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Yamareco

記録ID: 5024398
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

”イブ猪”爆走/水根から六ツ石山・将門馬場

2022年12月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:17
距離
15.0km
登り
1,296m
下り
1,490m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
0:59
合計
6:17
8:57
8:57
65
10:02
10:02
33
10:35
10:35
10
10:45
10:47
4
10:51
10:51
5
10:56
10:56
13
11:09
11:49
2
11:51
11:52
24
12:16
12:28
28
12:56
12:56
29
13:25
13:29
41
14:10
14:10
60
15:10
奥多摩駅
AKU
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:奥多摩湖バス停
復路:奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
・水根から六ツ石山は急登である以外は整備良好だがイノシシ注意(笑)。六ツ石山頂目前の標高1400m付近で、1頭が尾根を東から西へ猛速で横断して行きました。
・石尾根は、六ツ石山の裏手西側が踏み固められて氷化した残雪が非常に滑りやすい状態。わきの霜柱を崩して歩く方が安全です。
・三ノ木戸ルートで城集落から林道を外れた山道は、標高600mの涸れ沢堰堤下が途切れており、横切るのに難儀します。
奥多摩湖をチラ見して水根へ少し戻る
2022年12月24日 08:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 8:53
奥多摩湖をチラ見して水根へ少し戻る
トンネル脇からこの細道へ(振り返って)
2022年12月24日 08:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 8:58
トンネル脇からこの細道へ(振り返って)
ここは右
2022年12月24日 09:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:02
ここは右
眼下に奥多摩湖が見てきた
2022年12月24日 09:07撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:07
眼下に奥多摩湖が見てきた
ここを左へ。のっけから急登
2022年12月24日 09:12撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:12
ここを左へ。のっけから急登
水根産土神社
2022年12月24日 09:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:24
水根産土神社
この角度の山腹をジグザグ
2022年12月24日 09:44撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:44
この角度の山腹をジグザグ
霜柱
2022年12月24日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:51
霜柱
尾根に乗っても急登は続く。前方は高校生パーティー
2022年12月24日 09:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 9:53
尾根に乗っても急登は続く。前方は高校生パーティー
風ノ神土
2022年12月24日 10:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 10:02
風ノ神土
久々に指導標を見た
2022年12月24日 10:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 10:20
久々に指導標を見た
標高1280mで東南からの尾根と合流
2022年12月24日 10:33撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 10:33
標高1280mで東南からの尾根と合流
快晴の防火帯尾根を歩く
2022年12月24日 10:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 10:35
快晴の防火帯尾根を歩く
かすかな残雪も現れ出して
2022年12月24日 10:56撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 10:56
かすかな残雪も現れ出して
イノシシも現れた!(写真中央上)。落ち葉を蹴散らしてドドドと走り去った
2022年12月24日 10:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
12/24 10:58
イノシシも現れた!(写真中央上)。落ち葉を蹴散らしてドドドと走り去った
頂上直下で大岳山が良く見えた
2022年12月24日 11:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 11:03
頂上直下で大岳山が良く見えた
山頂到着。風が冷たく寒い
2022年12月24日 11:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 11:09
山頂到着。風が冷たく寒い
鷹ノ巣山
2022年12月24日 11:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 11:09
鷹ノ巣山
六ツ石山北側の登山道が凍って大変だった
2022年12月24日 11:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 11:57
