室堂−浄土山−雷鳥沢−別山南峰−真砂沢−剱沢−雷鳥沢−一ノ越−雄山−タンボ平−黒部平駅

2023年05月03日(水) 〜 2023年05月05日(金)

• GPS: 24:14
• 距離: 37.6km
• 登り: 3,964m
• 下り: 4,579m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:54
• 合計: 5:04

10:44 室堂
11:56 11:56 室堂山展望台
13:41 14:00 浄土山
14:22 14:54 室堂
14:56 14:59 ホテル立山
15:48 雷鳥沢キャンプ場

2日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 2:44
• 合計: 11:23

7:00 雷鳥沢キャンプ場
7:03 7:12 浄土橋
9:08 9:38 剱御前小舎
10:06 10:38 別山南峰
11:02 11:22 剱沢出合
11:47 11:47 長次郎谷出合
12:10 12:27 平蔵谷出合
13:31 13:56 剱澤小屋
14:04 14:04 剱沢キャンプ場
14:48 15:18 剱御前小舎
15:28 15:28 浄土橋
15:57 15:58 雷鳥沢キャンプ場
18:23 雷鳥沢キャンプ場

3日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 1:33
• 合計: 7:33

7:51 雷鳥沢キャンプ場
9:56 10:19 一の越山荘
10:46 11:16 一の越山荘
12:23 13:00 雄山
13:12 13:15 御前沢氷河
15:24 黒部平駅

　【滑走斜面】
1日目：室堂山 北東斜面，浄土山 東斜面
2日目：別山南峰から真砂沢，山崎カール
3日目：一ノ越から御山谷，雄山から御前谷，トラバース後 タンボ平

天候

1日目 快晴
2日目 快晴
3日目 晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

09:00 くらいまでは雪面は凍っている
時間とともに雪が緩んできて春スキー適になる

ファイル

非公開 20230503_立山・室堂BC_計画書.pdf

（更新時刻：2023/05/07 17:35）

写真

5/3 10:49

室堂から室堂山の見たところ

5/3 11:28

立山周辺での山スキーは最高過ぎた

5/3 11:55

5/4 7:49

地獄谷と雷鳥沢

5/4 12:07

源次郎尾根取り付き

5/4 12:07

平蔵谷は雪崩の痕跡がある

5/4 14:03

剱沢のトイレ

5/4 14:03

テント数は数えられるほどしかない

5/4 15:11

剣御前小屋に戻ってきた

5/4 15:11

登りはカリカリでシール登攀に苦労したが，午後には雪が緩んで滑走楽しい

5/4 15:26

浄土橋の手前
壁になっている

5/4 17:32

夕暮れ時の

5/5 9:13

3日目も午前は快晴

5/5 13:11

雄山から滑走してきたところ
大きなデブリがありストックで刺すと固い．これが当たるとただじゃ済まなそう．

5/5 14:02

黒部ダムが見えてきた．ここまでのトラバースが結構しんどかった．雪が緩み過ぎて板と制動が難しかった．

5/5 14:48

トラバース終わり
タンボ平を滑走する．

5/5 14:48

ダムのエメラルドグリーン
いよいよ本山行もおしまい

撮影機器：

α7S ILCE-7S SONY

装備

個人装備

ザック サブザック 個人用マット シュラフ スキー板 スキー靴 ストック シール スキーアイゼン ビーコン プローブ シャベル アイゼン ピッケル ヘルメット 防寒具 インナー上下 靴下 シェルジャケット シェルパンツ 中間着上下 アウター手袋 中間手袋 インナー手袋 ニット帽 バラクラバ ネックウォーマー サングラス ゴーグル 日焼け止め ヘッドライト シュラフカバー 非常食 マッチ ライター メタ 雪袋 ロールペーパー テントシューズ 水筒 行動食 地図 コンパス 時計 計画書 筆記用具 携帯電話

共同装備

テント一式 銀マット たわし 雑巾 炊事具 コッヘル中小 ガス大2 コンロ2 お盆 医療具 ツェルト

感想

ShoNu

　積雪期の立山は初めて．立山周辺を山スキーで存分に楽しむことができた．黒部湖まで滑走で降りてこられたのは達成感が大きい．3日間を通して日差しが強く，ほぼ無風で非常に暑い．日焼け対策を怠り，唇が少し腫れてものが食べにくくなった．これまでの反省をもとに，5月だからと油断せずダウンや防寒手袋などを持参したが，全く必要がなかった．それよりか，荷物軽量化の努力をした方がよかった．あると面白いと思い持参した双眼鏡は一度も使わなかったし，ガス燃料も多すぎた．
　全装備（100 Lザックに感覚的に25~30 kgくらい）を背負っての滑走は，バランスの保持が難しく足への疲労度が大きかった．何度もこけたり休憩したりで下山に時間がかかってしまった．雄山山頂からの滑走では，山頂直下の急斜面でこけてスキーのビンディングが外れた．その後，体勢を立て直すことができずもはや滑落の状態になった．雪面に足を突き立てても体が回転してザックが斜面下方向に向くような体勢になるだけで止まりはしなかった．回転しているうちに左右のリーシュが絡まってしまったので，足を下方向に向けた体勢でシリセードに近い状態で滑った．最終的には肘を雪面に押し当てることで，斜度が緩んだあたりで止まった．滑落中は「斜面が緩むとこまで行けば止まるだろう」という思いがあり，慌てることはなかったが，ストックを持ち替えて雪面に突き立てるなどの対応はするべきだったと今は思う．雪面に石や岩がなかったから怪我がなかったようなもので，運が良かった．
　御前谷からタンボ平までのトラバースでは，3日間の内で最も雪が腐って重くなっており，荷物が重いのも作用してか思い通りに滑走ができず時間がかかってしまった．ジルブレッタ（スキーのビンディング）は登山靴に装着することができるため登りや移動は快適で楽だが，滑走時の板の操作性が難しくなるので条件が悪いときには不利かもしれない．それとも練習や努力・筋肉で解決することができるのだろうか．