓谷とバスルート。こうやって見ると、本当に深い。
風を避けるように咲くイワウメ。
風を避けるように咲くイワウメ。
ここも晴れたらものすごく気持ちいいルートに違いない。
2
ここも晴れたらものすごく気持ちいいルートに違いない。
時たま鎖。なくても行けそうだが、あるだけで安心。
2
時たま鎖。なくても行けそうだが、あるだけで安心。
伊那の街も晴れてる。叔母さん一家が住んでいる街。
2
伊那の街も晴れてる。叔母さん一家が住んでいる街。
ガスがスーッと晴れて、神々しい太陽の光が谷間に降り注ぐ。
ガスがスーッと晴れて、神々しい太陽の光が谷間に降り注ぐ。
明日歩く尾根もくっきりと見えた。
1
明日歩く尾根もくっきりと見えた。
次に来る時は、必ず鋸を渡る。
4
次に来る時は、必ず鋸を渡る。
結局甲斐駒ヶ岳は一日中ガスの中でした。
結局甲斐駒ヶ岳は一日中ガスの中でした。
仙丈ヶ岳もこの有様。
1
仙丈ヶ岳もこの有様。
コースタイムをかなりオーバーして、やっと六合目小屋が見えた。
3
コースタイムをかなりオーバーして、やっと六合目小屋が見えた。
先客は、なし。今夜はこのスペースを貸切です。
4
先客は、なし。今夜はこのスペースを貸切です。
なかなか、しっかりとした作り。
なかなか、しっかりとした作り。
早速ひと眠りしたら、あっという間に夕暮れ。
早速ひと眠りしたら、あっという間に夕暮れ。
けっきょく薄暗い中晩ごはん。キノコとベーコンのスープパスタ、ナッツ、ビール。白州のお湯割り飲みながら、うつらうつら。
8
けっきょく薄暗い中晩ごはん。キノコとベーコンのスープパスタ、ナッツ、ビール。白州のお湯割り飲みながら、うつらうつら。
伊那の街の灯りが、遠くに見える。おやすみなさい。
3
伊那の街の灯りが、遠くに見える。おやすみなさい。
翌朝、仙丈ヶ岳がクッキリ。早い時間には仙丈小屋の灯りも見えました。
2
翌朝、仙丈ヶ岳がクッキリ。早い時間には仙丈小屋の灯りも見えました。
マナーは大事。しっかりと掃除して出立。
6
マナーは大事。しっかりと掃除して出立。
お世話になりましたー。
1
お世話になりましたー。
今日は甲斐駒が見える。やっぱり逆回りが正解だったかしら?
1
今日は甲斐駒が見える。やっぱり逆回りが正解だったかしら?
急峻なトラバースを下り、水汲み。冷たく澄んだ南アルプスの天然水、無料で3リットル。
1
急峻なトラバースを下り、水汲み。冷たく澄んだ南アルプスの天然水、無料で3リットル。
このザレ場にザックデポしました。あらためて出発!
2
このザレ場にザックデポしました。あらためて出発!
わりと大きな紫色の花、なんなんだろう?
わりと大きな紫色の花、なんなんだろう?
マルバダケフキの中、細ーい踏み跡をたどりつつ進む。
マルバダケフキの中、細ーい踏み跡をたどりつつ進む。
タカネグンナイフウロが2輪ほど咲いていました。
3
タカネグンナイフウロが2輪ほど咲いていました。
ミヤマカラマツソウもチラホラ。
ミヤマカラマツソウもチラホラ。
下界はくもりか、はたまた雨か。
1
下界はくもりか、はたまた雨か。
いつの間にかルートロスして、藪を直登。尾根に乗った瞬間この谷が見えた。釜無川。
1
いつの間にかルートロスして、藪を直登。尾根に乗った瞬間この谷が見えた。釜無川。
霧ヶ峰に車山に蓼科山。麓の里もクッキリと見える。
1
霧ヶ峰に車山に蓼科山。麓の里もクッキリと見える。
本日最初のピーク、烏帽子岳。
5
本日最初のピーク、烏帽子岳。
振り返れば北岳と仙丈ヶ岳。南アルプスのキング&クイーンそろい踏み。
3
振り返れば北岳と仙丈ヶ岳。南アルプスのキング&クイーンそろい踏み。