六ツ石山北側の登山道が凍って大変だった
将門馬場山頂。確かに平らでだだっ広い山頂だった
2022年12月24日 12:15撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 12:15
将門馬場山頂。確かに平らでだだっ広い山頂だった
鷹ノ巣山側の分岐(奥から現れた)。左が鷹ノ巣山方面
2022年12月24日 12:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 12:19
鷹ノ巣山側の分岐(奥から現れた)。左が鷹ノ巣山方面
六ツ石山側分岐に戻ってよく見ると樹間から富士山がくっきり
2022年12月24日 12:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 12:34
六ツ石山側分岐に戻ってよく見ると樹間から富士山がくっきり
このコケの生えているのが将門馬場分岐の目印。10m先には踏み跡がある
2022年12月24日 12:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 12:34
このコケの生えているのが将門馬場分岐の目印。10m先には踏み跡がある
六ツ石山裏手はまだ北斜面に雪が残っていた
2022年12月24日 12:43撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 12:43
六ツ石山裏手はまだ北斜面に雪が残っていた
石尾根からも大岳山
2022年12月24日 13:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 13:08
石尾根からも大岳山
こちらは御前山と遠く丹沢山塊か
2022年12月24日 13:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 13:17
こちらは御前山と遠く丹沢山塊か
三ノ木戸コース分岐を右へ
2022年12月24日 13:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 13:26
三ノ木戸コース分岐を右へ
植林帯を下りきると手すり……ではなくてモノレールが
2022年12月24日 13:59撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 13:59
植林帯を下りきると手すり……ではなくてモノレールが
モノレールを潜る。結構な急勾配です
2022年12月24日 14:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:02
モノレールを潜る。結構な急勾配です
建物が見えたら三ノ木戸
2022年12月24日 14:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:08
建物が見えたら三ノ木戸
モノレール終点の車庫?
2022年12月24日 14:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:09
モノレール終点の車庫?
すぐ脇が駐車場
2022年12月24日 14:10撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:10
すぐ脇が駐車場
以前、女性につられて入った城集落の廃道分岐。読めないが指導標は残る
2022年12月24日 14:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:22
以前、女性につられて入った城集落の廃道分岐。読めないが指導標は残る
行き過ぎたので戻る。右の棒の所を鋭角に右折し山道へ
2022年12月24日 14:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:25
行き過ぎたので戻る。右の棒の所を鋭角に右折し山道へ
堰堤下で道がなくなった。対岸の石積みの上が道のはず
2022年12月24日 14:36撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:36
堰堤下で道がなくなった。対岸の石積みの上が道のはず
石積みの上から堰堤を振り返る。画面左上まで道がある
2022年12月24日 14:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:39
石積みの上から堰堤を振り返る。画面左上まで道がある
旧生活道路らしくがっしりした天然石の擁壁がある
2022年12月24日 14:40撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:40
旧生活道路らしくがっしりした天然石の擁壁がある
林道合流点(右上から)を振り返る
2022年12月24日 14:45撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:45
林道合流点(右上から)を振り返る
左へ行くと通常の石尾根入口に至る所へ出た
2022年12月24日 14:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:48
左へ行くと通常の石尾根入口に至る所へ出た
羽黒三田神社の恐怖の直線急階段
2022年12月24日 14:59撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 14:59
羽黒三田神社の恐怖の直線急階段
車道に出るまで計200段以上あった
2022年12月24日 15:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 15:03
車道に出るまで計200段以上あった
無事に奥多摩駅に帰着
2022年12月24日 15:09撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
12/24 15:09
無事に奥多摩駅に帰着
撮影機器:

