鳳凰三山-2（御座石温泉〜燕頭山〜鳳凰小屋テン泊〜地蔵ヶ岳〜観音岳〜鳳凰小屋テン泊〜ドンドコ沢〜青木鉱泉）
imonee
体力度について
- GPS
- 54:26
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 3,008m
- 下り
- 3,074m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 7:43
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:36
| 天候 | 7/15 くもり時々小雨 7/16 雲多いが青い空！ 7/17 晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
甲府ターミナルホテル前泊5,500円 甲府〜韮崎 JR中央本線242円 韮崎〜御座石温泉・青木鉱泉 茅ヶ岳観光バス1,800円＋荷物代200円＝2,000円×往復 https://kayagatakekanko.jimdofree.com/%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E3%83%90%E3%82%B9/ 韮崎〜高尾〜立川〜最寄駅 JR普通列車2,640円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★御座石温泉はトイレの手前の暗い道が登山口 ★御座石温泉〜燕頭山は危険箇所はないが急登でつらかった(T_T) ★燕頭山からは平坦ぽい道も多くなるが部分的にはやはり登る（当たり前） ★鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳は最後の白砂の急登がつらいしちょっと怖い ★高嶺に行こうとしたが登り返しがイヤなので下りに入る手前で引き返した。絶景なのでちょっと歩くだけでもおすすめ ★地蔵ヶ岳〜観音岳は絶景なので多少のアップダウンも気にならないよ ★観音岳〜鳳凰小屋は地味な急登の下り。見所は特にない（←ヒドイ） ★ドンドコ沢は段差も大きくいつかの台風で崩れた箇所があり鳳凰小屋のサイトには「現在は中〜上級者コースとなっており下りではおすすめしない」（でも「登りは体力が必要」）と書いてあり不安だったが、歩いてみたらけっこう普通だった。ロープ場は何箇所かあるが、下記サイトにある一箇所のみ若干難儀した（普通は難しくないレベルです） http://blog.houougoya.jp/?eid=1214952 ★鳳凰滝は「200m」の看板から5〜10分ほど、若干ワイルドな狭い道を歩く。赤リボンや赤ペンキの矢印もあり迷わないが、ちょっとめんどくさい。しかも滝自体はかなり上の方のやつらしい ★南精進ヶ滝を過ぎ、しばらく歩くと特に分岐の標識はないが、急な斜面をジグザグ に下ってゆく道があり、そこが沢沿いルート。沢まで下ればほぼ平坦で楽だった |
| その他周辺情報 | ★鳳凰小屋 http://houougoya.jp/index.html テント泊（土日など特定日のみ予約定員制）2,000円 ※テントの予約は30日前の18時からサイトの予約フォームにて（争奪戦） ※予約日２日前に確定情報を再度フォームから送る旨、お知らせメールが来ます ※テント設営に石利用禁止。混雑時はロープ禁止。ペグハンマー借りれます ※南アルプスの天然水が豊富♪無料です ※トイレ男女兼用洋式４個室（紙あり・ゴミ箱へ）日帰り客は200円 ※売店は缶の飲料、カップヌードル程度。コーラ350ml500円、カップヌードル500円。お湯の提供はなし。ゴミはすべてお持ち帰り ★御座石温泉 登山口のトイレ洋式１個室（紙あり）・男性用１個室 （チップは必要だったか？払った記憶がない…すいません） ★青木鉱泉 トイレ 男女別和式２個室（紙あり） ※青木鉱泉利用者以外はチップが必要（100円だったかな？） 帰りのバスの切符は青木鉱泉受付で購入する 自動販売機のファンタグレープ（500ml）250円でした |
