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Yamareco

記録ID: 508580
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山 道迷いで撤退

2014年09月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:50
距離
16.5km
登り
2,331m
下り
2,320m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:30 青木鉱泉
7:03 南精進ヶ滝
8:05 白糸の滝
8:42 五色の滝
9:50 鳳凰小屋
10:47 地蔵ヶ岳
11:09 アカヌケ沢の頭
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉の駐車場が利用できます。
1日700円です。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません。
五色滝に向かう沢沿いルートはフジアザミが多く、
刺が刺さりやすいです。
その他周辺情報 青木鉱泉は1000円で日帰り入浴できます。
駐車場。車が多いですね。お金を払わない車が多いようです。
2014年09月13日 05:34撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 5:34
駐車場。車が多いですね。お金を払わない車が多いようです。
青木鉱泉。ここで前泊後泊してもいいですね。
2014年09月13日 05:36撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 5:36
青木鉱泉。ここで前泊後泊してもいいですね。
下弦の月。いい天気です。
2014年09月13日 05:37撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 5:37
下弦の月。いい天気です。
青木鉱泉の奥から登山道。
2014年09月13日 05:37撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 5:37
青木鉱泉の奥から登山道。
ちょっと雲が低い。あとは風向き次第かしら。
2014年09月13日 05:43撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 5:43
ちょっと雲が低い。あとは風向き次第かしら。
ダムの向こうに鳳凰?あれは観音岳でしょうか。
2014年09月13日 05:48撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 5:48
ダムの向こうに鳳凰?あれは観音岳でしょうか。
ダム脇の地層が凄いです。
2014年09月13日 05:51撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ダム脇の地層が凄いです。
右手は地蔵岳?
2014年09月13日 05:52撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 5:52
右手は地蔵岳?
ダムは階段がついています。
2014年09月13日 05:54撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 5:54
ダムは階段がついています。
ホタルブクロ。
2014年09月13日 05:54撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 5:54
ホタルブクロ。
大きなフジアザミ。
2014年09月13日 05:57撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 5:57
大きなフジアザミ。
このルートは何度も川を渡ります。水が美味しいです。
2014年09月13日 06:05撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:05
このルートは何度も川を渡ります。水が美味しいです。
朝日です。このまま晴れててほしいです。
2014年09月13日 06:10撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 6:10
朝日です。このまま晴れててほしいです。
シロヨメナ。
2014年09月13日 06:17撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:17
シロヨメナ。
2014年09月13日 06:41撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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トリカブト。
2014年09月13日 06:42撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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トリカブト。
また川を渡ります。
2014年09月13日 06:43撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:43
また川を渡ります。
岩が多いですが渡河は問題ないです。
2014年09月13日 06:55撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:55
岩が多いですが渡河は問題ないです。
またまた川を渡ります。
2014年09月13日 06:55撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:55
またまた川を渡ります。
水が綺麗。南アルプスの天然水。
2014年09月13日 06:56撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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水が綺麗。南アルプスの天然水。
南精進ヶ滝。ガイドによると見え難いとのことでパス。
2014年09月13日 06:57撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:57
南精進ヶ滝。ガイドによると見え難いとのことでパス。
何の花でしょう?風車のようになってます。
2014年09月13日 07:07撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 7:07
何の花でしょう?風車のようになってます。
さらに川を渡ります。
2014年09月13日 07:13撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 7:13
さらに川を渡ります。
道標が倒れていますが、機能に問題はありません。
2014年09月13日 07:17撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 7:17
道標が倒れていますが、機能に問題はありません。
2014年09月13日 07:17撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鳳凰の滝。ここもパス。
2014年09月13日 07:23撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 7:23
鳳凰の滝。ここもパス。
アキノキリンソウ。
2014年09月13日 07:30撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 7:30
アキノキリンソウ。
