記録ID: 552715
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳・奥丸山（新穂高温泉〜中崎尾根）
2014年11月22日(土) 〜
2014年11月24日(月)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,400m
- 下り
- 2,382m
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1日目
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:53
2日目
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 10:07
| 天候 | 1日目 早朝ガス、のち晴れ 2日目 早朝晴れ、穂先あたりでガス&小雪、その後晴れのちガス 3日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
※三連休で30名近くは槍ヶ岳に登っていたものと思われます。このため、新穂高〜槍平、飛騨沢、中崎尾根、奥丸山、何れもトレースはしっかりつきました。比較的積雪は少なかったものと思われます。コース状況につきましては今後の降雪により変わります。参考までに記載しました。 ■新穂高温泉〜槍平 穂高平小屋へのショートカットは、山側の道標が目印。 穂高平小屋から白出沢までは車道歩き。たまに凍結ありますが概ね問題なし。 コース全般、ピンクテープが目印になります。特に河原を越える箇所は多数のテープが付けられています。滝谷出合には木の橋がかかっていました。 白出沢〜滝谷出合の間から凍結が出てきます。行きはまだ通行者が少なく柔らかい雪道でしたが、沢山の人が歩いた後の帰路はガチガチに凍結しており、槍平から滝谷の少し先までチェーンスパイクで歩きました。 ■槍平〜中崎尾根稜線 槍平は積雪30cmぐらい？小屋を背に西側に向かい尾根に取り付きます。取り付き箇所はピンクテープが多数あります。木々の隙間から槍ヶ岳や穂高を眺めながら登り、次第に痩せ尾根に乗っていきます。コースは分かりやすいです。積雪は多いところで30-50cm。ここも帰りには踏み固められ、滑りやすくなりました。 ■中崎尾根〜千丈乗越 行きは千丈乗越への登りのところまでノートレース。ヒザ程度の踏み抜きがありスノーシューで15cmほど埋もれながら通過。ピンクテープは少なくなりますが、木の生え方でコースは特定してました。 千丈乗越への取り付きは道標が出ていました。ここでアイゼンに履き替え、ヒザ下程度踏み抜きつつ夏道のジグザグ道を登りました。 幕営適地は中崎尾根に出ていったん下って登った先の広場か、そのもう少し先にも広めの場所があります。帰りはトレースばっちりだったのでツボ足で戻りました。 ■千丈乗越〜槍の肩〜穂先 稜線は雪がほとんどありません。2850mあたりの岩峰手前で雪が深い夏道を外して尾根にいったん登り、岩峰少し下をトラバースしていきます。そのまま小さな岩だらけ、薄い雪の急な斜面をあがるところが非常に怖かったです。傾斜が落ち着いたところからは肩へはほぼ夏道どおり。積雪は吹き溜まりでヒザ下程度。 穂先はハシゴやマークは出ていて、鎖は半分埋もれていました。ところどころ硬い雪が付いています。 ■奥丸山 途中の痩せ尾根箇所以外テープは少なかった記憶ですが、比較的分かりやすいコースです。 <Softbank電波> 槍のほうに向けると3Gの電波が入るようです <冬季小屋> 穂高平小屋、槍平小屋、槍ヶ岳山荘 穂高平、槍平のトイレは使えました。 槍平の水場は冬季小屋付近の小さな橋のたもとか、南岳のほうに少し歩いたところ。稜線に上がれば雪も豊富にあります。 |
| その他周辺情報 | アルプス海道平湯 600円 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
車道を歩いていくと穂高平へのショートカットコースの案内があります。ここから登山道歩き。
踏み跡多く、皆さん槍平のほうに向かった模様。新穂高のほうに向かうトレースもありました。
ふかふかの新雪の中を歩いていきます。帰りはしっかり踏み固められてガチガチになってました(^^;)
滝谷出合の木の橋。往路では雪が乗っていてかなり怖かったです。。
槍平で水を汲んで、小屋を背に中崎尾根への取りつきに向かいます。（小屋を出発して振り帰って撮った写真です）
積雪が増えたら埋もれてしまうでしょうね。
ここから右手に上がり尾根に入ります
ここから右手に上がり尾根に入ります
ヤセ尾根をぐんぐん登っていきます。トレースがあり助かりました。
せっかく持ってきたのでスノーシューで登ることにしました。
せっかく持ってきたのでスノーシューで登ることにしました。
稜線分岐にでる手前の笹のトラバース道
この辺りは雪が深かった。
この辺りは雪が深かった。
尾根にのって少々休憩してから出発。ここから先は動物のトレースのみでした。スノーシューで15cmぐらい踏み抜きながらもくもくと進みます。
4
11/22 13:05
尾根にのって少々休憩してから出発。ここから先は動物のトレースのみでした。スノーシューで15cmぐらい踏み抜きながらもくもくと進みます。
明日歩く稜線を遠くから確認
千丈乗越にでるジグザグ道ははっきり見えていました
千丈乗越にでるジグザグ道ははっきり見えていました
2日目。ノートレース & 踏み抜き続きの中崎尾根をもくもくと進みます。
奥のピークは奥丸山です。
奥のピークは奥丸山です。