写真
今回の食料です。お米2合、早ゆでパスタ2食ぶん。写ってないけど行動食もあんドーナツにカステラ、すいかゼリーにさくさく塩味などたくさん持ってきましたw
3
いやぁお腹ペコペコだよ！ちとゆですぎた（毎度）けど、早ゆでパスタを山で美味しく食べられたのは初めてです！ゆで汁はクノールカップスープ（コーン）を溶かして飲みました
5
まぁ、私が写真ばっか撮ってたから遅いだけで、地蔵ヶ岳から30分で来れるかな？でもここからなら観音岳の方が長くかかる気はしないが…
2
撮影がてら少し休憩しました。私はここ、登山道から外れた場所だと思ってたンですが、普通に登山ルートだったので、ここから下れます
1
先ほどのロープ場の全体を写す。登りなら全然問題ないですね。まぁ、私も一人でなんとか出来たと思うけど、後ろに人がいたので焦っちゃって…（言い訳）
1
道標はないけど、下に続くジグザグ道が。まっすぐの道も続いてるけど、さてはここが分岐かな？山と高原地図見たら、森ルートと川ルートがあったンだよね
1
装備
| 備考 | 半袖ドライレイヤー、長袖メリノウール、Tシャツ、夏用トレッキングパンツが行動着。夜はフリースとライトダウンを着用。寝袋に入っても寒い時間もあった |
|---|
感想
(￣∀￣)v
このレコは、2017年に歩いた残雪の「鳳凰三山-1」から続く、
6年越しの時間差縦走達成となった壮大な記録である！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1128753.html
※ちなみに「鳳凰三山-1」とは三山マイナス1と、レコその1の両方の意
※今回の「-2」は三山のうちの2山とレコその2の両方の意（←何だそりゃ！）
前回は夜叉神峠から南御室小屋でテン泊し、残雪の鳳凰二山を堪能。
しかし観音岳〜地蔵ヶ岳は急斜面で滑落者も出たとのこと、
めんど…いえ危険と判断して引き返し、次の宿題としたのでした。
その時は、絶対ドンドコ沢で滝を見るンだ！だから夏に行こう！
そう決めていたにも関わらず、直前でネット情報を確認したら
2019年の台風で登山道が荒れ、危険箇所がいくつかあるとのこと。
ただでさえドンドコ沢コースは段差が大きくきついルート。
だからゆっくり下りで使う予定でいたが、下りこそおすすめできないとのこと。
だが私の体力では登りではもっとムリだろう…(-_-;)
どうする imonee! To Be Continued…
とはいえ昨年も同じ時期に苦労して電話予約しながら
直前に天気の悪さや不安からキャンセルしたため
今年は絶対に成し遂げなければならない山行のひとつ。
14日の夜に甲府で前泊し、バスの時間の50分前に韮崎駅到着。
混むのを恐れて早めにバス停に並びました。
通りすがりのおばさんに「山登るの？一人で？すごいじゃーん」と話しかけられて苦笑しているうちに、ぼちぼちと登山者が並び始めた。
小雨もパラついてきましたが、登るには涼しいのでちょうどよい。
やがてそこそこの行列になったころ青木鉱泉行きのバスが到着。
停車した位置が列の後ろに近かったため、運転手さんが後ろから受付を開始。
どうせ全員座れるのだからいいよねと思ったのだろうが、並んでる側からすると腹が立つし、先着順に好きな席を選ぶのが当然の常識です。
すると誰かが「先頭はあっちですよ」と強く言ってくれたので助かりました。
最初に受付された一番後ろの人は全然悪くないのにばつが悪そうで気の毒でした。
（よく考えたら一番先頭だった私がすぐにドアの方に行かなかったのがまずかったかなと…(^_^;)でも狭かったし、運転手さんがこっちに来てくれればよかったのに）
その後もパラパラと登山者が乗車し、満席寸前でバスは発車しました。
ちなみに小淵沢からのMOUNTAIN TAXIに乗った時も思ったけど、韮崎も山に囲まれてるので途中の景色がとてもよいですね(＾∀＾)
