仙ノ倉山-平標山（北尾根〜松手山縦走）

2023年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 08:47
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,608m
• 下り: 1,179m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:43
• 合計: 8:47

2:21 スタート地点
3:42 3:43 群大ヒュッテ
7:02 7:15 シッケイノ頭
7:59 8:09 三ノ字ノ頭
8:12 8:18 仙ノ倉山
8:43 8:44 平仙鞍部
8:59 9:09 平標山
9:31 9:32 一ノ肩
10:05 10:05 松手山
10:24 10:24 平標山四合目
11:02 11:03 平標登山口
11:08 11:08 平標登山口駐車場
11:08 ゴール地点

天候

晴れ（春霞）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

一台を下山口の平標山駐車場にデポ。
もう一台で土樽の毛渡沢橋付近に向かいスタート。
下山後に回収。平標山駐車場〜毛渡沢橋まで車で40分くらい。

コース状況／危険箇所等

◆毛渡沢橋〜群大ヒュッテ
・4kmちょいの林道歩きをスノーシューでこなす。勾配はそれほどないのでスキーで往復する場合はめんどくさそう。
・たまに薄いスノーブリッジを渡る箇所があるのでタイミングによっては要注意。
◆群大ヒュッテ〜シッケイノ頭
・取付き〜小屋場の頭まではそこそこの急登。
・小屋場の頭からも痩せ尾根やクラックの多い箇所をこなす。
・シッケイノ頭手前が一番の急登で、ここから先はスノーシューからアイゼンに履き替えた。
◆シッケイノ頭〜仙ノ倉山
・景色の良い広い尾根歩きとなる。仙ノ倉山への登りは少し急登でシュカブラ地帯となる。
◆仙ノ倉山〜平標山
・どこでも歩ける広大な雪原。2021ピークは巻いた。
・この日は北風が終始吹き付けていたので休憩の際は南斜面に回りこんた。
◆平標山〜平標山登山口（松手山経由）
・急な下り坂が続くが下部は特に雪がザクザクで歩きづらかった。上部はアイゼン使用。

