記録ID: 5955470
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沢登り
日高山脈
サッシビチャリ川ヤオロマップ岳南面直登沢〜ヤオロマップ右沢
2023年09月16日(土) 〜
2023年09月18日(月)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 51.3km
- 登り
- 2,025m
- 下り
- 2,142m
コースタイム
天気予報はイマイチだが、せっかくの連休なので有給とって4連休にして日高へ。この夏はメイン級の沢に行けていないし、山スキー部現役がいい山をやっているのに対して「ずるいずるいオレもオレも」的なところもあり。昨年冬の縦走で眺め、そそられたヤオロ南面へ。ヤオロ右を下る綺麗なラインでのっこしたい。
本当はセンス的に公共交通機関で行きたいところだが、日数と天気の問題から、歴舟川林道にチャリをデポしに行く。大樹の道の駅でC0。
Day1:神威山荘(7:45)ペテガリ山荘(9:45)サッシビチャリ入渓(10:30)Co690ヤオロ南面出合(14:00)=C1
晴れ 2時間運転して神威山荘。レンタカーいっぱい。感情ゼロ2時間でベッピリガイ乗越。サッシビチャリはやっぱり綺麗。特に難しいこともなくテンバまで。西沢出合くらいから釣りながら歩く。途中ずっこけて竿ボッキリ。折れたのが自分の骨じゃなくてよかった。直登沢出合の100mくらい手前の日当たりのいい砂地で幕営。いっぱい寝て睡眠不足を解消。
Day2:C1(5:15)大曲の滝下(6:40)奥の滝上(8:40)ヤオロマップ岳(10:35)コイカクとのコル(12:00)Co750二股(16:00)=C2
テンバでてすぐ2段の滝。左岸から。確かに滝の上でも泊まれる。広く綺麗な滑を過ぎると次第に狭くなる。Co??の2段滝は1段目が容易だが釜持ちの2段目が難しい。何度か左岸の一段上がったバンドをへつりに行くもなんか怖い。思い切って飛び込んで這い上がるムーブをトライ。2度目でなんとか突破。流石に寒い。すぐに?大曲の滝。雪渓が全くないので取り付くことはできるが、右岸はヌメヌメスラブ。左岸はいけそうだが岩が脆くて勇気が出ない。戻って右岸カンテから巻く。これがこの遡行の内容を決定づけてしまった。行けども行けども沢から70m位の高さをトラバースさせられる。高巻きのための高巻きの連続。雪渓皆無なので雪渓に降りることもできない。直登困難そうなゴルジュだなーと上から眺め続け、降りられたのはなんと奥の滝の上。いったいオレは何をしに来たんだ…。やっぱしふーちゃんの言うことに間違いはねえなぁ…。その後も滝が続く。いくつかは結構真剣に登るのもあるが、問題になるようなものはない。源頭は当然と言えば当然だが39南面とそっくりでなんかエモい。Co1540を水量の少ない右に入り、指を潰さないように慎重にガレを登るとヤオロピークにビタビタ。ヤオロ南面は雪渓のそれなりにある時期に来るか、めっちゃ登れるパーティーがくる沢でした。中部日高の山々、心地よい秋の陽射しと風、ナキウサギの鳴き声、十勝平野。言わずもがな極上空間。Co1560コルまで1ピッチ。はじめてのヤオロマップ川を降りる。はじめはガレ〜ヌメヌメ小滝で不快調。Co1260二股の滝で懸垂一発。Co1000くらいからゴルってくる。ヤオロの窓へ行く沢との二股でテンバ探すも微妙。14時半、不安だが仕方がないので16時までと決めて核心部へ降りていく。函地形がきつくなってくる。なるべく巻くが、どうしても飛び込んで泳ぐ滝もありこの時間には中々応える。Co750二股にテンバ適地。「私を燃やして温まってください」と言わんばかりの松の枯れ木付き。ふくらはぎパンパン。19時くらいから雨。
Day3:C2(6:00)上二股(7:15)下二股(10:40)やよい橋(12:15)林道ゲート(16:15)大樹(18:00)
雨→晴 最初は気にならなかったが、沢が合流するたびにどんどん濁り水圧も強くなる。泳ぎ降る箇所も当然あるが、軽い気持ちで水流に入ると持っていかれそうなので慎重になる。本気で渡渉しても45度くらいの角度で流される。S字の核心部は本来より大きく巻いたと思う。キムクシュと合流するともう完全に川。上滝沢が見えたところで林道に上がり、長い林道歩いて自転車まで。1時間ちょい漕いで大樹の龍月で勝利メシ。歴舟川河川敷でC3。
(Day4:大樹(7:00)神威山荘(14:45))
神威山荘までチャリンコで約100kmの道のり。野塚峠の登りで太ももをパンプさせる。浦河までは気持ちいい下り。お馬さんたくさんゾーンに入ると何故か土砂降り。泥まみれになりながら元浦川林道20kmを駆け上がり車まで。この自転車ルートは意外と悪くなかった。一回でいいけど。
本当はセンス的に公共交通機関で行きたいところだが、日数と天気の問題から、歴舟川林道にチャリをデポしに行く。大樹の道の駅でC0。