千丈乗越手前
尾根沿いに登り、岩峰の下で右側にトラバースしたあと稜線に向かってハイマツ帯を登りました
尾根沿いに登り、岩峰の下で右側にトラバースしたあと稜線に向かってハイマツ帯を登りました
飛騨沢を登る人たち
朝はヘッドランプの明かりがあちこちに見えていました
朝はヘッドランプの明かりがあちこちに見えていました
斜めになってる道標が目印です。ここからピンクテープに向かってトラバース。
スノーシューはデポしてアイゼンに変えました。
スノーシューはデポしてアイゼンに変えました。
ここから槍平から千丈乗越に直登してきた方のトレースがありました
怪しい雲がかかる槍ヶ岳
しばらく夏道どおり雪のほとんどない稜線を歩いていきます
しばらく夏道どおり雪のほとんどない稜線を歩いていきます
ここで写真には映ってませんが、左側から尾根にのっていったほうが安全です。途中まで目の前の夏道トラバースを進みましたが、雪が深く傾斜もあったので途中で尾根筋に上がって回避しました。
4
11/23 8:08
ここで写真には映ってませんが、左側から尾根にのっていったほうが安全です。
途中まで目の前の夏道トラバースを進みましたが、雪が深く傾斜もあったので途中で尾根筋に上がって回避しました。
途中まで目の前の夏道トラバースを進みましたが、雪が深く傾斜もあったので途中で尾根筋に上がって回避しました。
上の白い建物が冬季小屋のようです
扉に「冬季小屋」と書いてありました
扉に「冬季小屋」と書いてありました
飛騨沢から登って来られた4人パーティーさんと一緒に登りました
そのうちまた晴れることを信じて山頂で待ちます。
山荘に4-5人いるのが見えます。
山荘に4-5人いるのが見えます。
大喰岳も見えてきました♪
穂高まで見たかったけど、幻想的な光景が見れて満足です。
穂高まで見たかったけど、幻想的な光景が見れて満足です。
ハシゴはすべて出ています。鎖は埋もれているところもあります。
岩にアイゼンひっかけないように慎重におりました。
岩にアイゼンひっかけないように慎重におりました。
帰るころにようやくガスが切れてきました
山頂に人影が見えますね
山頂に人影が見えますね
雲で水晶や薬師のピークまでは見えない。でも十分きれいな景色。
千丈乗越に戻ってきました
あまりの天気の良さに途中からアイゼンダンゴが出来てしまいました(汗)
あまりの天気の良さに途中からアイゼンダンゴが出来てしまいました(汗)
槍の下の岩峰をトラバースで巻いた先、行きは小さな岩と少ない雪の急斜面を直登しました。ここもなかなか怖かった。帰りは直登を回避して雪面をトラバースしながら岩峰巻き箇所に出ましたが、どっちにしても怖かったです。
3
11/23 11:22
槍の下の岩峰をトラバースで巻いた先、行きは小さな岩と少ない雪の急斜面を直登しました。ここもなかなか怖かった。
帰りは直登を回避して雪面をトラバースしながら岩峰巻き箇所に出ましたが、どっちにしても怖かったです。
帰りは直登を回避して雪面をトラバースしながら岩峰巻き箇所に出ましたが、どっちにしても怖かったです。
中崎尾根からのルートもしっかりとしたトレースが出来ました。この日槍に向かう人、十数人に会いました。
夜は風もなく静かでした。地震の揺れは感じず、メールで知りました。
時間に余裕があったので、奥丸山にも足を運んでみました。登っているうちに晴れないかなぁなんて期待していましたが、どガスになりました。
3
11/23 14:12
時間に余裕があったので、奥丸山にも足を運んでみました。登っているうちに晴れないかなぁなんて期待していましたが、どガスになりました。
槍平に降りている途中でガスがなくなってきました。
真っ白な南岳と鞍部に南岳小屋
真っ白な南岳と鞍部に南岳小屋
3日目、槍平小屋のまわりは八ヶ岳みたいにくっきりきれいなトレースが出来ていました
装備
| 個人装備 |
ザック(Osprey Ariel 55/青)(1)
ザックカバー(青)(1)
ピッケル(1)
アイゼン(1)
チェーンスパイク(1)
ストック(2)
テント一式(VL14
赤)(1)
グランドシート(1)
ペグ(4)
スコップ(青)(1)
ファーストエイドセット(1)
熊鈴(1)
ヘッドランプ(2)
予備電池(4)
細引き(1)
リペアシート(1)
化粧品(1)
シュラフ(青)(1)
ダウン上下(水色/黒)(1)
着替え一式(2)
マット(1)
料理器具(コッヘルなど)(1)
ガス(2)
ライター(2)
食料・行動食(4)
水筒(800ml)(1)
プラティパス(2L)(1)
財布(1)
保険証(1)
地図(1)
帽子(1)
バラクラバ(2)
厳冬期手袋(2)
インナー手袋(3)
ゴーグル(1)
サングラス(1)
ゲイター(１)
ビニール袋(3)
カメラ(赤)(1)
スノーシュー(1)
簡易ハーネス・ビレイ用スリング(3)
環付きカラビナ(3)
|
|---|
感想
ゲスト
賑やかな初冬の槍ヶ岳でした。入山日は4-5名分のトレースのみでしたが、三連休で入山者は30名ほどいたものと思われます。思いの外、人が多くて驚きました。
中崎尾根に上がるところもラッセル覚悟で行きましたが、先行トレースがあり、楽をしてしまいました。積雪量も2年前に行った知人の写真と比較するとかなり少なかった印象です。色々と条件が良かったです^^;
中崎尾根は槍、穂高、笠、双六といった北アの美しい山稜を眺めながら歩ける気持ちの良い稜線でした^_^
また今度来るときは槍の穂先から穂高まで見渡せたらいいなぁと思います。
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