次のピークまでは、3時間。
1
次のピークまでは、3時間。
南アルプスご一行様、勢揃い。
2
南アルプスご一行様、勢揃い。
生まれ故郷の諏訪盆地から八ヶ岳、奥秩父をぐるり。
1
生まれ故郷の諏訪盆地から八ヶ岳、奥秩父をぐるり。
うっすらと青空も、いい感じ。
1
うっすらと青空も、いい感じ。
八ヶ岳にズーム。
1
八ヶ岳にズーム。
甲斐駒に少し雲がかかりだす。
1
甲斐駒に少し雲がかかりだす。
昨日歩いた黒戸尾根越しに、奥秩父。
1
昨日歩いた黒戸尾根越しに、奥秩父。
八ヶ岳の奥に見える平らな山頂。あれはやっぱり浅間山かしら?
八ヶ岳の奥に見える平らな山頂。あれはやっぱり浅間山かしら?
岩稜帯を過ぎると、未踏の森。苔もキノコも格段に元気。
1
岩稜帯を過ぎると、未踏の森。苔もキノコも格段に元気。
2日間で一番均整の取れたゴゼンタチバナを発見。
2日間で一番均整の取れたゴゼンタチバナを発見。
枯れ葉の敷き詰められた踏み跡が、疲れた脚に心地よい。
1
枯れ葉の敷き詰められた踏み跡が、疲れた脚に心地よい。
明らかに元気なカギカモジゴケ。
3
明らかに元気なカギカモジゴケ。
こんなスペースに何種類もの苔がひしめき合っている。
こんなスペースに何種類もの苔がひしめき合っている。
こんな階段二つほど越えると、森もクライマックス。
1
こんな階段二つほど越えると、森もクライマックス。
樹々の隙間から、白州の町を見下ろす。
1
樹々の隙間から、白州の町を見下ろす。
こんな急な下りも、何気なく歩きやすく整備してある。感謝。
1
こんな急な下りも、何気なく歩きやすく整備してある。感謝。
さっきの下りの裏側は、こんな感じのビパークポイント。
2
さっきの下りの裏側は、こんな感じのビパークポイント。
自分も兄貴みたいな、立派なキノコになりたいっす!
3
自分も兄貴みたいな、立派なキノコになりたいっす!
こんな感じで、いたるところにルート標示が施してあります。
こんな感じで、いたるところにルート標示が施してあります。
これは... 鹿でしょうかね?
これは... 鹿でしょうかね?
次に来るときは、あそこを歩く。
次に来るときは、あそこを歩く。
北八ヶ岳に負けず劣らずの素敵な森。この辺りでパラパラとにわか雨。
2
北八ヶ岳に負けず劣らずの素敵な森。この辺りでパラパラとにわか雨。
と思ったらすぐに止んで、木漏れ日まぶしい森に。
と思ったらすぐに止んで、木漏れ日まぶしい森に。
大振りな松ぼっくりも、そこかしこ。
大振りな松ぼっくりも、そこかしこ。
木漏れ日と雨、苔がすくすく育つのに最適な環境。
2
木漏れ日と雨、苔がすくすく育つのに最適な環境。
そろそろ見えるかな、と思ったら、案の定どーん。
2
そろそろ見えるかな、と思ったら、案の定どーん。
一部伐採されていますが、縞枯れ的なポイント。
一部伐採されていますが、縞枯れ的なポイント。
作業キャンプ跡地で、一旦全部脱いで汗で濡れたものを干す。気持ちよすぎて15分ほど休憩。
1
作業キャンプ跡地で、一旦全部脱いで汗で濡れたものを干す。気持ちよすぎて15分ほど休憩。
大岩山のコイワザクラ。
4
大岩山のコイワザクラ。
さて、本日の核心部です。
3
さて、本日の核心部です。
ここが整備されたおかげで、単独でもここが歩けるようになった。感謝。
2
ここが整備されたおかげで、単独でもここが歩けるようになった。感謝。
試しに掴んでみると、この辺の岩は本当に脆い。
試しに掴んでみると、この辺の岩は本当に脆い。
自然が作った覗き穴。なんだか不思議な苔スコープ。
1
自然が作った覗き穴。なんだか不思議な苔スコープ。
山頂は眺望なし。ここで急な登りは終了。