Day1:神威山荘(7:45)ペテガリ山荘(9:45)サッシビチャリ入渓(10:30)Co690ヤオロ南面出合(14:00)=C1
晴れ 2時間運転して神威山荘。レンタカーいっぱい。感情ゼロ2時間でベッピリガイ乗越。サッシビチャリはやっぱり綺麗。特に難しいこともなくテンバまで。西沢出合くらいから釣りながら歩く。途中ずっこけて竿ボッキリ。折れたのが自分の骨じゃなくてよかった。直登沢出合の100mくらい手前の日当たりのいい砂地で幕営。いっぱい寝て睡眠不足を解消。
Day2:C1(5:15)大曲の滝下(6:40)奥の滝上(8:40)ヤオロマップ岳(10:35)コイカクとのコル(12:00)Co750二股(16:00)=C2
テンバでてすぐ2段の滝。左岸から。確かに滝の上でも泊まれる。広く綺麗な滑を過ぎると次第に狭くなる。Co??の2段滝は1段目が容易だが釜持ちの2段目が難しい。何度か左岸の一段上がったバンドをへつりに行くもなんか怖い。思い切って飛び込んで這い上がるムーブをトライ。2度目でなんとか突破。流石に寒い。すぐに?大曲の滝。雪渓が全くないので取り付くことはできるが、右岸はヌメヌメスラブ。左岸はいけそうだが岩が脆くて勇気が出ない。戻って右岸カンテから巻く。これがこの遡行の内容を決定づけてしまった。行けども行けども沢から70m位の高さをトラバースさせられる。高巻きのための高巻きの連続。雪渓皆無なので雪渓に降りることもできない。直登困難そうなゴルジュだなーと上から眺め続け、降りられたのはなんと奥の滝の上。いったいオレは何をしに来たんだ…。やっぱしふーちゃんの言うことに間違いはねえなぁ…。その後も滝が続く。いくつかは結構真剣に登るのもあるが、問題になるようなものはない。源頭は当然と言えば当然だが39南面とそっくりでなんかエモい。Co1540を水量の少ない右に入り、指を潰さないように慎重にガレを登るとヤオロピークにビタビタ。ヤオロ南面は雪渓のそれなりにある時期に来るか、めっちゃ登れるパーティーがくる沢でした。中部日高の山々、心地よい秋の陽射しと風、ナキウサギの鳴き声、十勝平野。言わずもがな極上空間。Co1560コルまで1ピッチ。はじめてのヤオロマップ川を降りる。はじめはガレ〜ヌメヌメ小滝で不快調。Co1260二股の滝で懸垂一発。Co1000くらいからゴルってくる。ヤオロの窓へ行く沢との二股でテンバ探すも微妙。14時半、不安だが仕方がないので16時までと決めて核心部へ降りていく。函地形がきつくなってくる。なるべく巻くが、どうしても飛び込んで泳ぐ滝もありこの時間には中々応える。Co750二股にテンバ適地。「私を燃やして温まってください」と言わんばかりの松の枯れ木付き。ふくらはぎパンパン。19時くらいから雨。
Day3:C2(6:00)上二股(7:15)下二股(10:40)やよい橋(12:15)林道ゲート(16:15)大樹(18:00)
雨→晴 最初は気にならなかったが、沢が合流するたびにどんどん濁り水圧も強くなる。泳ぎ降る箇所も当然あるが、軽い気持ちで水流に入ると持っていかれそうなので慎重になる。本気で渡渉しても45度くらいの角度で流される。S字の核心部は本来より大きく巻いたと思う。キムクシュと合流するともう完全に川。上滝沢が見えたところで林道に上がり、長い林道歩いて自転車まで。1時間ちょい漕いで大樹の龍月で勝利メシ。歴舟川河川敷でC3。
(Day4:大樹(7:00)神威山荘(14:45))
神威山荘までチャリンコで約100kmの道のり。野塚峠の登りで太ももをパンプさせる。浦河までは気持ちいい下り。お馬さんたくさんゾーンに入ると何故か土砂降り。泥まみれになりながら元浦川林道20kmを駆け上がり車まで。この自転車ルートは意外と悪くなかった。一回でいいけど。
天候 | 1、2日目晴れ、3日目雨→晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
その他周辺情報 | 味の龍月で豚丼大盛 |
写真
装備
共同装備 |
8mm48m
ハーケン6
ナッツ小
トライカム
ツエルト
ガス
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感想
日高から十勝へデカい沢を一本太くのっこすという、自分なりにはかなり美しい形の山行をやったわけだが、もはや満たされない。完全に体系化されてしまって、あの時ほどの爆発的な感情の動きはもうなかなか現れない。大体予想の範囲内で物事が起こるし、乗り越えるべき面倒臭さが足りていない。あの感じを求めて山をやるのだとしたらもう潮時だと思う。違う観点でやらないと、続けていても満足できない山行を繰り返すだけだと思う。2年目の春メインで入った国道沿いのはま寿司を横目に見ながらそんなことを思った。
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