（9/26滑落 詳細報告）上高地～涸沢～奥穂高～前穂高～重太郎新道❌

2023年09月24日(日) 〜 2023年09月27日(水)

• GPS: 22:38
• 距離: 22.3km
• 登り: 2,090m
• 下り: 1,130m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:21
• 合計: 2:21

12:24 スタート地点
12:52 12:53 明神館
12:57 12:57 徳本口
13:31 13:33 徳沢公衆トイレ
13:36 13:53 徳澤園
14:07 14:08 新村橋
14:45 横尾

2日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:48
• 合計: 10:03

5:21 横尾
5:40 5:41 横尾岩小屋跡
6:17 6:27 本谷橋
7:04 7:04 大崩落地
7:22 7:22 Sガレ
8:06 8:45 涸沢ヒュッテ
8:54 8:54 涸沢
9:50 10:02 パノラマ分岐
10:37 10:50 ザイテングラート取付点
12:15 12:42 穂高岳山荘
14:38 14:44 穂高岳
15:24 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 2:51
• 休憩: 4:40
• 合計: 7:31

5:54 穂高岳山荘
6:36 6:37 穂高岳
6:46 6:52 南稜の頭
8:05 8:35 紀美子平
8:46 8:47 雷鳥広場
9:13 13:15 岳沢パノラマ
13:25 ゴール地点

天候

24、25日：晴れ　26日：曇り午後から小雨

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

神戸空港→松本空港→バスにて松本駅→上高地

コース状況／危険箇所等

岩場に慣れていない方は・・重太郎新道下りでの使用は要注意ください。スティック多用も要注意です。

写真

条例として山岳遭難要請→受理＝マスコミ報道OKということ。Yahooニュースほか一斉に報道が飛び交いました。

私が入っている山岳保険。ヤマレコさん経由。

9/24 6:53

今年もFDAで神戸から松本まで45分フライトです。9月は誕生日割引で片道たったの9，000円で行けるのです。FDAとてもオススメです。

9/24 9:02

最高の天候フライトで松本着。ここから有料バスで松本駅へ。

9/24 12:11

上高地到着、雲ひとつない最高の天気。

9/24 13:25

あー気持ちよか、最高。去年は往復雨の上高地でした。今年は神さまが祝福してくれているわーとこの時は思っていました。

9/24 13:51

徳沢にて予定通りガス缶を購入。（飛行機なので当然持込NG、松本の好日山荘OPENするのは10時なのです）サイズはタイプ250のみ、、、重たくなる。。

9/24 14:17

休憩後、サクサクと、

9/24 14:20

横尾へ向けて歩く。

9/24 14:53

15時まえ横尾到着。（12/31本日ここから記載開始）

9/24 14:53

ほんま雲ひとつない最高の天気だったなあ。

9/24 15:29

テントをゆっくりと設営。

9/24 15:38

奥穂高って簡単にいうけれど、このマップ見るとなかなかエグい。

9/24 15:53

9/24 18:11

この日の夕飯。

9/24 18:19

うまかったけれど、汁多すぎ。

9/25 5:24

おはよう。DAY2。

9/25 5:44

これたしか屏風かな。

9/25 5:57

モルゲンが一瞬見えました。

9/25 6:55

本谷橋からが本格登山です。

9/25 7:02

去年はここでたしかイギリスから来たハイカーと仲良く話をしていたっけ。

9/25 7:34

みえた！涸沢！去年は雨でまったくみえない、ここらへんで耐えきれずにレインに履き替えましたね。たしか。

9/25 7:36

ズームモードでみえた、今日宿泊先の奥穂高山荘！なかなかにエグい距離ありますな。（この時はテント泊予定でした）

9/25 7:44

去年はここらへんでも体力的に結構きつかった記憶ありますが、今年はまったくしんどくない。それ相応に体力トレーニングしてきたので。奥穂高をバックにパチリ。新調したヘルメット（ペツル、シロッコ）は本当に素晴らしい軽さと心地よさで着けているのを忘れるほど。高いけれど、本当にオススメです。

