那須岳と三斗小屋温泉


- GPS
- 11:46
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 7:08
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 4:35
天候 | 11/4:曇り時々晴れのち雪のち晴れ、11/5:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。時期的に霜柱が融けて泥濘んでいる場所が多いのでスリップに注意。朝日岳の肩〜峰の茶屋間は落石注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、鹿の湯で汗を流し、柏屋で饅頭を買いました。 |
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
|
感想
11月4日(金) 晴れのち曇りのち雪のち晴れ
今回は小西さん、てっちゃんと3人で那須岳登山と三斗小屋温泉の山旅だ。
祝日(文化の日)の夕方なので京葉道路は蘇我から先が渋滞しており、蘇我ICで降りて予定通りに千葉市内で小西さんと合流。穴川ICで京葉道路に乗ったが、そこそこ渋滞している。
小松川JCTで首都高に乗ってからは渋滞なく順調に走行し、佐野SAで休憩と夕食・夜食。佐野SAは今年7月にリニューアルオープンしたばかりなのでとても綺麗だ。天ぷらうどんを夜食に食べた。
那須ICで降りてセブンイレブンで朝食の冷凍鍋焼きうどんを買い、22:55に峠の茶屋の県営駐車場に到着した。車は意外に少なく半分程度。公衆トイレが今年4月に更新されていてとても綺麗だ。個室はウォシュレットでは無いが暖房便座付、多目的トイレはウォシュレット付だ。洗面所の水は従来通り飲用不可だった。
トイレに休憩所が併設されていてベンチがある。登山口に通じる階段が見当たらないと思ったら、トイレの裏手、休憩所の出入り口が階段の入口になっていた。これはちょっと判りにくいかもしれない。
気温は6℃でそれほど寒くは無い。空にはほぼ満天の星だ。明日の天気に期待しよう。ビールを飲み、シュラフに潜って0:30就寝。
5:30起床。外気温5℃、車内14℃でそれほど寒くは無い。天気はまさかの小雨。天気予報は11:00から晴れとなっているので、出発を遅らせることにして7:00まで寝る事にした。小雨の中出発していく人もそこそこいる。
7時前に起きて朝食。トイレに隣接の休憩室で冷凍鍋焼きうどんを温め、コーヒーを淹れた。朝食を食べている間に雨が上がったので、出発の準備をする。ランチは芋煮鍋だが、なんと食器を忘れてしまった。致命的なミスだが、幸運にも朝食が鍋焼きうどんだったので、アルミ鍋を洗って持って行くことにした。
8:15出発。気温4℃、晴れ、無風。朝日岳がくっきり見える。駐車場は80%ほど埋まっている。登り出しの樹林帯は階段でややきついが大した事は無い。が、登山は15年ぶりで70才の小西さんは辛そうでペースが上がらない。
紅葉は完全に終わっているが、朝日岳の茶色の山肌やガマズミの真っ赤な実が綺麗だ。景色に見とれ、写真を撮る頻度が多いので「進まれへん」状態だ。
中の茶屋跡で樹林帯を抜けると茶臼岳も見える。コースタイム1時間の峰の茶屋跡避難小屋に1時間20分掛かけてゆっくり到着。峰の茶屋は地形的に風の通り道で強風の名所だが、今日はほぼ無風でラッキーだ。
小屋の外で休憩している人は数人いるが、何故か中には誰もいない。中でお湯を沸かしてカップのお汁粉を食べる。寒い季節には暖かくて甘いお汁粉が嬉しい。小屋内の温度は-2℃だが、体感的には氷点下の感じがしない。
30分ほどゆっくり休憩して茶臼岳に向けて出発。しかし山頂が近づくにつれ次第に雲が出て山頂に着いた時には完全にガスに包まれて何も見えなくなってしまった。山頂も風はあまり無く、気温は-2℃。
山頂標識の上に「いんのしま」と書かれ、見たことの無いキャラクターの絵が描かれた石が置いてあった。後で調べたら「はっさくん」と言う因島のキャラクターで、特産の"はっさく"をモチーフにしたキャラクターのようだ。
お鉢巡りをして避難小屋に戻るが、ゆっくり歩く小西さんの付き添いをてっちゃんに任せて先に下り、ランチの準備をした。今日のランチは芋煮鍋だ。事前に試食して美味しかったレトルトの山形の芋煮を4つと、追加の牛肉を180gだ。ベンチとテーブルは塞がっていたので、靴を脱いで板の間で食べる事にした。
芋煮が温まった頃に15分遅れで小西さんとてっちゃんが小屋に戻ってきた。小さなビールで乾杯し、牛肉たっぷりの暖かい芋煮を食べる。山バイアスも加わってすこぶる旨い。
朝日岳に今日登るか迷ったが、天気が悪化したしペース的に間に合わない感じなので、姥ヶ平経由で小屋に向かうことにした。
無間地獄の迫力のある噴気を二人に見せたかったが、以前に比べて噴気のヶ所数も量も少なくなっていて1ヶ所から僅かな噴気が出ているだけだった。