北面の山肌が凄いです。
2014年09月13日 07:31撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 7:31
北面の山肌が凄いです。
白糸の滝だそうです。ここは行ってみます。
2014年09月13日 08:09撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:09
白糸の滝だそうです。ここは行ってみます。
おお、高いところですが、なかなかの落差です。
2014年09月13日 08:10撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:10
おお、高いところですが、なかなかの落差です。
滝あっぷ。
2014年09月13日 08:14撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 8:14
滝あっぷ。
トリカブトの群生。
2014年09月13日 08:22撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 8:22
トリカブトの群生。
ああ、曇ってしましました。
2014年09月13日 08:40撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:40
ああ、曇ってしましました。
五色滝。音が響いてきますよ
2014年09月13日 08:45撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:45
五色滝。音が響いてきますよ
木の向こうに五色滝。降りずに進みます。
2014年09月13日 08:48撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 8:48
木の向こうに五色滝。降りずに進みます。
白砂の斜面が多くなってきました。
2014年09月13日 09:12撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 9:12
白砂の斜面が多くなってきました。
ついにガスってしまいました。
2014年09月13日 09:24撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:24
ついにガスってしまいました。
雲中の高原の様相。涼しいのは有り難いですが。
2014年09月13日 09:32撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:32
雲中の高原の様相。涼しいのは有り難いですが。
アキノキリンソウの群生。
2014年09月13日 09:37撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:37
アキノキリンソウの群生。
2014年09月13日 09:37撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:37
観音岳ももやもや。
2014年09月13日 09:39撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:39
観音岳ももやもや。
2014年09月13日 09:43撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:43
久しぶりのタカネビランジ(*^^*)
2014年09月13日 09:44撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 9:44
久しぶりのタカネビランジ(*^^*)
2014年09月13日 09:52撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 9:52
鳳凰小屋に到着。賑やかです。
2014年09月13日 09:52撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:52
鳳凰小屋に到着。賑やかです。
水飲み放題。美味しい!
2014年09月13日 09:54撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 9:54
水飲み放題。美味しい!
さあ地蔵岳へ!
2014年09月13日 10:00撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:00
さあ地蔵岳へ!
木々がまばらになってきました。森林限界の様相。
2014年09月13日 10:09撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:09
木々がまばらになってきました。森林限界の様相。
シラビソの林。
2014年09月13日 10:18撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:18
シラビソの林。
いよいよ樹林を抜けます。お待ちかねの賽の河原!
2014年09月13日 10:25撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:25
いよいよ樹林を抜けます。お待ちかねの賽の河原!
一面砂です。大昔は海だったのでしょうか。
2014年09月13日 10:28撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:28
一面砂です。大昔は海だったのでしょうか。
突然晴れてきました!
2014年09月13日 10:33撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:33
突然晴れてきました!
オベリスクが迫ってきました。想像を上回る大きさです。
2014年09月13日 10:33撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:33
オベリスクが迫ってきました。想像を上回る大きさです。
下を見ると雲が迫っています。ここだけ晴れているみたいです。
2014年09月13日 10:36撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:36
下を見ると雲が迫っています。ここだけ晴れているみたいです。
観音岳が見えました。また雲に覆われそうですが。
2014年09月13日 10:40撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:40
観音岳が見えました。また雲に覆われそうですが。
本当にここだけ晴れています。
2014年09月13日 10:42撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:42
本当にここだけ晴れています。
賽の河原。あの世に近づいていくような気持ちになってきます
2014年09月13日 10:49撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 10:49
賽の河原。あの世に近づいていくような気持ちになってきます
頂上到着!ヽ(^。^)ノ
2014年09月13日 10:53撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:53
頂上到着!ヽ(^。^)ノ
お地蔵様をパノラマで。この一体一体が感謝の証。この頂の有り難さとここに願を託す方々の思い溢れる、そんな光景です(涙
2014年09月14日 16:30撮影
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9/14 16:30
お地蔵様をパノラマで。この一体一体が感謝の証。この頂の有り難さとここに願を託す方々の思い溢れる、そんな光景です(涙
お地蔵様、有難うございました。合掌して先へ進みます。
