牛首山〜扇山〜美し森山

2023年08月19日(土) [日帰り]

• GPS: 04:32
• 距離: 11.8km
• 登り: 497m
• 下り: 1,086m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:37
• 休憩: 0:53
• 合計: 4:30

10:38 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅
10:41 10:41 真教寺尾根登山口
11:28 11:29 牛首山
11:39 11:56 扇山
12:05 12:05 牛首山
13:01 13:01 大門沢方面分岐
13:06 13:07 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅
13:29 13:32 サンメドウズ清里スキー場
13:46 13:47 たかね荘(閉鎖)
13:57 14:17 美し森
14:24 14:34 美し森無料駐車場
15:08 清里駅

天候

曇り→大雨→曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
清里駅から清里ピクニックバス（北部周遊ルート）に乗車。
サンメドウズ清里バス停で下車して、パノラマリフトを利用。
パノラマリフトの終点（清里テラス）から徒歩。

■帰り
清里駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

崖の近くを通過する箇所もありましたが、登山道が崖の縁というわけではなかったので、特に危険とは感じませんでした。

その他周辺情報

サンメドウズ清里と美し森駐車場には、お土産品を買える売店がありました。
清里駅前にも土産物屋が数軒ありますが、小規模なお店が多いです。

写真

8/19 10:12

清里駅からピクニックバスに乗って、サンメドウズ清里に到着。

8/19 10:20

ここは冬場はスキーリゾートですが、夏場はリフトを使って標高1900mまで遊びに行けます。

8/19 10:30

...ということで、リフト（※往復2500円！）に乗って標高1900mまで登ります。

8/19 10:36

標高1900mの「清里テラス」に到着。ここから八ヶ岳東麓を一望出来るそうですが...

8/19 10:37

今日は雲が多くてちょっと微妙な展望でした。

8/19 10:38

それでは気を取り直して、リフトの山頂駅のすぐ脇から登山道に入ります。

8/19 10:42

樹林内を数分歩くと、大きく開けた場所に到着しました。晴れていれば休憩するのに良さそうな場所ですね。

8/19 10:43

ちょっと萎れていたツリガネニンジン（汗）

8/19 10:44

これはハクサンフウロだと思います。

8/19 10:48

カラマツ植林が続く普通の山林のように見えますが...

8/19 10:53

実はここ、赤岳へと続く真教寺尾根なんです。

8/19 10:56

真教寺尾根は険しい岩尾根のイメージでしたが、森林限界以下では「岩が多め」と感じる程度でした。

8/19 11:01

平坦な道が現れるとホッとしますが...

8/19 11:05

すぐに急斜面に圧倒されます（汗）

8/19 11:07

アキノキリンソウ。林内で最も多かった花です。

8/19 11:18

ここまでですれ違った人はたった二人だけで、静かな山行を満喫できました。

8/19 11:21

この急坂を登り切ると...

8/19 11:28

本日の1座目、牛首山に登頂！

8/19 11:28

山頂には変わった字体の標識もありました。

8/19 11:29

牛首山の山頂には、三等三角点とベンチが一脚ありました。

8/19 11:32

牛首山から扇山へ向かうと、路傍にシャクナゲが急に増えてきました。

8/19 11:36

しばらく平坦な道を歩いた後、軽〜く登ると...

8/19 11:39

本日2座目の扇山に登頂！

8/19 11:39

牛首山と同じ字体ですが、扇山の方が文字が読みやすいですね。

8/19 11:40

扇山の山頂は平らな空間が広がっていましたが、牛首山のようにベンチはありませんでした。

8/19 11:42

ここでランチタイム。

8/19 11:54

扇山の山頂で見つけたスライム状の黄色い物体。枯れ木に付いているのでキノコでしょうか？

8/19 12:04

小雨が降り始めたので、慌てて牛首山まで戻ってきました（汗）

8/19 12:06

コメツガ。今年出た葉が鮮やかな緑色で綺麗です。

8/19 12:15

本降りになる前にガンガン下ろうと思っても、写真を撮りながらだとペースが上がりません（笑）

8/19 12:16

これはトウヒレン属の一種だと思いますが、種名までは分かりませんでした。

8/19 12:20

これはシナノオトギリでしょうか？

8/19 12:22

キランソウのような謎の花でしたが、調べてみたところコゴメグサ（コバノコゴメグサ？）の一種でした。

8/19 12:26

登山道近くの崖。登山道はこの崖から離れた場所なので、危険性は全くありませんでした。

8/19 12:38

適当に積まれたとしか思えませんが、これはケルンなのでしょうか？

8/19 12:42

雨が強くなってきましたが岩場を全てクリアしたので、あとは緩やかに下るだけです。

8/19 12:45

キオン。山地帯（ブナ帯）〜亜高山帯の明るい場所だと高確率で出現する気がします。

8/19 12:47

ササの中からマルバダケブキの花だけひょっこり姿を現していました。

8/19 12:48

これもセリ科なのは分かりますが、種名は分かりませんでした。

8/19 12:53

ここで猛烈な雷雨になってきたので、上下の雨具を着込んだ後、ザックカバーを急いで付けました。

8/19 12:59

あぁぁぁ...登山道が既に川になっている！！

8/19 13:00

凄まじい勢いの雨ですが、風がないのがせめてもの救いです。

8/19 13:05

リフトの山頂駅に戻ってきました。計画では美し森山まで登山道で行く予定でしたが、リフトでショートカットすることにしました。

8/19 13:07

リフトは屋根がないので、当然ながら雨晒しです（笑）

8/19 13:32

リフトを降りて山麓の建物でしばらく雨宿りをしていると、赤岳？がチラッと見えました。

8/19 13:34

雨が止んできたので、サンメドウズ清里をあとにして美し森山へ行くことにしました。

8/19 13:40

ここから美し森山に行けるようなので、ここから行ってみることにしました。

8/19 13:41

水も滴る良いツリフネソウ。

8/19 13:45

美し森ロッジの前を通過して...

