至高の稜線 毛猛山〜未丈ヶ岳 縦走

2023年03月29日(水) [日帰り]

• GPS: 19:59
• 距離: 36.7km
• 登り: 3,310m
• 下り: 2,880m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:24
• 休憩: 2:37
• 合計: 19:01

20:57 大白川駅
22:17 22:21 毛猛山取り付き
23:25 23:25 茂尻
23:59 0:00 日付変更点
0:57 0:57 足沢山
3:32 3:37 太郎助山
4:13 4:13 百字ヶ岳
4:40 5:00 中岳
5:45 6:23 毛猛山
7:19 7:22 1116m峰
8:13 8:13 1215m峰
8:39 8:39 1239m峰
9:20 9:24 小野笠
9:41 10:13 大鳥岳
10:51 10:52 1352m峰
12:47 13:36 未丈ヶ岳
14:57 14:58 1288m峰
15:31 15:31 1225m峰
16:56 ゴール地点

天候

早朝まで雪や霰、その後晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大白川駅に1台、奥只見丸山スキー場の一番下に1台、みみずく広場に1台。
この時期の奥只見シルバーラインは6~18時しか通行できないのでタイムリミットがあり、日帰り縦走はそこそこ困難です。

コース状況／危険箇所等

毛猛山の取り付きまでは只見線の線路沿いの歩行者通路を利用させてもらうしかないです。
藪の出ているところや雪上歩きもクラック多数。年や時期によって状況がかなり変化すると思いますので、毛猛山登山や未丈ヶ岳までの縦走は自己判断でうまく進める方のみに限られます。
毛猛山山頂までは8割位の時間は藪漕ぎしていたと思います。
スノーシューは一回も利用せず、見事に4kgの重りとなってくれました。

写真

3/28 20:59

21時、大白川駅に車を置いてスタート。
21時は12年前の丹沢24時間依頼に早いスタート。そもそも前日発というのがその1回のみでした。

3/28 21:08

このすぐ先に駐車スペースがあったのですが、この除雪作業のため駐停車禁止の看板があったため、念のため大白川駅まで戻って止めた次第です。

3/28 21:50

3/22除雪スタートかのような看板でしたが実際には除雪は全く進んでおりませんでした。4/3までってあったけど終わるのか・・・？

3/28 22:12

第一毛猛 雪。

3/28 22:21

大白川駅から1時間以上も歩いてようやく取り付けました。藪漕ぎが想定されたので、最初はアイゼン装着せずに登っていきましたが、次第に急になってきたので序盤の方でアイゼンを装着して以後は藪が出ても一回も脱がずに進みました。

3/28 23:09

イワウチワにたくさん出会えて大歓喜。23時に何をしているんだろう。

3/28 23:31

登山開始時点から自分はふくらはぎが浮腫んで痛すぎてこの時点で一人敗退を覚悟していました笑

3/29 0:09

尾根左側には雪が多く残っていますがクラック多数かつ暗くて先も見通せないのであまり長い距離を歩けず、尾根上を藪漕ぎするハメになる箇所ばかりです。

3/29 0:58

0時47分、足沢山に到着。

3/29 1:02

尾根左側の雪面を利用できる区間は楽。

3/29 1:17

しかしすぐに藪漕ぎが訪れる。やまあすさんはアイゼン・ピッケルが引っかかってすごい苦戦していました。

3/29 1:35

雪に逃げるも暗闇で中々の難所にしか見えない・・・。

3/29 1:52

午前2時近くになりまして、月が沈んで完全な暗闇となりました。尾根上は樹林帯と藪、その左側に雪面が張り出しているのがわかると思います。

3/29 2:59

クラック多数なので慎重に選んで進む。というかなんか雪が微妙に降ったりしてて不穏な感じ。

3/29 3:35

3時32分、太郎助山に到着。
太郎助山の登りが激藪で有名だったところみたいですが、タイム的には暗い中なのに順調です。この辺で自分のふくらはぎの浮腫も奇跡的に取れて以後は順調に進めるようになりました。

