白銀の天狗岳

2023年01月21日(土) [日帰り]

• GPS: 07:13
• 距離: 9.7km
• 登り: 889m
• 下り: 870m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:43
• 休憩: 1:25
• 合計: 7:08

距離 9.7km 登り 889m 下り 889m

6:49 唐沢鉱泉
7:49 7:57 唐沢鉱泉分岐
8:52 8:56 第一展望台
9:30 9:33 第二展望台
10:23 10:34 天狗岳
10:44 10:59 東天狗岳
11:02 11:05 天狗の鼻
11:13 天狗岳分岐
11:45 中山峠
11:50 12:28 黒百合ヒュッテ
12:59 13:02 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
13:57 唐沢鉱泉

　今回の行程は、唐沢鉱泉をスタートして第一展望台、第二展望台を経て西天狗岳、東天狗岳に登頂し、下山は、中山峠を経由して黒百合ヒュッテに行きヒュッテでランチ後、唐沢鉱泉に戻るコースとしました。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【アクセス】
　三井の森の別荘地を過ぎるとダート道となり、夏沢鉱泉との分岐が出てくるので、分岐を直進し、約3.5キロほど進むと唐沢鉱泉に到着です。
　なお、唐沢鉱泉までの道はダートとなりますが大変綺麗に整備されています。
　唐沢鉱泉までは雪はあまりありませんが、朝は凍結をしているため、四駆、スタッドレスで入るのが良いと思います。
　雪が少ない分、凍結した路面が大変すべりました。

【駐車場】
　天狗岳登山口駐車場（唐沢鉱泉駐車場）無料
　約30台程度止めることが出来ます。
　それ以上になると林道の路肩に止めていきますが、積雪時は厳しいと思います。
　今回は6時半頃に到着しましたが、トイレ上の駐車場と唐沢鉱泉の駐車場が当ているような状況でした。
　下山後は、路肩に駐車している車両がかなりありました。

【トイレ】
　駐車場横にバイオトイレが設置されていますが冬季閉鎖中。
　その奥に仮設トイレが設置されています。
　登山道の途中では、黒百合ヒュッテにトイレがあります。（200円）

コース状況／危険箇所等

◆唐沢鉱泉〜西尾根分岐
　唐沢鉱泉前の橋を渡ってすぐに急傾斜の登山道を登ります。
　西尾根分岐まで基本的に展望はありません、斜度のキツイ樹林帯の中を淡々と登ってきます。
　雪の量は多くありませんが、登山道にしっかりありましのでアイゼン装着して歩きました。（チェーンスパイクでも可能な感じです。）

◆西尾根分岐〜第一展望台
　斜度のキツイ樹林帯は同じですが、木の根の階段や大きな岩が出てくると第一展望台手前となり、この辺りから多少展望が開けてきて、第一展望台に到着すると一気に展望が開けます。
　第一展望台からは八ヶ岳や南アルプス、中央アルプス、北アルプス等がよく見えます。
　
◆第一展望台〜第二展望台
　第一展望台を出発するとシャクナゲやハイマツの小道を抜けてすぐに樹林帯に戻ります。
　この辺りから多少雪が増えてきて、第二展望台まで夏であれば、木の根の階段やガレ場を歩くのですが、雪が積もっているときはあまり気にせず歩くことが出来ます。
　第二展望台手前は結構な急傾斜となりますので気をつけて登りましょう。
　第二展望台からはこれから向かう西天狗岳や根石岳小屋、八ヶ岳等を見ることができます。

◆第二展望台〜西天狗岳
　第二展望台を出発すると鞍部まで急傾斜の坂道を一気に下ります。
　雪が積もっていてアイゼンも履いているので、夏道より楽にくだって行きます。
　斜度はキツイので、慎重に下ってください。
　その後、山頂直下の岩場に到着します。
　今回はマーキングがまだ見える状況でしたので、マーキングを頼り少しショートカットしながら登って行きました。

◆西天狗岳山頂
　西天狗岳の山頂は広いため、休憩や食事はゆっくりを取ることが出来ますが、冬は気温も低く、風も強いためなかなかゆっくりは出来ません。
　展望は360度の展望を楽しめ、八ヶ岳や南アルプス、北アルプス等を望むことができます。

◆西天狗岳〜東天狗岳
　西天狗岳からは夏場はガレた急斜面となりますが、雪の積もった登山道を一気に下ります。
　鞍部まで下ると多少雪庇が出来ていましたが、雪の量が少ないので問題無く歩く事ができます。
　鞍部から東天狗岳まではあまり雪がついていない状況です。

◆東天狗岳山頂
　東天狗岳の山頂は少し狭く、休憩等は取れますが少し忙しい感じがします。
　展望は360度の展望を楽しめ、蓼科山、北横岳、北アルプス等を望むことができます。

