剱岳 八ツ峰VI峰Cフェース剣稜会ルート
富山県
sobacha
その他3人 - GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,397m
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剣沢BC2:50→長次郎谷出合3:50→Cフェース取付点5:45→登攀開始5:15頃→ Cフェースの頭9:10（仲間Pの到着待ち） Cフェースの頭下降開始10:55頃→5・6のコルから長次郎谷12:45→長次郎谷出合13:45→剣沢BC16:00頃
| 天候 | 曇りときどき雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
剱沢でBC、剱沢から長次郎谷へ、長次郎谷を6峰まで登り取り付いた 取り付き直前で熊の岩から来たPに先を越され、2番手で取り付いた この日は剣稜会ルートに5〜6パーティ取り付いていた 2ピッチ目終了点はペツルがあるが、その他は基本ハーケンのみ 多数のハーケンがあるが、中にはかなり傷んでいるものがあった |
| 予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
拍手今日はこの赤い線を引いたところを登ります。
（写真を拡大してみてください）
剣沢から長次郎谷に入り、熊の岩目指してひたすら登ります。今回は軽量化のためにモンベル10本爪アイゼンと沢登り用のバイルをピッケル代わりに使用。バイルはハーケン打ちのハンマーも兼ねています。
今回は軽量化のためにモンベル10本爪アイゼンと沢登り用のバイルをピッケル代わりに使用。バイルはハーケン打ちのハンマーも兼ねています。
先頭か？と思いきや、到着直前に熊の岩から来たPに抜かされ2番手に
3ピッチ目をビレイしていたら、ヘリが近づいてきて救助している模様。
この狭い長次郎谷を巧みに飛び回り、池ノ谷乗越手前でホバリング。隊員は降りず、しばらくすると引き上げていきました。
ちなみに、爆音でリードからのコールがまったく聞こえませんでした。
隊員は降りず、しばらくすると引き上げていきました。
ちなみに、爆音でリードからのコールがまったく聞こえませんでした。
池ノ谷乗越手前のシュルンドに人が集まっています。何かあるんだろうことは明白にわかりました。その後、4人くらいでソリを引きずり降ろし、熊の岩に向かっていました。
後で聞いた話では、前日の午後に50代女性が池ノ谷乗越から滑落し、長次郎谷右俣上部にある大きなシュルンドに落ちたとのことで、この日は朝から救助していたそうです。
女性は顔面や鎖骨骨折だったようですが、傍から見て、正直なところ命が助かって良かったなあ、というような状況でした。
その後、4人くらいでソリを引きずり降ろし、熊の岩に向かっていました。
後で聞いた話では、前日の午後に50代女性が池ノ谷乗越から滑落し、長次郎谷右俣上部にある大きなシュルンドに落ちたとのことで、この日は朝から救助していたそうです。
女性は顔面や鎖骨骨折だったようですが、傍から見て、正直なところ命が助かって良かったなあ、というような状況でした。
3ピッチ目、フォローなんでさっさと登ります。先輩にフォローは走って登れと言われたので、走りました。
まあ冗談ですが、ガバガバです。
先輩にフォローは走って登れと言われたので、走りました。
まあ冗談ですが、ガバガバです。
高度はあるし、この岩薄っ！と思いましたが、恐怖心はありませんでした。
仲間が4番手で登っているので、山頂で待ちます。
1時間半ヒマでした
長次郎谷は両側ともに切り立った岩壁です。こんな特異な景観をもった谷はそうそうないです。
なんだか異空間のようで、剣の魅力にすっかり取りつかれた気がしました。
こんな特異な景観をもった谷はそうそうないです。
なんだか異空間のようで、剣の魅力にすっかり取りつかれた気がしました。
長次郎谷左岸にある、この大きなスラブがある付近の雪渓は例年崩壊しやすいので、この付近は気を付けて早めに通過すべきなんだそうです。
長次郎谷は入口が門のようになっています。
登山者を迎え入れる試練の門のようです。
写真の三角岩が取り付きの目印です。
感想
長次郎谷は、出合いからだと結構な高度を登らないとならない。
熊の岩は大分手前から見えてくるけれど、いつになっても着かない。
熊の岩の手前に、雪渓から岩が露出しているところがあるが、実はここで、出合いと熊の岩の中間地点くらいである。
剣稜会ルートは、技術的には難しくない。
3ピッチ目が最も難しいけれど、基本的にガバばかりなので、フォローであれば「駆け上る」（先輩談）ことができる。
ハーケンは傷んでいるものもあるので、当然のごとく確認が必要。
自分的には反省点がある。
4ピッチ目をリードしたがトポを良く見ていなく、本来はリッジをトラバースし終わったところでピッチを切るべきなのにそのまま進んでしまい、ロープの流れがとんでもなく重くなり、結局Cフェースの頭直前のテラスで区切ったことだ。
ロープの流れが良くなるようなランナーの取り方の勉強が必要なのは当然、それ以前に、トポを良く見て覚えておくという超基本ができていなかったということだ。
これは大いに反省すべきである。
登った後のCフェースの頭は、剣沢のテン場、池の平、剣沢二股、源次郎尾根などなど、景色がとても良い。
5・6のコルの下りは、懸垂3ピッチと最後はザレザレの道。
正直なところ、初めはどうかと思う部分が自分の中にあった。
剣の登山道がないところにまで行って、�教蕕��卦蕕隆箴譴鯏个襪里呂匹Δ覆里世蹐Δ�。
だが、登り終えた後、その気持はどこかに霧散していた。
確かに難しいルートではない。だがそれが何だ。どうせ元から大して登れないじゃないか。
そんなことより、剣の八ツ峰（のコブの一つ）に壁から登ったぞ！なんて凄い景色なんだ！
登り終えた後は、達成感・満足感が全身を包んでいた。
幸いなことに、まだまだルートはたくさんある。また行きたい。
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