【阿智セブンサミット四座目】富士見台から南沢山そして神坂山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 794m
- 下り
- 795m
コースタイム
天候 | ☀ 雲一つない快晴・微風 最高の登山日和 【気温】 登山開始時:5℃ 神坂山:10℃ 下山終了時:10℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【展望】 富士見台からは百名山の内、23座が眺められると評判です。 今日は中央・南アルプスの山々は殆ど眺望できました。 【水場】 富士見台と湯舟沢山の中間辺りの谷で得られます。「横川の名水」と 呼ばれてます。 【登山道】 笹原の中に明確な道が続きます。 (7月以降に一帯の道の笹刈りが行われたと思います。) わずかな標高差の登降なので、展望を満喫しながら歩けました。 |
その他周辺情報 | 林道は「水またぎ」周辺から神坂峠の間で路面凍結箇所が有りました。 |
写真
感想
富士見台も今回で四度目だが、一度として展望に恵まれたことがない。
富士見台から北側は初めて歩く山だ。
伸びやかに広がる笹原と展望の稜線はどんな眺めを見せてくれるか楽しみだ。
林道・大谷霧ヶ原線で強清水、追分の登山口を過ぎると路肩には
雪が残り、所々凍結した路面が現れる。
神坂峠の駐車地に車を止め、身支度を終え身体をほぐしていると
目前に連なる南アルプスの奥から陽が昇ってきた。
今日こそは評判の展望が得られるだろう、楽しみだ!
古代東山道・神坂峠から、朝陽を浴びた恵那山を横目に尾根の西側に
絡んで行くとやがて、笹原が広がる富士見台高原に出て、
萬岳荘からの道を併せると一本道が富士見台へ延びる。
今日は快晴だ。しかも11月末とは思えない小春日和。
四度目にして初めて富士見台が見せてくれた大展望。
初めて眺める富士見台から北の山並みは笹原に覆われた緑鮮やかな
高原状稜線が緩やかに続いている。
向かう先には噴煙を上げ続ける御嶽と乗鞍、そし右へ目を巡らせると
中央アルプス〜南アルプス〜恵那山。
展望に酔うのは後にして、この360度広がる展望を道連れに先へ進もう。
今日のコースは最初に立った富士見台が最高所だ。
横川山、南沢山と 100mずつ標高を下げていき、また戻ってくる。
登りながら帰ってくるというのも妙な感じだな。
富士見台の斜面のようなまろやかな尾根?を下り池が点在する
小さな草原台地に出る。どの池も氷結しており、季節は晩秋から初冬に
入ったことを実感する。
やがて尾根を外れ山腹に絡んで西へ向かい、谷をまたいで隣の尾根に
絡んで行く。伏流水が地表流れ出るこの場所は貴重な水場となり、
枝に架かるプレートが「横川の名水」だと教えてくれる。
山腹をトラバースして横川山から南沢山に続く尾根に乗ると深い
笹の尾根になる。背丈を越すほどの高さだがしっかり刈り込まれた
明瞭な道なので雰囲気を楽しみながら行こう。
小さなピーク、鞍部を繰り返しながら最初のピーク湯舟沢山、そして
三角点の有る横川山と徐々に高度を下げ、木々が増えて展望に欠ける
尾根の平坦地に出ると南沢山の指標に出会う。
南沢山は指標がなければ通過してしまうほど変哲もない場所だった。
笹と樹林に囲まれわずかに御嶽方面が展望できるのみだ。
帰りの登りに備えて少し休もう。美味しいミカンで喉を潤し、
行動食で小腹をなだめたあと、来た道を引き返す。
横川山の登りにかかると、中央アルプスの眺めもすっきりし、
阿智村地区にかかっていた雲海もすっかり消え、南アルプスの残雪も
捉えられようになってきた。
帰り道は山座同定を楽しみながらゆっくりと行こう。
中央アも南アも主脈のピークを一つ一つ確認しながら富士見台へ戻ると、
多くの人が展望を楽しみながらの食事中で、賑わっている。
場所もないので神坂山で食事にしよう。
神坂小屋の手前から緩やかな尾根に上がって、笹の中を辿る。
途中で振り返ると、昔は馬の放牧場として使われていた事が
納得できる広大な眺めが広がる。
深い笹のブッシュに覆われた中に「岩田石」が目印となる神坂山で
のんびりと昼食を摂る。
