記録ID: 4939418
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
日程 | 2022年11月19日(土) [日帰り] |
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メンバー |
|
天候 | 晴れ |
アクセス |
利用交通機関
・車は赤岳山荘の駐車場に駐車しました。
車・バイク
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 10時間21分
- 休憩
- 1時間34分
- 合計
- 11時間55分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
・コースタイムはヤマパン基準です。
コース状況/ 危険箇所等 | ▶登山ポスト、トイレ、水場、山小屋などの情報はネットにあふれているので省略します。 ▶ルート状況(2022年11/19現在のものです。) ◆アプローチ ・赤岳山荘から赤岳鉱泉の道にはまだ雪は無く普通の登山道です。 ・大同心稜には薄っすらと雪が残っているところもありましたがまだ夏道でした。 ◆大同心北西稜(?級 +)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。) 【全体を通して】 ・ガバが多いですが1点に集中して荷重すると岩がもげるので荷重が分散するように登ったほうが良いです。(1つもげてもフォールしない登り方がいいと思います。) ・1P目終了点から左にトラバースしてルンゼ内に入るのですが、ルンゼ内は複雑な地形なので初見の場合は事前に情報収集しておくことをお勧めします。(北西稜のラインは右に見えるスカイライン沿いです。) ・トポには残置支点が少ないと書いてありますが、それなりに残置支点はあるほうだと思います。 ・登攀に影響するほどの雪はまだありませんでした。(逆に氷化してないので岩が脆かったと思います。草付もガッチリ凍ってはいませんでした。) 【1P 草付〜ピナクル右の凹角上まで 25m 検檗曄torrentリード) ・顕著なピナクルを目指して草付斜面をトラバース〜ピナクル右の凹角を登る。 ・スタンスやホールドが豊富にあり快適に登れます。凍ってない草付でもアックスがそれなりに決まるので快適です。 ・特に問題なく登れました。 ・登攀開始地点の支点は灌木で構築。 ・残置中間支点はそこそこあり、出だしは灌木で取りました。 ・終了点は凹角を登りきったところにあるハンガーと残置ハーケンで構築。 【2P バンドを左にトラバース〜ルンゼ内の岩まじりの草付を右上 80m 供曄淵灰鵐董 ・1P目終了点からバンドを左にトラバースしてルンゼ内に入り右に見えるスカイライン沿いの北西稜へと右上する。 ・コンテで特に問題なく登れました。 ・残置中間支点はありません。(見つけてないだけかな?) ・終了点は青い残置スリングのある残置ハーケン2つで構築。 【3P 岩まじりの草付 30m 掘棔曄torrentリード) ・岩と草付のミックスを登る。 ・正面の凹角気味のラインを2段上ぐらいまで登って右のスカイライン沿いのライン1段上のテラスまで登るラインが登りやすいというか自然なラインだと思います。 ・特に問題なく登れました。 ・残置中間支点は2〜3ぐらいだったかな?(リードしてないし忘れた。) ・終了点はハンガー2つで構築。 【4P 傾斜のある凹角〜垂壁の草付 30m 后曄yama_poundリード) ・凹角〜垂壁を登る。 ・凹角も垂壁もガバが多いしスタンスも豊富でステミングすると安定して全然疲れないのでクライミングの難しさはありませんが、岩がもろいので登り方は要注意です!! ・リード、フォロー2人の全員が掴んだ岩がもげてましたが、フォールすることはなく登れました。 ・残置中間支点は豊富にあります。 ・終了点はリングボルト2つで構築。(終了点にしたリングボルト2つの左側にもハンガーとリングボルトがあり、そこからバックアップを取りました。) 【5P 正面側に回り込んでフェース〜凹状 50m 検棔曄yama_poundリード) ・正面側に回り込んで(4P目終了点から右へ回り込んで)フェースを登り凹状を灌木帯の斜面まで登る。 ・フェースはガバが多いしスタンスも豊富でステミングすると安定して全然疲れないのでクライミングの難しさはありませんが、岩がもろいので登り方は要注意です!!凹状に入ると傾斜が緩くなります。 ・ここも掴んだ岩がもげないかと冷や冷やしながらリードしましたが岩がもげることはなく登れました。 ・残置中間支点はそれなりにありますが、フェースにある2つ目だったか3つ目の残置ハーケンはぐらぐらしていました。(この残置ハーケンはリードのフォールに耐えれないと思います・・・。) ・終了点は凹状を抜けて灌木帯の斜面になる適当なところの灌木で構築。 【6P 灌木多めの稜線 60m】(コンテ) ・灌木がそこそこうるさい稜線を歩く。 ・コンテで特に問題なく登れました。 ・終了点は灌木で構築。 【7P 短いワイドクラック〜傾斜の緩い草付フェース 30m 后棔曄yama_poundリード) ・出だしが薄被りした短いワイドクラックを登って傾斜の緩くなった草付フェースを大同心の頭まで登る。 ・短いワイドクラックは出だしが薄被りしていてこれを乗っ越すまでが核心で、前回は雪でホールドが見えない状態で雪の下にフッキングしたアックスを信用できず思いっきって行けずに躊躇していて力尽きテンションしたのですが、今回は普通に登れました。(ハンドジャムでスタンスを上げて身体を上げていくとクラック内のチョックストーンが見えてそこにアックスがフッキングできるので安心して乗っ越せます。) ・残置支点は豊富にありました。 ・終了点は大きな岩にメインロープを巻いて構築。 ◆下降 ・大同心の頭から大同心の基部までは稜線上への道を下降し途中から小同心側のルンゼの方へ(道を右側へ)下降しました。ルンゼには懸垂下降の支点が何箇所かありましたが今回はクライムダウンで下りました。 ・大同心基部からは踏み跡のある大同心稜を下って大同心沢への分岐まで下りました。 |
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過去天気図(気象庁) |
2022年11月の天気図 |
装備
個人装備 | アイスアックス×2 アイゼン アブミ×2(南稜を継続登攀しなかったので未使用) その他登攀装備1式 |
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共同装備 | ツエルト ファーストエイドキット 50mダブルロープ×2 アルパイン用クイックドロー×12(南稜を継続登攀する予定だったので多めに携行しています) クイックドロー×2 リンクカム×3(未使用) |
写真
撮影機材:
感想/記録
by yama_pound
11/17(木)にtorrentさんからの急なお誘いで先週末に1泊2日で予定していて悪天予報で中止になった八ヶ岳の大同心北西稜へ11/19(土)に日帰りでアイゼントレに行くことになりました。時間と体力に余裕があれば大同心南稜も継続登攀する予定にしてClimbing
ヾ響
・昨年と違い雪が無い時期で岩が氷化していないからなのか岩がもろかったように感じました。(実際、3人共岩をもいでます・・・。)
・初見だった昨年よりは迷わずスムーズに登れました。また1年で少しは成長したのか難しくは感じませんでした。
・終日天気は良かったのですが大同心北西稜は頭に抜けるまで日陰なので太陽の恩恵は受けられませんでした。乾燥した空気の風が冷たくバラクラバをしてない顔面が寒かったです。(途中から鼻水が出っぱなしで、くしゃみばかりしてました・・・)
・時間と体力に余裕があれば大同心南稜を継続登攀する予定でしたが協議の結果、止めました。
・冬期アルパインクライミングに向けて良いアイゼントレができました!!
・北西稜登攀中に裏同心ルンゼを見下ろすと各滝が凍っているのが見えました。アイスシーズンに向けて順調に育って欲しいですねー
反省
・特にありません。
ヾ響
・昨年と違い雪が無い時期で岩が氷化していないからなのか岩がもろかったように感じました。(実際、3人共岩をもいでます・・・。)
・初見だった昨年よりは迷わずスムーズに登れました。また1年で少しは成長したのか難しくは感じませんでした。
・終日天気は良かったのですが大同心北西稜は頭に抜けるまで日陰なので太陽の恩恵は受けられませんでした。乾燥した空気の風が冷たくバラクラバをしてない顔面が寒かったです。(途中から鼻水が出っぱなしで、くしゃみばかりしてました・・・)
・時間と体力に余裕があれば大同心南稜を継続登攀する予定でしたが協議の結果、止めました。
・冬期アルパインクライミングに向けて良いアイゼントレができました!!
・北西稜登攀中に裏同心ルンゼを見下ろすと各滝が凍っているのが見えました。アイスシーズンに向けて順調に育って欲しいですねー
反省
・特にありません。
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