寄⇒鍋割・塔ノ岳経由⇒丹沢山⇒塔経由⇒大倉（1泊2日）

2015年01月09日(金) 〜 2015年01月10日(土)

• GPS: 26:59
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,138m
• 下り: 2,123m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:25

7:58 寄
7:58 7:58 寄自然休養村管理センター
7:58 8:00 みやま運動広場駐車場
9:37 9:38 櫟山
9:56 9:57 栗ノ木洞
10:14 10:14 後沢分岐
10:18 10:18 後沢乗越
11:21 11:25 鍋割山
11:28 11:28 鍋割山荘
11:54 11:54 小丸
12:00 12:01 小丸尾根分岐(二俣分岐・平二山)
12:13 12:14 大丸
12:21 12:23 金冷シ
12:47 12:51 塔ノ岳
12:52 12:52 尊仏山荘
12:54 12:54 塔ノ岳
13:24 13:24 日高
13:56 13:57 竜ヶ馬場
14:21 14:23 丹沢山
14:22 みやま山荘

2日目

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:04

6:51 みやま山荘
6:54 6:54 丹沢山
7:14 7:14 竜ヶ馬場
7:30 7:30 日高
7:54 7:54 尊仏山荘
7:57 8:06 塔ノ岳
8:21 8:21 金冷シ
8:26 8:26 花立
8:35 8:35 花立山荘
8:52 8:53 天神尾根分岐
9:12 9:15 堀山の家
9:22 9:22 堀山
9:29 9:31 駒止茶屋
9:56 9:59 見晴茶屋
10:06 10:06 雑事場ノ平
10:19 10:19 観音茶屋
10:39 10:40 大倉山の家
10:44 10:44 どんぐり山荘
10:49 10:50 大倉バス停
10:55 ゴール地点

天候

2日間とも見事な快晴、ピーカンです

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き）
0535神田駅発中央線→0553新宿着-0600発小田急線→0718新松田駅着-0730新松田発の寄行きバス→0755頃寄到着

帰り）
11:15大倉発バス→11:28渋沢駅着-11:36渋沢駅発小田急線急行

コース状況／危険箇所等

※1月9日にアップした途中報告から加筆編集しております※

【1日目】
塔ノ岳までは、それほど困難な凍結はなし。
また、10時半頃までは、土道も凍結していて、気持ちよいガリガリ道を踏んで歩けました。
しかし、11時頃から太陽に照らされる南向き斜面ではぬかるみ始めました。昼を過ぎたらめちゃくちゃぐちゃぬるです。こういうとき、ショートスパッツが便利なんだろうなと思いました。泥の跳ね返りで、パンツの裾がだいぶ汚れましたので…。
また、塔ノ岳から丹沢山に向かう北斜面に入ったとたん、道が氷ってました。日高への登り返しまで、20分くらいでしょうか。。結局私は最後までノーアイゼンでいきましたが、20分くらいながら、決意で軽アイゼンかチェーンスパイク着けちゃうのも手かもしれません。
ただ、この時間を歩いた私は、そこのあと、グチャと氷の繰り返しに辟易しましたので、アイゼン着けてると、邪魔だと思いました。私はおかげさまで今日はのんびりみやま山荘泊なので、氷もグチャも、超ゆっくり進んだので、最後まで転ばずに済みました。
【2日目】
7時から丹沢山を下りはじめましたが、最初からチェーンスパイク装着して大正解でした。丹沢山からの南向き斜面下りは、前日のぐちゃがすべて凍結していました。水分が多いところは、ツルッツルな氷面状のところもありました。日高から塔への北斜面は当然凍り。ただ、竜ケ馬場ですれ違った方（塔からこられた方）は「アイゼンなくても全然大丈夫だよ！」とおっしゃっていましたが・・・。
ということで、午前中の塔←→丹を歩かれる方は、アイゼンについては、「なくても大丈夫でしょうが、アイゼンがあるとずっと気楽」と思いますので、私としては装着をオススメします。
アイゼンは塔ノ岳山頂で外しました。下り、大倉（11時前に到着）までは、地面も凍ったまま溶けずに持ってくれたので、問題なかったです。