山頂は眺望なし。ここで急な登りは終了。
このブリキ板を樹に巻いて、赤スプレー。全部ひとりでやったと思うと、気が遠くなる。
4
このブリキ板を樹に巻いて、赤スプレー。全部ひとりでやったと思うと、気が遠くなる。
どうせガスガスなので、鞍掛山はパス。
どうせガスガスなので、鞍掛山はパス。
この辺りはまだアズマシャクナゲが満開。
この辺りはまだアズマシャクナゲが満開。
ヤマハハコも咲いていた。風に揺られてフォーカス合わず。
ヤマハハコも咲いていた。風に揺られてフォーカス合わず。
なかなか珍しいギンリョウソウの群生。
1
なかなか珍しいギンリョウソウの群生。
この辺りのミヤマシシウドは、うっすら紫に見えた。
1
この辺りのミヤマシシウドは、うっすら紫に見えた。
ハリブキの毒々しい実。こんなでも鹿に食べられちゃうとか。
ハリブキの毒々しい実。こんなでも鹿に食べられちゃうとか。
なんか悲しみの巨人とか、そんな感じの巨岩。
なんか悲しみの巨人とか、そんな感じの巨岩。
日向山手前の可愛い分岐。右が巻き道、左が雁ヶ原。
日向山手前の可愛い分岐。右が巻き道、左が雁ヶ原。
これが... 雁ヶ原?
これが... 雁ヶ原?
樹林帯を抜けると目の前に白い砂浜。
2
樹林帯を抜けると目の前に白い砂浜。
真っ白な砂でおなじみの日向山ですが。
2
真っ白な砂でおなじみの日向山ですが。
青空見えたのはこの一瞬だけ。
1
青空見えたのはこの一瞬だけ。
砂も白いが、空も白い。
砂も白いが、空も白い。
何はともあれお昼ごはん、砂が入らないように慎重に。
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何はともあれお昼ごはん、砂が入らないように慎重に。
また晴れた日に、ぶらっと来たいな。
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また晴れた日に、ぶらっと来たいな。
ちなみに山頂は老若男女、大賑わいでした。
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ちなみに山頂は老若男女、大賑わいでした。
延々と木段を下り、矢立石。何気にこの下りが一番膝に堪えた。
延々と木段を下り、矢立石。何気にこの下りが一番膝に堪えた。
さあ、残りも後わずか。
さあ、残りも後わずか。
こんな感じで舗装路の脇を通るのですが、一カ所間違えて延々枯れ葉の崖をトラバース。
こんな感じで舗装路の脇を通るのですが、一カ所間違えて延々枯れ葉の崖をトラバース。
何とか無事に下山。神社とキャンプ場の間の売店の前辺りに出ます。
1
何とか無事に下山。神社とキャンプ場の間の売店の前辺りに出ます。
さすが三連休初日、大賑わいの駐車場。
2
さすが三連休初日、大賑わいの駐車場。
車の足下をチラッと見たらこんなところで羽化したやつが。2日間停めておいたぼくの車も、意外に役に立っていたみたいで何より。
8
車の足下をチラッと見たらこんなところで羽化したやつが。2日間停めておいたぼくの車も、意外に役に立っていたみたいで何より。
ちょっと走ってむかわの湯。大人720円。子供が大はしゃぎ、仕方がないな3連休だもの。
1
ちょっと走ってむかわの湯。大人720円。子供が大はしゃぎ、仕方がないな3連休だもの。
高速も空いていたのでさっさと帰って近所でぷしゅー。疲れた身体に水分とタンパク質を補給。
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高速も空いていたのでさっさと帰って近所でぷしゅー。疲れた身体に水分とタンパク質を補給。

