剱岳・立山三山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,738m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
8:55室堂-9:25室堂発-10:13一の越山荘-11:25雄山山頂(神社参拝)11:50発-12:10大汝山-14:48別山-16:00剱沢キャンプ場
7月26日
4:20剱沢キャンプ場発-4:45剣山荘-6:00前剱-7:25剱岳山頂 8:30発-11:00剱沢キャンプ場12:00発-13:00剱御前小舎-14:00雷鳥沢キャンプ場-14:50みくりが池温泉-15:20室堂
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◯危険箇所 道の状況 特になし。 別山から剱沢キャンプ場に行くショートカットの道は立ち入り禁止になっていました。 ◯剱沢キャンプ場 テント場からトイレに行くために雪渓を渡る必要あり。 ◯みくりが池温泉 登山終了間際にソフトクリームを食べました。ぶどうとバニラミックス。疲れた体に染み渡りました。死ぬ程うまいと思いました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
登山をはじめて3年。
昨年くらいまでは「絶対に無理だ」と思っていた憧れの剱岳にいよいよ登ろうと決心しました。
山に入る前日も緊張のためあまり寝れずに早朝2時30分に宇都宮の自宅を出発。
6時に扇沢の無料駐車場に到着しましたが、金曜だったにも関わらずもう7割くらい駐車されていました。
7時半発のトローリバスに1時間前から並び、なんとか始発の便に乗り、黒部ダム(放水がすごくて感激しました)→黒部湖→黒部平→大観峰→室堂と色々な乗り物を乗り継いでどんどん上がっていくにつれ、テンションも上がってきます。
観光客の人も私の姿を見て「剱岳行くのか?がんばってな」と気さくに話しかけてくれたのも嬉しいですね。
さて、室堂に着いて「行くぞー」と外に出ると一面の霧。朝食をとりながら、天気の回復を待つも、変わらず視界がほぼないまま雄山に向けて出発。
途中、登山客がとても多く、学校で来ている方たちもいてびっくりするくらい混んでいました。
雄山山頂で500円払い、無事に山行ができる様、ご祈祷してもらいました。
標高3000m地点でこんな体験できるのは不思議な感じがします。
雄山から大汝山方面へ進むと、今までの混雑が嘘のように人が少なくなります。
天気も回復してきて快適!!時々、室堂や雷鳥沢や、前方に山々の絶景が!!
大汝休憩所は映画「春を背負って」の舞台になった小屋なんですね。小屋の主人の粋な計らいで映画で使われた「菫小屋」の看板を出してくれました。嬉しいですねー。
富士ノ折立→真砂岳→別山方面 と進むにつれさらに天気が回復し、景色の全貌が明らかになりました。
こんなすごい景色だったですねー。
ただ、重い荷物が肩に食い込み、だんだん余裕がなくなってきます。
別山方面に向けて稜線にでると、剱岳がどーんと出てきてそれまでの疲れが一気に吹き飛ぶような感じがしました。しばし、写真タイム。
剱沢キャンプ場へのショートカットのコースは雪があるためか、通行止めになっていました。
予定より1時間遅い、16時にキャンプ場へ到着。
テントからトイレのために雪渓を渡らなきゃいけないのが笑えますね。サンダルで行くと、足がめちゃくちゃ冷たいです。
テン場からの剱岳をはじめとする景観が素晴らしく、こんな場所に身を置ける幸せを感じました。
夜中、目を覚まし、空を見ると、はめこみ画像のようにものすごい星空が広がっていました。
流れ星も頻繁に流れてます。ほんと、山にくると感動することが多いこと。
翌朝、3時30分に起床し、準備を始めます。朝食でおでんを食べようと思って火を入れていると途中でプスっと、まさかのガス切れ。ぬるかったけど、なんとか食べれてよかったけど、これが昨日の夜とかじゃなくてよかった、、、
4時20分、いよいよ剱岳に向けて出発。今日も天気が良さそうだ。
いくつか雪渓を渡り、少し道を間違えたりしながら、剣山荘へ。
剣山荘からはどんどん登って行き、早速鎖が出てきたりしながらも、難なく一服剱へ着きます。
しかし、目の前に前剱を眺めると「一体どうやって登るの??」と思ってしまいます。
途中、前のおじさんの落石が直撃するという事態もありながら、なんとか前剱を登りきり、先に進むといよいよ怖いところが続出してきます。
まず、金属の橋を渡り(両側が断崖)すぐにトラバースするところに怯え、その後も落ちたら死ぬってところをいくつか通り、上がったり下がったりしながらカニのたてばいが見えてきました。
振り返ると「よくこんなところ通ってきたな」と思えるような険しい道が見えます。
カニのたてばいはもうすでに渋滞。休憩をかねて待ちますが、これを登ると思うと気が休まりません。
やっととりつくと、噂通り怖い。
渋滞していてなかなか進まず、途中で止まるのが怖い。
なんとか乗り切り、少し登っていくといよいよ頂上へ!!
晴天で見晴らしもよく、白馬岳・鹿島槍ケ岳・五竜岳など後立山の山や、槍ケ岳・薬師岳、さらに富士山や八ヶ岳も見ることができました。
素晴らしい!!
いよいよ下山ですが、いきなりカニのよこばいという試練があります。
ほんと高度感がすさまじく、噂どおり取り付く体勢に入るところと、一歩目がまさに
恐怖でしたが、足がひっかかるとあとは少しトラバースするだけでした。
その後、長いはしごがあり、カニのたてばいとの合流点にでます。
下りの方が事故が多いとのことで、気が抜けません。
それでも剣山荘に着いたときはものすごい安堵感でした。
剣澤小屋でのどが渇いたのでサイダー(500円)を購入して、剱岳を眺めながら飲んだのですが本当においしかった。達成感がものすごかったです。
テントを撤収し、6時間の剱岳往復と重たい荷物のためヘロヘロになりながら室堂に向かいました。一山超えていかなければならないため、この3時間の行程がものすごく長く感じましたが、立山の山域の美しさが後押ししてくれたように感じます。
雷鳥沢からは階段攻めで、楽しそうな観光客や子どもにどんどん追い抜かれながらヨロヨロ登りました。みくりが池温泉のソフトクリームの置物に心奪われ、ぶどうバニラソフトを購入。「こんなうまいものがこの世にあるのかーー!!」と思いました。
室堂に着き、景色に別れを惜しみながら、15時30分のトローリバスに乗り、下山。
下山後は薬師の湯というところで汗を流し、東部湯の丸のサービスエリアで長野名物の山賊焼きを食べて23時に帰宅。
憧れの剱岳・立山にこんな良い天気の中行くことができて、本当にありがたかった。一生の思い出になりました。
こんにちは。
素晴らしい日に行きましたね♪
私も室堂からのテント☆行ってみたいです。
何日でも居られそうですよね
ここの景色は別世界ですね。
特に剱の姿が素晴らしい!
登ってみたいけど難しそうです(^−^)
こんにちは。
コメントありがとうございます!!
この日は奇跡的にものすごい天気が良くて、この夏の天気運(?)をすべて
使い果たしちゃった感じがありますが、とにかく景色がすごかったです。
剣沢キャンプ場は、トイレにいくために雪渓を渡らなきゃいけないのでサンダルで
足が凍えましたが、360度ものすごいスケールのテン場でいつまでもいたい
感じでしたよ。
剱岳に関しては、
天気が良い日だったので、足下が丸見えで恐かったですが、思った以上に登山道
がしっかりしていて危険な感じはしなかったです。
立山の周辺もものすごいきれいでびっくりしました。
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