想いは空回り…憧れの南南ア・ビッグ3(荒川岳〜赤石岳〜聖岳)


- GPS
- 27:01
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 4,371m
- 下り
- 4,395m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:37
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 10:44
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 6:48
天候 | 8月13日(水)晴れのち曇り 8月14日(木)強風&小雨のち強雨 8月15日(金)暴・風・雨 8月16日(土)阿・鼻・叫・喚 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
○新静岡ICから所要時間2:00ほど、畑薙ダムまではひたすら山道を行くタフなアクセスです。 道幅が狭いところが多く、帰りはスレ違いの車がけっこうあったので要注意です。 ※さいたま市自宅からは、東京ICから新東名経由で同5:00ほど(自分用)。 《バス》 ○畑薙ダムから椹島への送迎バスは、7:00発の臨時便がありました。 その日の登山者が多いと増発するらしいですが、出来れば一時間くらい前から並んでいた方が良さそうです。 《駐車場》 ○畑薙ダム夏期臨時駐車場(無料) 150〜200台駐車可能で、当日午前6時の段階で8割がた埋まっておりました。 ○車は沼尻まで入れますが、この時期はこちらの駐車場から送迎バスが発着します。 《コンビニ》 ○新静岡ICから下りたところにローソン、県道27号沿いのサークルKが最終コンビニです。 《東海フォレストルールについて》 ○バス自体は無料なのですが、東海フォレストが運営する山小屋に1泊することが条件となっております。その前金としてバス乗車の際に3000円を支払い、その領収証が小屋に泊まる際の3000円の金券となります。復路のバス乗車の際には小屋泊の領収書を提示のこと。 ○対象の山小屋(今回歩いた区間)は、千枚小屋、中岳避難小屋、荒川小屋、赤石岳避難小屋、百間洞山の家、椹島ロッジなど。テント泊はNGですが、素泊まりはOK。 ※詳しくは下記HPにて。 http://www.t-forest.com/alps/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 畑薙ダム臨時駐車場にあり、専用用紙と筆記具も備え付けてあります。 《道の状況》 【全体的に…】 際立った危険ヶ所はなく、道標やマーカーも豊富ですので道迷いの心配もないと思われます。 【椹島〜清水平〜千枚小屋】 樹林帯の中、アップダウンと急坂の繰り返しです。 この時期ですと日陰のところが多かったので助かりました。 清水平の水はキンキンに冷えているのと、途中の見晴台の展望&駒鳥池がとても綺麗なので見逃さないようにしましょう! 【千枚小屋〜悪沢岳〜赤石岳〜百間洞山の家】 千枚岳西側直下の岩場は本ルート中一番の危険箇所なので慎重に。 赤石岳の西側と百間平からの下りは、岩がゴロゴロした場所が多く雨天時はとても滑りやすい。 【百間洞山の家〜兎岳〜聖岳〜聖平小屋】 この区間、連続で山が連なっているので、何しろアップダウンがしんどいです。 聖平周辺のお花畑は見事と言うしかありません。 【聖平小屋〜聖沢登山口】 登り基調のトラバースと急な下りを繰り返します。 丸太の桟橋が所々に設置されておりますが、雨天時はめちゃくちゃ滑りやすかったです。 連日の大雨で途中、登山道が一部崩壊しておりましたので要注意! 《キャンプ場》 ○千枚小屋(30張) 1人 600円(+トイレ代100円) 小屋から5分 水場:小屋脇(無料) トイレ:小屋脇 http://www.t-forest.com/alps/lodge_senmai.html ○百間洞山の家(20張) 1人 600円 小屋から5分 水場:小屋(無料) トイレ:小屋と共用 http://www.t-forest.com/alps/lodge_hyakken.html ○聖平小屋(50張) 1人 500円 小屋の目の前 水場:テント場用あり(無料) トイレ:テント場より2分ほど。 http://plaza3.dws.ne.jp/~hara5/ 《参考記録》 ○ヤマレコではないですが、当初の予定はこちらの方の記録を参考にしました。 http://www.asophoto.com/report/minamiarupusu/minamiarupusu.html |