◆東天狗岳〜中山峠〜黒百合ヒュッテ
　東天狗岳を出発するとすぐに急傾斜の下りとなります、慎重に道を選びながら進みましょう。
　結構な斜度があり、道も狭くなっていますので滑落に気をつけましょう。
　天狗の奥庭、中山峠分岐までは、細いトラバースとなりますので、下に降りすぎないように気をつけましょう。
　分岐を過ぎて中山峠方向に進むと、急斜面の下りが出てきます。
　下は樹林帯で高度感がありませんので、夏道より問題がないのではないでしょうか？
　その後は樹林帯に入り、開けた所に出ればもうすぐ中山峠です。
　中山峠から黒百合ヒュッテは5分程度で到着します。

◆黒百合ヒュッテ〜唐沢鉱泉分岐
　黒百合ヒュッテからの下りは、夏であれば、沢沿いの樹林帯で大きな岩がごろごろしている沢道を下っていく感じですが、今回は雪がかなり積もっていたので、段差もなく気軽に下ることができました。
　
◆唐沢鉱泉分岐〜唐沢鉱泉
　唐沢鉱泉分岐から先もしっかりと雪がついていたので、楽々下山です。

その他周辺情報

【日帰温泉】
　もみの湯
　〒391-0115 長野県諏訪郡原村字 原山 17217-1729
　TEL:[phone]
　URL：http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/hotspa.html
　日帰り入浴　650円/大人
　営業時間　AM10:00〜PM 9:30（PM9:00までに入館）

　唐沢鉱泉（冬季閉鎖中）
　〒391-0213　長野県茅野市豊平4733-1
　TEL：[phone]
　URL：http://www.karasawakousen.com/
　日帰り入浴　700円/人
　営業時間：10:00〜15:30（日帰り入浴）

【直売所】（現在改修中につき、プレハブ営業中）
　たてしな自由農園（原村店）
　〒391-0100 長野県諏訪郡原村上里18101-1
　TEL：[phone]
　営業時間：9:00〜18:00（時期により変わります。）

