【雪の丹沢縦走】焼山〜蛭ヶ岳(泊)〜塔ノ岳〜表尾根〜大山

2023年02月17日(金) 〜 2023年02月18日(土)

• GPS: 16:00
• 距離: 31.5km
• 登り: 3,088m
• 下り: 3,074m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:50

8:02 焼山登山口バス停
8:10 8:10 焼山登山口
9:36 9:36 焼山
9:45 9:45 鳥屋分岐
10:05 10:05 平丸分岐
10:26 10:26 黍殻山
10:50 10:51 大平分岐下 水場
10:54 10:55 大平分岐
11:01 11:22 黍殻避難小屋
11:25 11:25 青根分岐
11:40 11:40 八丁坂ノ頭
12:03 12:03 姫次
12:07 12:12 姫次
12:23 12:23 原小屋平
12:34 12:35 地蔵平道標
12:47 12:47 地蔵平
13:09 13:10 ポッチノ頭
13:33 13:33 小御岳
13:52 蛭ヶ岳

2日目

• 山行: 9:07
• 休憩: 1:21
• 合計: 10:28

6:30 蛭ヶ岳
6:31 6:32 蛭ヶ岳山荘
6:50 6:50 中ノ沢乗越
6:58 7:01 鬼ヶ岩
7:04 7:04 鬼ヶ岩ノ頭
7:20 7:20 棚沢ノ頭
7:32 7:32 不動ノ峰
7:38 7:38 不動ノ峰休憩所
7:43 7:43 箒杉沢ノ頭
7:52 7:52 早戸川乗越
8:14 8:16 丹沢山
8:16 8:27 みやま山荘
8:28 8:28 丹沢山
8:45 8:45 竜ヶ馬場
8:49 8:49 竜ヶ馬場休憩所
9:03 9:03 日高
9:28 9:28 尊仏山荘
9:37 9:37 塔ノ岳
9:41 9:41 尊仏山荘
9:46 9:55 塔ノ岳
10:20 10:20 木ノ又大日
10:25 10:25 木ノ又小屋
10:38 10:39 新大日
10:40 10:41 新大日茶屋跡
10:48 10:49 書策新道分岐
10:56 10:56 政次郎ノ頭
11:04 11:05 行者の鎖場
11:15 11:16 行者ヶ岳
11:35 11:35 烏尾山
11:38 11:38 烏尾山荘
12:02 12:02 三ノ塔地蔵菩薩
12:11 12:11 三ノ塔
12:24 12:25 二ノ塔
13:07 13:07 表尾根登山口
13:10 13:10 富士見橋
13:31 13:53 ヤビツ峠
14:58 14:58 25丁目
15:14 15:20 大山
15:29 15:30 25丁目
15:37 15:37 天狗沢展望台
15:42 15:43 富士見台
15:53 15:53 16丁目
16:21 16:39 阿夫利神社下社
16:46 16:47 大山ケーブル駅
16:53 16:53 西の茶屋
16:57 16:57 大山ケーブルバス停
16:58 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

★往路
　自宅 02:15発（常磐道〜首都高〜厚木西IC）伊勢原駅北口タイムズ駐車場 04:45着
　伊勢原駅 05:17発（小田急線）05:39 町田駅 05:55（JR横浜線）橋本駅 06:10着
　橋本駅北口バス停 06:40発　07:11 三ヶ木バス停 07:40　焼山登山口 07:56着

★復路
　阿夫利神社駅　16:40発（大山ケーブル・640円）大山ケーブル駅　16:46着
　大山ケーブルバス停　17:02発（バス25分・320円）伊勢原駅北口　17:30着
　伊勢原駅北口タイムズ駐車場　17:55発（クルマ約180km）自宅　21:20頃着

※　伊勢原駅北口タイムズ駐車場は，伊勢原駅まで徒歩2分の距離にあり，駐車料金は24時間最大880円，2日間で1,760円です。

コース状況／危険箇所等

・　焼山への登山道は，山頂手前にロープの設置されたきつい急登があり，転倒するとかなり下まで転落する恐れがあるので，要注意です。
・　積雪は焼山山頂付近から出てきますが，水場分岐まではツボ足で問題ありません。水場での採水では，滑落予防のためチェーンアイゼンを装着し，その後は蛭ヶ岳までアイゼンを装着したまま歩きました。登りなのでツボ足でも行けそうですが，凍結箇所がありますので，安全安心のためアイゼン装着がよろしいかと思います。
・　蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳の縦走路に危険な個所は見当たらず、快適に歩けました。ただし、日当たりの悪い北側斜面は、朝の気温の低い時間帯は凍結しているのでチェーンアイゼンを装着したまま歩きました。
・　チェーンアイゼンは塔ノ岳で脱ぎ、その後はツボ足で歩きましたが、三ノ塔の手前の凍結したクサリ場は、滑り止めを装着した方が安心できるかと思います。
・　また、政次郎ノ頭から行者ヶ岳の区間は、急な登降が連続しクサリ場やヤセ尾根の通過もあるので、渋滞が発生しやすく時間がかかりました。
・　三ノ塔からの下りと、大山山頂からの下りは、泥濘がひどく歩きづらかったです。スパッツを装着しないと、泥だらけになります。