2014年09月13日 10:56撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 10:56
お地蔵様、有難うございました。合掌して先へ進みます。
右手の稜線の岩の辺りでランチにします。
2014年09月13日 11:13撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:13
右手の稜線の岩の辺りでランチにします。
これはホウオウシャジン!?
2014年09月13日 11:14撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:14
これはホウオウシャジン!?
一瞬だけ見えました、北岳?!?!
2014年09月13日 11:18撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:18
一瞬だけ見えました、北岳?!?!
さあお昼ご飯です。
2014年09月13日 11:24撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:24
さあお昼ご飯です。
とにかく食べてますが、この後凡ミスを招いてしまいます。
2014年09月13日 11:34撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:34
とにかく食べてますが、この後凡ミスを招いてしまいます。
この岩の間を抜けてその先へ。完全なルートミスですね。
2014年09月13日 11:50撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 11:50
この岩の間を抜けてその先へ。完全なルートミスですね。
白砂の稜線。遠望が効かずまだ間違いに気付いていません。
2014年09月13日 11:51撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 11:51
白砂の稜線。遠望が効かずまだ間違いに気付いていません。
間違いに気付きました。さっきの岩場まで戻ります。
2014年09月13日 12:46撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 12:46
間違いに気付きました。さっきの岩場まで戻ります。
確かこの辺りから上がってきました。ここに道標がなかったことで道を間違えたようです。
2014年09月13日 12:50撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 12:50
確かこの辺りから上がってきました。ここに道標がなかったことで道を間違えたようです。
ますますガスが濃くなってきました。気持ちも焦ります。
2014年09月13日 12:56撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 12:56
ますますガスが濃くなってきました。気持ちも焦ります。
色のない殺風景なこの花崗岩の稜線が、不安をさらに募らせますね。
2014年09月13日 12:57撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 12:57
色のない殺風景なこの花崗岩の稜線が、不安をさらに募らせますね。
晴れていれば、別の見方ができるんでしょう。私には墓標のように見えて仕方ありませんでした。
2014年09月13日 13:00撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/13 13:00
晴れていれば、別の見方ができるんでしょう。私には墓標のように見えて仕方ありませんでした。
寒々しい景色です。カメラの自動モードがスノーモードになっていました。
2014年09月13日 13:01撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 13:01
寒々しい景色です。カメラの自動モードがスノーモードになっていました。
鞍部到着。ここで撤退するか進むか、考えることにしました。
2014年09月13日 13:21撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 13:21
鞍部到着。ここで撤退するか進むか、考えることにしました。
40分とあります。計算すると麓に着く時間が18時を回ってしまうと出ました。知らない道です。危険すぎます。
2014年09月13日 13:23撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 13:23
40分とあります。計算すると麓に着く時間が18時を回ってしまうと出ました。知らない道です。危険すぎます。
諦めます。悔しいですが。
2014年09月13日 13:24撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/13 13:24
諦めます。悔しいですが。
とはいえこちらも険しい道です。体調と体力が心配です。
2014年09月13日 13:24撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 13:24
とはいえこちらも険しい道です。体調と体力が心配です。
下山は写真が少ないですが、悔しいので五色滝だけはしっかり撮影。
2014年09月13日 14:35撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/13 14:35
下山は写真が少ないですが、悔しいので五色滝だけはしっかり撮影。
水分補給ついでに下に降ります。
2014年09月13日 14:38撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 14:38
水分補給ついでに下に降ります。
悔しさが少し解消されましたが、心の余裕はありませんでした。凄い滝なんですけど、無事に帰れるかどうか、そんな心境でしたのて。
2014年09月13日 14:39撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 14:39
悔しさが少し解消されましたが、心の余裕はありませんでした。凄い滝なんですけど、無事に帰れるかどうか、そんな心境でしたのて。
鳳凰の滝まで来ました。来た道なのに、その長いこと長いこと。膝がドンドコ壊れていきます。
2014年09月13日 15:55撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 15:55
鳳凰の滝まで来ました。来た道なのに、その長いこと長いこと。膝がドンドコ壊れていきます。
目玉の親父。この時点で膝ガクガク。心の余裕を本能的に求めています。
2014年09月13日 16:00撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 16:00
目玉の親父。この時点で膝ガクガク。心の余裕を本能的に求めています。
ふう、無事に日没前に砂防ダムに着きました。もう安心です。
2014年09月13日 17:36撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 17:36
ふう、無事に日没前に砂防ダムに着きました。もう安心です。
さようなら観音岳。今度は絶対!!
2014年09月13日 17:39撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 17:39
さようなら観音岳。今度は絶対!!
なだらかな道。安心な道。倒木をクマに見間違えるほど暗くなりましたが、無事でした。本当にお疲れ様でした。
2014年09月13日 17:41撮影 by  E-PM2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 17:41
なだらかな道。安心な道。倒木をクマに見間違えるほど暗くなりましたが、無事でした。本当にお疲れ様でした。