その他周辺情報

もう1本早いバスに乗れたら、鶴巻温泉弘法の里湯に行きたかった。。。

写真

1/9 5:57

6時発の小田急線急行で出発。

1/9 7:26

新松田駅からのバスは、2番乗り場から。かわいい小さいバスでした。

1/9 7:57

寄に到着。

1/9 7:58

道標がすぐに見つかりました。

1/9 7:58

道標に従って進みます。

1/9 7:59

どんどん出てくる道標。

1/9 8:04

茶畑の脇を歩きます。霜が降りてますねー。

1/9 8:12

ここで、鍋割山方面と「土佐のしだれ」方面が分岐。とうぜん、鍋割方面にむかいます。

1/9 8:14

ここで舗装路終了、ということで、ダウンとフリースを脱ぎ、準備完了。で、土道を上ったのだが。

1/9 8:18

畑中に入っていいの？？

1/9 8:19

え、ここであってる？？？GPSみたら、ルートはずれてるし！！？？

1/9 8:24

不安になって、戻ってきました。

1/9 8:28

というわけで、「土佐のしだれ」方向に行ってみる。GPS的には山と高原地図ルートに合致するみたい。

1/9 8:28

なんか左手に上れる道があったので入る。ほんとは、先のトイレっぽい建物まで行った方がいいのかなー、と思うけど・・・。

1/9 8:30

人があるいた感じのトレースがありました。

1/9 8:33

が、上るのに難儀する2m程度の坂。草をつかみ必死で登りました。道、あってますかね？

1/9 8:33

えー、道が消えましたけど。

1/9 8:33

とりあえず歩きますが・・・GPS見たら逆行してた！

1/9 8:35

とりあえずルート回復のために方向だけは是正して歩いてみた。

1/9 8:36

やっと道標に出会えた！！！私はいったいどこを歩いてきたのか。正しい入り口はどこだったのだろう？？

1/9 8:36

さ、やっと安心してスタートです。15分くらいロスしたようです。情けない。

1/9 8:37

鹿よけゲート発見。

1/9 8:39

正しい道に入ると、しっかり踏まれた山道です。そりゃそっか。

1/9 8:55

1/9 8:56

一瞬道路を渡る。

1/9 8:57

向かいの手すりが登山道。

1/9 9:09

けっこうな坂だなあ、と思ったら左手がルートだった。危うく直登するところだったぜ。

1/9 9:14

わかりやすい道標がたくさん。

1/9 9:22

富士山が見えると元気が出ます。

1/9 9:34

目安時間が書いてある同標、ありがたい。

1/9 9:38

櫟山山頂。

1/9 9:38

けっこう見晴らせる。

1/9 9:40

一瞬ですが素敵な草原風の道。

1/9 9:45

階段登場。

1/9 9:55

栗の木洞に到着。

1/9 9:58

けっこうな勢いで下ります。

1/9 10:05

下ってきたところを見上げてみました。

1/9 10:14

後沢乗越です。細い！2m〜3mくらいですけれど。

1/9 10:16

さ、鍋割山めざしましょう。

1/9 10:44

板道です。

1/9 10:46

道は凍結しています。

1/9 11:08

解けたらすごいんだろうなー。

1/9 11:10

階段の山の一端があらわれてきました。

1/9 11:12

間に、板道も。

1/9 11:17

なんか山頂的雰囲気が出てきました。

1/9 11:19

ソーラーパネル見えた！

1/9 11:21

鍋割山、到着です。

1/9 11:22

1/9 11:23

ドーン

1/9 11:23

富士山と記念写真

1/9 11:23

南アルプスも見えました。

1/9 11:27

悩んだ結果鍋焼きうどんは食べずに、道標に従い、塔ノ岳をめざします。

1/9 11:40

小丸までの間の尾根では、北側から吹き上げるスーパー冷たい風が強かった。凍えた〜〜

1/9 11:53

小丸着。

1/9 12:00

1/9 12:13

かっこいい木。

1/9 12:24

金冷シ到着。

1/9 12:29

山頂までは階段。

1/9 12:40

お、山頂みえたー。

1/9 12:45

初塔の岳の記念撮影。

1/9 12:46

どどどどーん

1/9 12:48

尊仏山荘。寄りませんでした。

1/9 12:50

猫ちゃんがいました。

1/9 12:52

山荘左手から丹沢山に向かいます。

1/9 12:54

北側斜面はそうとう凍っています。

1/9 12:59

岩場で凍っているのはちょっと怖い。だいぶ滑りました。

1/9 13:04

塔−丹の間の尾根、気持ちよいなー、好きだなー。

1/9 13:07

日高への登り返し。

1/9 13:12

南向き斜面は、ぐっちゃぐちゃなのです。

1/9 13:15

