羅臼岳 岩尾別登山口ピストン
- GPS
- 08:39
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,478m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:37
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ▼クマ撃退スプレー ・知床自然センターでレンタル 1,000円/日、デポジット2,000円/回 デポジット料金は未使用なら返却。使用したら1万円でお買い上げ http://www.shiretoko.or.jp/library/bear/spray/ ▼前泊 木下山荘 素泊2,000円 ▼下山後の温泉 ホテル知床(宿泊しましたが大人500円で日帰り入浴も可) |
写真
感想
斜里岳 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-503237.html
に引き続き次は羅臼岳。斜里下山後、知床自然センターで熊よけスプレーをレンタルする。センターの閉館は17:40だがレンタルの際、説明等があるため最終申込時間は17:10となっており、説明は紙芝居形式で30分ほどと長かった。結構ギリギリじゃん!買い出し前に来ておいて良かった。
斜里の町に戻って夕食などを買い出し。それから木下小屋へ。途中、道でキタキツネを見かけた。後から到着した単独行の男性はヒグマとエゾシカも見たらしい。…いるんだ…。
木下小屋は事情により今年は8月いっぱいで終了らしい。泊まれてよかった。
入室時に「予約聞いてない」とか小屋主が言い出すアクシデントがあったが、奥さんが覚えていてくれていて事なきを得た。今日斜里岳に登っていた横浜の単独行の方に部屋を移動していただき、4人1部屋となる。
斜里のセイコーマートで購入した総菜やビールなどで乾杯。さらに硫黄山日帰りツアーのガイドさんに話しかけられ、Kさんと共に消灯後も外の温泉で話し込んだ。脱衣所がないので私は足湯だけ。残念!お湯は結構高温でした。ガイドさんは基礎スキーで有名な方で、団体の違う私にはあまりピンとこない名前でしたが、あとで調べたら何度もデモ認定されている方でした。
さて前述が長くなりましたが、いよいよ登山当日。昨日より出発を1時間早めてのスタート。昨日とは違いほどほどな急坂から。それでもCT1時間のところを35分ほどでオホーツク展望台へ到着。西側が開けてオホーツク海が見える。標高600mを越えると知床五湖も見えて来た(何度数えても4つしかないのだが)。
ハギの花咲く日当りのいい道を行く。足元にはアリがたくさん。さらに行くと “ヒグマ出没多発地帯” の看板。ん?この先オホーツク展望まで…ってもう通過しちゃったし(汗)TVでも「このアリを狙ってヒグマが…」って言ってたな。まあ会わなくてよかった。獣臭も糞も全く無いし、今日は入山者も多いし多分大丈夫でしょう。
650m岩峰通過。ここ2014年版の山と高原地図に560m岩峰って書いてあるけど、誤植ですね。岩は見当たらないが、登山道じゃないところに特徴的な岩でもあるのだろうか?北海道特有の低い枝振りのダケカンバをくぐりながら弥三吉峠を登り、沢の音がしてしばらくすると弥三吉水。水場は突き当たりで幕営もできる。木々に囲まれて涼しそう。水場が近いので虫には注意だ。
平坦な極楽平では羅臼岳の山頂がぴょこんと見えている。仙人坂でまた少し登り、ジグザグと何度も登山道を曲がる。時折展望が開け、見事な青空とオホーツク海が見える。今日も天気最高だよ!
二つ目の水場、銀冷水到着。今度は注ぎ口のない水場だ。ここにも3〜4張り出来るか?新設された木造の携帯トイレブースがあった。
夏の早い時期なら雪渓が残る大沢。山頂直下の岩場を除けば今回一番の急登だろう。お花畑が荒らされないように両脇にはロープが張られている。タカネトウウチソウ、イワギキョウ、エゾオヤマリンドウが咲き乱れている。チングルマはもう綿毛になっていた。お花畑があると写真を撮る回数が増える。何度も順番から外れて撮影する私をHさんはうまくスルーしたり隊列に戻したりしてくれる。懲りずに何度も写真を撮って済みません。この大沢で団体ツアーに追いつく。急登で抜くわけにもいかないので、こちらもペースを合わせてゆっくり登る。この団体さん、 “登山上級” と銘打っているだけあって参加メンバーは割と健脚ぞろいだったので、大して待たされることもなく羅臼平へ。広くて素晴らしい展望だ!これから登る羅臼岳もさることながら、知床縦走方面の三ツ峰も負けてはいない。ここでの幕営は最高だろう。
さて山頂方面へ。岩清水の水場はずいぶん細かったが岩場からしみ出す水は冷たくて美味しい。ここを過ぎるとガッツリと岩場の登りだ。振り返ると北方領土がくっきりと見えている。とても長いその島は本当に日本に近いのだ。背後には特徴的な色合いの硫黄山まで、知床連山が一直線に連なっている。
羅臼岳山頂到着。今日も素晴らしい天気!
少し雲が出てきてしまったが北方領土もまだくっきり見えている。
「こんなにきれいに見えることは滅多にない」とガイドさんらしき人も言っていた。
山頂は狭いので、羅臼平に下ってそこで昼食をとることにする。下山を開始して10時半頃、ふと見上げると西からも東からも雲が上がってきた。やはり山は10時まで。早出・早着にこしたことはない。羅臼平に着く頃には周囲の景色は雲に阻まれ、すっかり見えなくなっていた。
羅臼平。木下弥三吉翁のレリーフ前で昼食。Kさん、今日は桃を持ってきてくれた。
毎日山頂で贅沢なデザートだ。少し渋みがあるが、それはそれでアクセント。山で食べると格別だった。あとはピストンで帰るだけ。あまり新しい発見もないので退屈だ。chiantiさんは後半少し痛風の症状が出ていたようで、下りが辛そうだった。あまり飲み過ぎず、体調を整えてまたバリバリと歩いていただきたい ww
無事下山すると、登山口では携帯トイレのアンケート調査をしていたので協力する。謝礼に冷たいお茶をいただいた。せっかく借りた熊よけスプレーは、写真に収めていなかったので記念撮影。登山者役・熊役に別れてスプレープレイww
こんな晴天は滅多に無かったんだろうけど、機会があったら今度は縦走したい。
おまけに知床五湖で観光。無料の高架木道を散策。あいにく知床連山の各山頂には雲がかかっていたが、心眼で山頂を見る。今日の宿泊地、ホテル知床で汗を流し、食べ放題のバイキングで北の味覚を堪能した。
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