その他周辺情報

★　朝食について
　橋本駅北口でのバス乗り継ぎまでの待ち時間に，バス停近くの「松屋」で朝食を予定していたところ，なんと「停電による臨時休業」でした。駅前のおそば屋さんは開店が6時半ということで，しかたなくコンビニでハンバーガーを購入し，三ヶ木バスセンターの待合室で朝食を済ませました。なお，三ヶ木バスセンターに下車する手前で，すぐ近くに「すき家　津久井三ヶ木店」があるのを見かけました。こちらで朝食をとるのが良いかもしれません。

写真

2/17 4:56

伊勢原駅北口タイムズ駐車場にクルマを駐車しました。24時間で880円なので，2日間で1,760円です。ちなみに隣の駐車場は，24時間で990円。

2/17 5:00

駐車場から2分ほどで伊勢原駅。1階にセブンイレブンが入っているので，食料や飲み物の調達ができます。

2/17 7:26

三ヶ木バスターミナルの乗り場案内。焼山登山口行きは，3番乗り場となります。

2/17 7:26

三ヶ木バスターミナルの待合室。

2/17 8:02

焼山登山口バス停からスタート。

2/17 8:12

10分ほどで登山口に到着しました。

2/17 8:35

ところどころにベンチがあってありがたい。

2/17 8:50

ここからロープの張られた急登開始。

2/17 9:32

積雪がありますが，ツボ足で問題なし。

2/17 9:33

焼山山頂の展望台は，立ち入り禁止になっていました。

2/17 9:34

山頂のベンチは，雪が付いていました。

2/17 9:35

焼山の山頂碑。

2/17 9:45

焼山から先は雪道が続きます。

2/17 10:04

平丸分岐を通過。

2/17 10:25

黍殻山の山頂に到着。

2/17 10:40

避難小屋手前の水場分岐に到着。

2/17 10:43

水場付近は雪が深く急斜面なので，ここでチェーンアイゼンを装着しました。

2/17 10:46

水場に向かいます。ロープが張ってあるのが，ありがたいです。

2/17 10:47

自炊用に，ここで2リットルほど給水。蛭ヶ岳山荘では，2リットルペットボトルで1,200円だそうです。

2/17 10:49

帰り道を撮影。滑り止めが無いと，滑落したときに戻るのが結構大変そうです。

2/17 10:59

黍殻避難小屋に到着。ここで昼食休憩。

2/17 11:02

小屋が改築されていました。2008年1月に宿泊したときは，薪ストーブで小屋中が煙だらけになった思い出があります。

2/17 11:03

内部はとてもきれい。水場も近いので，また利用したいです。

2/17 11:03

別棟でトイレもありますが，冬場は凍結のため，水は出ません。

2/17 11:19

避難小屋の注意書き。

2/17 11:19

小屋の温度計は3度。この季節としては，とても暖かかったです。

2/17 11:38

蛭ヶ岳が見えました。

2/17 12:07

姫次に到着。

2/17 12:08

富士山の展望が良いところです。

2/17 12:24

原小屋平を通過。

2/17 12:42

穏やかな雪のプロムナードを歩いて行きます。

2/17 12:44

蛭ヶ岳をズームアップ。蛭ヶ岳山荘が見えています。

2/17 13:19

傾斜が増してきて，階段上りになってきました。

2/17 13:22

檜洞丸（左）と大室山（右）を望む。奥に富士山。

2/17 13:31

山頂が近づいてきました。

2/17 13:35

檜洞丸（左）と大室山（右）の展望。

2/17 13:35

富士山をズームアップ。

2/17 13:52

蛭ヶ岳の山頂に到着。

2/17 13:53

早速，蛭ヶ岳山荘に向かいます。

2/17 14:04

こちらは自炊室兼談話室。私が本日最初の受付で，山荘はまだ受け入れ準備中ということでした。今日の宿泊者は11名のところ，自炊は私のみとのこと。貸し切りで使えるとは，なんと贅沢な。