でも氷も出てくるのです。困った道だ。

1/9 13:25

日高到着。

1/9 13:26

ここからの尾根もとっても素敵道。

1/9 13:28

1/9 13:31

良い感じの道！

1/9 13:41

1/9 13:44

竜ヶ馬場に到着。

1/9 13:52

もう少しで丹沢山に着いちゃうのがもったいなくて、名残を惜しむ休憩を長めにとってみました。

1/9 13:58

解けてると思ったらバリバリ道だったり。

1/9 14:04

木道もあったり。

1/9 14:17

あー、あと100m。

1/9 14:17

この最後の道がそうとうぬかるんでいました。

1/9 14:19

あ、ソーラーパネルが見えてきた！山頂到着です。

1/9 14:20

かわいい山頂標。

1/9 14:20

木の間の富士山もみごと。

1/9 14:21

逆行になっちゃった。

1/9 14:21

本日宿泊のみやま山荘です。

1/9 14:21

山頂はけっこう広いですね。

1/9 14:24

冬眠中の外の流し台。

1/9 15:08

さて、山荘受付をすませ、2階へ行きます。

1/9 14:32

階段から見て右手は、2段作りの大部屋です。これが1階（布団10枚）

1/9 14:32

これが畳敷きの2階。

1/9 14:32

階段から見て左手の手前側。

1/9 14:32

左手奥側は、布団2枚で1部屋の個室が2つ。

1/9 14:32

はい、その個室、一人でつかわせていただきました！贅沢すぎる！

1/9 20:01

こちら、みやま山荘の枕カバー。かわいい！

1/9 15:07

続いて1階のご紹介。正面が乾燥室、この右手にトイレ（とても清潔）

1/9 15:08

歓談スペース。足もとにストーブがあり、ありがたかった。

1/9 15:08

棚の上は、お供えスペース。朝、ご主人がごはんをおそなえしていらっしゃいました。

1/9 15:08

下にもチベットの？仏画が飾ってありました。

1/9 15:02

ヒマラヤ本だらけの本棚。ちょこちょこ読ませていただきました。こないだ、「神々の山嶺」を読んだばかりなので興味深かったです。

1/9 15:01

ビール1本500円。どうせ飲むことを見越して、2本まとめて購入。

1/9 15:11

小屋番さんのご好意で分けていただいたプリッツ！生涯でもっともおいしいプリッツでした、といっても過言ではありません。次回はつまみ、忘れないようにします。

1/9 16:32

街方面の夕焼け景色。

1/9 17:59

1/9 18:57

部屋に戻ると、街の夜景が広がっていました。

1/10 5:57

朝食です。炊き込みご飯をもりもり食べました。オコゲがおいしかったー。お味噌汁。

1/10 6:15

日の出直前の幻想風景。

1/10 6:53

さーて日の出とともに出発です。

1/10 6:54

富士山も太陽を浴び始めました。

1/10 6:56

スタートからアイゼン装着。このチェーンスパイク、初装着なので少々手間取りました。

1/10 6:55

凍結階段を気持ちよくザクザク下っていきます。

1/10 7:06

見晴らしのよい尾根から。富士山の真上に月がいました。

1/10 7:09

ツルッツルの凍結です。

1/10 7:16

竜ヶ馬場。尊仏山荘に泊まったというご夫婦連れとご挨拶。道などの情報交換。

1/10 7:18

靴跡凍結の図。

1/10 7:37

あとは塔までが今日の登り最後。小屋もすぐ近くに見えるくらいで、あっという間でした。ああ、もっと登りたい。

1/10 7:40

高所恐怖症的には、怖い怖いはしご下り。アイゼンつけてるからなおさら。

1/10 7:49

氷ってます。

1/10 7:57

昨日は気づかなかった・・・。お参り。

1/10 7:57

今朝もみごと。

1/10 7:58

昨日取り忘れたかわいい標

1/10 8:05

三浦半島方面もよく見えました。

1/10 8:06

こっちは伊豆半島方面。海の上に雲が出ていますね。

1/10 8:07

水を飲もうとしたら、凍っていた！シャリシャリしておいしい氷水。

1/10 8:21

金冷シまで下ってきました。むー、このへんから膝の痛みが出てきてしまいました。やばい。

1/10 8:23

鍋割から来たときは「なぜ金冷シ？」と思ったのだけど、なるほど、ここか。

1/10 8:26

まだ高度感があり、展望よいですね。

1/10 8:26

富士山も。

1/10 8:27

海も。

1/10 8:33

一つ目の山小屋が見えてきました。花立山荘、ですね。

1/10 8:40

ここでも靴跡凍結の図。そろそろ日が差して、溶け始めちゃいそう・・・。

1/10 9:09

開けた富士山、最後かなー。ばいばーい。