3/29 5:00

5時、少し明るくなってきて中岳から百字ヶ岳と太郎助山。

3/29 5:05

さて、毛猛山へGo！です。山頂どうみても藪い〜。

3/29 5:06

こちらは毛猛沢。ボッコボコです。

3/29 5:08

さてどう登ろうか。

3/29 5:11

右の方がギリギリつながってそうです。

3/29 5:23

中岳、百字ヶ岳、太郎助山の並び。

3/29 5:23

百字ヶ岳から伸びる桧岳が気になる・・・。

3/29 5:27

稜線で霰に降られたりもして実は大変だったのですが、山頂直下にはまさかの霧氷がありました。

3/29 5:32

前毛猛山から浅草岳への稜線。こちらもいつかは繋いでみたい。

3/29 5:33

毛猛山山頂直下はガチ藪です。大白川駅からナイトハイク8時間で何とか登頂できました。

3/29 5:46

本日の日の出は微妙な感じでした。
村杉半島の横山、大川猿倉山、村杉岳の並びもめちゃくちゃ気になりました。後で調べてみると田野倉湖に囲まれて取り付くのが中々大変な模様。会津丸山岳とも顕著な尾根で繋がっているし、いつか歩きたい稜線に加わりました。

3/29 5:59

5時45分、毛猛山登頂。
山頂で朝ラーして回復。

3/29 6:02

やまあすさんも山頂で初の朝ラー？やまとさんは一服中です。

3/29 6:22

毛猛山から桧岳と百字ヶ岳。手前の藪は毛猛山の象徴。

3/29 6:22

百字ヶ岳、太郎助山の並びもかっこいい。背後に見えるは守門岳です。

3/29 6:22

さて、これから歩く未丈ヶ岳までの稜線が見えてきました。絶望的なアップダウンはなさそうですが、道のりは長いです。背後の裏越後三山はまだガスってますが、この後は晴れる予報で期待大です。

