雲中の鷲羽、雨で笠は断念
- GPS
- 80:00
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 3,496m
- 下り
- 3,492m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:12
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:07
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 7:56
- 山行
- 1:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:10
天候 | 13日 晴→曇 14日 曇→雨 15日 曇→雨 16日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:新穂高温泉からバスにて平湯→松本 |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雨により小池新道の沢が増水し渡渉が発生 |
写真
感想
今年の夏休み登山は雨に祟られたとしか言いようがないようで確かにこうも雨ばかり続く年も珍しいのだと思う。
その中でも私にとって入山日となった13日は唯一と言っていい好天に恵まれた日だったようで新穂高温泉を出発して左股の林道歩き、登山道に入って高度を上げていくと槍穂高の稜線を見る事が出来た、空気の中に水分を感じさせるやや霞んだ姿ではあったものの今からすれば貴重な眺望だった。
鏡平山荘までの登りが久々の登山となった私には一番きつかったかと思う。
鏡平山荘でラーメンを食べて弓折乗越までの登りは実に気持ちいいもので乗越にでてからの稜線歩きはなおさら、雨が続いた貴重な晴れ間だったからかひっきりなしに荷揚げのヘリコプターが山荘へ向かっていく、それとは関係なく戦闘機が練習もしていたので結構騒がしい北アルプスだった。
双六小屋はヘリコプターが到着すると小屋の中に入る事を促されるのであまりゆっくり出来なかった。
当初の予定ではここから双六岳に登り稜線を三俣蓮華岳まで歩き黒部五郎小舎まで下るものだったけれど、稜線に雲がかかりはじめてきた。また久々の登山で双六岳までの登りをくじけた。
結果として巻道を選んだ、ただこの巻道が曲者で以外と平坦ではなく沢に降りる辺りでは急な下りとなっていて結果として稜線の方が楽だったのではと翌日思う事になる。
ただ巻道は花が綺麗に最低てとても気持ちのいい道で歩く価値のある道でもあった。
三俣蓮華岳は一応登った。もし翌日の天候が悪ければここまで歩いてきたのにどの山頂にも立っていない事になりかねないから。
そして三俣山荘へ下った。
三俣山荘はお手伝いの小さな子供やおかみさんの背中に赤ちゃんが背負われていたりととてもアットホームな雰囲気な山荘だった。
夕食の鹿シチューもまた印象に強く残った。
山荘での朝食後、下からまだ山頂の見えた鷲羽岳へのピストン、結果登頂時は雲の中だったけれど一応名のある山頂には立てた。山頂の滞在時間は2分程度で下山。
デポした荷物を山荘で回収して双六小屋を目指す。
三俣蓮華岳からは稜線歩き、眺望は無かったけれど上に登ってしまえば穏やかな稜線歩きで途中遠くに雷鳥が首を出していたりした。
双六岳山頂は電波があったので休憩というより携帯タイムとなった。
下り始めると雨、10:30頃に双六小屋に到着。
この日はここまで、この小屋での合流者がいたから。
翌15日の天気予報(NHKBSの周辺市町村の天気予報)は午前中曇り、9時は晴れマークだった。16日の天気が悪い事は覚悟していたけれどこの日は午前中に行動を終えてしまえば良いだろうと笠ヶ岳への稜線を歩き始めたが弓折乗越を過ぎ弓折岳を越えて大ノマ乗越へ下ろうかと言うところで雨が本格的になってきた。結果この雨はずっと続きそこに稜線の風が加わった。
9時に抜戸岳の分岐にたどり着いた。後1時間も進めば笠ヶ岳山荘へたどりつける場所だけど、この日からの同行者と相談の上下山を決定する。
4時間後笠新道入口の林道へたどり着いた。
一人だったら2時間半くらいでたどり着けたかなと思うが同行者をケアしながらの下山たどり着いたときはホッとした。この日はそのまま「わさび平小屋」へ。お風呂がある事を分かっていたので迷う事は無かった。
雨の降り始めがあと30分早ければきっと鏡平側から下っていただろうけれどそちら側下ったら増水した沢の渡渉があったようなのでどちらが良かったかは何とも言えない。
最終日は小屋から新穂高温泉までのおよそ1時間の下り、強い雨に降られる事も無く終わった。
天候には恵まれず眺望のあった日も限られたけれど、今回初めてこの山域に入ったけれど登山道、山小屋等とても魅力的なことは強く感じた次行く時はその魅力を堪能したい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する