感想

今回の南アルプスは、多くの条件で不安のある山行でした。

8月は天候により全ての予定をキャンセルし、
結果今回はほぼ一月半ぶりとなってしまいました。
体力不足の懸念は予想通りの結果。
経験がいくら豊富でも、
こういう要素で生かすことができなくては意味がありませんね。
加えて、精神的な不安。
何となくですが、怖かったです。怖いという感覚はこれまでにも沢山ありましたが、
明確なものでなく漠然としていて、よくわからなかったんです。
今はそれが何だったのかはっきりわかりますが、それは後でお話しします。
そして体調。
実はここ数ヵ月、血圧を気にして減塩生活を実践していました。
血圧が平常値に落ち着くと、物凄く体調が良くなりました。
これはすごいと、普段の塩分量を徹底的に控える生活をしていたのですが、
山行前の数日間の塩分量を振り返ってみて気がつきました。
塩分を控えすぎて危ない状態だったのです。

寝不足ながら朝5時に青木鉱泉に到着。
天気予報は約一日ずれる形となり、当たりは翌日以降になってしまったようですが、
雨の心配はなさそうです。
準備を整えいざ出発。
地図を見ると顕かですが、かなり長いアプローチです。
しかも標高差は1700mあります。私の日帰り山行としては限界的な数字です。
しかしこれまでにも北岳でほぼ同じ数字をこなしていますから、多分大丈夫。
快調にドンドコ沢ルートを進みます。

が、どうにも快調とは程遠い発汗。大量の汗が止まりません。
暑いわけではないです。ペース配分の問題でもなく。
脈を測ると、異常に速いです。
長袖のシャツが問題だったのか、一月半のブランクのせいか、血糖値が低いのか、
思えば思うほど気分まで重くなります。
塩分と水分の不足を補うため、ポカリと塩熱サプリで補給。
発汗が治まってきたのは、標高が一気に上がる白糸の滝の辺りからでした。

五色の滝で恒例のスマホ強制終了で再起動。
GPSは最早重要なライフラインですから、可能な限り動かしたい。
このスマホのロギングも不安要素のひとつです。
安定したGPS搭載のスマホにしたいんですけど。

急登をクリアすると、涸れ沢に沢山の高山植物が花を咲かせていました。
写真を撮りまくり。
山小屋で小休止の後、待望の賽の河原。同名の大菩薩嶺のそれとは違い、
むしろ富士山の砂の斜面に似ています。
しかしこの、あの世に向かうような絶景と不安定な足場、心臓を破るようなきつさ。
目の前のオベリスクといい、裾野の景色といい、まだ見ぬ絶景に心も奪われます。
この時間だけ、晴れ間となっていました。

地蔵岳。
子宝を願い、
叶ったら恩返しにお地蔵さんを一体奉納するという習わしがあると聞きました。
私は子宝に恵まれませんでしたが、無心で手を合わせます。
オベリスクとお地蔵様との、まさに天界のような世界に佇んでいると、
何だか本当にあの世にいるような心地でした。

しかしその後、最大の凡ミスを招いてしまいます。

稜線を登り詰めず、左の脇道から詰めたところ、突き当たりの稜線に出ました。
道標はなし。
ガスに包まれ観音岳は見えません。
右手に、小ピークが見えます。ひとまず腹拵えで観音岳に備えようと、
そちらで昼食とすることにしました。
赤抜沢ノ頭。人も少なく、快適に食事を済ませました。
ところがこのピーク。鳳凰三山のルートからは既に外れていたんですね。
人の行き交う稜線の道へ、何の疑いもなく進んでしまいました。
かつて初めての北岳で犯した、凡ミスの再現です。
白い岩肌の岩嶺が続き、ちょっと手強いと思いながらも進みました。
それにしても人が少ない。
30分ほど進み、やっぱりおかしいとGPSを確認して、ようやく気が付きました。
いえ、むしろここで気が付いたのは幸運でした。
30分ならまだ全然余裕がある。そう信じて戻りました。

相変わらずのガスの中、不安と迷いが溢れてきます。
観音岳に登って大丈夫か、体力はあるか、エスケープするべきか。
観音岳の手前。静寂の中冷静に考えました。
偶々スマホに、
ヤマレコからダウンロードした幾つかのGPXファイルがありました。
観音岳経由の山行時間を確認します。
やっぱりどう見積もっても日没に間に合いません。
とはいえ、登ってきたドンドコ沢ルートを戻るのも楽ではありませんが、
日没後でも勝手を知った道の方が、絶対安全です。
ここで観音岳を諦めて、撤退を決断しました。