2/17 14:05

氷が付いた，てるてる坊主(^o^)。

2/17 14:06

とりあえず，まだ誰もいない食堂でビールタイム。

2/17 14:08

やることも無いので，周辺を撮影。霧氷がきれい。

2/17 14:10

富士山をズームアップ。

2/17 14:10

蛭ヶ岳山頂碑。

2/17 14:13

明日歩く，丹沢山〜塔ヶ岳の眺め。

2/17 14:15

アルコールと水の料金が同じくらいです。

2/17 14:38

午後2時半を過ぎて，寝室にIN。自炊者用に2階のベッドを割り当てて頂きました。

2/17 15:03

午後3時を過ぎ，自炊室にて飲みタイム。

2/17 15:54

山頂付近は霧氷がきれいです。

2/17 16:32

霧氷と富士山。

2/17 17:12

富士山の西に太陽が沈みます。

2/17 17:12

ズームアップ。

2/17 17:30

日没後の影富士。

2/17 17:56

夕食は，セブンの天ぷら鍋焼きうどん。純米酒の熱燗によく合います。

2/17 17:59

ネギとキノコを追加して完成。

2/18 5:32

夜明け前の秦野方面の夜景。右の三日月が良いアクセント。

2/18 6:30

縦走二日目のスタート。蛭ヶ岳山荘をあとにします。

2/18 6:33

まずは正面の丹沢山を目指します。

2/18 6:39

朝陽がきれい。

2/18 6:40

霧氷と朝陽。

2/18 6:47

正面に丹沢山。

2/18 6:58

振り返ると，蛭ヶ岳に朝陽があたっていました。

2/18 7:00

尾根の南北で，雪の状況がこんなに異なります。

2/18 7:04

気持ちの良い尾根歩きが続きます。

2/18 7:07

振り返って蛭ヶ岳。

2/18 7:07

こちらは檜洞丸と富士山。

2/18 7:07

パノラマ撮影してみました。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。

2/18 7:12

朝陽に霧氷が照らされる。

2/18 7:21

不動の峰を望む。

2/18 7:22

霧氷がきれい。

2/18 7:28

蛭ヶ岳と富士山を振り返る。

2/18 7:37

不動ノ峰休憩所は，3月まで建て替え工事中。

2/18 7:40

箒杉沢ノ頭とその先に丹沢山。

2/18 7:45

日当たりの良い南面は，雪が解けています。

2/18 8:08

丹沢山への登りの途中から，蛭ヶ岳と富士山を振り返る。

2/18 8:14

丹沢山頂に到着。

2/18 8:15

お地蔵様と富士山。

2/18 8:27

みやま山荘。

2/18 8:38

塔ノ岳を目指します。

2/18 8:53

日高への登り道。

2/18 9:14

塔ノ岳が近くなってきた。

2/18 9:22

丹沢山を振り返る。

2/18 9:28

塔ノ岳の山頂に到着。多くの登山者が休憩中でした。

2/18 9:29

山頂から富士山と蛭ヶ岳を望む。

2/18 9:45

山頂方位版。

2/18 9:46

狗留尊仏如来像が安置されています。

2/18 9:47

山頂碑。多くの登山者が記念撮影をしていて，シャッターを押すまでかなり待たされました。

2/18 9:49

富士山をズームアップ。

2/18 9:50

尊仏山荘。

2/18 9:51

ここから三ノ塔，ヤビツ峠を越えて，あの大山まで縦走です。先は長い。

2/18 9:56

富士山と．．．

2/18 9:56

蛭ヶ岳を撮影。

2/18 9:58

表尾根縦走スタート。

2/18 10:07

この付近は雪が無い。

2/18 10:15

でも痩せ尾根の北側は残雪歩き。

2/18 10:23

木ノ又小屋に到着。

2/18 10:32

正面は新大日。

2/18 10:35

新大日に到着。休憩適地です。

2/18 10:42

三ノ塔と大山が見えた。まだまだ遠いです。

2/18 10:48

書策新道分岐付近から表尾根を振り返る。

2/18 10:48

書策新道分岐には，ベンチが置かれ，休憩に良いところです。

2/18 10:58

政次郎ノ頭を過ぎたところから、行者ヶ岳を望む。

2/18 10:59

ヤセ尾根の通過がありますが、両脇に転落防止用のクサリが設置されているので、不安はありません。

2/18 11:03

行者の鎖場。短い区間で高度差も少なく、それほど危険は感じませんでした。

2/18 11:07

政次郎ノ頭を振り返る。

2/18 11:12

政次郎ノ頭から行者ヶ岳の区間は、急な登降が連続しクサリ場やヤセ尾根の通過もあるので、渋滞待ちが発生しやすく時間がかかりました。

2/18 11:30

右手に烏尾山荘が見えてきました。

2/18 11:34

