南アルプス縦走(鳥倉林道〜三伏峠〜塩見岳〜荒川三山〜赤石岳〜聖岳〜上河内岳〜茶臼岳〜光岳〜易老渡)


- GPS
- 125:54
- 距離
- 64.0km
- 登り
- 5,251m
- 下り
- 6,960m
コースタイム
鳥倉林道ゲート12:00→12:45鳥倉登山口13:00→14:40豊口山間のコル14:45→15:55水場→16:30豊口山分岐16:40→17:40三伏峠
■二日目(2009.08.09)
三伏峠テント場5:35→5:45三伏山5:55→6:45本谷山6:55→8:45塩見小屋9:00→10:15塩見岳10:35→11:45塩見小屋12:15→14:00本谷山14:05→15:05三伏峠テント場
■三日目(2009.08.10)
三伏峠テント場6:45→7:45烏帽子岳8:00→9:40小河内岳→13:30高山裏避難小屋13:45→17:40前岳→17:55中岳・中岳避難小屋
■四日目(2009.08.11)
中岳避難小屋5:20→6:05荒川東岳6:15→7:15中岳避難小屋8:00→9:15荒川小屋9:40→13:00赤石岳・赤石岳避難小屋13:40→15:55百間洞山の家
■五日目(2009.08.12)
百間洞山の家5:20→6:55中盛丸山→8:00小兎岳→9:00兎岳9:25→12:30前聖岳12:50→15:00聖平テント場
■六日目(2009.08.13)
聖平テント場4:45→7:05南岳→7:40上河内岳→9:30茶臼小屋9:40→10:15茶臼岳→10:55希望峰→12:40易老岳13:00→15:50光岳小屋
■七日目(2009.08.14)
光岳小屋5:40→5:45光岳5:50→5:55光岳小屋6:05→8:10易老岳8:20→11:20易老渡
天候 | ・一日目(2009.08.08):晴れ ・二日目(2009.08.09):曇り(時々晴れ) ・三日目(2009.08.10):曇り→雨→晴れ ・四日目(2009.08.11):晴れ→曇り ・五日目(2009.08.12):晴れ→曇り ・六日目(2009.08.13):雨 ・七日目(2009.08.14):晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
高山裏避難小屋から前岳頂上の手前辺りの崩落が激しく少し危険な程度で、他は総じて歩きやすかった。 易老渡まで下山後、予約していたタクシーで平岡駅に行き、駅舎に併設している温泉「龍泉閣」で汗を流した。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
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感想
■一日目(2009.08.08)
天気は快晴。タクシーを降りて鳥倉林道ゲートから歩く。7日分の食料を積んだザックが身体にずっしり圧し掛かる。CLのなかじは手提げ荷物もある。今日は荷揚げと割り切ってはいるが、これまで体験したことのない重さで死にそうになる。その頃の芸能ニュースとして、亡くなられた大原麗子の話や、当時失踪中だったのりピーの話をしながら何とか登り切る。
■二日目(2009.08.09)
天気は曇り時々晴れ。テント場に荷物を置き、ほぼ空身で塩見岳までピストン。時々雲が流れて展望が開き、遠くは中央アルプス、北アルプスが、近くは仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳が一望できた。
■三日目(2009.08.10)
5:20起床で寝坊した。急いで朝食を済ませて出発したものの、朝から重い雲が出ていて、歩くうちにすぐに雨になる。小河内を越えてからはほとんど樹林帯の道なのでそれほど風雨を受けないが、展望がないので歩きが単調になり気分的にしんどい。朝寝坊したせいで高山裏避難小屋には13:45着と遅くなった。日本接近中という台風も気になるので泊まろうかという話も出た。でも小屋の主人と話したところ「行けるよ!」との一言で中岳を目指すことに。でも最後の前岳手前の500mの直登はキツかった。それでも何とか登り切った頃にガスが飛び、中岳山頂では夕焼けで鮮やかなオレンジに染まった空と周りの山々の眺望が見れた。北アと違って富士山が間近で、そのシルエットにしばらく見とれた。
■四日目(2009.08.11)
3:30起床。天気は晴れ。まずは中岳避難小屋から荒川東岳(悪沢岳)へ空身でピストン。戻って小屋で一休みしていたところで地震発生!感覚的には震度3か4くらいの揺れでびっくり。小屋の主人も初めての経験とのこと。ただその後の赤石への道は特に崩落等もなく問題なく歩けた。赤石岳に着いた頃には雲がかなり出てきて、徐々に天気が悪くなって来ていたので、急いで滑るように下って百間洞山の家についた。今日は初の小屋泊まり。お目当ての夕飯のトンカツは山で食べるとは思えないほどの美味だった。
■五日目(2009.08.12)
4:00起床。天気は晴れ。調子よく中盛丸山と子兎岳の最初の小ボスを制覇し、兎岳の中ボスもなんとかクリア。聖岳への登りでは体力はもうぎりぎりだが、左を向くと赤石岳の壮大な雄姿が格好良くて何度も見てしまう。400mの登りをやっとの思いで登り切り、前聖岳の山頂に到着したところ、あまりの強風で寒くて早々に聖平に向かう。今日はテント泊だったが、聖平小屋で夕食後の時間帯にテント泊の人にもテレビの間を開放していて、就寝までの時間を天気予報を見たりしながらくつろいだ。
■六日目(2009.08.13)
3:15起床。天気は雨。樹林帯を途中から抜けて冷たい風雨を受けながら歩く。当然展望はゼロ。途中で休憩のために茶臼小屋に寄ったところ、羊羹と熱いお茶を振舞って頂き、恐縮&感激しながらもありがたく頂いた。身体が凍えていたところで本当に嬉しかった。その後しばらくして樹林帯に入るが雨は降り続き、原生林の緑の中をひたすら歩く。今日はテント場泊の予定だったが、光岳小屋に着く頃には小屋泊まりで意見は一致。噂では、小屋の主人はテント持参の人間は小屋泊まりを認めない(?)との話もあったが、問題なく宿泊OKでほっとした。
■七日目(2009.08.14)
4:00起床。天気は晴れ。小屋から光岳頂上へ。頂上からは展望が良く、中央アルプス、北アルプス、果ては白山まで見通すことができ、感無量だった。
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