8/19 13:46

駐車場脇のここから再び山道に入ります。

8/19 13:50

コオニユリが1株だけ咲いていました。美し森山までの道は幾つか枝分かれしていたのですが、選んだルートが良かったようです（自画自賛）

8/19 13:53

何だか草深くなってきました（汗）

8/19 13:56

ツリガネニンジン。これは花がまだ綺麗ですね。

8/19 13:56

美し森山の展望台に到着しましたが、閉鎖されているようです。

8/19 13:57

あまり山っぽくないですが、本日3座目の美し森山に到着。

8/19 13:58

西側を見ると八ヶ岳が見えましたが、右が赤岳で左が権現岳でしょうか？

8/19 14:01

ここでおやつを食べて、今さらアミノバイタルを投入（笑）

8/19 14:13

花の色が濃くて、一般的なハクサンフウロよりも一回り大きな花だったので、これはアサマフウロかもしれません。

8/19 14:15

美し森山の木道からは、奥秩父方面の山々が見えました。

8/19 14:19

木道を少し下ると...

8/19 14:24

美し森駐車場に到着。ここの売店でお土産を買いました。

8/19 14:39

美し森駐車場からは、清里駅まで真っ直ぐ降りていきます。

8/19 14:47

羽村市の少年自然の家とのことですが、さすが都内の自治体はリッチですね。

8/19 14:59

美し森山ではオオバギボウシの花が枯れかけていましたが、ここでは植えられたオオバギボウシが綺麗に咲いていました（笑）

8/19 15:01

「ハイジの村」の看板は、韮崎市から北杜市にかけてかなりの広範囲に設置されているようです。

8/19 15:07

清里駅にどうにかゴールイン。下りは豪雨でどうなることかと思いました（汗）

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 靴 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット 日焼け止め ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
近々北アルプスへの遠征を予定しているので、そのトレーニングとして南八ヶ岳の牛首山と扇山に登る計画を立てました。
亜高山帯特有の「一面が常緑針葉樹の林で、路面は岩がゴロゴロしている」という点は想定通りでしたが、ほぼ展望のない林の中をひたすら登り続けるのはちょっと寂しかったです。
また、今回は初めて真教寺尾根を歩きましたが、赤岳山頂直下の核心部には到達しなかったため、特に危険性のあるルートだとは感じませんでした。

[展望・景色]
牛首山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。ベンチが一脚だけあったので、少人数のパーティーならここで休むのが良さそうです。
扇山：木々に囲まれていて展望はありませんでした。
美し森山：北斗市営の展望台は閉鎖されていましたが、赤岳をはじめとする南八ヶ岳の山々と、小海線沿線の山々を見渡すことができました。

[動植物]
コメツガやシラビソ、ダケカンバの林の下には、アキノキリンソウがあちこちで咲いていました。
亜高山帯の開けた場所ではハクサンフウロ、ヤマホタルブクロ、ツリガネニンジン、キオン、マルバダケブキなども見られました。
美し森山近辺ではツリフネソウ、アサマフウロ、キオン、ヨツバヒヨドリ、リョウブ、オオバギボウシなど多様な花が咲いていました。

[飲食・お土産]
美し森山の駐車場にある売店「美しの森」で、地酒の「七賢」を買いました。
売店の方曰く、最近はアメリカでも七賢が売れているそうです。

[その他]
真教寺尾根を下っている最中に、赤岳まで登ると思われる十数名のパーティーとすれ違いました。
おそらく登山ツアーだと思うのですが、牛首山手前で既に足が上がらなくなっている高齢者が居たので、端から見ていてかなり心配になりました。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんにちは。八ヶ岳山麓の森、静かで雰囲気がありますね。富士山もそうですが、あえて山頂を目指さない山麓の山旅は贅沢なことかと思います。かなり心配な高齢者ならなおさら、ピークハントを目指さない山旅もいいのにね。この日はあいにくの空模様、台風過ぎた後もはっきりしない日が続いていますね。今日は続編があるのかな。今日の下界はとりあえず晴れの日に自分は布団干ししてますが（汗）貴重な晴れ間は有効に使わなきゃですね。

ardisia

yamaonseさん、こんにちは。

昨日は大雨で酷い目にあったので、今日は家で大人しくしています（笑）
私も今日の午前中は、洗濯したり掃除したりと忙しく動いていました。

ハイカーの間では「八ヶ岳は北と南で景色が全く違う」と語られることが多いですが、北八ヶ岳と同程度の標高帯（＝森林限界以下）だと同じような植生で、同じような景観が広がっていたのは新たな気付きでした。
おそらく「景色が全く違う」というのは、八ヶ岳の南北に連なる稜線上の景色を指しているんでしょうね。
（来年には南八ヶ岳にも行ってみたいです...）