3/29 6:27

毛猛山からの下りは一瞬藪を通って、後は概ね雪を繋いでいけました。

3/29 6:33

至高の稜線歩きが始まります。

3/29 6:36

藪い・・・。

3/29 6:42

気持ちよく下れる。

3/29 7:04

毛猛山から400m下ってきました。

3/29 7:07

大熊沢と村杉半島。

3/29 7:10

大鳥岳まで途中一個めちゃくちゃ藪そうな山があるのが気になる。

3/29 7:19

1116m峰へ上がる。

3/29 7:22

1116m峰から毛猛山。

3/29 7:22

桧岳〜百字ヶ岳〜毛猛山。

3/29 7:23

大鳥岳への稜線。

3/29 7:25

大熊沢と村杉半島。

3/29 7:26

写真撮りに勤しんでいると二人が一瞬のうちに点になっている笑

3/29 7:33

1215m峰への登り。

3/29 7:33

たっぷり雪と毛猛山。

3/29 7:38

桧岳〜毛猛山〜1116m峰〜ここまでの稜線。

3/29 7:42

毛猛山〜1116m峰〜ここまでの稜線。
稜線東側メイン。

3/29 7:45

大熊沢と村杉半島。

3/29 8:12

1215m峰から毛猛山。

3/29 8:12

1215m峰は広い山頂一帯。

3/29 8:15

次のピークまではかなり藪い！

3/29 8:22

藪藪の1239m峰へ登る・・・。

3/29 8:25

やまあすさん苦戦中。

3/29 8:27

桧岳〜毛猛山〜1215m峰〜ここまでの稜線。

3/29 8:27

藪を避けての登り。

3/29 8:30

1239m峰山頂直下はもう強引です。

3/29 8:33

1239m峰から大鳥岳〜未丈ヶ岳。

3/29 8:33

越後駒ヶ岳と八海山が姿を現しました！
荒沢岳も晴れてくれ〜〜。

3/29 8:35

1239m峰にて毛猛山バックに。朝8時台にして行動時間が12時間近くになってきました。いつもなら寝ていることもある時間です。

3/29 8:37

未丈ヶ岳と越後三山バックにやまあすさん。

3/29 8:40

未丈ヶ岳〜越後駒ヶ岳。
未丈ヶ岳から四十峠を経由して長く伸びる尾根も気になるなんてやまとさんと話していました。

3/29 8:40

1239m峰から毛猛山。

3/29 8:40

さて、大鳥岳へ向けてGo！

3/29 8:50

この辺り雪たっぷりで美味しいです。

3/29 8:52

1239m峰先の小さいアップダウンの連続を進みます。

3/29 8:56

横岳〜大川猿倉山〜村杉岳〜会津丸山岳の稜線。丸山岳はまだまだ白いですね！

3/29 8:57

大鳥岳手前の三角点ピーク「小野笠」へ。
荒沢岳が晴れてきたと指し示すやまあすさん。

3/29 8:58

裏越後三山の絶景。

3/29 8:59

美味しい稜線歩き。

3/29 9:07

1146m点方向に派生する支尾根と背後に毛猛山。

3/29 9:07

毛猛山アップ！

3/29 9:11

これも美味しい。

3/29 9:21

小野笠から桧岳〜毛猛山〜浅草岳。

3/29 9:23

小野笠から未丈ヶ岳〜荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳。

3/29 9:27

写真撮影に勤しんでいたら2人がもう大鳥岳に到着しそうで点になっています笑

3/29 9:27

登る登る。

3/29 9:38

未丈ヶ岳〜四十峠の背後に聳える荒沢岳が圧巻です。

3/29 9:41

大鳥岳からは北側に2つの尾根が伸びていて立柄山もしくは1002m峰を経由して奥只見湖から続く林道に降りれます。1002m峰には何やら人工物がありますね。

3/29 9:41

大鳥岳から浅草岳〜大川猿倉山。

3/29 9:42

大鳥岳から未丈ヶ岳。
ここから稜線歩きも後半戦？
まだまだ至高の稜線が続きます。

3/29 9:42

未丈ヶ岳から荒沢岳〜越後駒ヶ岳の景色が感動的すぎて言葉に表せない。

3/29 9:42

大鳥岳から毛猛山。

3/29 9:54

9時41分、大鳥岳登頂でした。

3/29 10:19

大鳥岳で長い写真タイムを取って二人に20分くらい遅れて出発。

3/29 10:24

大鳥岳からの下り路線。

3/29 10:27

何度でも撮ってしまうこの並び。

3/29 10:27

未丈ヶ岳。

3/29 10:30

毛猛山〜大鳥岳〜ここまで。

3/29 10:31

大鳥岳から先はもう楽勝とか思ってたら、大鳥岳と未丈ヶ岳の間にある1352m峰が中々険しそう。

3/29 10:39

1352m峰。
やまあすさんはピッケルを出したみたいです。

3/29 10:48

毛猛山〜大鳥岳〜ここまでの稜線。

3/29 10:50

中々に急。

3/29 10:57

1352m峰から未丈ヶ岳。
1352m峰からの下りもやばそう。

3/29 11:03

途中からピッケルを出して後ろ向きに下りました。

3/29 11:21

未丈ヶ岳との鞍部に出ました。ここで再度ストックに持ち替えました。

3/29 11:44

鞍部からはやまあすさんが暴走して消失。見えているのはやまとさん。
