釈迦ヶ岳・三池岳【栃谷橋から花を求めてピーク巡り】
- GPS
- 07:14
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,026m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:12
天候 | 曇り 後雨(一時雹) 冬に逆戻りしたような荒れた一日 【気温】 栃谷橋:13℃ 岩ヶ峰:9℃ 釈迦ヶ岳:5℃ 東尾根登山口:7℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八風(はっぷう)キャンプ場〜栃谷橋を渡り左側の路肩スペースへ駐車 《5台ほどのスペース有り》 |
コース状況/ 危険箇所等 |
見かけた花: 【岩ヶ峰尾根】イワウチワ・バイカオウレン・ショウジョウバカマ・ アカヤシオ・ミツバツツジ・シロモジ・馬酔木 【段木尾根】イワウチワ・バイカオウレン・キランソウ 【県境稜線】バイカオウレン・キランソウ・馬酔木 【東尾根(城の尾)】イワウチワ・バイカオウレン・シロモジ・ ミツバツツジ・タムシバ |
写真
感想
4月になると気になる尾根は岩ヶ峰だ。イワウチワ、バイカオウレン、
そしてアカヤシオ、ミツバツツジなど春本番の花はどれだけ見られるか
楽しみだ。栃谷橋から全てのピークを巡って花の状況を確認してこよう。
珍しく7時を過ぎても小さな駐車地が埋まる事が無かった。
普段なら駐車できない車が何台も通過していくのだが・・・。
車内でお握りを頬張り出発。今回もピークハントも兼ね先ずは
栃谷橋の袂から犬尾山を目指して右岸へ入る。
栃谷右岸から小さな尾根に乗って記憶のあるピークに到着できたが
右折すべき尾根を過ぎ、うっかり直進方向へ延びる尾根に
誘われてしまった。注意していたはずなのに・・・。
西に向かって下った鞍部から登り返し、徒渉点から上がってくる尾根に
合流すればもう安心、道標こそ無いがしっかりと続く踏み跡は
もうメジャールートだ、ルートを失う心配せず花探しを楽しむ。
co500mを越えた辺りからミツバツツジやアカヤシオがあちこちで
優しい彩を見せ始め、ザレの鞍部を過ぎた辺りからはイワウチワが
林床に現れる。形の崩れたバイカオウレンなどを見送り西向きから
南向きの尾根に変わる毎年楽しみにしてい場所に到着すると、
期待通りアカヤシオ、ミツバツツジ、馬酔木の競演が見られた。
どんよりした曇り空で今一つ爽快さに欠ける県境稜線を眺めながら
岩稜帯から北山に到着するまでに一通りの花が確認できてしまったが
ツツジ系はこの辺りがどうやら上限のようで以降は見られなかった。
代わって多くなったタムシバを見ながら砦のような絶壁に取り付き
急斜面を岩ヶ峰まで登り、標識の下がるピークに上がると周りに
茂る石楠花は、蕾が僅かに濃いピンクを見せるほど膨らんでいた。
池の周りがバイカオウレンやイワウチワで賑やかな鞍部から一気に
県境稜線まで登り詰めるともうきつい登りからは解放され、
ゆったりと稜線漫歩を楽しむつもりだったが、稜線を吹く風はそれを
許してくれなかった。
季節が後戻りしたように風は冷たくどんどんガスが濃くなってきた。
ネックウォーマーを付け防寒着を着込む。念のために詰め込んだ装備を
まさか使うとは思わなかったがおかげで助かった。
予定通り釈迦ヶ岳最高点をピストンし、リンドウも石楠花も
見られなかったが段木を往復し、県境稜線の窪地にできた仙香池で
ゆったりと昼食を済ませ仙香山に向かうとうとう低い雲から雨が
落ちてきて、中峠辺りでは雹に変わってきた。
逃げるように駆け込んだ八風峠の裸のようなシロヤシオの木陰で
雨宿り?しながら峠から直接下るか三池岳から下るか悩んだが、
風は強いが雨(雹)はたいしたことないので予定通り三池岳から
東尾根を下る事にした。楽しみにしていたコイワカガミの群生エリアは
まだまだ開花準備中だったが、お菊池以降続く厳しい下りは整備された
おかげで安心して下る事ができた。
【花を愛で、10座のピークハントと爽快な稜線漫歩。
そんな4月恒例の山行は期待に反し、冬のような荒れた稜線歩きに
なってしまったが、今年は少し予定を前倒ししないと花の時期を
逃しそうな印象を残した山行だった。】
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