9/25 7:55

着いた！

9/25 7:59

って、ここから

9/25 7:59

けっこうあるのよね、涸沢まで。

9/25 8:11

おお！涸沢ついた！

9/25 8:11

壮大な景色。こっちは涸沢小屋、で、北穂高ですね。

9/25 8:12

で、こちらが今日の目的地、奥穂高山荘。米粒のように見えています。

9/25 9:47

20分ほど休憩して・・山岳救助隊の人にパノラマルートかどちらかいいのかアドバイスいただく。で、こちらから。（パノラマルートという名称だった思う）

9/25 10:20

ええ感じ。

9/25 10:59

涸沢から登ること1時間。

9/25 11:03

ザイテングラート突入。

9/25 11:08

簡単とは思っていなかったけれど、なかなかです。細心の注意が必要でバランス崩すと・・はい！あの世へグッと近くなりますね。

9/25 11:42

高度感で息が苦しい。なかなか足が進みませんな。ここでやっとあと20分で書いたあったような。がんばれー！

9/25 12:12

おお！やっと着いたぜ。奥穂高山荘！！唐沢出発から2時間30分ぐらいかな。

9/25 12:46

今日は50歳の誕生日！体力かなり消耗したのもあって、山荘に泊まることにしました。記念バッチ100周年いただく。（宿泊者だけにもらえました）

9/25 12:55

部屋はたしか、乗鞍だったですね。こんな感じ。番号が4って。

9/25 12:55

あ、ちゃんと写してますね。

9/25 13:16

チャイティーをいただく。

9/25 13:45

お昼たべて、このスタート場の恐怖心を拭うためと誕生日、奥穂高に登りたかったので超軽装で向かう。

9/25 14:14

槍ヶ岳

9/25 14:14

かっこいいね！

9/25 14:24

ジャンダルム！必ずここは行きたいですね。恐ろしいけれど。

9/25 14:33

FBにも乗せた一枚。登り途中で仲良くさせていただいた方に撮っていただきました。昨年はどしゃぶりの涸沢での撤退だったので嬉しかったですね。

9/25 15:21

もどってきてホッと一息。正面はたぶん、笠ヶ岳ですね。

9/25 17:04

小屋のええところはちゃんと夕飯を食べれるところですね。テント泊の飯はほんまマズくて2日目とか辟易してくる。

9/25 17:38

夕飯後、部屋のみなさんと夕日を見に行く。

9/25 17:38

これ、彩雲です。珍しいでしょ。

9/26 6:06

翌26日！おはようございます。5時30分すぎ出発。昨日とうってかわって曇り！

9/26 6:31

ここ、ジャンと合流する場所。

9/26 6:33

奥穂高トップを通過していよいよ帰路へ。吊尾根に向かい前穂高へ。

9/26 6:54

ここなかなかの下りだったけれど面白かった。

9/26 7:16

9/26 7:24

慎重に歩く。

9/26 8:05

吊尾根を無事に通過して、紀美子平到着。前穂高曇りでまったくみえなかったので登るのはやめます。休憩していよいよ重太郎新道へ。

9/26 8:10

いやあ、あの最初の重太郎スタートの下りはちょっとびびった。これは・・ちょっと無理かもってぐらいに急だった。でも今更引き返せない。向かうは岳沢小屋だ。

9/26 8:41

やっとこさ怖い急なところを通過して

9/26 9:13

パノラマでひといき。右端に見える赤い小屋が目的地の岳沢。まだまだやなー！この先ちょっと緩くなったところでスティックを使いながら下る。

9/26 10:14

下りスティックに体重かけすぎての、左からのスターン！と気がつけば頭から回転しながらの滑落。2回転して木の枝にザックがひっかかり奇跡的に身体止まる。この写真は自力でなんとか登山道によじ登り、救助申請して落ち着いたあとに撮影。

9/26 10:14

みなさんに水やパンやシートたくさんいただく。本当にほんとうに、ありがとうございました。（特に山荘乗鞍でご一緒だった方へ）

9/26 13:05

3時間後、岳沢小屋から徒歩で救助隊の方々到着。ヘリは天候悪化と往来者が多い登山道なのでダウンウォッシュによる2次事故のリスクもあり中断。一番右の方が水口隊長。これは私のザックを引き上げていただいているところ。隊長からの第一声。「ここは本当に死亡事故が多いところで、、よく助かりましたね、ヘルメットしていなければ助かっていないです」

9/26 16:05

骨折したところ（後でわかった）をケアしながら（痛すぎて脂汗たらたら）上下より隊員さんよりビレイしていただきながら亀の如くゆっくりゆっくりと降ってやっとこさ小屋に着いたところ。温かいお茶をいただく。この温かいお茶の味は一生忘れない。ありがとうございました。

9/26 16:05

傷も撮影しておく。ここ岳沢より隊員の方4名におんぶしていただき、90分ほどで一気に上高地へ下る。あのリレーは本当にすごかった。プロ魂。ありがとうございました。

9/26 18:43

上高地から救急車にて市内病院へ。

9/26 21:23

松本市民病民にて精密検査。看護師さんが神のようにやさしかったなあ。外科の先生も。点滴受けています。

9/27 7:52

次の朝、温かい病院食。なんと美味い！ああ！俺は生きていたんだと。思わず涙しながら食べていました。95年阪神大震災に続き2回目の生還です。ありがとうございました。

装備

個人装備

２泊３日テント泊装備

感想

ゆういちろう

今日こうやって（12/31）最終整理しながら書いていること＝生かされていることに感謝です。山岳救助費用や救助されるプロセスすべて下記に記載しています。この記事がみなさまのお役に立てますように。

◾️事故詳細はこちらをご参考ください。（原因と対策）https://drive.google.com/file/d/1MPn2V8iZe_E8n003OxOy6QYL1xEp2i2Z/view?usp=drive_link
◾️事故後、救助要請が無事に終わり撮影したもの

コメント

モック

本当に無事でよかった。
どんな細かいことでも、経験したことを糧にしながら、一緒に安全登山で楽しみましょう！

ゆういちろう

モックさんへ。ありがとう！！😭😭😊😊こちらこそ、またよろしくお願いします🥺🙇