丹沢主脈縦走(焼山登山口〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳〜三ノ塔〜大倉)


- GPS
- 09:53
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,411m
- 下り
- 2,428m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:52
6:52 橋本=(バス)⇒7:30 三ケ木→9:00 焼山登山口(ここまでは同様に焼山登山口行きバスに乗り遅れた登山者と徒歩)→10:00 焼山→11:10 姫次(この区間ラン)→12:30 蛭ヶ岳→13:35 丹沢山→13:45 竜ヶ馬場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・橋本発三ヶ木行き(橋01系統): 6:20 橋本→6:52 三ヶ木 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000801441-1/nid:00128969/rt:0/k:%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E9%A7%85%E5%8C%97%E5%8F%A3 ・三ヶ木発焼山登山口(三56系統): 6:55 三ヶ木→7:12 焼山登山口 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800867-1/nid:00128750/rt:0/k:%E4%B8%89%E3%83%B6%E6%9C%A8 2つ目の時刻表を見て貰えば解るが朝1本しかないので、これを逃すとplace女史のように三ヶ木から歩かざるを得なくなる。橋本駅にはタクシーがあるが、三ヶ木停車場には休日早朝にタクシーは無い。 ◆復路: 大倉→渋沢 ・大倉発渋沢駅行き(渋02系統): 17:35 大倉発→17:52 渋沢 http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800127-1/nid:00127910/rt:0/k:%E5%A4%A7%E5%80%89(%E7%A7%A6%E9%87%8E%E5%B8%82) 最終は20:39まである。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 焼山登山口では見つけることが出来なかった。 |
写真
感想
とかく交通の便が悪いので行きにくい焼山から蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳と主脈を縦走し、三ノ塔尾根を下って大倉まで。27kmのロングルートだったが好展望で歩きやすい三つ星ルートだった。紅葉本番にはもう少し。
何しろ橋本駅を朝6:20のバスで乗るしか焼山登山口にバスで辿り着く術は無い。県内なのに家から3時間も掛かるのには理不尽を感じない訳では無いが。でも相模線に乗ってしまえば終点だし、そこからバスを2本乗り継げば良い。はずなのだが時間になっても橋本駅北口のバス停にplace女史は現れない。バスの車中で6:35頃にAki-CLさんの携帯に連絡が入ったが何でも「間違えて南橋本で降りた」そうだ。「追っかけ行きますから。どこかで追いつくと思います。」とのこと。フツーの人なら三ヶ木まで来てバスが無いと知ると山行自体を断念するところだが、place女史はその辺りは筋金入りと言うのだろうか。焼山登山口まで同様にバスに乗り遅れた同好の士に出合い徒歩で向かうのだ。
Aki-CLさんと僕は焼山登山口で下車。三ヶ木で乗り換えたのは津久井神奈交のやや小型のバスで10名程が乗車、焼山登山口では我々を含めて6名が下車した。バス停と通りを挟んで向かいに諏訪神社があり、そこで山行の安全を祈願し、出発。最初の角を南に曲り、次を右に行き何となく西沢沿いの林道に出たのでそれを進む。橋が掛かっており左岸に渡るとすぐにゲートがあった。ゲートから200mも行くと登山口だ。ここから焼山まで急登の尾根が続く。あちらこちらに「ヒル注意」の看板がある。夏は避けたいかもしれない。
このルートはAki-CLさんも初めてとのことなので焼山もトラバース路を採らずに山頂を踏んで行く。径を分けて尾根を上がって行くと踏み跡も少ないがそこは白樺の林で随分と得をした気分になった。山頂には焼山の謂れを記したボードとか祠、石碑の数々、そして展望台がある。展望台は少し頼りな気な螺旋階段を登って行くが南から東、北に向けて開けていて好眺望が楽しめた。焼山から黍殻山を経由して姫次まで緩やかな尾根径が続いて行く。この間に標高も400m近く上がるので秋模様も段々に深まって行く。
焼山から地蔵平まで結構尾根から東西に分岐が多い。鳥屋、平丸と分岐があり黍殻山の分岐は再び黍殻山へと辿って行くが、これは廃道レベルだった。山頂には無人雨量計がデンと座っているものの山頂標識らしきものは見受けられず、少々残念。避難小屋は山から降りて大平分岐の先の原っぱにあった。平成25年に立て直され室内は木調の明るくて過ごしやすい小屋になっていた。原小屋平から大平の間は原小屋沢に行った時に通過している筈だがほとんど記憶に無い。だがたおやかな尾根径が続き実に歩きやすい。黍殻山の手前辺りから樹間越しに蛭ヶ岳が見えたが未だ未だ距離があり、霞んで見える。紅葉も標高と伴に進んで行く。姫次が近くなるとカラマツが見られるようになってくるが、しかし黄金色に輝くには未だ時期が早いようだ。楽しみにしていたが残念。また来ないといけないな。八丁坂ノ頭から合流して来る登山者がチラホラ見受けられたが、青根から登るのだろうか?