烏尾山の山頂に到着。ベンチがあって休憩適地です。

2/18 11:36

休業中の烏尾山荘。

2/18 11:37

目の前の三ノ塔を目指し，一旦下りとなります。

2/18 11:50

登りの途中から表尾根を振り返る。このあたりから上部は凍結した箇所が出てきます。特にクサリ場のところはアイスバーン状態のため，下りでは滑り止め必須です。

2/18 12:02

三ノ塔地蔵菩薩に到着。ここから先は危険箇所なし。

2/18 12:02

表尾根と丹沢山塊。中央奥が塔ノ岳。

2/18 12:04

三ノ塔からのパノラマ写真。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。

2/18 12:06

富士山と丹沢山塊。

2/18 12:09

三ノ塔休憩所に到着。

2/18 12:09

内部は明るくとてもきれい。居心地良さそうですね。

2/18 12:10

富士山の展望も良いところ。

2/18 12:12

三ノ塔尾根分岐を通過。左手のヤビツ峠方面へ。

2/18 12:24

二ノ塔に到着。

2/18 12:28

大山を望む。まだ遠いです。

2/18 13:07

車道に下りました。ここからヤビツ峠まで1.7kmの車道歩きです。

2/18 13:30

ヤビツ峠に到着。

2/18 13:31

この階段を上がります。

2/18 13:52

レストハウスで昼食とします。

2/18 13:44

「丹沢ロイヤルカレー」(1,200円)を頂きました。とても美味しかったです。

2/18 13:53

昼食休憩後は，縦走最後のピーク大山山頂を目指します。

2/18 14:00

最初は階段の登りです。

2/18 14:19

岩のクサリ場もありました。

2/18 14:36

緊急案内板も設置されていて，安心です。

2/18 14:49

樹間から丹沢山塊を望む。

2/18 14:57

左奥が山頂らしい。

2/18 14:58

25丁目に到着。ここで表参道と合流。

2/18 15:05

一礼して，鳥居をくぐります。

2/18 15:10

大山山頂の奥の院に到着。残念ながらシャッターが閉ざされていました。

2/18 15:11

大山山頂碑。

2/18 15:13

三脚を立てて，大山登頂の証拠写真を撮影。

2/18 15:15

山頂付近はベンチとテーブルが整備されていて，休憩にはもってこい。

2/18 15:16

北側には公衆トイレもあります。

2/18 15:20

江戸消防記念会が奉納した燈籠らしいです。

2/18 15:48

大山阿夫利神社下社への下り道は，泥だらけでした。

2/18 16:21

ようやく阿夫利神社下社の階段のところに到着。ここを下ります。

2/18 16:24

階段入口側。「登拝門」が正式名称。

2/18 16:24

阿夫利神社下社に到着。左手は天満宮。

2/18 16:26

大鳥居と阿夫利神社下社。とても立派な神社ですね。

2/18 16:28

この階段も素晴らしい。

2/18 16:37

16:40発のケーブルカーで下山しました。

撮影機器：

PowerShot G5 X Mark II CANON

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

感想

りきまる

・　雪の丹沢を焼山〜蛭ヶ岳〜塔ノ岳〜表尾根〜大山と1泊2日で縦走してきました。2008年1月にも焼山〜蛭ヶ岳〜塔ノ岳〜大倉尾根と歩いたことがありますが、未踏だった300名山の大山に足を延ばすことを目的に今回の縦走を企画しました。
・　焼山登山口から入山し、大山ケーブル駅に下山するルートとしたことから、伊勢原駅近くの有料駐車場にクルマを駐車し、鉄道とバスを乗り継いで登山口まで移動しましたが、交通機関の乗り継ぎがしやすく、予定通り踏破することが出来て、とても満足しています。
・　また、以前から宿泊してみたかった蛭ヶ岳山荘で一晩を過ごし、おいしい酒を堪能することが出来て良い思い出が出来ました。特に管理人さんに無理を言って分けていただいたウィスキーの味は格別でした。管理人さんには御礼申し上げます。
・　今回の山旅は、初日は静かな北丹沢エリアを南下して雪の蛭ヶ岳で富士山の大展望を楽しみ、2日目は蛭ヶ岳〜塔ノ岳〜表尾根と明るく開放的な人気ルートを縦走し、最後にヤビツ峠から大山に登り返してフィナーレを迎えたわけですが、さすがに2日目は距離が長く、初日の疲れもあって体力的にもきつかったです。でも、ヤビツ峠レストハウスの美味しいカレーのおかげで大山登頂も果たせました。また、2月にもかかわらず、春のような暖かさの中で展望を満喫しながら縦走できたことは何よりでした。
・　そろそろスギ花粉が飛散する時期となりますが、次はどのエリアへ足を延ばそうか、楽しみは尽きません。