御座石温泉でバスを降り、しばしトイレ行列。
やはり雨っぽい天気で、ザックカバーを装着し行動食を立ち食い。
食欲はあまりなくて無理やり口に入れた感じ、調子はイマイチですが
トイレの手前の薄暗い登山口からいよいよ登山開始！
のっけから急登です！
(;￣Д￣)ハァハァ…
今日は天気のせいか登山者は少ないようで
他人を気にすることなくのんびり歩きます。不安なので熊鈴は鳴らして。
いったん急登が終了して平坦な道になり、また登りに入る手前が西ノ平？
ここからが登りの本番、危険箇所や難所はないが、2,000m超まで一気に登ります！
当然ですが登山道、石あり岩あり木の根っこあり、なんだかんだでつらいです。
テン泊装備を背負っての急登に足はガクガク大笑い、
今日こそ、今度こそもうダメかもしれない…(；_；)
こんなペースじゃ、鳳凰小屋に着くのは何時になるのか、いや、辿り着けるのか…？
燕頭山で引き返した方がいいンじゃ…
なんか祠があったので山頂かっ？と喜んだら、まったく眼中になかった（←ヒドイ）旭嶽でした。そういえば、地図を見た時、そんな山が途中にあったような…？
でも、確か、燕頭山よりけっこう手前だった気が…
それでもたまに見える景色の奥に富士山の頭が見えたりして、
元気づけられながら休み休み頑張って登ります。
やがて道が平坦になり、燕頭山に到着しました。
お昼ちょい過ぎ、約4時間もの時間を費やしましたが…（遅っ！）
ベンチで休憩中に左足がつってしまい、
喉が渇いてたせいもあってソルティライチを一気飲みしたら
潮が引くように治り、あまり食欲はないものの行動食を少し食べて
元気が出たので予定通り鳳凰小屋まで歩くことに。
はぁよかった、一時はどうなるかと思ったわ。
しかし歩き始めると今度は右膝の内側がつってしまい、
狭い道でしばらく立ち止まる羽目になりました。
脇によけていたとはいえ、誰も通らなくて良かった…。
ここからはなだらかな道、平坦な道も多く楽です。
と思いきや、部分的な急登もあったケド
ゴゼンタチバナなどお花を見る気持ちの余裕も出て
崩壊地の超ヤセ尾根や北アルプス展望地、富士見岩などを経て
なんとか3時過ぎに鳳凰小屋に到着できました！
だいぶテントは張られていますが、まだ空いてる場所はあります。
受付時に下山ルートを聞かれ、「ドンドコ沢に下りたいけど大変なんですよね…？」と聞いてみたら、若いスタッフさんだからか「まぁ、段差が大きかったりはしますが…」と別に大したことないよ的な反応。
Webサイトには「現在は中級〜上級ルート」「下りではおすすめしない」と書いてあったのに？
とりあえず「たぶん御座石に下りる」と伝えてさっそくテン場へ。
奥の2段目の手前が空いていたので人の通らない方に向けて設営。
混雑するためロープは禁止、石利用も禁止です（石ないケド）
ペグハンマーも貸してくれるので助かりました。
でも張った場所の地面は柔らかく、ペグが固定しにくいぐらいでしたが。
そしてさっそく楽しいお食事タイム！
まずは塩分が欲しいため、お湯をわかしてフリーズドライの中華スープ飲みました★
歩いてる時は疲れて固形物食べるのが辛かったのに、テントを張ったら見る間にお腹が空いて、次は早ゆでパスタをペロリ！ちょっとゆですぎたけどウマかった！早ゆでパスタがこんなに美味しかったのは初めてです！
今回は行動食にカステラをたくさん持ってきたので、これもたくさん食べちった。
夜はさらにお米を炊いて、フリーズドライのチゲスープ等で猫まんま。
7時ぐらいには大半の人が寝たようで、いびきもほぼなく静かな夜を過ごしました。
朝は3時ぐらいからざわざわし始めましたが、私は5時過ぎまで寝てましたw
朝食は昨日の残りのごはんで猫まんま。
7時ぐらいに出発して、とうとう鳳凰三山の残り1座、地蔵ヶ岳へ出発！
小屋からすぐに急登の白砂斜面かと思ってたけど地図を確認したらけっこう遠く、急登ながらも昨日よりはるかに軽い荷物で軽快に登ります。