牛ヶ首からはガスで何も見えなかった。姥ヶ平に下る登山者は我々以外には見えなかった。茶臼岳の展望が良い姥ヶ平だが、ガスで全く見えなかった。
姥ヶ平からは樹林帯に入り、姥ヶ平下の分岐から三斗小屋に下る。沼原分岐からは道が広く平坦になり、三斗小屋まで20分ほどだが、小西さんはお疲れでてっちゃんが小西さんのザックを抱えて歩く。
15:25三斗小屋温泉に到着。チェックインする前にもう一つの小屋・大黒屋を見に行った。煙草屋は今回で6回目だが、大黒屋には泊まった事が無いので、次回こそは大黒屋に泊まろう。
チェックインして通された部屋は2階5号室の6畳間。トイレは2020年に和式から洋式に更新されている。各トイレの中にユーモア溢れるコメントが貼ってある。以前は無かった気がするが、なかなかユニークで楽しい。
一休みしてから露天風呂に行ったが、未だ女性専用の時間帯だった。混浴と女性専用時間帯の時間割を良く確認していなかったのが失敗だった。
16:30からの混浴時間帯まで30分あるので、先に混浴時間帯になっていた内風呂の共同風呂に入ってから16:30に露天風呂に行くと一番乗りだった。
露天の湯船は2つに分かれており、大きい方が温めで小さい方が適温だった。雲が多めながら開放的な露天風呂は気持ち良かった。
17:15から大広間で夕食。テーブルではなくお膳で食べるスタイルがここの特徴だ。以前はお膳が一列に並んでいたのだが、コロナ対策でグループ毎に衝立があり、ソロの宿泊者は壁に向かって食べる配置になっている。これはちょっとさみしい感じだ。今日の宿泊者は全部で27人だった。
メニューは那須高原黒毛和牛の陶板焼き、栃木産岩魚の甘露煮などとても豪華で美味しい。ボッカでこれだけの食事を食べさせてくれる宿の努力に感謝だ。ご飯は「飯娘」がよそってくれるが、エベレスト(特盛)、富士山(大盛)、茶臼岳(並)、馬おやじ(小盛)とユニークな名前が付けられている。馬おやじのいわれについては聞き忘れたので謎だ。もちろん大盛をお願いしたがお代わりは自分でよそるシステムだ。1杯お代わりをして完食した。
部屋には石油ストーブが置いてあるが、1台1,000円の有料で、一律の暖房費徴収よりは合理的だ。我々は使用しなかった。
寝る前にてっちゃんと2人で内風呂と露天風呂に入った。露天風呂からは星を見ながら湯に浸かった。21時消灯だが、消灯前に3回くらい点滅して消灯の合図をしてくれた。
11月5日(土) 晴れ
5時起床。室温も外気温も3℃だったが、就寝中は寒くは無かった。館内は火気厳禁なので玄関の前でお湯を湧かしてコーヒーを淹れた。
朝食は6:30からなので、朝飯前に3人で露天風呂に行った。我々以外にも5〜6人が入っていた。ピーカンでは無いがそこそこ良い天気だ。雲が朝日に染まって綺麗だ。
朝食はソーセージ、かまぼこ、きんぴら、温泉玉子、味付け海苔、明太子、味噌汁、オレンジ、ご飯は富士山。夕食同様とても美味しい。温泉玉子は半熟の具合がご飯にかけて食べるのに丁度良い固さだ。
7:30出発、天気は上々、気温は3.5℃だ。計画通り隠居倉から朝日岳を経由して峰の茶屋から峠の茶屋に下るルートだ。温泉神社に参拝し、源泉を覗いて隠居倉までの標高差340mを登る。
小西さんは早くもてっちゃんに荷物を預けて空身になっている。1時間25分で隠居倉に到着。360°の展望が素晴らしい。日が当たっているので霧氷は融けていると思いきや、綺麗に残っていて美しい。
隠居倉からはアップダウンが少なく展望の良い快適な稜線歩きになる。50分で朝日の肩に到着。ザックをデポして朝日岳に登る。
10分で朝日岳に登頂。朝日岳から見る茶臼岳はとても格好が良くて好きだ。天気予報が良い方に外れて良かった。朝日の肩からは急に人が多くなる。日帰りの人達だろう。
山頂で展望を楽しんだ後、下山開始。朝日の肩から下は絶壁のトラバースや鎖場のある、少しスリリングで楽しいルートだ。ここでも大勢の登山者とすれ違う。
避難小屋で休憩して下山。下山中も大勢の登山者とすれ違う。35分で峠の茶屋に到着。コースタイムの40分より早かった。小西さんは下りは普通に歩けるようだ。
駐車場はほぼ満車だが、満車では無い。那須登山定番の鹿の湯で汗を流す。41,42,43,44℃に入ったが、46と48℃は足先を入れるのが限界だ。
温泉の後、九尾の狐伝説の殺生石へ。一番奥にある殺生石は今年3月に真っ二つに割れてしまったのだが、九尾の狐の祟りか?
柏屋で薄皮饅頭を買い、上河内SAで餃子定食を食べて帰路についた。東北道は数ヶ所で少しの渋滞があったが大した事はなく、連休の晴れた土曜日にしては空いている。
首都高と京葉道路は渋滞なく、千葉と木更津を経由して20時過ぎに君津に着いた。今回は天候に恵まれ、山の秘湯も堪能して素晴らしい山行だった。
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