硫黄岳・横岳 桜平〜
- GPS
- 06:50
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:50
5:15 桜平(中)駐車場到着 14℃
5:34 桜平(中)駐車場出発
6:00 夏沢鉱泉到着
6:37 オーレン小屋到着
6:43 オーレン小屋出発
6:54 峰の松目分岐到着
7:23 赤岩の頭到着
7:38 硫黄岳山頂道標到着
7:43 硫黄岳山頂出発
7:58 硫黄岳山荘到着
8:37 横岳山頂到着
8:43 横岳山頂出発
8:54 三叉峰到着
9:28 三叉峰出発
9:44 横岳山頂到着
9:50 横岳山頂出発
10:15 硫黄岳山荘到着
10:19 硫黄岳山荘出発
10:41 硫黄岳到着
11:07 硫黄岳出発
11:31 夏沢峠到着
11:46 オーレン小屋到着
12:05 夏沢鉱泉到着
12:25 桜平(中)駐車場到着
平面距離 13.9km
沿面距離 14.3km
記録時間 06:50:44
最低高度 1,841m
最高高度 2,817m
累計高度(+) 1,313m
累計高度(-) 1,326m
平均速度 2.1km/h
最高速度 7.3km/h
登り歩行時間
桜平(中)駐車場〜硫黄岳山頂 2時間4分 5:34〜7:38(小休憩含む)
硫黄岳山頂〜横岳山頂 54分 7:43〜8:37(休憩なし)
下り歩行時間
横岳山頂〜硫黄岳山頂 51分 9:50〜10:41(小休憩含む)
硫黄岳山頂〜桜平(中)駐車場 1時間18分 11:07〜12:25(休憩なし)
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横岳山頂直下のみクサリ場、ハシゴ場あり 他に危険個所なし |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
火打山、焼岳と連日山行後も調子がいいと思っていたら8月23日のジョギング中に突然左膝に痛みが出てしまった。
症状はまるで運動不足でややきつい山行をした時のよう。なぜこんな症状があるのか疑問で、翌日もいつものルーティーンとしてジョギングを行い症状を悪化させてしまった。
整形外科を受診すると、腸脛靭帯炎と診断された。普通の歩行にも支障があるので、あきらめて少し体を休めた。
8月28日からは、いつものジョギングコースをゆっくりと歩き、日々歩く速度を上げるようにしていった。
9月2日の稲刈りでは凹凸のある歩き難い乾燥した田んぼの中でも2日間問題なく作業出来たので9月4日から従来のジョギングを再開させていた。
鹿島槍ヶ岳に行きたいが、まだ足に不安があるので無理せず、久しく行っていない八ヶ岳に行くことにした。
南八ヶ岳には足を踏み入れたことがないので、まずは硫黄岳から横岳に行ってみることにする。
桜平(中)駐車場への林道は相変わらずのダートで、登りはまだ良かったが、下りはスピードが上がるのでフロントスカート等の擦りに注意が必要だ。
時刻が5時台と少し早めのためか桜平(中)駐車場内は満車だったが、周辺には駐車可能なスペースが十分残っていた。
歩き出しはやや寒い位だが、登りで暑くなるだろうからと半袖のTシャツで出発。夏沢鉱泉までに出会った方達も皆半袖だった。
夏沢鉱泉からオーレン小屋までのルートの登山道が車も走行出来そうな位に拡幅されていた。
歩きやすくはなっているのだが、以前ヒカリゴケの見られた場所はすっかり削り取られていた。
オーレン小屋から赤岩の頭へのルートは下りで何度か利用しているが、登りで歩くのは初めてだ。
急登なので登って来られる方とすれ違う時にきつそうだな思っていたが、歩いてみるとそうでもなく、夏沢峠から硫黄岳への登りよりも距離が短く、眺めはないがショートカット感が気に入った。
弱い風が吹き下ろして来るので急登でも涼しくて気持ちがいい。
稜線に出ると眺望が広がり、予想以上に好天で驚いた。八ヶ岳周辺だけでなく、中央アルプスや北アルプスの稜線もはっきりと見えている。
赤岩の頭から硫黄岳への登りは、下りで何度か通っているルートと違って少し東側に出た。山頂道標に立ち寄ってから横岳に向かう。
硫黄岳山荘への下りは急ではないが浮石ばかりの場所なので、歩き難く注意が必要だ。硫黄岳山荘を過ぎると再び登りとなる。
