鈴鹿で沢登り初め��宇賀渓・蛇谷〜竜ヶ岳
三重県
滋賀県
alpine3B
体力度について
- GPS
- 06:06
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,168m
- 下り
- 1,172m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:06
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
宇賀渓本流・蛇谷：多くの滝が直登できる。直登できなくても巻きはできるっぽい？ 竜ヶ岳〜金山尾根：人大杉ワロタ。 |
写真
拍手林道から大賑わいだ
いや、少ないということは流石にないよね？
合わせて巻いちまったわ。
左手に進む
景色を独占できるのはここが最後とは知らず……
感想
沢登り初め�◆�二日目は蛇谷へ。前日は宇賀渓キャンプ場で泊。なんかリニューアルばかりのキャンプ場で結構綺麗でいろいろ整っていたのだが、どうせ自分がするのは野宿なので整ってなくていいから安い方でよかったかな……でも翌日は大変便利だったのでヨシ。普通にキャンプするだけでも楽しそう。
翌日、大量の竜ヶ岳登山者に囲まれつつ登山口に到着。吊り橋を二つ渡り（後ろがつかえているのに吊り橋の上でポーズ決めて写真撮りまくるのは止めようね！）魚止滝前で河原に降り立ち沢登りスタート。いきなり魚止滝を右手斜面から越さないといけないのだが、微妙にきわどくて朝一からヒヤヒヤした。まだ体は副交感神経モードらしい。
滝上は昨日と同じく花崗岩の白と水の緑に彩られた沢になる。しかし元越谷よりは川幅が狭く、いかにも本流遡行って感じのゴルジュも越えていきながら進むと蛇谷分岐。左には本流の燕滝、右には蛇谷の入り口滝がかかる両手に滝の贅沢な光景である。こっから蛇谷に入る。入り口の滝はシャワーを浴びつつ右上に抜けるが覆い被さる岩に邪魔される。その上には2段13m、これはさすがに無理なので左手ルンゼの途中から滝身に寄って巻く。木の根っこをつかんで難なく越せた。落ち口に謎の鎖が設置してあった。その上も滝が続くが今日も花崗岩にラバーソールが刺さって快適に登れる。そのうち登山道とクロスして1回表裏終了といったところか。
ここから先は五階滝というエリアになるが、最初の9m滝以外はなんかよくわからんうちに越していた。次に2条CS滝を迎えたあたりで、もしかして水量があまり今日は多くないのか？と思い始めた。というのも何故かネット上の記録は台風一過とか雨続きとかのときに行っているのが多く、魚止滝や9m滝でも「泳いで取り付き」とか書いてあるのだ。今日はいずれも全く泳ぐ必要はなかった。このCS滝にしても2条ともゴウゴウ流れているのが多かったが今日は左はチョロチョロ程度である。いやでも右は勢いよく流れているし少ないってことはないと思うけどなあ……と訝しがりながら進む。
その上に8m滝が現れここから四階滝という登りがいのあるエリアを迎える。最初の8mは左手水際、ロープは別にいらないと思った。そのすぐ上に6m、水際は上れそうにないので左手斜面よりを登る、これも別にロープはいらない。その上にあるけっこう深い釜つき小滝を2つまとめて巻いて終了。たしかにここは楽しいエリアだった。その上にもゴルジュ状地形は続き、次の8m、左から行ったが落ち口のラスト一乗り越えがちょっと怖くて左岸から巻き。岩にはラバーがしっかり刺さるが落ち葉があるとたちまちノーフリクションとなるので巻きが意外と大変。ここが今回の数少ない敗北ポイントだった。その上の5mCS滝は過去にかかっていた流木が流され消滅していたので取り付くしまもなく左岸巻き。その先、右岸にひときわ大きな壁が出現したところで堰堤みたいな一枚岩の2条滝。こちらも左の流れが枯れていた。流れてない側の溝をステミングで登った。