春を思わせる穏やかな陽を浴びて、静かな山頂を楽しんでいると
途中で会話を交わした刈谷の夫婦連れがやって来た。
山の話、花の話など取りとめのない雑談をしていてつい長居に
なってしまったが、あとは神坂峠へ下るだけだ。
もう一度目の前に広がる絶景を楽しんでから下る事にしよう。
計画が遅れてこの時期になってしまったが、幸い絶好の日和に恵まれ
笹原が広がる阿智の山を堪能できて、満足できる一日だった。
また来よう。
コメント
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onetotaniさん、こんにちは
恵那の方は見事に晴れ渡っていますね。
御嶽の噴煙まだ収まりませんね。
あの日、生還された方だからこそ人一倍複雑な想いで望まれたことでしょう。
この日の計画を知っていましたので南沢山を反対側から上って頂上で
お声がけのサプライズをしてみようかなとも思っていましたが
雪で行けなくなる前に福井の方へ行ってしまいました。
セブンサミットもはや4座目ですか、さすがですね。
higurasiさん 今晩は。
大川入山の翌日に回ろうと思っていましたが、あいにくの天気で延期した
そのおかげで今回素晴らしい景色に出会えました。
笹原が広がるまろやかな山容が、気持ちまで解放されるようで良いですね。
セブンサミッターを狙っているわけではないですが、折を見て残りの山も
登ってみるつもりです。
こんばんは。
小春日和の快晴で,絶好の山行きになりましたね。
阿智の山は,どれも好きです。
ここも笹原の素敵なルートですね
積雪期の横川山の360度パノラマも絶景ですよ
totokさん 今晩は。
評判通りの景色に恵まれた山行でした。
富士見台から北側は初めてのエリアだったので楽しんで歩いてきました。
中央・南の両アルプスを展望しながら高原のような笹原を辿る。
穏やかな景色が魅力的でした。
アルプスの稜線が雪で輝く頃は一層見応え有るでしょうね。
出かけてみたくなりました。
onetotaniさん
こんばんは
実は私も娘の部活の試合で中津川まで行っておりまして、そこから見える御嶽山の
表情は何とも物悲しく見えてなりませんでした(T_T)
しかしながら展望の良さは随一ですね✨
岐阜から下道でも2時間位ですから
行動範囲広げてみたいと思うような
レコ有難うございました✌
kazu97さん 今晩は。
今回のルートはハードなコースもなく、展望は抜群です。
鈴鹿の急登に慣れた人はゆるく感じるかもしれません。
しかしながら遮る木々もないので風に吹かれると厳しいでしょうね。
積雪期にスノーハイクに訪れる方が多い理由がわかりました。
(ふるさと自然園からの入山が多いようですが。)
ここは、歩きやすくて、展望がよくて
とても好きな場所です。
とくに、中ア主峰は、一歩進むごとに
大きく見えて、素晴らしいですよね。
晴天の、展望リベンジが叶ったようで
何よりです。
夏の、ササユリ時期も、オススメです。
komakiさん 今晩は。
眺望するその先に皆さんが揃われていたんですね。
北八からだとまさしく反対方向から同じ山を眺めていたんですね。
南沢山から引き返す頃、一層遠望も利いて山座同定できました。
やっと期待通りの眺望が得られて大満足の一日でした。
雪を踏みしめて歩く時期も素敵でしょうね。
onetotaniさん こんばんは
富士見台、晴天でよかったですね。僕も今年のGWに神坂神社の方から登ったのですがその時も天気が良く、百名山の20座までは確認できました。
来年は萬岳荘の裏のテン場で1泊して恵那山か横川山・南沢山にのんびりハイクをしようかな。
sugi-chanさん 今晩は。
今回のように小春日和に恵まれて、穏やかに続く笹原の山を歩いていると
ただピークを踏んで帰るのはもったいない気分になります。
高原状の尾根を景色を楽しみながらの「のんびりハイク」が似合う山ですね。
時にはこんな歩き方も良いもんですね。
追伸:
南アルプスを挟んで向こう側の北八に行かれていたんですね。
メンバーと天候に恵まれた楽しいレコを拝見しました。
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