五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜扇沢 テント2泊
- GPS
- 17:59
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,627m
- 下り
- 2,826m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:08
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 10:47
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:49
1日目、距離7.1km、登り1,079m、下り234m。
2日目、14.3km、1,520m、1,539m。
3日目、6.7km、74m、1,105m。
(腕時計データなので、ヤマレコとは合わないかも)
2日目は爺ヶ岳の山頂には実際は行っていない。雷雨が来ると思ったので、急いで種池山荘を目指した。
天候 | 1日目 晴れ。行動中24〜26℃。風が当たれば涼しく感じるが、基本的にとても暑く汗だく。テント場で14:43より雨が降りだし、10分後には雷雨。光と音が同時に届く。 2日目 晴れ。五竜岳山頂4時50分くらいで12℃。鹿島槍ヶ岳くらいまでは18℃くらいでまだ良かったが、布引山では25℃。暑い。テント場で、寝てたので正確に分からないが19時ごろ?雷雨。 3日目 日の出る前までは濃霧。歩き出すころには快晴。14℃くらいでスタートして、登山口まで下りた時には20℃。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
恵那峡SAで車中泊。5時過ぎに出て7時45分くらい(うろ覚え)にエスカルプラザ着。エスカルプラザ1階でテレキャビンのチケットを買う。 ●復路 扇沢10時発のアルペンライナーに乗車。 何時についたか覚えていないが、時刻表通りなら五竜エスカルプラザ10時46分着。 1,800円をバスに乗るときに運転手さんに払う。予約制ではない。 https://www.alpico.co.jp/traffic/express/hakuba_ogizawa/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●遠見尾根 西遠見より上、鎖場手前までは獣(熊?)の糞が岩の上に多く、迂闊に手を置くとえらいことになる。 ●五竜山荘〜キレット小屋 今回の核心部は五竜岳〜キレット小屋と思った。五竜岳からの長い下り、高度感ある岩場歩き。鎖場はいくつもあるが、多くは鎖にこだわらない方が歩きやすいと思う。キレット小屋近くの濡れた岩の上をトラバースするところは、鎖があってよかった! ●キレット小屋〜冷池山荘 八峰キレット自体はあっという間に過ぎる。 キレット過ぎて岩場を抜けると、トレッキングポールを出してよかったと思う。但し、加島槍南峰の登りはポールをしまって両手を使う方が良い。 鹿島槍がでかい。ずっと見えているのにいつ着くんだ〜という感じ。 ●冷池山荘〜種池山荘 特記事項なし。爺ヶ岳には今回登頂しなかった。 ●種池山荘〜扇沢 岩が濡れていて若干滑りやすかった以外、特記事項なし。 |
その他周辺情報 | ●五竜山荘 ・完全予約制。宿帳記入の上、受付に提出。 ・テント泊の食事受付はなし。水は塩素消毒した雨水。 ・テント1張2,000円+1人2,000円、合計4,000円。 https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html ●キレット小屋 ・完全予約制。 ・飲み物一本までだった。暑くなって品切れしそうになっているので、とのこと。 https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/kiretto.html ●冷池山荘 ・ボトルに水を入れてくれる(もちろん有料)。 ・外のベンチ(石垣?)でラーメン食べている人多数。とても惹かれたが天気が崩れそうと思って急いでいたので食べなかった。 ・テント場は、すでにかなり埋まっていた。歩いて15分くらいということだったが、下りだったからか5分くらいだった。歩きやすい道ではない。 https://kasimayari.jp/annai.htm ●種池山荘 ・水は冷池と同じシステム。テント泊の人には1Lついてる。 ・テント場はきっちり区分けされていて、私の大きくないテントでもペグははみ出してしまう。ペグは刺さりやすかったが、場所によっては岩があって刺さらないらしい。石は持ち込むなと書かれている。 ・テント泊でも夕食頼めるのはとてもありがたかった。 ・テント2千円、夕食2,900円。 https://kasimayari.jp/annai.htm ●エスカルプラザのお風呂 11時からで、ちょうど入浴できた。内風呂のみ。湯加減はちょうど好み。露天があればなぁ。 https://hakubaescal.com/winter/escal/spa/ ●有磯海SA 今回は大喜に寄ったりしている時間がないので、ここでブラックラーメン。今までSAのをおいしいと思ったことなかったが、ここのは良かった。 |