やがて、例の急斜面へ。オベリスクも見えています！
しかしここが、やっぱり急斜面。つかまるところもなく（当たり前）だだっ広く展望もよい、砂で滑るし歩きにくい。
思った通り私には怖くて、ここを下りるのはたぶん無理。登る時も後ろが怖くて、大岩があるところでしか写真撮影ができませんでした（バカ）
怖いからあまり立ち止まれず、疲れるのに私にしては一気に登る感じでオベリスクの手前に到着。けっこう長かったですが…。
今日は予報通り綺麗な青空、ただし雲は多く、下界はあまり見えませぬ。
その雲も真っ白で風景の一部としてとても綺麗。
オベリスクの方は当然、私は行きませンが、レコでよく見るお地蔵様群や山頂標識、岩イワの自然の芸術を1時間ぐらい楽しんでいました。
そして赤抜沢ノ頭。この辺りからシャクナゲなどお花もよく咲いています。
ほんとは高嶺に行く予定だったけど、ちょっと下ってまた登るのがけっこうきつそうに見えて断念。でも下りに入るところまで稜線をちょっと歩きました。
いやぁ、絶景ですなぁ(＾ー＾)♪
ここはいつか早川尾根を縦走する時に取っておこうね（←ほんとにするのか？）
そしてまた赤抜沢ノ頭に戻り、ここからのオベリスクは本当に綺麗。
しばらく休憩したら観音岳へ。これで縦走が完成します！
楽しみにしていたタカネビランジらしき花はあまり見つけられませんでしたが、とにかく風景が素晴らしく、本当に幸せ♪
それでも甲斐駒の頭は見えなかったし、下界や八ヶ岳、富士山なども見えなかったけど、真夏でこれだけ晴れてれば上等でしょう。
観音岳も遠目には急斜面を登るように見えたけど実際はそうでもなく、見覚えのある山頂に到着するとしばらくのんびり。
本当は余裕あれば薬師岳まで行きたかったけど（そして時間的にはじゅうぶん余裕あるはずだったけど）あちこちでのんびり休憩しすぎたためちょっと難しくなり、まぁいいやと（←毎度）
稜線はそれなりに風があるので地蔵ヶ岳では肌寒いぐらいでしたが、やはり太陽に近いというのか強烈に熱く（暑く、ではナイ）でも湿気はないので快適です。
景色を十分に堪能したら、テントに帰ります。
分岐から鳳凰小屋へ、ここも初めての道。
(;￣Д￣)一時間もかからない距離だけど、けっこう急登（下りだけど）でした…。
途中から人の話し声などが聞こえ、まさか小屋からじゃないよな？と思ったら、やはり小屋の人たちの喧噪でした。
ドンドコ沢に出るところでまさかの梯子でちょっと緊張しましたが、小屋に戻ったらカップ麺とコーラを買い（合計千円！）美味しく頂きました。
やっぱりカップヌードルは神だなぁ♪コーラはキンキンに冷えてないとイマイチだな。
しかしテント場は晴天のせいか昨日よりさらに混雑、ロープ禁止で当然なぐらい密集していて、夜トイレに行くのが大変だなと心配になりました。
予約定員制のはずなのに、30張以上あるンじゃないの…？
夜はお米を炊いてお茶漬け食べました。
そして最終日。とうとうテント撤収です！
みんな出発が早いので私が起きた時にはすでにテントはまばら。
さてどうしよう、どこから下山しようか？
ドンドコ沢は不安だけど、滝を見たいし、滝が見たいから夏を選んだのだし、
人多いからそんなに危険じゃないンじゃないの…？（←強引な理論）
だってドンドコ沢で滑落とかのニュース、別に聞かないし…。
そもそも私だって登山歴10年超の、十戦錬磨ぐらいの登山者なのだ。
それに御座石に下りるルートもけっこう段差とかあったし正直もう歩きたくナイ。
中道コースは稜線に登らなきゃいけないし距離も長いから却下。
よし！ドンドコ沢に下ろう！
ちょうど単独のおじさんがドンドコ沢ルートに入ってゆくのが見え、全然関係ないのになんだか安心して、私もドンドコ沢へ。
最初は平坦ぽい道で、沢のそばなので気持ちいいです。
すると若い男性が登ってきたので挨拶をし、「怖いとこありました？」と聞いてみたら、「いや、ガーッて急いで行っちゃうとヤバイけど、慎重に行けば大丈夫っす」と言われたので安心。いや、若い男性と私の体力、違うのはわかってるけどさ。