ここを越えると明らかなゴルジュや狭い地形というのは減ってくるように思われる。かわりにゴーロや崩壊地が所々に出てくるようになる。少々雑然としてきた谷を進んでいくとCo730の谷の屈曲点で4連瀑、これは普通に歩いて越えて、その先は完全にゴーロになった。やや傾斜の増してきたゴーロを進むとCo850の二俣に到着した。意外とはっきりした二俣で、ここを左にとり竜ヶ岳の源頭へと向かう。
もう後はこんな感じのゴーロが続くだけだろうと思っていたら、意外にもここからまた両岸狭めて小滝を連続してかけてきた。いずれも直登は容易で進んでいくが、やがて壁は低くなってきて空の青さが目についてくるようになる。さらに両岸上の方には草原が広がっているのが見える。源頭に近づいていることを実感しつつ進んでいくとCo950でついに両岸に草原が広がるようになった。振り返ればまた伊勢湾まで見える三重県側の眺め。竜ヶ岳の源頭に到着である。地形図でも「草原」の記号が広がる美しいなだらかな草原はそのまま竜ヶ岳までつながっている。ところどころにツツジなどの花も咲くそこは登山道も通っておらず、蛇谷遡行者のみに与えられる桃源郷だった。
谷筋はもう楽しくなさそうなので斜面に移動する。皆同じことを考えているようで遡行者のものっぽいトレースができていた（獣道なのかもしれないが）。めっちゃいるという鹿は下部で1頭見かけただけだった。ただ、斜面は鹿の糞まみれでここが草原になっているのは事実上の食害なのでは……とすら思わせる量だった。蛇谷源頭の斜面と、振り返った景色を独り占めしながら歩く。稜線や金山尾根を歩く登山者の姿も見える。この詰めは標高差150mくらいだがこんな詰めなら400mくらいあっても耐えられそうだ。
やがて竜ヶ岳山頂に北東斜面方向から飛び出したのだがそこは快晴のGW、びっくりするほど多数のハイカーが溜まっていた。昨日は強風で寒かったろうが今日は山頂でまどろむにも最高の天気だから無理はないが今までずっと一人で遡行してきたのであまりの落差に面食らって結局山頂にあまり長居はしなかった（近くでタバコを吸い出した奴がいたのもあるが）。
そこから先はもうただの帰路。竜ヶ岳を振り返りつつ展望を楽しめるうちは楽しみ、金山尾根に入ればあとは無数のハイカーを追い越しつつ高速下山をしたのであった。天気のいい尾根を進んでいると縦走を久しぶりにしたくなるな。奥駆でもしようかしら。
☆蛇谷、かなり楽しい面白い谷だった。何より直登トライできる（し、越せる）滝が多いのがアスレチック感が強くて満足。ここならリピートしてもよいと思える楽しいところだった。あとはもう少し人が少ない時期に行けたらよかったかな。
鈴鹿の沢はラバー最強。
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一つ基本的な質問をしたいのですが、沢靴はフェルトとラバー、どちらを履いていますか？
一応両方持っていて行先に応じて選ぶ形にしてますが、基本的にはフェルトですかね。
ラバーは特定の地質のエリアではかなりの効果を発揮しますが、水中にヌメリがあるようなところには滅法弱く、フェルトで遡行できるところをロクに歩けないようなこともあります。
ただ、フェルトはフェルトで落ち葉や泥濘の斜面では滑りやすいという欠点もあったりします。
結局実のところあまりよくわかっていません（嘘だろおい）
フェルトの方がベーシックなんですね。
場所によりけりだと思うのでどちらが良いのか悩んでおりました。
とりあえずフェルトに手を出してみたいと思います。
ご教授いただきありがとうございました！
いえいえ、この程度のことしか言えなくてすいません。
とりあえず1個買うならモンベルのサワーシューズが値段的にもおすすめと思います。
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