写真
装備
MYアイテム |
sharks74
重量:-kg
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個人装備 |
山と道Three
SNAP
エバーブレスフォトンジャケット
エバーブレスフォトンパンツ
ウインドシェル
長袖ベースレイヤー
予備ソックス
フィンガーレスグローブ
レイングローブ
WICネックゲイター
トレッキングポール
ヘルメット
サングラス
ヘッドライト
予備ヘッドライト
予備靴ひも
エマージェンシーシート
ファーストエイド
マルチツール
タオル
ポケットティッシュ
ライター
VB-12Z
銀マット
ULPad15+
アイマスク
耳栓
ソフトフラスク
プラティパス
浄水器
バーナー
コッヘル
モバイルバッテリー
カメラ
iPhone
時計
財布
コンパス
地形図
|
備考 | ●装備 ・全部込みで11.5kg。 ・水1.5L、ポカリ0.5L。 ・1日目 ポカリ0.5、水1.5。行動中に飲んだのがポカリ0.5、水0.3で合計0.8L。 ・2日目 ポカリ0.5、水1.3。キレット小屋でコーラ0.5、冷池山荘でポカリ0.5、水1.0を補充。行動中に飲んだのはポカリ0.8、水1.6、コーラ0.5で合計2.9L。 ・ガスは1日目夜、2日目朝、3日目朝に500mLずつくらい沸かして26g消費。 ●服装 《上半身》 ・Dry Layer Cool(Finetrack) ・100% Merino Light Kangaroo Pocket(山と道)・・・汗でびっしょりになるが、乾いても全く臭わない。 ・SC Ergonomics Arm Cover(Foxfire)・・・暑いと脱いでしまう。腕が日焼した。 《下半身》 ・カミノパンツ(Finetrack)・・・暑かった。せっかくカミノパンツライトを買ったのに、なぜこっちにしたのか。。。 ・Dry Layer Socks(Finetrack) ・RLメリノ・レトロトレッキング(Caravan) ・Kinesis Pro GTX(Scarpa) 《その他》 ・キャップ 《就寝時》 行動着に重ねて、 ・Primino 140 Hybrid Alpine Hoody (Montane) ・Bitihorn Superlight Down900 Jacket (Norrona) ・初日のみエバーブレスフォトンジャケット(Finetrack) ・ダウンハガー800#5ハーフ(Mont-bell) 初日はエバーブレスフォトンジャケットを着ても少し寒く感じた。 2日目はなくても暖かかった。 気温差はそんなになかったはずだけど。 これだけ暖かいとテント場でダウンジャケットを羽織る必要もないので、ダウンジャケットを省略して、シュラフをRevelationにする方がよく眠れたかもしれない。 |
感想
昨年はコロナ関連等で中止した五竜岳、鹿島槍ヶ岳を含む山行。
本当は扇沢から歩きだしたら、3日目は唐松岳まで歩けると思っていたのだが、テント場予約の関係で五竜岳から扇沢まで歩くことになった。
そして、3日目にバス時刻(扇沢10時発)を気にして歩くのがいやだったので、2日目に一気に種池山荘まで行った。それさえなければ、冷池山荘までとするのがちょうど良い配分と思う。
今回はともかく、2日目、コースタイム11時間半の行程を特に故障もなく歩き通せたことが良かった!
脈拍135くらいを目安にペースをコントロールした。
三大キレットは初めてだったが、これまでの山行や講習が生きて、特に問題なくうまいこと歩けたと思う。
五竜岳の長い下りでも全然足にダメージが来なかったし、前回の木曽駒ケ岳〜檜尾岳が良いトレーニングになったのを感じた。筋力的には全く問題なかったことがどこも故障しなかった勝因か。
心肺の方は、2日目冷池山荘を出てからは息が上がりやすくなってやや苦しい時間帯があった。
暑いのと、大峰を歩いたときに水分を節制して便秘になったことの反省から、ポカリ・水を我慢せずにどんどん飲んだ。小屋のトイレも当てにできるし。その結果、2日目は2.9Lも飲んだ。いままでそんなに飲んだことはないのでは。
汗は滝のように出てきた。
今回はウールの半袖Tシャツにしたが、びちゃびちゃになった。しかし、乾けば全然臭わないのがウールのえらいところだ。
2泊とも、激しい雨にあった。
テントも当然グラウンドシートもどろどろになったが、グラウンドシートをしまう袋を忘れていたのが痛恨。。。
VB-12Zは今まで結露知らずだったが、どうも雨が降ると結露する様子。また、ストレッチをするにはやっぱりちょっと狭い。今回のような狭く区画されたテント場には適しているとは思うけれども。
あと、枕を省略したのは失敗だった。次からは必ず持って行く。
絶景の続くコースだけれども、痛恨だったのはカメラの設定に気が回っていなかったこと。おかしなF値で撮った写真がたくさん。特に早朝の写真は、不適切な設定でノイズの乗ったものになってしまったのが残念。
反省点も多い山行だったけれども、計画通り10時間超を歩き通してのテント泊縦走ができたことは満足だ!