悔しかったです。道を誤ったこと、観音岳を目の前に撤退すること。
以前の北岳では、下り道での間違いでしたから悔しくありませんでしたが、
今回は本当に悔しかったです。

さて、ドンドコ沢ルートを選んだにしても、時間が厳しいのは同じです。
降りは自信がありましたが、あの険しい道を降りるのはやはり心が折れます。
焦りが気を走らせ、体力を消耗させます。滲み出る汗、減り続ける水。
渡河の多い道だったことは幸いでした。ペットボトルに何度も水を汲み入れました。
それでも足は確実に疲労が蓄積して、ついに膝ガクに陥りました。
もう何年ぶりかの膝笑い。心は泣きそうでした。
とにかく砂防ダムまで辿り着けば何とかなる。
ダムからは道もなだらかになる、そう言い聞かせて歯を食い縛り、
休み休みながら無事、ダムに着きました。

色んな意味で、久々の過酷山行となってしまいました。
そもそも不安が少しでもあるなら、やっぱり止めるべきでした。
でも、矛盾しますが行って良かったと思っています。
こうした経験こそ、本当に必要なことを教えてくれます。
体力が不安なら、ブランクがあるなら、低山で予行するくらいの前準備も必要です。
経験則で語ってしまえば、同レベルの山行経験はあります。
でもそんな経験も、体力があっての話です。
それをあらかじめ、教えてくれていたのが、あの得体の知れない不安だったのです。
私はそれを、体力不足と考えず、経験則を優先し、可能だと判断してしまいました。
ギリギリの体力で克服することも可能です。でもそれでは危険すぎます。
万が一の際、どうにもならなくなります。
それこそ、不安の正体だったんですね。
余分な体力は、実は余分でも何でもなく、
万が一の保険だったと気がつかされました。
だから十二分に体力を付ける必要があるし、
余裕を持った山行を組まなければいけないのだと。

つい最近まで、友人を連れての登山が多く、
安全の尺度が狂ってしまいました。全て友人が基準でしたので。
久しぶりの単独行で、自分の基準がまやかしだったこともわかりました。
過信せず低山でも登っておけば、塩分不足など気が付いたことはあったはずです。
そして道間違いの恐ろしさ。小ピークには数名居合わせていました。
そこで会話を交わし、ルートを確認していれば、
撤退せずに予定ルートを廻れました。それもまた、心の余裕というものでしょう。
情報交換の必要性を知っていながらのこの愚行。そういう悔しさでもありました。

無事に下山できたことが、無類の喜びとなった今回の登山。
道迷いは、やっぱり避けられないものなんでしょうね。
回数を重ねれば、少なくなりながらも、いつかは必ず犯します。
道に迷わないのは、運がいいだけです。
だからこそ、時間の余裕、心の余裕、体力の余裕が必要なんだと悟りました。
これはある意味で、限界に挑んだからこそ得られた収穫です。
危険な行為なので推奨はしません。しかし、危険に挑む勇気は、
撤退する勇気にも繋がる気がします。
そうした判断力は、結局全てが経験だからです。
どんな保険も充分に満たすことはできないものです。
でも、ないよりは絶対あった方がいい。

お地蔵様が教えてくれた、貴重な登山経験。山に感謝せずにはいられません。
本当にありがとうございました。

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コメント

残念
お疲れ様〜
2014/9/14 19:37
Re: 残念
本当におつかれさまでした(^_^;)
2014/9/15 18:31
やはり鳳凰でしたか
なんとなくですが、行かれてると思ってました。
今回私はストーカーの疑いがかけられぬよう白根三山に行って参りました。

路迷いの撤退はさぞ悔しかったと思います。レコを読んでて胸が痛くなりました。
kunadonoさんのことですから、いつかリベンジされると思いますが。

限界に挑んだからこそ得られた収穫は何よりも代え難いと思います。
矛盾していてもそれにより先に進めるのだなといつも思います。
2014/9/15 21:59
まだ足が痛いです(^^;
次はきっと登頂できるでしょう。間違いなく近いうちに(笑)
白峰三山はいかがでしたか?
間ノ岳も農鳥岳も、私もいつか登ってみたいですね。日本一高い天空の尾根道。道に迷って少しだけ歩きましたが、ガスの中でも心地よい道でした。またいつか挑戦したいですね(*^^*)
2014/9/16 9:56
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