感想

6月の繁忙期を過ぎたところで夏風邪、これがまた全然治らずゲホンゴホン言いながらだましだまし仕事、プールにも行けずに体力は落ちる一方。やっと休みが取れた金曜土曜、世間様が3連休突入する直前に久々、40日ぶりの山行。

あいにく天気予報はいまいち。天気図とにらめっこしながら、中でも良さそうな南アルプス、甲斐駒ケ岳に白羽の矢。皆さんのレコで良く見かける黒戸尾根から登って一泊、以前から気になっていた八丁尾根を下る計画に。

案の定木曜日は仕事すんなり終わらず、準備もバタバタ。途中で疲れたら寝ようとそのまま出発、5時に登山口に到着。ここで仮眠すると寝坊してまたしても甲斐駒断念となりそうな予感、えーいそのままクライムオン! ...すみません、黒戸尾根なめてました。

最初の1時間で暑さと湿度にやられ汗だく、病み上がりで体力ない中で眠気とも戦うという三重苦。途中2回ほど腰を下ろし仮眠、というより完全に寝落ち。これはもう七丈第一小屋でビパークかと思ったら小屋番さん不在、しかもまだ12時ということで、しばし休憩の後もう一踏ん張り山頂目指す事に。

山頂はガスガスでしたが雷鳥夫婦にも遭遇でき大満足。しかしテン泊装備とはいえ山頂まで9時間半、山と高原地図のコースタイムフルでかかってしまうというテイタラクにガッカリ。とぼとぼと六号目小屋に向かうもなかなか着かず、やっとの思いで到着して気絶するように眠りの底へ。日が暮れる頃一旦目をさまし、晩ごはん。静かな貸し切りの小屋で一人、白州のお湯割り飲みながら再び眠りの底。

ぐっすり寝たら体力回復。翌日はなかなかのペースで歩き出すも、さっそくルートミス。三ツ頭の一段下をずっとトラバースしてしまい、鞍部下から直登。まあそれはそれで楽しい藪こぎ。烏帽子岳でひとしきり眺望も楽しめ、未踏の森へ。苔もキノコも花も樹々も、活き活きとした森の中を一人歩き悦に入る。大岩山からはのんびりハイキング、日向山でお昼食べて下山。

しかし矢立石までの木段ピクニックルートの下りが意外に辛く、膝をかばいながらの下山。なおかつ駐車場までのルートも気が急いたせいか見失い、思わぬロス。最初と最後の2時間が、思いの外辛いものとなった山行でした。
--- 
あと30年、70歳過ぎるまで山を歩き続けられる身体を保持する為には、もう少し日々の健康に気をつけつつ、体重も少しは絞った方がいいのかなあとか考えながら焼き鳥ビール。わかってはいるのだけれど、やめられない。

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コメント

はじめまして。
年齢が近くて、親近感を持ち拝見しました。
文章が面白く、楽しく拝見しました。
黒戸尾根は行きたくて、まだ行ってないところでなので、羨ましいのと、私も是非このルートを参考にしようと思いました。
ありがとうございます。
2014/7/23 7:35
>voiceさん
はじめまして、こんにちは。
ぼくらの年齢だと、この世界ではまだまだ若手ですもんねー。
面白く読んでいただけたのなら嬉しいです、今後も楽しく山に登れたらいいなと思っております。

黒戸尾根、みんな好きですよねー。
でもやっぱり今回は八丁尾根の方に軍配。
整備してくれた七丈小屋の方に感謝しつつ歩いてみるのも楽しいですよ。
2014/7/23 19:54
otkme さん こんにちは\(^^)/
甲斐駒 お疲れさまでした。
朝の駐車場の写真に、我らの
白のエルグランドが写っています

黒戸からの八丁尾根周遊だったのですね
とてもいいコースですねrun

お写真を見てすぐ分かりました
確かに七丈小屋の上あたりでスレ違いましたね
天候はイマイチでしたが
雷鳥に会えたことでとてもいい山行になりました

またどこかでお会いできること
楽しみにしております
2014/7/23 10:59
>beelineさん
黒戸尾根日帰り、お疲れさまでした!
同じ日にサクッと日帰っている方がいるとは、脱帽です。

あの日は数少ないすれ違った方達だったので、声かけ出来て非常に嬉しかったです。
こちらは七丈小屋でへこたれてしまおうか迷ったのですが、何とかがんばって山頂までたどり着けました。