もしかしてだけど、私もちょっと、大げさに考えすぎていたのかも？
しかも序盤はほんとになだらかな道で、私の恐怖心をかき消してくれました。
一時間ほど歩くと五色滝の看板があり、ザックを置いて貴重品を入れたショルダーバッグだけ持ち、滝の方へ。ちょっと下るけど、帰りは登りだからストックは入りません。
五色滝は素晴らしく、大きくて迫力があり、まさに大自然の中の滝！
水しぶきがかかるほど近寄れるので涼しいし、虹もかかって綺麗です。
先月は北アルプスの岳沢から天狗岩方面のお花畑ルートでアルプスの少女ハイジ気分に浸ったけど、今日はこの五色滝がまさにハイジ気分！
宇多田ヒカルのCMじゃないけど、まさに「ありがとーーー！」でした！
意外と人はいなくて来ても撮影してすぐに行ってしまうので、ゆっくり滝を堪能しました。座りやすい場所もあるし、ほんと一日中いたいぐらいです！
でもやはりそうはいかない、この先危険箇所があるかもだから、少しでも早く出発しなければなりません。場合によっては小屋に戻るという選択もあるかもしれないですから…
次は白糸の滝。これはちょっと見えづらくて（見えるけど）あまり印象に残らず。
そして鳳凰滝。ここは標識のあるところから狭いワイルドな山道を10分ほど歩き、沢には近寄れますが滝がどれなのかよくわからんかった。奥の、上の方にあるやつかしら？それともこの流れ全体が滝？滝よりもルートの探検感が楽しかった。
最後は南精進ヶ滝！展望台は登山道から少し外れると地図に書いてあった気がするが、普通に登山道の途中でしっかり見れました！少し遠いですが立派な滝。
これで滝めぐり完了です！
さて道は、言うほど段差が大きいという印象はなく、ただそれなりにいくつかロープ場とか、傾斜が急なところがあったり、道幅がかなり狭いトラバース道があったりと、初心者なら怖いかもという程度でした。と言いつつ、私もそれなりに緊張しましたが（笑）。ザックがデカイから、変にしゃがんだりするとバランスを崩しやすいしね。ほぼずっと樹林帯だったので天気はよくわからなかったけど、途中からけっこう曇っていた気がします。
でも、終盤、沢に出るところに岩のロープ場があり、高校生のパーティがちょっと難儀していたので待たされ、「こんなのちょろいだろ」とたかをくくっていたら、最後が手強かった…。ここは鳳凰小屋のブログで注意喚起されていた箇所です。
もたもたしていたら後ろに男性二人が来て、頑張って先に下ろうしたけどうまく足場が見つけられず、とりあえず先に行ってもらいました。
ストックは邪魔なので斜面のはじに落ちないように置き、重いザックも下ろしてとりあえず途中まで下りようと考えたら、心配した若い男性が私のザックを先に下ろしてくれ、指示しながら見守ってくれました…(TДT)あ、ありがとう…。
いや、負け惜しみじゃないけど、一人でも下りれたと思うよ？これでも鎖場・ロープ場はそれなりに経験してるし、大した高さでもなかったから、落ち着いてゆっくり下ればなんとかなったはず。でもあぶなかっしいからね、ほっとけなかったンだろうね。
汗くさいザックをもたせちゃってごめんなさい。ありがとうございました<(_ _)>
てなわけで危険箇所は終わり、あとは地味に下るのみ。
確か途中に分岐があって、森の中のコースと沢沿いに分かれるンだよな。
てくてく歩いてると、標識も何もない狭い道の途中に、急斜面をジグザグに下る踏み跡がくっきり。あれ？道こっちかな？
まっすぐの道も普通に続いてるようでしたが、少し先に行ってみる気持ちの余裕もなく、こんなにハッキリ道があるのだからとジグザグ道に入りました。
道は狭く急斜面だから若干怖い気はしましたが、余計なこと考えず黙々と下ろう。
たぶんここで下りれば、沢沿いルートになるンじゃないかな？
下まで下りましたが沢が見えるほど近くはなく、でもほぼ平坦になって、あとはほぼ楽々チンチンコース。途中の標識に「川沿いルート」と書いてありました。
