霧の塔の岳表尾根〜台風の前に


- GPS
- 06:50
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 6:50
天候 | 曇り、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 大倉バス停から小田急線渋沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし。行者の塔一か所だけ、鎖場注意 |
その他周辺情報 | いつものように鶴巻温泉で一風呂浴びた。汗をかいただけに気持ちがよかった。 |
写真
感想
本当は、今夜から、仙人さんと福島遠征(紅葉の磐梯山、安達太良山、あわよくば、西吾妻山)の予定でしたが、大型の台風の予想もあり、月末に延期しました。一方、台風の進行が遅くなり、本日、明日の午前中は、登山可能の予報で、隙間登山というと、山蛭で夏場棄権していた丹沢に久しぶりに行ってみるかなと急に昨夜思い立ちました。
朝いちばんの秦野駅発ヤビツ峠行のバスは7:35だが、私もその一人ですが、一時間ほど前からたくさんの登山客が並んだ。登山客が多いと臨時便を出してくれるとみなさん踏んでいるようです。案の定7時前には、百人以上が並び、7時過ぎには満員の臨時便が発車した。晴れればいいなあと思いながら、ヤビツ峠についた。ちょっとひんやりした空気にウインドブレーカーを着て、歩きだす。残念ながら、山は曇りで眺めが期待できそうにない。
登山口まで舗装道路をしばらく歩くが、その道すがらにノコンギク、ノアザミ、そしてショウマが咲く。今日は、景色は無理そうなので、秋の終わりの花でもと思う。見慣れた登山口が近づき、のぼりはじめた。昨年、初めてここに来たときには、最初ののぼりで息が切れたのを覚えている。今回もまた、息切れと大汗。すぐに、ウインドブレーカーを脱ぎ上る。二の塔までに青いトリカブト、リンドウ、白いセンブリが見られる。朝がまだ早いので、花は開いていないですが。
三の塔、残念ながら、霧で真っ白、本当は、いい景色なのに、何も見えません。はるか下に緑いろの三角屋根の烏尾山荘が、見える地蔵様のところ、霧に吸い込まれそうになりながら、慎重に降りる。お地蔵さんの帽子とセータかわいいですよ。青紫のノコンギク、白いリュウノギクが急坂に咲く。リンドウが目につく。開く時間?日照だろうか?少しづつ、咲いているりんどうが増えてきた。今と回の山行では、登山道の整備中でしょうか、多数の箇所で、木材等の材料が置かれている。あの材木の搬送はどうするんだろうか?担ぐ?ヘリ?などと心配になってしまう。ともかくもご苦労様です。塔の岳は、人が多いので、山道が荒れ、崩れることも多いのでしょう。前回から、だいぶ、修繕が進んでいました。崩落寸前の痩せ尾根の保全や鎖の交換等ありがたいことです。
烏尾山荘の周りには、大柄、下向きのフジアザミの群生が見られた。フジアザミは、富士山の周辺に自生する日本固有種で、花の大きさがともかく大きくめだちます。またセンブリは、リンドウの仲間で胃腸薬などの薬草のようです。花としては、集合花で、光に向かっているようで美しい。イワシャジン、山ホタルフクロとカンパニュラ系の草花が咲く。ホタルブクロという名称は、蛍がその中に入り、ランプのようだからであろうか?白いウメバチソウが群生する個所もありました梅の花に似た花で、ちょっとかわいらしい。
行者の塔は、鎖場で、昨年は、怖くて?鎖にしがみついていたのを覚えている。さて、山登り11か月たった今回は、怖いとも感ぜず、鎖にしがみつくこともなく、すんなりと降りた。もっとも、ここで、渋滞で、待ち時間が長かった。僕の前にいた若い女性は、タフ、かつ、しっかりした足取りで感心しました。何よりも、早く、汗もかかず、スタスタと行く。僕の方は、汗だく、やっとやっとでしたから、やっぱり、若い人たちには勝てないなあ実感しました。そうそう、今回山でお話しした印象的な方々、表尾根〜二の塔間でお会いした80歳のしっかりした男性、毎月上っていると、驚く。しっかりした足取りっで。それから、毎週表尾根〜塔の岳〜大倉を登山するという70歳前後の女性、どうぞお先にと言われて先に行くが、僕が写真を撮りながら歩いているとあっという間に抜かれてしまいました。上るにつれて暑くなり、汗だくの私と比べ、ここで書いた三者の方は、汗もかかず、うまい歩き方をしているなと感心しました。僕は、登山中、体温が上がりやすく、うまい調整が必要だなといつも思っていますが、なかなかうまくいきません。
紅葉はほとんど進んでおらず、前週行った甲斐駒ケ岳との高度さを改めて感じました。昨年は12月上旬に紅葉していた記憶がありますから当然でしょうか?
さて塔の岳頂上、人が多い、そして、食事中。やはり、頂上で食事は、思うところですね。僕も軽い食事をしました。ちょうど12時すぎ。そっれに合わせたように、若干の青空、富士山が見えはじめ、雲海が見え、ほんの少しだけ、山々が見える。感謝!鍋割までとおもっていましたが、ちょっとお疲れ気味なので、断念、ひたすら、大倉へと降りる。途中、定番のお汁粉をいただいて、パワー全開(笑)三時には、大倉で渋沢行のバスに乗りました。そして、鶴巻温泉でのんびり。だいぶ汗をかいたので、疲れました。お疲れ様でした。
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