1/10 9:09

振り返っての写真。膝をかばい、めっちゃ難儀しました。もっと楽しみたかったのに！

1/10 9:18

膝、ほんとに下りで痛いので、登り返しがマジうれしい。登りだとなんで大丈夫なんだろ

1/10 9:22

あと3分の2か。大丈夫か私・・・膝痛い・・・

1/10 9:26

空が青いなあ。

1/10 9:31

9時半。まだ道は凍結してくれています。下山までもってー！しかし膝が痛い。

1/10 10:02

大倉高原山の家経由ルートとの分岐。

1/10 10:14

先ほどの分岐からの合流。

1/10 10:22

下界が近づいてきた。

1/10 10:30

ゴールかな、と思ったけど若干つづく未舗装路。

1/10 10:31

やっと舗装路！膝が安心。

1/10 10:32

なにやら建物が。窯所のようです。

1/10 10:34

心得、ですね。

1/10 10:35

出口が見えました。

1/10 10:37

出たところではなく、出たところの左手にあった。国定公園のゲート門、なのですね。

1/10 10:38

0.5kmくらいかな、道路を歩きます。

1/10 10:39

大倉の家

1/10 10:40

振り返ったところ。山神社の入り口です。

1/10 10:46

見えてきたー。

1/10 10:46

大倉バス停に到着です。10:46。がんばれば10:38のバスに間に合ったかなー、でも今日の膝だと無理だったなー・・・など。

1/10 10:54

バスを待つ間のソフトクリーム。うまかった

1/10 21:17

今日の収穫。大倉手前のお食事処「黒門」の横にあった無人売店でGET。長ネギはザック脇に差したった。

装備

個人装備

500mlいろはす 山専ボトル500ml湯 ブラティパス水1L アンダー（Fineのフラッドラッシュスキン） 長袖アンダー（MILLET） フリース（ノースのピンク） スポーツタイツ（cwx) 秋冬用長ズボン（Fineソラノ） ダウン（パタゴのピンク） カメラ コンパス 山と高原地図 ストック スパッツ 温泉セット（使わず） 靴下2セット 手袋2セット 靴はGarmontピナクル 帽子 バフ

感想

hnhn

大山までは行ったことがあったものの、初めての本丸の丹沢でした。
有給休暇を取得して、どこに行こうかなあと考えてみた結果、一回はやっとかなきゃ話が始まらないだろう、ということで丹沢を選びました。
せっかくなので、塔ノ岳だけではなく、丹沢まで足を伸ばしました。ほんとは蛭が岳にも行きたいと思っており、13時までに丹沢山頂に着いたらがんばろうかなー、なんて計画していたのですが、とてもとても、仮に時間が足りたとしても、そんな体力は残っていませんでした。ということで、蛭が岳は次の機会まで取っておきます。

今回はついでに、初めての単独山小屋泊も。場所もさることながら、食事の評判の良さでみやま山荘を選んでみました。いやいやいやいや、これが素晴らしい山荘でした。時期と曜日でとっても空いていたので、個室を一人で使わせていただきまして。ありがたいことです。食事も評判通りおいしかったし、お布団も暖かく清潔で。トイレも清潔に保たれています（紙はゴミ箱式）。

丹沢、塔ノ岳は、「階段の山」「ぐちゃぐちゃの山」というような評判を聞いておりましたが、ほんと、その通りでした。階段はまあ、よく整備されていて、特に困難はせず、今度は大倉尾根の登りも来てみたいと楽しみに思いました。しかし、ぐちゃぐちゃは、困ったものですねえ。これ、季節的にはいつまでなんでしょうか。霜柱の季節は、午後にかかる歩きはできないってことでしょうかね。ちなみに、2日目にわたくしが下山するとき、長靴で登ってくる方をお見かけしましたが、備えてのことなのでしょうね。それくらいの覚悟が必要、ってことか。

しかし、今回の後悔は、下山時の膝痛です。初日の登りは全くもって快調だったのに、塔ノ岳からの下り早々に膝が痛み始め・・・。そうとう難儀しまして、下りはコースタイムを上回る時間がかかってしまいました。ああ、大丈夫かなあ、これからどうしよう。

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コメント

ymgch

鍋割山で・・・
はじめまして。
先ほど鍋割山から下山する際に、入れ違いで登ってこられた方ですね（^^）
今日は1日素晴らしい天候でしたね！
明日も朝からステキな景色に出会えますように。気をつけて下山してきてくださいっ。

hnhn

Re: 鍋割山で・・・
こんにちは！コメントありがとうございました！お返事が遅くなりましたが…。
きのうも今日も素晴らしい好天で、みごとな景色に出会えました。
が、きのう、ymgchさんも、グチャぬるな下山になったのですね。
ま、景色を作るのも地面を司るのも、太陽の力を感じます。雪も、氷も、泥も、全部、山！ですよね！