目の前に見える斜面を登り切ると斜面の山側がネットで保護されている。コマクサを保護するためのようだ。
花盛りに来たらすばらしいのだろうが、2つほどかろうじてピンクの花を残した株があった。ただし、一部は茶色くなっている。
斜面を登り切ると横岳が目の前に、左には富士山、右には阿弥陀岳が見えた。
もっと遠いものと思っていたので、何だかあっけない感じだ。クサリ場に人も見える。
横岳山頂の下まで行くと急に今までと様相が変わり3点支持で登る溶岩の岩場となった。鎖は太くしっかりしているが、クサリなしでの通過は無理そうだ。しっかりと鎖をつかんで登る。
鎖やロープが設置されていても登り時に不要だったりする所も多いが、ここは必須。
ビビリの自分は切れ落ちた下を見ずに通過する。距離はたったの5m程だが、今までのルートとのギャップが激しい。
狭い岩の間を抜けると左にクサリ場、右に垂直に近いハシゴがある。どちらも通れそうなので、登り下りのルールがあるのかも知れないが誰もいないので左のクサリ場に進む。
もう1つのクサリ場を抜けると横岳山頂に到着した。
山頂からの眺望を楽しんでいると、この先に2つ峰があり、ほぼ水平に進めば行けそうなことがわかる。
地図を見ると、【横岳】の文字の近くはここから2つ目の峰のようなので行ってみることにする。
後で知ったが、1つ目が無名峰、2つ目が三叉峰と言うらしい。三叉峰は東からのルートとの三叉路になっている。
三叉峰到着時には富士山の方角に大きなガスが沸き上がって来ていた。野辺山や赤岳、阿弥陀岳の眺望を堪能し、行動食をとって山頂を後にした。
健保組合のイベントに9月の一定期間に秋の花を求めて1万歩歩こうというものがあり、今回の山行でそれに参加しようとしているのだが、まだかろじて残ったオヤマソバ、コマクサとコケモモしか花を見れていない。
美ヶ原や霧ヶ峰ならマツムシソウやアキノキリンソウ等、容易に秋の花に出会えそうだが、ここは高原と違う。
下山時は花探しに集中して歩くことにする。
横岳からの下りは来た時のクサリ場でなく、あえてハシゴの方にまわる。垂直に近いハシゴなので、ここだけは後ろ向きになって下る。いくつかある他のハシゴは前向きのままで歩行可能。
登り時に気づかなかった複数のトウヤクリンドウと硫黄岳山荘から硫黄岳山頂の間にきれいな花を咲かせたコマクサを見つけることが出来た。
硫黄岳山頂ではほぼ眺望無しとなっていたが、時折ガスの切れ間があるので昼食をとりながら30分程粘ったが爆裂火口さえ見てこないのであきらめて下山することにした。
昼食中と下山開始からしばらくのみウィンドブレイカーを羽織ったが、他は終日半袖のTシャツで過ごした。
計画では赤岩の頭から最短でオーレン小屋に戻ることにしていたが、傾斜の緩い夏沢峠を通って周回することにした。
夏沢峠からは幾度か登っているが、きつい登りの印象しかなく、足元の歩きやすさがどうかは記憶に残っていなかった。
200m程下ってから浮いた石が多く小走りするのは無理があると気づくが後の祭り。結果、短時間で楽に下山するには赤岩の頭からオーレン小屋に向かうべきだった。
ただし、遅い時間でもないし降雨の心配があるわけでもなく、ただルートを変更したためにケガをしたなんてことにならぬようにだけは気を使った。
夏沢峠からは樹林帯に入り、石が詰められた金網のブロックがステップになっている箇所がいつくかある。場所によっては金網がツルツルに滑るので注意が必要だ。
オーレン小屋からは脚の様子をうかがいつつ、小走りで下山した。
茅野、諏訪の市街地は曇っていて、車の窓を少し開ければ涼しく快適だった。早い時間に帰宅出来るので、あれこれ用事が出来ると考えていた。
が、高速道路のトンネルを抜けて松本平が見えるととても暑く、帰宅すると温度計は34℃。
早い時間に帰宅したにもかかわらず、暑さでやる気が出ず何も出来なかった。
歩いている最中はきつさを感じなかったが、車を走らせていると久しぶりの山行のためか、じわじわと疲労感が出て来た。
次の3連休で脱穀作業が終われば秋の山行シーズンを気兼ねなく迎えることが出来そうだ。
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