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Yamareco

記録ID: 482658
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

花旅の憧れ飯豊山。登りも下りも最後は土砂降り

2014年07月20日(日) 〜 2014年07月21日(月)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
14:04
距離
26.5km
登り
1,012m
下り
3,958m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7月20日
 06:15 大日杉小屋前
 09:11 地蔵岳
 11:02 御坪
 12:13 種蒔山別れ
 12:19 切合小屋(無料の水補給)
 13:15 草履塚
 14:29 本山小屋  合計8時間14分
7月21日
 05:10 本山小屋
 05:27 飯豊本山
 05:42 飯豊本山
 06:05 本山小屋
 07:07 草履塚
 07:31 切合小屋
 07:40 種蒔山別れ
 08:34 御坪
 10:05 地蔵岳
 12:07 大日杉小屋前 合計6時間57分
天候 曇り、時々雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
祓川の弥平四郎登山口は途中で通行止め。
川入りはキャンプ場の徒歩15分手前で駐車して歩けるらしい。
私は山形県側の大日杉小屋駐車場まで行きました。連休なので混雑してましたが、小屋のおやじさんが整理してくれるので十分な駐車スペースが有ります。
※GPSデータはとぎれとぎれなので、標高グラフは変になっています。お許しを。
コース状況/
危険箇所等
車中泊+一泊二日の山旅で、短かったけどいろんなことがありました。

祓川山荘を経由する弥平四郎登山口から登る計画でしたが、アプローチを事前に調査せず出かけたため、手前11Kmで通行止め。その時はすでに21時を回っていたので少し躊躇しました。
川入まで行こうか、それともグルっと回って山形県川の大日杉小屋から登ろうか?

川入は駐車スペースの情報を全く持っていなかったので、85kmの距離を夜間走って大日杉まで行くことにしました。
本山小屋でわかったことですが、川入も登山口のすぐ手前まで入れて、車を置いて登れるとのこと。大日杉小屋に着いたのは23時を過ぎていました。おやすみなさい。

初日も二日目も、最後の30分が土砂降りでした。
ずぶ濡れになったおかげで?帰りに温泉、という気分ではなくなってその分早く帰宅出来ました。
全く行ったことのない人には誤解を与えるかもしれませんが、今回の飯豊は天候が悪かったので私には雨に濡れて急いだ印象が強く、花の印象は物足りないものでした。天候が良ければ、あるいはもう一泊できる休みがあれば、少し違った山になったでしょうね。

私にとって救いは、ミヤマウスユキソウの群生を見られたこと、本山頂上が晴れていたこと、そしてヒメサユリの甘くほろ苦い香りを十分楽しめたことです。 え? それだけで十分だろって? そうですね。欲張ってはいけません。

水場情報
本山小屋は、手前のテン場から東に降りると水場で、その分岐に大きな標識がありますが、今年は積雪が多くて水は汲めません。本山小屋に入って聞くと、小屋の先の雪渓で雪解け水を汲めるとのこと。私は切合小屋でたっぷり補充したので不要でした。