装備

個人装備
1/25000地形図 コンパス 水筒 食料 レインウェア 着替え 防寒着 ヘッドランプ ストック 保険証 ティッシュ タオル 計画書 時計 携帯電話 カメラ 筆記具 緊急保温シート ガイド地図 ツェルト 応急医薬品 GPS 予備電池 非常食

感想

 ホリデー快速の電車にトイレが付いてこれ幸いと利用したのだが、寒さもあるので歩く前にもう一度と思い、水根の一つ先の奥多摩湖でバスを下車。先行の臨時便だったので、寄り道してもほぼロスなく山行計画通り歩き始めた。
 水根バス停へ下り、トンネル右脇の細道からやおら折り返して水根集落へ。だいぶ上って右下の奥多摩湖が美しい。登山口で防寒着を脱ぎ、最後の民家で猫ちゃんに見送られながらいきなりの急登に挑んだ。陽だまりの南斜面は暖かいくらいで、涼しい植林帯に入るとホッとした。登山口で抜いて行った男性が防寒着を脱いでいる脇を抜き返し、山腹の急斜面をジグザグに辿る。
 赤い鳥居の産土神社は右後ろに巻く。30分でなんとか尾根らしい所に乗ったが、急な登りが解消するわけではない。前方を行く8人ほどの学生パーティーを追い抜き、10時前に若干勾配が緩んで一息ついた。地形図の989m水準点付近だろう。風の神土の小さな祠を過ぎるあたりから急坂が再開する。思い出したように立つ指導標を横目に標高を稼いでいくと、少し風が出てきた。そうなると寒く、日向を歩きたくなる。
 東からの尾根が近づき、10時半トオノクボ。下りてきた男性に「落ち葉で道が分かりにくいが、この先はどうですか」と尋ねられた。確かに尾根の区間は踏み跡が見えづらいが、要は当分尾根通しに行けば良いので、そのように伝えた。
 防火帯の広々した落ち葉の原を青空に向かうように登る。風は冷たいが気持ち良い。標高が高くなり、樹間に富士山もチラチラ見え始めた。風が吹くと、足元の落ち葉がザーッと音を立てて舞い騒ぐ。ザーッと、ザザザーッと、ザザザザザと・・・あれ?、足音か?
 何気なく右下を見ると、こげ茶色の塊りが勢いよく林から飛び出してきた。イノシシだ! その距離50m足らず、体長は1m近いだろうか。ドキッとしたが、相手は斜め前方へわき目も振らず猪突猛進し、あっという間に防火帯尾根を横切って左手へ消えた。こっちへ来ないなら写真をとカメラを出したが、1回シャッターを切るのがやっとの早業だった。
 丹沢と奥多摩をよく歩くが、鹿は珍しくもなく猿にも会うが、猪は初めてだった。カモシカは山形時代に何度か見た。残る山の大型動物は熊くらいだが、これは山行中に会いたくはない。
 さて、気付けば標高は1400mを超えており、未知との遭遇の興奮冷めやらぬうちに最後の登りを経て六ツ石山山頂に到着した。ちょうど誰もいない。樹間にのぞく富士山と鷹ノ巣山を写真に収め、西風の当たりにくい頂上東南側で昼とした。
 食事中、男性2人が短い休憩をしただけで去り、食べ終わったころ件の学生パーティーが到着した。記念撮影の手伝いをしてあげて尋ねると、都立の高校生と先生だった。みんなで「メリークリスマス!」とやっている。ちょっと変わった良いクリスマスの思い出となることだろう。 
 当初は鷹ノ巣山から稲村岩尾根下山を考えたが、未だ通行止めなので将門馬場に立ち寄って関東の英雄に敬意を表し、素直に石尾根を下りることにした。先生に声を掛けて先に山頂を辞したのだが、六ツ石山北側の登山道は踏み固められた雪が氷と化して剣呑だった。軽アイゼンを履くか迷ったが、すれ違う人に「氷はすぐ先まで」と聞き、わきの霜柱を踏み砕いて歩く方を選択した。
 軽く登り返し、ヤマレコアプリを確認して分岐に入る。なぜか緑の苔か地衣類が広がる平らな所で、10mほど先からは踏み跡が読み取れた。馬場と言われる通り平らな地形で、最後にわずか登ったところに手製の山名標があった。林の中で眺望はなく、実際に馬を走らせるという訳にもいかない。
 帰りは鷹ノ巣山側の分岐へ出た。尾根通しの道に合流してわずか斜面を下り、巻き道に入る。戻りしなに先ほど通った分岐の所で南を見ると、木々の間から富士山の山頂が見えた。冬の間だけの特典と言えるだろう。
 足元に注意して凍った登山道を戻り、石尾根を下る。開けた防火帯からは大岳山の姿が良く見えた。小走りに行く男性一人を先に通すと後は人影もなく、午後の日差しの中をのんびり下って三ノ木戸分岐。東南斜面に入ってからは冷たい季節風も遮られて暖かい。
 杉林の中の整備された道を下ると、30分ほどで道に寄り添うようにモノレールの線路が現れた。結構な急勾配だが登れるのだろうか。涸れ沢を木橋で渡り、間もなく建物が見えて三ノ木戸の林道終点に着いた。白人のトレラン男性を先に通し、以前間違って来てしまったことのある城集落に到着。集落と言っても別荘風の1軒以外には、廃屋らしいのが2軒見えるのみだ。
 ここでアプリの警告が鳴った。いったん林道と別れる旧道の分岐を通り過ぎてしまった。戻って、いかにも昔の生活道路らしい山道を下る。整備は良好と喜んで歩いて行ったら、堰堤のある涸れ沢で行き止まってしまった。
 道形がない。でも、アプリのルートを見ると足跡は伸びている。かなり前に沢付近の道だけ流されてしまったようだ。対岸に石積みは見えるので涸れた沢底に下りてからよじ登り、強行突破した。ほどなく整備された道に戻ったので一安心。5分ほどで右下に製材所らしいものが見え、林道に合流した。
 じきに尾根通しの道に至る林道にも合流し、羽黒三田神社へ至る。奥多摩駅を示す指導標には従わず、まっすぐ参道を下りて直線急階段を利用した。落っこちないようにしさえすれば、こちらの方が駅へは若干近道だ。
  

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