ここからは3人それぞれわが道を行き自分のペースで未丈ヶ岳を目指しました。

3/29 11:53

未丈ヶ岳北面は雪たっぷりです。

3/29 11:55

1352m峰はこちらからみても急。
頑張って下ってきました。

3/29 12:05

未丈ヶ岳に登るにつれて歩いてきた稜線が複雑な重なりに。

3/29 12:07

あれはまだまだ偽ピーク。いい雪山ハイクが続きます。

3/29 12:17

いよいよ未丈ヶ岳。

3/29 12:25

やまあすさんはトラバースが好きな模様。

3/29 12:39

浅草岳〜大川猿倉山〜村杉岳。

3/29 12:42

シュカブラが美しい。

3/29 12:44

歩いてきた長大な稜線が感慨深い。

3/29 12:51

12時47分、未丈ヶ岳に登頂。
毛猛山から6時間ほどの稜線歩きでした。

3/29 12:49

未丈ヶ岳からは荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳が真正面。

3/29 12:50

荒沢岳すげえええええ。

3/29 13:14

やったね！

3/29 13:17

毛猛山から憧れの稜線をつなげました。

3/29 13:22

山頂で飲むコーヒーは最高だねえ。

3/29 13:23

やまあすさんもご満悦でした。

3/29 13:31

会津丸山岳〜高幽山〜坪入山〜窓明山〜三岩岳〜会津駒ヶ岳。
ここも会津朝日岳から縦走したい！

3/29 13:32

燧ヶ岳もようやく。

3/29 13:32

大川猿倉山〜村杉岳、いつか行くよ。

3/29 13:44

さて荒沢岳方面へ下っていきます。

3/29 13:52

こっち側はもう大分藪ってます。

3/29 13:57

ついに完全に晴れた荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳。

3/29 13:57

中ノ岳と越後駒ヶ岳アップ。

3/29 13:57

荒沢岳アップ。

3/29 14:08

未丈ヶ岳から先はトレースもありましたが、楽々とは行かなそうだ。

3/29 14:11

ジャンクションピークの雪が割れていてすごい手こずりそうな予感。

3/29 14:19

完全に割れている・・・。
僕とやまとさんは一個目は無理やり登ってその後藪を掴みながらトラバースして二個目に上がりましたが、やまあすさんは藪に逃げてもがいている状態です。

3/29 14:25

こんなヤバいクラックも多数。落ちたら5mくらい下の藪です・・・。

3/29 14:29

ジャンクションピークから未丈ヶ岳。

3/29 14:34

さて奥只見丸山スキー場に向けて方向を東へ変えます。
ここからはずっと正面に聳えている会津丸山岳〜高幽山〜坪入山の稜線が眩しかったです。

3/29 14:35

日向倉山からのトレースはまだありませんでした。

3/29 14:42

未丈ヶ岳、何名山にも入ってないとは思えない、どこから見てもいい形をしている素晴らしい山です。

3/29 14:44

ジャンクションピーク〜1225m峰。

3/29 14:49

まだまだ登るよ〜。

3/29 14:50

未丈ヶ岳本当に素晴らしい。

3/29 14:55

ジャンクションピーク。

3/29 14:55

ジャンクションピーク〜未丈ヶ岳。

3/29 14:55

日向倉山。

3/29 14:55

この辺はもうゲレンデですね。

3/29 14:58

雪面がよすぎる。

3/29 15:00

感激・・・。

3/29 15:05

1288m峰付近から未丈ヶ岳。

3/29 15:06

後はもう楽やろ〜って思ってたらスキー場までにもうひと登りありそう、かつ、藪で、精神的に削られる。

3/29 15:09

素晴らしい・・・。

3/29 15:15

これは・・・まぞいぞ・・・。
お二人をもってしても結構精神的に削られたみたいですw

3/29 15:43

浅草岳〜村杉岳。

3/29 15:48

ついにスキー場が射程圏内だけど、スキー場でもまた登らないと帰れないことを知るw
会津丸山岳めっちゃ近い〜。

3/29 15:48

荒沢岳〜日向倉山〜越後駒ヶ岳。

3/29 16:11

スキー場をうまく避けて行く。

3/29 16:19

ゲレンデトップから会津朝日岳〜会津丸山岳〜高幽山〜坪入山がいいですねー。

3/29 16:22

このゲレンデは一部コースとかないみたいなんですが、できる限り滑走しないであろうところを進んで降りました。

3/29 16:30

奥只見丸山スキー場は会津丸山岳を拝むためのスキー場だったんですね。

3/29 17:44

無事下山してシルバーラインからの越後駒ヶ岳です！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Evergreen

やまあすさんからこの計画を聞き、便乗する形で参加させていただきました。

21時発と聞いて最初絶望も感じましたが、ここ最近の登山で鍛えられていたおかげか、めちゃくちゃ楽しみながら縦走してくることができてよかったです。ここ数年で一番の痺れる稜線歩きができました。