朝日連峰周回-南俣から入山
- GPS
- 20:23
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 3,729m
- 下り
- 3,552m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 12:03
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:30
天候 | 22日晴れのち曇り一時雨、23日曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
南俣の駐車場は7〜8台分ほど駐車可 大井沢キャンプ場の駐車場は無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ポストはゆったり館と日暮沢小屋内 ^水場はそれぞれ出てます コース状況 ・南俣出合〜天狗角力取山〜出谷川 現在刈払いの最中のようです。若干藪がかぶって足もとが見え辛いところがありまず。歩行に支障なし。 ・出谷川渡渉 この日の水量は深いところで膝程度、水量ある川なので増水時は注意。 ・出谷川〜明光山〜オツボ峰 登山道は岩屋沢との出合から少し上流にありピンクテープが付けられてますが藪に囲まれわかりづらい。出谷川の河原から先尾根への取りつきは完全に藪で覆われ道が判りません。たくさんつけられたピンクテープをたどってコース取りしますが踏み跡も薄く道迷い注意。 取り付きから尾根に乗るまでは急こう配。踏まれていないのでとても歩きづらくスリッピー。道はそれなりに判別できますが踏み跡薄くピンクテープ頼りです。 尾根に乗れば迷うところは在りません。 現在篤志家の皆様が鋭意藪払い中。お盆あたりには刈払いが終わるのでは。 ・オツボ峰〜以東岳〜狐穴小屋 刈払済。以東から狐穴までがガレ場を通過するので悪天時はコース間違い注意。 ・狐穴小屋〜竜門小屋〜大朝日岳 刈払いは今から。朝露で下半身ずぶ濡れになります。間もなく刈払い完了予定だそうです。 ・大朝日岳〜小朝日岳〜古寺山 大きな危険箇所はありません。片側が崩れ落ちてる場所もありますが気を付けて通れば問題ありません。一番通行が盛んなところで沢山の登山者が行き交ってます。 ・古寺山〜ハナヌキ峰分岐〜竜門滝 傾斜がキツくなり木の根が張り出しす。スリップ注意。 ・日暮沢小屋〜大井沢キャンプ場 未舗装林道と舗装車道が合わせて約10km。デポした自転車で移動。 |
その他周辺情報 | 大井沢温泉ゆったり館\350 |
写真
装備
備考 | 渡渉用にストック持参 |
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感想
天狗角力取山から出谷川に下り以東岳の肩、オツボ峰に登り返す地獄のルート。何年か前に藪を漕いで歩きましたが整備されてからはまだ歩かず。そこで天気の良いこの週末、ここを歩き ついでに大朝日岳に登ってさらに周回してしまおうと言う欲張りのコース。ただ周回とは言いつつ最後は自転車利用です。
まずは自転車を日暮沢にデポして大井沢の河川敷公園に車を停め出発。前の日に少し降った雨で道路が濡れています。今から行く出谷川の渡渉がすこし心配ですが天気予報通り空は晴れて気持ちもはやります。
まずは天狗に登ってさらに700m下りてたどり着く出谷川。心配した水位も膝丈でホッと一安心。靴を脱いで渡り終え対岸での一休みが気持良いひと時です。しかし前回と同じくその後が本番でした。河原から先は地面が覆い隠された藪。去年刈払いされているはずなのに踏み跡は全く見当たらず木にぶら下がってるピンクテープだけが頼りです。幸い沢山つけられたテープのおかげであまり迷わず通過できましたが刈払いが終わるまで注意です。初心者だけで行くのは控えたほうが良いでしょう。
このあと尾根に取り付きますが尾根上に乗るまでは結構な急勾配の登りとなります。こちらも全く踏まれていないので落ち葉が堆積して足を載せるたびズルズル滑り落ちてペースが上がりません。ようやく落ち葉ゾーンを脱したときには暑さもあってかなりふらふら。おまけに雨も降ってくるしで疲れが余計に堪えます。
すり減った体力を振り絞って歩いてると前方から誰か降りてくる。誰も居ないと思ってたのでびっくりしましたが顔を見て二度びっくり。なんと先週吾妻で一緒に飲んだs氏が刈払い機を持って歩いてくるではありませんか。聞けば前の日から入って登山道整備しているとのこと。山を愛するs氏には感謝しかありません。
少し話してs氏と別れますが 見送りを受けながらもすり減った体力ではもはやペースまったく上がりません。休み休みでようやくたどり着いたオツボ峰。前回登った時も同じことを思いましたが、オツボから以東岳が遠い…。残った力を振り絞って何とか以東を越えよろよろ狐穴に着いたときに考えてたのはただ一つビールのことだけでした。その時飲んだ一口は最高に美味しかった。
翌朝も晴れ、の予定でしたが晴れたのは朝と主稜線を外れてから。眺めを楽しむはずの肝心の主稜線上はほぼすべてガスの中。何も見えないうちにたどり着いた大朝日でガスが切れないか少し待ったものの全くダメ。諦めて銀玉水付近まで下ったところですれ違った登山者の「おぉ!」という声。後ろを向くと大朝日がくっきり姿を見せています。下ると晴れる法則は本当に良く当たります。
せっかくなので小朝日は巻道を使わず山頂通過。この時見えた大朝日は青空に生えた最高の姿。しかしこの小朝日の登りで体力使い切ったのか暑さのせいかその後は全くペース上がらず日暮沢小屋にたどり着くまで転びまくり。足がうまく運べなくなっていたようです。ようやく着いた日暮沢小屋でデポした自転車に乗った後は歩く必要が無く本当にホッとしました。
今回は気温が高すぎました。最後は軽い熱中症気味だったのかもしれません。下山後もしばらくのどの渇きが収まらず帰宅した後も水分摂取量が驚くほど増えています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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チキンさんが数年前に藪を漕ぎ昨年にかけて整備されてきたこのルート、前々から興味津々でした。
詳細なレポありがとうございます、涼しくなる秋には是非歩いてみたいと思ってます。
またどこかの山でお会いしましょう。
こちらのルート。やぶ漕ぎの時以来でしたがかなり歩きやすく(と言ってもいわゆる普通の登山道よりは少し歩きづらいですが)なっていました。通過見込みのは時間が計算しやすく計画立てやすくなりましたので是非歩いてみてください。登って下ってまた登る少しハードなコースですが、天狗から見るなダイナミックなルート。以東岳に登り詰めたときの達成感はなかなかの気持ち良さです。kenさんが歩いたレコ読める日を楽しみにしてます。
またどこかでお会いできる日が楽しみです。
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