その他周辺情報 | 《温泉》 ○赤石温泉 白樺荘 日帰り入浴 510円 営業時間 10:00〜18:00 単純硫黄泉 源泉掛け流し 休憩所もありゆっくりできます。 http://shizuoka.mytabi.net/shizuoka/archives/shirakabaso.php |
写真
装備
備考 | 持っていけば良かったもの:シュラフカバー・新聞紙・速乾性タオル・カルピスの素 |
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感想
日本アルプスの中でも全く足を踏み入れたことのないエリアが一つだけありまして、それが今回歩いた南ア南部なのであります。
とりわけ荒川・赤石・聖の3つの峰はその巨大な山容から「ビッグ3」とも呼ばれておりますが、いつも遠くからこれらの山々を眺めているうちに、実際にワタシも歩いてみたいと思うようになりました。
まとまった休みがお盆と正月しか取れない我が家としては、天気予報がどうであろうともこの期間だけが夏山を縦走できる唯一のチャンス。
いろいろお邪魔したいところがあり最後まで悩みましたが、今回の休みは大好きな北アではなく、山深く静かで美しい南ア南部へ初めてお邪魔してきました。
しかし…ご覧いただいた写真の通り不発!完全なる不発なりー(> <)
「山の思い出の半分以上は天気に左右される」と宣ったことがありますが、訂正します、9割以上は天気です(笑)!
ヤマレコ中毒なワタシ、いつも計画の段階でどこでどんな写真を撮ろうかと事前に考えているのですが、今回は思ったものが一枚も取れず。
それどころか連日の暴風雨のため写真自体ほとんど撮ることができず、今回はレコ作成を諦め自分用の記録にしてしまおうかとも考えたのですが、一応山行が山行なだけに無理矢理レコにしてしまいました(^-^;
樹林帯の中をひたすら歩いた初日こそ天気が良かったのですが、その他の日は全滅。
とりわけ楽しみにしていた荒川岳のお花畑は真っ暗、赤石岳の大展望もガスの中。
当初は光岳まで足を延ばす予定だったのですが、この天気の下歩いても全く楽しくなかろうと思い下山を決意!
その結果、一番のお楽しみだった上河内岳からのビッグ3の眺望ともサヨナラ(>_<)
そんな中、実際に歩いてみて思ったことが一つだけ。
想像よりも山には人が多かったのですけどそれでも北アに比べれば全然静かで、玄人っぽい方・なんと言うか「リアル山家」な方が多いなあと。
確かに一つ一つの山が巨大でそれだけタフなコースですから、なかなか初心者が気軽にチャレンジ出来る場所ではないかもしれませんね。
と言うか、それよりも何よりも畑薙ダム遠すぎ(^-^;
ウワサに聞いていた通り、真夜中にあの細い山道を2時間もひた走るのは山歩き以上にタフだなあと思ってしまいました。
それと畑薙ダムから椹島までの林道がダートなのにもちょっとビックリ(゜ロ゜)
山と高原地図に「畑薙は沢渡、椹島は上高地」という例えで紹介されてますけど、
ワタシ的な感想は「畑薙は上高地、椹島は横尾かババ平」っス(^-^;
そうは言ってもこの山には忘れ物をいっぱいしてきてしまったので、近いうちに必ず取り戻しに行かなくては…
今までとても馴染みの薄かった南ア南部でしたが、今回の山旅を通してとても思い入れの強い場所になりました。
なんだかんだ森林限界が高く樹木も多いから意外とワタシ好みだったかも。
また絶対に戻ってくるぞ、ビッグ3 !その時はどうぞお手柔らかに…
長文に最後までお付き合い頂きありがとうございますm(__)m
※今回の山行についてコメントを頂くにはあまりにシュールでエキセントリックなレコになってしまったのと、この山行にかけていた想いがとても強かっただけにワタシ自身未だに気持ちの整理がつかないでおります。
ですのでごめんなさい、今回はコメント欄を閉じておりますm(__)m
次回こそスゴい旅してきますからーφ(゜゜)ノ゜
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