夏本番の槍ヶ岳…古希の記念に兄貴をエスコート

2023年07月17日(月) 〜 2023年07月18日(火)

• GPS: 19:38
• 距離: 31.0km
• 登り: 2,535m
• 下り: 2,542m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:52
• 合計: 10:31

4:44 スタート地点
5:20 5:31 新穂高登山指導センター
5:33 5:33 中崎山荘 奥飛騨の湯
5:52 5:53 小鍋谷ゲート
6:32 6:39 穂高平小屋
7:24 7:24 白出沢出合
9:07 9:07 滝谷避難小屋
9:11 9:16 藤木レリーフ
10:26 10:38 槍平小屋
13:07 13:13 飛騨沢千丈乗越分岐
14:52 15:02 飛騨乗越
15:15 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 1:03
• 合計: 9:07

5:43 槍ヶ岳山荘
6:09 6:35 槍ヶ岳
6:45 7:02 槍ヶ岳山荘
7:10 7:12 飛騨乗越
8:07 8:08 飛騨沢千丈乗越分岐
10:18 10:20 槍平小屋
11:21 11:31 藤木レリーフ
11:38 11:38 滝谷避難小屋
13:14 13:14 白出沢出合
13:47 13:47 穂高平小屋
14:06 14:06 小鍋谷ゲート
14:15 14:15 新穂高温泉駅
14:22 14:27 新穂高登山指導センター
14:50 ゴール地点

天候

晴れ　陽が射せば暑い!暑い！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

7月16日の午後11時50分に新穂高到着するも無料駐車場は満車。
仕方なく鍋平の駐車場まで上がりましたが、下の方はほぼ満車で一番上段の駐車場に駐車しました。

コース状況／危険箇所等

人気のルートでしっかり整備されています。
滝谷には木製の橋が架けられていて渡渉はしなくていいのですが、幅30cmほどで慣れない人はちょっと怖いかも。
橋の下はかなりの水流で流量も多いから落下は許されません。
ど素人の兄貴は登る前までは穂先へのルートを心配していましたが、実際歩いてみると特に怖がることもなく登れました。
連休明けで穂先もさほど混雑していなかったのでスムーズに登れましたが、最盛期は想像しただけで怖いです。

写真

7/17 4:49

鍋平の駐車場
一番上段にしか駐車できませんでした
ここで仮眠

7/17 4:50

夜明けとともにスタート！

7/17 6:02

蒲田川右俣はかなりの水量

7/17 6:17

林道脇にタマガワホトトギス

7/17 7:21

オオヤマレンゲがかろうじて一輪咲いていました

7/17 7:51

白出沢までは林道歩き
その先は登山道になります

7/17 8:57

湿った所にはオオバミゾホオズキ

7/17 9:15

滝谷にかかる橋
兄貴ちょっとビビっていましたw

7/17 9:15

滝谷

7/17 9:17

見事なV字谷

7/17 9:18

滝をアップ！

7/17 10:26

槍平小屋が見えてきました
このころから兄貴はペースダウン

7/17 11:46

ミヤマカラマツ

7/17 12:46

お気に入りのダケカンバ
森林限界です
いつもここで一服

7/17 12:47

笠ヶ岳の上に夏雲

7/17 12:47

森林限界を越えると日差しが強烈！
かなり暑いです💦
兄貴の荷物の重量のあるものは私が持ちました

7/17 12:52

笠ヶ岳アップ！

7/17 13:06

ミヤマリンドウ

7/17 13:08

ハクサンイチゲ

7/17 13:10

千丈乗越への分岐に到着
まだ標高差500mある(>_<)

