記録ID: 5927977
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳 日帰り
2023年09月07日(木) [日帰り]


- GPS
- 09:44
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 1,725m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:50
19:50
天候 | ガス、時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
岳沢小屋からは気の抜けない箇所だらけ。気を抜くと危険だが、どんなときにも危険か、というとそうでもない。(晴れた日は体力さえあれば登れる) 〇小梨平〜河童橋 言わずと知れた観光地で、標識、道ともに整備されている。 〇河童橋〜岳沢登山口 岳沢湿原を歩く。熊の目撃情報多数。木道でよく整備され、一般客も多く入る。 〇岳沢登山口〜天然クーラー 岳沢登山口には登山案内の標識あり。蛇腹道を多少経て、天然クーラーと書いた少し広めのスペースに出る。私が行ったときは少しだけひんやりとしていた。時期的なものもあるだろう。この区間はそこまで気になる大きさの岩はない。 〇天然クーラー〜岳沢小屋 見晴台と呼ばれる、岩ゴロゴロの枯れ沢と合流するが一瞬で右側に離れる。ここでは霞沢岳や上高地が良く見える。胸突き八丁と呼ばれる石の階段の急登を経て、岳沢小屋へ着く。標高差はなかなかあるが登りやすい。 〇岳沢小屋〜カモシカの立場 小屋を出て枯れ沢を渡る。沢の上部には万年雪が見える。最初は蛇腹道でお花畑が楽しめる。しばらく上ると、長いハシゴがあり、ここから岩場が続く。鎖もほどほどに整備され、慎重に上ればなんてことないところも多いが、それでも近畿圏の岩場が多い一般ルートよりはレベルが高く、なかなか標高が上がらない。途中、一方通行の上り下りが別になるルートがある。途中、縦に長い岩場があり、鎖などついているが落石が怖いので通過を待ってから移動した。カモシカの立場(岩に案内あり)からは奥穂方面の展望が期待できる。 〇カモシカの立場〜紀美子平 岩場を経て稜線へ出る。(岳沢パノラマは休憩の適地。)雷鳥広場では数種の鳥さんの滑空を見ることができる。ここからは岩々の稜線、ハシゴがある。ここも体力(腕力?)を消費する。特に、紀美子平手前の(つまり、登り終わりの)斜めが買った平石はつるつるで、鎖や、ほられた足場といった補助を使わないと難しい。雨の日でもこれらがあるので大丈夫だろうが、慎重に行きたい。紀見小平は休憩の適地。 〇紀美子平〜南稜の頭 稜線の左側をトラバースするような狭い道である。ペンキを頼りに進むこと。ペンキは行きも帰りもずっとあるので、見失ったら間違っている可能性が高い。特に、紀美子平でてすぐに間違いやすいところがあるので、稜線の左側の道であることを念頭に注意する。終始のぼりがつづき、特に後半は登り+岩場で注意を要する。あまり落ちたときにクッションになる植物もないので、ミスがないように進む。鎖などは豊富。息がしずらいかもしれない。 〇南稜の頭〜奥穂高岳 岩ゴロゴロの中を、奥穂高岳が見えるのでそこに向かって進む。ペンキに従って進めば問題ないルート。山頂は同定図のある展望台と、社ののったケルンがあるが、どちらも重太郎が作ったもので山頂の高さはその土台部分。ジャンダルム、西穂方面や、キレット、槍ヶ岳が良く見える。笠ヶ岳、常念岳方面までも晴れていれば見える。 |
その他周辺情報 | 岳沢小屋でチップ制の雪解け水(飲用可)あり。 |
写真
感想
奥穂高岳日帰りへの挑戦です。
槍ヶ岳ピストンのあとで、また焼岳ピストンの前に、奥穂高岳ピストンを実行するというハードな山行でした。コースタイム12時間21分です。(次の日の焼岳が台風で中止になってある意味助かったかもしれません)
気を張っていれば難しい場所は少ないですが、なかなかコースタイムも長く、疲れさせられるルートです。半面、岩場が多く、とても楽しいルートではあります。落石を発生させないように注意しながら、カモシカの立場や紀美子平周辺を通過します。吊り尾根部分はこけなければそんなに難しくありません。
上高地で午前中遊んでしまい、山の原則であるはやめの登山、はやめの下山ができずになってしまったことは反省点です。ただし、岳沢小屋に17:00に帰ればなんとかなるという見立てが成功したのも事実です。本当なら、10時スタートならば岳沢小屋で一泊するのがよいはずです。
何はともあれ、むちゃくちゃ楽しい岩々ルートでした。前穂高を逃したのが残念ですが、時期的な理由でか人も少なく、満喫しました。途中はずっとガスだったのですが、自分が山頂に近づくにつれて晴れてきて、なんとか写真のとおりジャンダルム、槍ヶ岳方面がきれいに見えました。帰りはナイトハイク気味になってしまい、特に18:40すぎたくらいからなかなか怖かったです。日暮れは19:00くらいだったのですが、樹林帯のため18:30くらいからライトがないと下山できない状況でした。そんななかでも道迷いせず、けがもせずに無事に下りることができた自分をほめてあげるとともに、少し怒ってやりたい気持ちです。
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