そして眺望はないものの、雷鳥の歓迎!
八丁尾根の周遊も思っていた以上に楽しく、また行きたいと思った次第です。

ぜひ、またどこかでお会いしましょう!
2014/7/23 20:02
八丁尾根参考になりました(^。^)V
いつか歩いてみたいコースなのです。
烏帽子岳〜大岩山の歩きは立派な苔があったりで楽しそう(^^♪
前日歩いてきた黒戸尾根を同じ高さ目線から見るなんて
考えただけでもワクワクしちゃいます
愛情込めて整備されたコースますます歩いてみたくなりました。

そうそう ばぁちゃんちが伊那(長谷)なんですぅ〜
なんだか親近感が(*^_^*)
もし七丈小屋に小屋番さんがいたら
一緒に飲んでいたかもしれなかったですね〜

どこかのテン場でお会いできたらいいですね!
お互い70過ぎても山歩きを楽しめるよう元気でいたいですね
でも は止められない
2014/7/23 22:00
>823さん
こんにちは。
ぜひぜひ、ねぎ背負って歩いてほしいコースでしたよ。
人の入っていない森って、歩くだけでワクワクです。
七丈小屋のご主人には、機会があれば整備のお礼をかねて顔出したいくらいですね。

伊那はいい所ですよねえ。
ぼく自身も諏訪の生まれなので、あの辺りには知り合いがたくさん住んでいます。

いくつになっても山歩きを楽しみたい反面、いくつになっても美味しくお酒が飲める身体でもいたい。
大いなる矛盾を抱えて毎晩グラスを傾けております。

またどこかでお会いできたらいいですね。お疲れさまでした!
2014/7/24 8:41
お疲れさまです
八丁尾根を下りに使うのはさすがです。
病み上がりに黒戸尾根は大変なトコロを選びましたね〜
私も初めて登ったときは、体調が良いにも関わらず、八合目で息が切れて足が中々進まなかったのを思い出しました。
自分も鋸岳は行ってみたいと思っていましたが、鹿窓付近の岩場が…心配で、釜無川から、第一高点までにしようかと思っていました。鋸岳は良いですね。
やはり、雰囲気の良い写真が、多いですね。
お疲れさまでした!
2014/7/23 22:05
>zhtfcinn7さん
どっち周りか最後まで悩んだのですが、最終的にはどちらでも良かったのかなあ、と。
しかし本当に出だしは辛かった! 本気で引き返そうか悩んだのは初めてかも。

鋸岳、タイミングあえば冬前にでも挑戦したいなあと。
その際は戸台の河原を早朝から攻めて、北沢峠におりるパターンかなあ。
そんな下見も兼ねた今回の山行でした。
2014/7/24 8:44
八丁もマン喫な欲張り!?周回だったんんダー!(((・・;)
otkmeさん黒戸尾根ピストンかと思いきや。。。八丁尾根もマン喫な!ゴイスゥーな周回だったんですね(((・・;)病み上がりにスゴいです!鳥帽子岳下から眺めて気になってましたので参考になりました。ありがとうございます。(まー私は無理矢理行っても別々にチャレンジしなくちゃですけど笑笑ー♪)雷鳥夫婦やお花やキノコに潤ってるコケ達♪んー拝見してるだけで山妄想しワクワクしちゃいました\(^o^)/いつかアノ!ギザギザな鋸!攻めて下さいませっ!楽しみにしておりまふ、私はヘタレなのでユルユルでお花を愛でに行くつもりです(笑)
それから、紫のお花はミヤマハンショウヅルがまだ開いてない状態かも?本見て葉っぱも似てる感じでした。違ってたらごめんなさい。
2014/7/24 11:33
>momogirlさん
基本周回したがりなぼくなのです。

烏帽子岳、日向山スタートでピストンすれば日帰りでも楽しめるかな。最近整備されたばかりのルートだから、まだまだ森が元気。別の角度から見る甲斐駒ヶ岳とか、北岳と仙丈ヶ岳のラインナップとか、なかなかのものですよ。

お花、ありがとうございます。もう少しいろいろ調べてみますねー。
2014/7/25 8:28
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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