写真

3/10 17:37

明日は車を2台使って仙ノ倉北尾根〜平標山へ縦走する。
前日のうちに下山口となる平標山登山口にて車中泊。車は1台もなかった。

3/11 2:08

翌日、1台でスタート地点となる毛渡沢橋へ向かい登山開始。

3/11 2:09

トレースバッチリだがカチカチに凍っていた。

3/11 2:25

スノーシューで林道を歩いていく

3/11 2:28

毛渡沢鉄橋。風情がある。

3/11 2:54

ちょっと際どいスノーブリッジも。

3/11 3:11

廃屋があった。

3/11 5:07

急な尾根をスノーシューでガシガシ登って稜線に出ると谷川方面の稜線が月明りに照らされていた。

3/11 5:09

雪庇の尾根が月に照らされていた

3/11 5:09

万太郎山

3/11 5:27

土樽の街明かりがずいぶん遠くに見える

3/11 5:27

月が明るくて歩きやすかった

3/11 5:44

スキーで滑りたい衝動に駆られる

3/11 5:45

万太郎山とか茂倉岳とか。

3/11 5:59

あれがシッケイノ頭か。手前はなかなか急登だな。

3/11 6:02

なかなかの高度感

3/11 6:08

途中でスノーシューからアイゼンに履き替えて急斜面を登っていく

3/11 6:13

テン場跡が2か所ほどあった。

3/11 6:13

仙ノ倉山とかエビス大黒ノ頭とか

3/11 6:14

右手には苗場山

3/11 6:14

日白山とかタカマタギとか？行ったことないけど

3/11 6:17

シッケイノ頭の手前は急斜面が続く

3/11 6:26

エビス大黒の頭

3/11 6:30

稜線上のクラックが油断ならなかった

3/11 6:31

万太郎山から御来光

3/11 6:31

クラック注意

3/11 6:45

朝の気温が低い時でよかった。滑落には注意が必要だけど。

シッケイノ頭から仙ノ倉山までは優雅な稜線歩きとなる

3/11 6:57

マンダム

3/11 7:12

谷川岳と一ノ倉岳、茂倉岳をバックに

仙ノ倉山まであと1時間くらいかな

待ってなさい

3/11 7:47

シュカブラ地帯をラストスパート

3/11 8:06

もうすぐ山頂

3/11 8:13

到着〜

3/11 8:13

Mさん仙ノ倉初登頂おめでとう

3/11 8:15

同定盤

3/11 8:17

次は平標山へ

3/11 8:27

スキーのノリでトラバースしていくがツボだと結構疲れる

3/11 8:39

平標山の鞍部は雪が飛ばされていた

3/11 9:09

平標山ピクり

3/11 9:09

さあ下山は松手山方面へいこう

3/11 9:20

仙ノ倉山方面を振り返る

3/11 9:24

平標山には山スキーヤーが数名。あまり会いたくなかったなぁ。滑りたくなるので

3/11 9:30

苗場スキー場

3/11 9:33

松手山につながる稜線。滑りたい！いや、本当はヤカイ沢を滑りたい！

3/11 9:39

そのヤカイ沢。ぜったいザラメで気持ちいいわ。

3/11 9:45

北斜面は雪少なめ

3/11 10:05

南側には少しだけ雪庇が張り出していた

3/11 10:29

鉄橋より下の雪はグサグサ

3/11 10:33

尾根上はかなり雪も融けていた

3/11 10:56

ズボりながら下山

3/11 11:01

ゴール！暑かった。

3/11 11:06

夕方は一台もなかった駐車場が満車状態に！
人気の山ですね。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

EOS Kiss X10 ボディ CANON

感想

がんちゃん

今日は普通に雪山登山。Mさんが仙ノ倉北尾根に行きたいというのでお付き合い。
自分もこのルートは行ったことないし、せっかくなので車2台で平標山から松手山まで縦走しますか。
朝1時に平標山の駐車場で待ち合わせ。冬は除雪されていないがこの時期はバッチリ利用可能になっていた。
前日の夕方に到着して車中泊するも他に車はなし、平標山ってこの時期人気じゃないの？とこの時は思ったが翌日下山後は超満車になっていた。やっぱり超人気の山だった。
0時過ぎにMさんから連絡あり、え？寝坊した？ガス男から寝坊させる男に変わったのか？俺。
それでも30分遅れ程度で到着したのでそこから1台で土樽まで移動、駐車場はないが実は前日のうちに偵察しておいたので駐車できそうな路肩は把握済みだ。
登山口からはちょっと遠いが発電所近くの路肩に駐車してスタート。今日も月明りがきれいだった。

今日はスノーシューを使った。だが長い林道は古いトレースがあってガタガタ。そしてガチガチなので歩きづらい。少し外してプチラッセルした方が楽だった。
スタートから尾根取付きまで1時間半の林道アルバイト。4kmちょいなのにやたら長く感じた。スキーだったらまた違ったんだろうな。

尾根もなかなか急だったがアイゼンだとごぼりそうだったのでスノーシューで頑張った。はじめてスノーシューのヒールリフター使ったかも。
Mさんは途中でアイゼンに履き替えていたがズボズボ埋まって大変そうだった。
このルートの核心はシッケイノ頭の手前の急登だろう。ピッケルを使うほどの急登ではないがアイゼンは前爪を蹴り込む必要があった。朝の気温が低い時間帯だったのでよくアイゼンも効いたしクラックが崩壊する心配もなかった。
シッケイノ頭に到着すると目の前に仙ノ倉山がドン！こちらから見たのは初めてだったが真っ白で端正な三角形が印象的だった。Mさんはエビス大黒の頭を仙ノ倉山だと思っていたらしく、手前のそれが仙ノ倉山だと知ってもうすぐそこだと喜んでいた。
ラスト300mほど登ってゴール！自分は3回目の仙ノ倉山、Mさんにとっては初登頂だった。おめでとう。

自分にとってはここからが核心。早速前からスノーボーダーが登ってきた。平標山手前ではスキーヤーが三人滑ってきた。何が核心かというとスキーヤーやスノーボーダーにできるだけ会いたくなかったということ。滑り物を持った人を見ると自分も滑りたくなる。今年は全般的に雪は少なめだとはいえ、3月上旬の今の時期は十分滑るだけの積雪量があった。

平標山から先も松手山経由で稜線を歩いて降りたがヤカイ沢が気になって仕方なかった。今の時期は下山の筋力が衰えているので登りより下りの方が疲れた。
それでも貸し切りの北尾根を歩けたことは良い経験になったし、車が2台ないと歩けないルートだったので意義のある山行だったと思う。

それにしても今回の山行も暑かった。すっかり4月の気候だった。
このままだとゴールデンウィークまで雪は持ちそうにない…

コメント

alpsommet

皆様のトレースのおかげで、北尾根ルートを不安なく下山できました。ありがとうございます。

がんちゃん

alpsommetさん
コメントありがとうございます。
ですが我々が歩いた時はほぼトレース仕上がってましたので私としても先行者に感謝です。
踏破おめでとうございました。