7/17 13:13

兄貴、なんとか脚を止めずに進みます

7/17 13:13

兄貴、限界間近⤵
景色を眺める余裕すらないw

7/17 13:24

槍ヶ岳山荘が見えました

7/17 13:47

チングルマが綺麗
私は花の写真を撮りながら兄貴ペースに合わせて進みます

7/17 14:19

シナノキンバイもたくさん咲いています

7/17 14:19

あとひと頑張り！
頑張れ〜！

7/17 14:22

ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑

7/17 14:25

夏真っ盛りの風景です

7/17 14:25

乗越まであとわずか…

7/17 14:26

自撮りして時間つぶしw

7/17 14:29

手前が樅沢岳
その右が鷲羽岳

7/17 14:40

イワツメクサ

7/17 14:48

キバナコマノツメ

7/17 14:56

飛騨乗越到着！

7/17 14:58

稜線の向こうに表銀座が見えました

7/17 14:58

兄貴と半世紀近く前に登った常念岳

7/17 14:58

乗越から槍の穂先が見えました

7/17 14:59

眼下に殺生ヒュッテ

7/17 15:11

ヨツバシオガマ

7/17 15:17

兄貴、ヘロヘロになりながらもなんとか槍ケ岳山荘にたどり着きました
あとは夕食までのんびり🍺

7/17 15:24

穂先にはまだたくさんの人が登っています
楽しみは明日に…ってバテバテの兄貴は登れないw

7/17 16:08

イワベンケイと表銀座
花の写真を撮りながらお散歩しました

7/17 16:09

山荘の傍らにはミヤマオダマキがたくさん咲いていました

7/17 19:40

稜線はガスがかかっていましたが、日没後一瞬晴れました

7/18 4:24

第二日目
日の出前の槍ケ岳

7/18 4:27

遠くに富士山もくっきり
手前は南アルプスの甲斐駒ヶ岳

7/18 4:29

八ヶ岳連峰
一番左に一昨日登った蓼科山も見えています

7/18 4:32

日の出までもう少し

7/18 4:34

真っ赤っか

7/18 4:40

もう少し…

7/18 4:42

同じ様な写真ばかりw

7/18 4:45

来たぁ-!!!