最後の方でずいぶん人工的になりましたが、久々にひらけた道で青空を楽しみ、また薄暗い道に入ってしばらく歩くと青木鉱泉。
やったーーー!!!＼(＾∀＾)／無事に下山出来ました！（←アタリマエ）
汗だくででお風呂に入りたかったけど、実は今朝着替えてしまってもう着る服がない（下着はあるケド）。それにバスの時間にちょうどいいため切符を買ったらすぐにバス停へ。
だがすでに行列で、ちょうど私の前の人で補助席まで満員になってしまいました。
まぁ汗くさいからこのまま乗るのは迷惑だったかもしれないけど。
乗り切れなかった人7〜8人が相乗りでジャンボタクシーを呼んだようです。
私はすぐにバス停に並び、「1時間後に臨時便が出る」という情報に安心し、トイレに行ったり自販機で買ったファンタグレープを飲んで待つことに。
待ってる間に汗も乾いて助かりました。
バスは思ったより早く到着、先ほどのバスの運転手さんがまた運転していました。
青木鉱泉が終点・始発のはずなのにすでに人が乗っていたのが謎でしたが、よく考えたらそうか、さっき青木鉱泉で満席になっちゃったから、御座石からの人は乗れなかったのね！だからこの便は先に御座石に行って乗せてあげたンだな！
青木鉱泉からは3人しか乗らず、臨時便の方が空いてて快適だったというよくあるオチ。まぁそのぶん待ったけどね。汗乾いてもザックは臭いから、すいてて助かりました。
そして韮崎駅に到着。お腹空いたのでそば屋に入り、注文しようとレジに行ったら奥に居る店のおばはんが無反応なので「すいません」と呼んだら返事もせずに面倒そうにやって来て、私が少し間を置いて「山賊そばください」と言ったら「山賊そばは売り切れでもうそこにあるのだけですっ！」とキレ気味に言われ、そこってどこだよと思い面倒になって「じゃあいいです」と言って店を出てシマッタ。なんで店員が客に対して喧嘩腰なのか全く意味ワカリマセン。楽しい登山だったのに気分悪くなってしまった。
仕方ないのでそのまま電車乗って帰りましたが、思ったより混んでいて座れず、座ろうとしても私がすんごく汗くさいからマズイと思ってすぐに立った（苦笑）
その後空いたので座ったら途中から若い女性が隣に来たけど、幸いマスクをしていたから臭わなかったようだ（苦笑）
今回も普通列車で帰ったけど時間がかかったウンザリした（アタリマエ）
でも途中から特急に乗っても中途半端なので、なんとか耐え忍びました（泣）
家に帰ったら鶏肉を焼いて食べたけど、疲労のせいか私の腕のせいかあまり美味しくなく、テントやシュラフだけ干してすぐにベッドで眠りにつきました★
というわけで、念願の鳳凰三山時間差縦走達成、念願のドンドコ沢ルートも歩くことが出来て最高の三日間でした！＼(＾∀＾)／わーい！
考えてみたら南アルプス自体が久々、6年ぶり？(;・∀・)
北沢峠のバスが通行止めだからねぇ、尾白川渓谷ぐらいしか行ってないや。
タカネビランジや他の花をあまり探す余裕がなかったけど、青空も綺麗で稜線をゆっくり堪能できて、今回も最高の山旅でした！
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鳳凰山の最新記録
地蔵ヶ岳の最新記録
燕頭山の最新記録
「苗場山のレコ」から回って、このレコを拝見いたしました。
鳳凰三山制覇、おめでとうございます。
素晴らしいレコですね！
写真も全て拝見いたしました。（サムネイルだけですが
「感想/記録」も楽しく読ませていただきました。
こうなったら、ヤマレコのサーバーがダウンするくらいのレコを狙われたら如何ですか？←ウソです。
わざわざ重たいレコをご覧いただきありがとうございます。
何せ私のあふれる思い出がつまっておりますので、仕方ありません。
867枚もの写真にコメントを付けるのもすごく大変なのですが（←勝手にやってンだろ！）
苦労がむくわれる思いです
これからもヒマでヒマで死にそうな時には是非私のレコをご覧あれ！
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