飲食情報
せっかく飯豊まで来たので、帰りに道の駅「喜多の郷」で観光案内のおばちゃんに店を尋ね、本場で喜多方ラーメンを食べました。このおばちゃん、語りだすと日が暮れそうなくらい博識ですから、あらかじめ自分の好みをはっきり伝えたほうがいいでしょう。そうしないと店の紹介を遮るのに一苦労しますよ。なにしろ120店舗あるそうですから。
喜多方ラーメンは太麺、縮れ麺、あっさりスープという特徴で、私の好みです。15時ころだったのでこの時刻でも開いている「一平」で食べました。おいしかったなぁ。
最初に出会った花は、嬉しいヒメサユリ。
2014年07月20日 08:49撮影 by  DSC-HX5V, SONY
2
7/20 8:49
最初に出会った花は、嬉しいヒメサユリ。
地蔵岳。三角点はカメラ位置の後ろにあります。
2014年07月20日 09:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 9:13
地蔵岳。三角点はカメラ位置の後ろにあります。
モミジカラマツ。残念ながらカラマツソウは見当たりませんでした。
2014年07月20日 09:24撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 9:24
モミジカラマツ。残念ながらカラマツソウは見当たりませんでした。
センジュガンピ
2014年07月20日 09:26撮影 by  DSC-HX5V, SONY
2
7/20 9:26
センジュガンピ
最初の雪渓を渡ります
2014年07月20日 11:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 11:47
最初の雪渓を渡ります
ハクサンイチゲ? すこし葉がちがうような・・・エゾノハクサンイチゲ?
2014年07月20日 11:50撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 11:50
ハクサンイチゲ? すこし葉がちがうような・・・エゾノハクサンイチゲ?
2番目の雪渓。ガスってゴールが見えない。
2014年07月20日 11:55撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 11:55
2番目の雪渓。ガスってゴールが見えない。
シラネアオイ
2014年07月20日 12:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/20 12:11
シラネアオイ
弥平四郎登山口コースとの合流点
2014年07月20日 12:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 12:13
弥平四郎登山口コースとの合流点
ヨツバシオガマ
2014年07月20日 12:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 12:13
ヨツバシオガマ
切合小屋
2014年07月20日 12:18撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 12:18
切合小屋
切合小屋のトイレ。有料です
切り合わせ小屋を後にして少しすると、雨模様に。写真はここから本山小屋について休憩後に雨が止むまでありません。
2014年07月20日 12:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/20 12:19
切合小屋のトイレ。有料です
切り合わせ小屋を後にして少しすると、雨模様に。写真はここから本山小屋について休憩後に雨が止むまでありません。
本山小屋を裏から。1階の一番手前の窓の下が私の場所でした。最初はね。二階から赤い液体がポタポタと降ってくるまではね。液体はワインでした。
2014年07月20日 16:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/20 16:19
本山小屋を裏から。1階の一番手前の窓の下が私の場所でした。最初はね。二階から赤い液体がポタポタと降ってくるまではね。液体はワインでした。
本山小屋の横から見える飯豊本山と、周囲を眺めて和む人たち。
2014年07月20日 16:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/20 16:20
本山小屋の横から見える飯豊本山と、周囲を眺めて和む人たち。
7月21日 すっかり上がっちゃったけど海の日のご来光です。
2014年07月21日 05:10撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 5:10
7月21日 すっかり上がっちゃったけど海の日のご来光です。
飯豊山に向かう宿泊客。私もこの後に続きました。ガスがなければ左側に大日岳が見えるんですが、今日はずっと隠れてました。
2014年07月21日 05:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 5:11
飯豊山に向かう宿泊客。私もこの後に続きました。ガスがなければ左側に大日岳が見えるんですが、今日はずっと隠れてました。
わかりにくいけど、飯豊山の山頂です。バックは梅花皮岳方面の稜線
2014年07月21日 05:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 5:30
わかりにくいけど、飯豊山の山頂です。バックは梅花皮岳方面の稜線
本山小屋と本山の間に沢山咲いていた、イワギキョウ。小屋の人は本山手前にイイデリンドウがたくさん咲いてる、と言っていたけど探し方が悪いのか、見当たりませんでした。
2014年07月21日 05:57撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 5:57
本山小屋と本山の間に沢山咲いていた、イワギキョウ。小屋の人は本山手前にイイデリンドウがたくさん咲いてる、と言っていたけど探し方が悪いのか、見当たりませんでした。
本山小屋の有料トイレと、それから・・・?
2014年07月21日 06:06撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/21 6:06
本山小屋の有料トイレと、それから・・・?
本山小屋から切合小屋に戻ってすぐのところに咲く、ミヤマウスユキソウ
2014年07月21日 06:08撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/21 6:08
本山小屋から切合小屋に戻ってすぐのところに咲く、ミヤマウスユキソウ
こんなふうに数m離れて集合体をいくつか作っている
2014年07月21日 06:09撮影 by  DSC-HX5V, SONY
7/21 6:09
こんなふうに数m離れて集合体をいくつか作っている
昨日は雨や雷で本山小屋まで行けずに切り合小屋に宿泊した登山客の皆さん。荷物は小屋にデポしているんですね。
登りに2時間以上かかるコースだけど、荷物がなくて不安はないのかな?
2014年07月21日 06:25撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 6:25
昨日は雨や雷で本山小屋まで行けずに切り合小屋に宿泊した登山客の皆さん。荷物は小屋にデポしているんですね。
登りに2時間以上かかるコースだけど、荷物がなくて不安はないのかな?
クルマユリ
2014年07月21日 06:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 6:47
クルマユリ
雪渓は4回通ります。スプーンカットがあるし絞まっているので不安はありませんが、ミニアイゼンがあったほうが早く歩けます。すっかり先を行かれちゃった。
2014年07月21日 07:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 7:19
雪渓は4回通ります。スプーンカットがあるし絞まっているので不安はありませんが、ミニアイゼンがあったほうが早く歩けます。すっかり先を行かれちゃった。
切合小屋では雪解け水が飲み放題
2014年07月21日 07:30撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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7/21 7:30
切合小屋では雪解け水が飲み放題

感想

念願の飯豊山に登ってきました。
今から30年前、奥穂高岳山荘に泊まった時、山岳カメラマンのコンタツおじさんと少し話ができ、しきりに飯豊山の花の美しさを強調していましたので密かな憧れになりました。
しかしアプローチが遠いことや、結婚して山から遠ざかっていたことですっかり忘れていました。
この歳になって山の花が気になり、体力の衰えもあってそろそろ最後のチャンスかな、と出かけました。

下山して2日後、まだ腿が痛くて階段を降りるのが辛い。登ってる時は「お、けっこう元気じゃん」と雨の中をガンガン歩いてたんですがね。

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