写真

1/21 6:48

唐沢鉱泉駐車場をスタートです。

1/21 6:50

唐沢鉱泉（冬季閉鎖中）

1/21 6:50

西尾根目指してがんばります。

1/21 6:51

橋を渡って

1/21 6:54

凍結した登山道を登って行きます。

1/21 7:08

雪はまだ少なめです。

1/21 7:17

こんな感じの登山道を西尾根分岐まで進んでいきます。

1/21 7:33

この辺りは雪が少し多めでした。

1/21 7:50

急登を登ります。

1/21 7:54

西尾根分岐に到着です。

1/21 7:58

第一展望台を目指します。

1/21 8:19

日が入ってきました。

1/21 8:20

樹林帯を登って行きます。

1/21 8:29

霧氷が光って綺麗でした。

1/21 8:38

日が当たる綺麗です。

1/21 8:39

霧氷のアップです。

1/21 8:48

ここを越えれば

1/21 8:49

展望が開けます。

1/21 8:50

南アルプスです。

1/21 8:50

中央アルプスと御岳山

1/21 8:50

八ヶ岳の主峰達

1/21 8:53

第一展望台到着です。

1/21 8:53

久しぶりに第一展望台で記念撮影

1/21 8:53

蓼科山もよく見えます。

1/21 8:53

北アルプスもよく見えています。

1/21 8:54

南アルプスのアップです。

1/21 8:54

八ヶ岳や南アルプス等がよく見えていました。

1/21 8:54

主峰達

1/21 8:56

第一展望台を出発します。

1/21 8:58

森の中に入っていきます。

1/21 8:59

まだ雪の付きが少ないですが、夏より楽に下れます。

1/21 9:06

木に霧氷が沢山付いています。

1/21 9:12

樹氷となっている箇所が多いです。

1/21 9:26

ここを抜けると西天狗がよく見えます。

1/21 9:28

西天狗が目の前に姿を現します。

1/21 9:29

八ヶ岳の赤岳、中岳、阿弥陀岳です。

1/21 9:29

西天狗

1/21 9:31

中央アルプス

1/21 9:31

南アルプス

1/21 9:32

根石岳山荘

1/21 9:36

急な斜面を下ります。

1/21 9:41

新鮮なエビの尻尾

1/21 9:59

山頂直下の岩場に到着

1/21 10:00

ストックをピッケルに変えて登ります。

1/21 10:05

登ってきた道です。

1/21 10:06

まだまだマーキングが確認出来ます。

1/21 10:08

頑張って登っています。

1/21 10:08

雲の流れが速いです。
上空は風が強そうです。

1/21 10:16

主峰達、雪の斜面共に

1/21 10:16

山頂までもう少し

1/21 10:17

南アルプス

1/21 10:17

中央アルプス

1/21 10:17

北アルプス、後立山連峰

1/21 10:18

大分登ってきました。

1/21 10:20

八ヶ岳、南アルプスがよく見えます。

1/21 10:20

ここを登り切れば山頂です。

1/21 10:21

ラストスパート

1/21 10:24

西天狗岳に到着です。

1/21 10:28

記念撮影です。

1/21 10:25

山頂からの展望

1/21 10:30

浅間山もよく見えます。
雪が少ない？

1/21 10:30

西天狗岳からの展望です。
中央アルプス、御嶽山

1/21 10:30

中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳

1/21 10:30

御嶽山、乗鞍岳、北アルプス

1/21 10:31

御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、

1/21 10:31

後立山連峰

1/21 10:31

蓼科山

1/21 10:32

東天狗岳をバックに記念撮影

1/21 10:34

東天狗岳を目指します。

1/21 10:34

急斜面を下ります。

1/21 10:35

この辺りは快適に下れました。

1/21 10:36

主峰達

1/21 10:36

この辺りから吹きだまりがありました。
雪がさらされで滑ります。

1/21 10:38

西天狗岳方面

1/21 10:38

東天狗岳を目指して

1/21 10:40

ちょっとだけ雪庇

1/21 10:40

東天狗岳はあまり雪がありません。

1/21 10:45

岩と雪のミックスです。

1/21 10:52

東天狗岳に到着です。

1/21 10:56

記念撮影

1/21 10:56

記念撮影

1/21 10:55

東天狗岳からの八ヶ岳主峰達

1/21 10:58

西天狗岳

1/21 10:58

天狗の鼻と蓼科山

1/21 10:59

北アルプス

1/21 11:01

岩場を下ります。
雪が少なくだいぶミックス

1/21 11:04

分岐へのトラバース

1/21 11:04

良い天気です。

1/21 11:13

分岐に到着

1/21 11:13

東天狗方面

1/21 11:17

まだまだ雪が少ないですが、中山峠に向かう下りです。

1/21 11:18

こんな感じの場所を歩きます。

1/21 11:18

雪が少ないですが、湿り気がなく滑ります。

1/21 11:28

岩場は雪が全くなく、ほとんどの人は下に下っていました。

1/21 11:34

東天狗岳、西天狗岳
雲と太陽が良い感じです。

1/21 11:34

青空に雪化粧は映えますね。

1/21 11:36

霧氷も入れてもう一枚

1/21 11:41

この急斜面をくだるとあとは楽々

1/21 11:45

中山峠に到着

1/21 11:46

ここを抜けると

1/21 11:50

黒百合ヒュッテに到着です。
テントが結構張ってあります。

1/21 11:51

玄関周りも新しくなっていました。

1/21 12:09

ハンバーグカレーをいただきました。

1/21 12:30

尻滑りが出来そうです。

1/21 12:33

下山します。

1/21 12:35

まだまだ快晴遠くもよく見えます。

1/21 12:43

氷柱です。

1/21 12:51

雪で段差がないので、冬の下りは大好きです。

1/21 12:57

しっかり雪が着いています。

1/21 13:01

分岐に到着

1/21 13:03

唐沢鉱泉までも雪がしっかり着いていました。

1/21 13:11

光が入って綺麗です。

1/21 13:14

こんな感じの登山道を下ります。

1/21 13:43

ここまで来るとゴールはもう少し

1/21 13:53

橋を渡って林道に合流
お疲れ様でした。

1/21 13:54

林道を下ると

1/21 13:56

唐沢鉱泉の源泉です。

撮影機器：

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 登山地図 コンパス 笛 登山計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ツェルト ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ アイゼン ピッケル ゴーグル

感想

t-nao

　前回大山を無事に歩き終えることが出来たので、体力は問題がないということで、冬の天狗岳に登ってきました。
　天気予報では相当寒く、また、風が強い予報でしたが、冷え込みはマイナス14度くらいでそれなりに寒かったですが、風は思いのほかありませんでした。
　西天狗手前と東天狗からの下りで風があったくらいです。

　雪もおもったより多くなく、年末からあまり降っていないのかな？
　といっても、登山中はずっと雪道です。終始アイゼンで歩けました。
　黒百合ヒュッテからの下りに雪が着いているのは大変ありがたいです。

　今回は天気も展望も良く、大変楽しく雪山を歩くことができ、すばらしい山行となりました。

　追伸　唐沢鉱泉までの林道は、雪が少ない分凍結箇所が多くなっています。
　　　　四駆＋スタッドレスが最低限必要かと思います。
　　　　うちのスタッドレスもそろそろ替え時を感じました。