7/18 4:47

テント場と笠ヶ岳

7/18 4:48

大喰岳
このテント場、最高のロケーションです

7/18 4:49

朝日とハクサンイチゲ

7/18 4:51

富士山どアップ！

7/18 4:51

浅間山かな？

7/18 4:52

八ヶ岳連峰

7/18 5:53

さあ穂先へ登ります
白の作業用ヘルメットが似合ってるw

7/18 5:55

穂先へ登る途中にシコタンソウが咲いていました

7/18 5:55

小槍
その向こうに薬師岳も見えます

7/18 6:09

兄貴、最後の階段に取付きます

7/18 6:17

槍ヶ岳山頂到着！
70歳よく頑張りましたw

7/18 6:12

立山
その右側に剱岳の八ツ峰が重なっています

7/18 6:12

薬師岳

7/18 6:26

笠ヶ岳
その右奥に白山

7/18 6:26

眼下に西鎌尾根
手前に小槍も見えます

7/18 6:28

穂高連峰

7/18 6:29

手前に鷲羽岳
その右奥の尖がりが水晶岳

7/18 6:29

遠くに鹿島槍ヶ岳

7/18 6:32

さあ下山です
ビビるなよ〜

7/18 6:35

槍ケ岳山荘が近くなりました

7/18 6:48

山荘まで下りてきました
イワベンケイと大喰岳

7/18 7:48

さあ下山です
昨日登ってきた道を下ります

7/18 7:56

午前中は天気も良いとのこと
景色を楽しみながら歩きます

7/18 7:56

のんびり下ります
(ゆっくりしか歩けない）

7/18 7:57

ハクサンフウロ

7/18 7:58

ミヤマゼンコ？
セリ科の花はわかりませんw

7/18 7:59

クロトウヒレン

7/18 8:18

森林限界まで下りてきました
ここでまた一服

7/18 8:41

キヌガサソウ

7/18 9:29

奥穂から西穂への稜線を眺めながら…
兄貴は景色を眺める余裕もないw

7/18 9:36

クルマユリ

7/18 10:36

ヤグルマソウ

7/18 10:37

センジュガンピ

7/18 10:45

オトギリソウ

7/18 13:45

長〜い右俣林道を歩いて新穂高を目指します

7/18 14:26

新穂高到着
でもゴールはここを登ってその先

7/18 14:53

鍋平駐車場に到着！
お疲れさん！

7/21 8:07

槍ケ岳山頂からの定番風景
透明水彩で描いてみました
前穂が尖がりすぎw

撮影機器：

PowerShot SX280 HS CANON

COOLPIX AW120 ニコン

感想

sumi8848

兄貴が「古希の記念に槍ケ岳に登りたい」と言い出したのがおよそ半年前。
まあトレーニング次第で登れるだろうと承諾しました。
その間、兄貴も地元の鳩吹山などを皮切りに荒島岳、御嶽山の継子岳、中央アルプスの経ヶ岳などを登ったり週に1回から2回のペースで地元の低山歩きを続けて準備を進めてきました。

超人気の槍ケ岳、登る時期は激混みが予想される梅雨明けは避けて梅雨中休みを狙って7月18日で山荘を予約。
でも天気は17日が好天の予報だったので、急遽予約を変更して本番に臨みました。
若い世代の人には申し訳ないのですが、これも毎日日曜日の高齢者の強みですね。

日程を一日前倒しして臨んだ槍ケ岳、これ以上にないくらいの最高の天気で北アルプスの山々はもとより、富士山、八ヶ岳、南アルプス等々すべての山が見渡せる絶景を堪能できました。

ただ飛騨沢からのルートは若い人たちにとっては日帰りが普通の行程かもしれませんが、古希を迎えた兄貴にとっては肩の山荘まででも体力の限界スレスレ。
一日目の登りは重量のあるものはすべて私が持ち兄貴はほぼ空のザックで山荘まで。
二日目は山頂に登頂して下山する途中から足腰の不調がピークに達し、満身創痍で新穂高に到着するありさま。
新穂高から鍋平へは私一人で向かい車を回収して新穂高まで兄貴を迎えに戻りました。

案内役の私には普段の山行よりも楽な行程でしたが、半年前まで全く山に登っていなかった兄貴にとってはとてつもなく厳しい山だったの違いありません。
でも古希の山経験がごくわずかの高齢者が槍ケ岳の山頂に到達できたのは大金星！
兄貴もよく頑張ったと思います。
ほんとに良い古希の記念になったことでしょう。
天晴れ！天晴れ！です(^^)/

コメント

kiyohisa

天晴れ天晴れ！
sumi先輩お久しぶりです！
お兄様との激アツレコ、拝見しました。
飛騨沢からの槍ヶ岳に古希になってから登るって凄いとしか言えません(@_@)
sumi先輩のエスコートが何より心強かったことでしょうね〜
１７日は私も快晴を狙って小池新道から三俣蓮華岳までピストンしました。
槍ヶ岳をずっと見ながら歩きましたが、この暑さで飛騨沢を歩くなんて無理って思っていたら、sumi先輩とお兄様がいらしたとは…(^_^;)
18日の朝焼けも凄い事になっていますね〜
49枚目の写真ヤバいです
まもなく梅雨明けになり、夏シーズン突入しますが、お互いに安全登山で楽しみましょう！

sumi8848

kiyohisaさん
コメントありがとうございます。

登山経験の少ない兄貴にとっては本当に大変だったと思います。
でも兄貴の超スローペースでの一日10時間の行程は、引率する私もかなりの忍耐を強いられ、帰宅時には荷物の後片付けもする気にはなれずぐったりでした(笑)
今回は、ヒマラヤ遠征のたびに応援してくれた兄貴なのでその恩返しになったと思います。

49枚目の写真はコンデジの20倍ズームを駆使して日の登る部分の一部を切り取ったもので”やらせ”的写真です。
なので肉眼で見る景色とはかけ離れた写真ですよ。

またどこかでお会いできるといいですね。
その時を楽しみにしています

mt-mura

お兄さん、とても喜ばれたでしょうね！
素敵な兄弟♪ ^_^／

sumi8848

mt-muraさん
冥土の土産になるって喜んでた(笑)
今回は山小屋の宿泊代、下山してからの温泉や食事は兄貴持ち。
私はガイド＆ポーターに徹しました