【ボーコン沢ノ頭南尾根〜シレイ沢向山】
- GPS
- 10:42
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,152m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 10:40
天候 | ◎晴れ→高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
◎バス(広河原→夜叉神峠) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ボーコン沢ノ頭南尾根 荒川の堰堤を越え(現在ヘツリ箇所に単管で足場が組まれていました)巡視路を進みます。 水平道を北沢堰堤へと進み吊橋を渡り作業小屋裏から取り付きます。(池山沢で水は汲めます) 最初の半島状コルから怒涛の急登が始まります。過去ここまでの登り一辺倒は大武刀尾根以来でしょうか、、、 悪場が無いので慣れた方にとっては効率良く高度が稼げるのでボーコン沢ノ頭まで早く上がれるコースでしょう。 藪は2400〜2600辺りまで多少有りますが大した事はありません。 地形図では2600m以降も広葉樹が記されていますが、背丈の低いハイマツ帯と露岩になっています。 ◎シレイ沢向山の尾根。 2660mまて嶺崩ルートを下降します。 ルートはハイマツ帯で尾根北西を巻いているので、東へ伸びているシレイ沢向山尾根を目視で確認出来ないので高度計で確認してハイマツ帯に突っ込みました。 ハイマツ帯は直ぐに終わりますが、それに変わって厳しいシラビソ幼木藪になります。 藪の中で何度か尾根が分かれているので厄介でした。 シレイ沢向山が近づくと穏やになり、大きなヌタ場の先が山頂になります。 シレイ沢向山からの下降は北尾根を選択し小樺沢に架かる橋の袂を目指して下ります。 最後の300mは激下りになるので慎重に行動しました。最後の下降ポイントは河原と橋の高低差が少ないので河原に降りても簡単に林道に乗れるので結果的に問題ありませんでした。 |
写真
感想
週末は雨予報。晴れ予報の金曜日に休みを取って以前から狙っていたボーコン沢ノ頭南。
そして未踏のシレイ沢向山はこの尾根とセットで行くには絶好の場所にあるので迷わず行く計画を立てた。
今回は帰りのバスを考慮して夜叉神スタート。
鷲ノ住山までの林道は軽く走って野呂川発電所まで一気に下って荒川へ。
もう何度目になるのか、、、いつも面倒な堰堤ヘツりは今回単管パイプで足場が組まれており、(過去にも同じタイプはあった)容易に通過。
巡視路を進み始めての北沢方向へ進むと吊橋の向こうに取水施設が見える。
吊橋を渡り、池山沢で水を汲んで問題の取り付きを見ると急斜面ながらも簡単に乗る事が出来た。
尾根は針葉樹の大木が多く藪無しで雰囲気も素晴らしく当たり尾根の予感。。。
尾根はコルで一旦下るて地形図通り怒涛の急遽!
等間隔にある標高点で休憩しながら標高を稼いでいき森林限界手前の草地帯あたりから藪が濃くなるが大したレベルでは無く助かりました。
山頂あたりまで地形図では紅葉樹となっていて、「そんな事はないだろう?」との予想は的中し南アルプスらしく2600過ぎからハイマツ帯に変わります。
ここは激藪ではなく、露岩とハイマツが日本庭園風で少し登ると大岩の向こうにザレた平場があり、眺望が良いのでここで大休止。
カップラーメンを食べコーヒーを飲みながら白根三山〜笊ヶ岳までの展望と荒川源流域を眺めていると次第に青空から高曇りに変わる天気、、、そろそろ行きましょう。
山頂までも露岩を繋いでハイマツ漕ぎはほぼ無し。快適な尾根でした。
ボーコン沢ノ頭からの展望は何度見ても素晴らしい!
北部の景色を眺めながら嶺崩ルートへ。
過去2度歩いているこのルートですが、年々ハイマツが伸びて不明瞭になってる印象。
現在は山と高原地図に破線ながら記載されているので今後は手が入りもう少し明瞭になるかもれませんね。良いルートなので多くの方に歩いてもらいたいルートです。
この嶺朋ルート2660から北東に伸びているのが今回歩くシレイ沢向山の尾根。
ハイマツ帯を突破すると直ぐにダケカンバとナナカマド帯になり「今回は余裕か?」なんて思ってましたが樹林帯で激藪が待ち受けていました笑笑
ここを突破すると藪は薄くなり北側崩壊地からシレイ沢向山の姿が初めて見えました。
大きな凹凸のない山頂は三角点のみ。ピークハンター以外は行く事の無い静かな山頂。
ここからの下山路はどの尾根も林道へ向かうので法面工事の絶壁を避ける必要がありますが、ここは偉大な先人「激藪さん」のブログを拝見したので小樺沢出合方向(橋)へ下ります。
ラスト300mは手を使っての下りになり慎重に下降。林道に無事降りると広河原は直ぐそこ。
楽しい山行でした!
1時間ほどバスを待っている時に、鷲ノ住山で会った釣り人に再開。今日釣った魚の写真や山梨県の他の沢で釣った魚の色の違いなど興味深い話しばかりでした!また会いたいな。
コメント
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こんにちは。一緒に行っている方は体力も知識も技術もある方なので、私も安心して歩けています。毎回色んな学びがあって有難いことです。景色のいい場所から違う尾根沢を見て思いを馳せる、新しい楽しみも覚えました。笑
家に帰るまでが登山、気を抜かずに好きな登山を続けたいです。
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