姫次からは予想外に大下りがあり、緩やかに原小屋平に達する。地蔵平を過ぎると眼前に立つ蛭ヶ岳が大きい。残り1kmを切ってからの登りは堪えるが同時に高みを増して行くに従って周囲の展望が開け、丹沢の諸峰もやがて眼下に見ることになり、丹沢最高峰も近いことを知り、勇気付けられる。そして蛭ヶ岳に至る。何とか正午に到着できた。計画よりは30分早かったが昼ご飯休憩も適度に切り上げて丹沢山を目指す。
蛭ヶ岳から丹沢山まではアップダウンは多いがその茅戸の原の雰囲気は丹沢の他では見ることが出来ない好きな景色だ。今日も青空とのコントラストが美しい。不動ノ峰の休憩所で休んだので急登に喘いだ後の丹沢山では休まずに竜ヶ馬場まで繋ぐ。竜ヶ馬場で湘南の景色を見ながらくつろいでいたらいきなり声を掛けられた。place女史が追いついてきたのだ。初めて座ると言ってベンチに腰掛けた。ちょっと疲労の色が濃くなって来た2人だったが、彼女のパワーを貰って少し力を取り戻した感じさえする。塔ノ岳まで行くと14:30近いのに結構な数の登山者が居た。大倉を降りるんじゃつまらないからと三ノ塔尾根を行くことにしたが、表尾根でもこれから塔ノ岳に登ると言う登山者に結構出逢った。
塔ノ岳から三ノ塔までは丹沢山から塔ノ岳よりも距離はある。なかなか近づかない上に烏尾山まで来て見ると登り返しが厳しく見える。実際往路に通るならばそうでも無いだろうが20km歩いた上では結構なアルバイトだ。そこから三ノ塔尾根を下る。これも結構な急坂だった。Aki-CLさんはもっぱらここをトレーニングルートにしていて戸川から往復で3時間だと言っているが、飄々と降りて行く。900mを1時間ちょっとで降りて行くんだから結構なものだ。おかげさまで残照があるうちに大倉に着くことができた。
長いルートであり超早出をしないと行けないのでなかなか気が向かなかったが、丹沢主脈の北側は表丹沢の喧噪とは隔離され、静かに山を楽しむことができる好ルートだった。願わくばもう少しバスの本数が増えてアクセスが改善されると良いのだが。
ただ一言、凄い!
koro0180さん。こんにちは。表尾根は大賑わいだったようですね。北丹沢は静かな山旅が楽しめます。是非楽しんでみて下さい。
大倉尾根を下りず、表尾根から三ノ塔尾根で下りるところが
いいですね!
fuetomoさん。こんにちは。三ノ塔尾根は表丹沢とは思えない静けさでした。日帰り主稜縦走もタフだけど楽しそうですね。
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