吾妻 中津川
- GPS
- 17:01
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,736m
- 下り
- 745m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 8:57
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:10
デコ下ゲート: 6:40
取水門: 7:30 - 7:50
銚子口: 8:00
観音滝: 8:45 - 9:00
神楽滝下: 10:50 - 11:30
天候 | 1日め:晴れ 2日目:明け方より雨、昼前止む |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
SK班は1台を天元台スキー場にデポし、もう1台でグランデコ下部へ。 最後は全員で天元台へ下山し、天元台→デコ→レストハウスの順で回収。 ※なお、中津川レストハウスは携帯圏外 |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音滝20m:左岸巻き。容易。 神楽滝40m:左岸巻き。明瞭。 夫婦滝10m:左壁。容易。 静滝:左岸巻き。容易。 熊落滝20m+不忘滝40m:左岸巻き。55分。 筋滝20m:左岸巻き。容易。 朱滝60m:左岸巻き。50分。 |
その他周辺情報 | 下山後の食事: 中津川レストハウス(食堂は営業してなかった。この日だけ??) 山の駅食堂 (【旧店名】農家食堂 山ごはん) めちゃくちゃかわいいお婆さんがやってます。 山塩ラーメンなどめちゃ美味しかった! その後の温泉: 裏磐梯国民休暇村(日帰り入浴1300円) ←コーヒーなど無料でしたが、それでも高いなぁ〜 |
写真
装備
個人装備 |
ストック
雨具
防寒具
ヘッデン
ファーストエイドキット
非常用セット
エマシー
ツェルト
行動食
非常食
充電用予備バッテリー
ヘルメット
ハーネス
カラビナ
環付カラビナ
スリング
ヌンチャク
タイブロック
バイル
地形図
トポ
沢靴
沢用スパッツ
チェーンアイゼン
火器
食器
テルモス
食事
シュラフ
シュラカバ
マット
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
タープ
|
感想
ずっと前から行きたかった中津川。
9月下旬に3名で行く予定でしたが、天気が悪く中止に。
そして気温&水温的にギリ遡行可能な代替日程でのチャレンジとなった今回。
土壇場で群馬シーライオンのAy3も来る事になり、一気に盛り上がりました。
当日は快晴。レストハウスから遡行するHA班と、林道を使って取水口から遡行するSK班に分かれて遡行し、神楽滝で無事に合流。(先走り気味だったので、K氏に会えなかったのが残念!)
核心の熊落+不忘の滝の巻きは、はやぶさ隊長の見事なルーファイにより1時間以内に終了。テン場もなかなか良くて、焚火も盛大に燃え、暖かい楽しい夜を過ごし、初日は最高の1日でした。
翌朝は、残念ながら未明から無常の雨。。。。
雨の中の撤収、寒いまま遡行し、極力水を避けつつも、ところどころ腰まで水に浸かり、この沢最大の朱滝を仰ぎ見て、主たるイベントが無事に終了。しかしこの後が想像より長く、ひたすら寒かった為、せっかくの紅葉もあまり楽しむ余裕がなかったのが心残りでした。
でも、生きてる間に一度は行ってみたかった沢の1つにだったので、行けて本当に良かったです。ご一緒頂いたはやぶさ隊長、Ay3、そしてS君、本当に有難うございました。
また、SK隊の遡行準備に当たっては、レコの皆様、そしてネットの記録を参考にさせて頂きました。有難うございました。
やっといけた中津川
完全遡行はその昔、41年前の10月以来の再訪、若い時は先輩に連れられて何も考えず?登っていたのか、そんなに大変だった記憶はなかった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1580777.html
でも、おっきい滝、やたら時間のかかる高巻き、綺麗なゴルジュ、おっきな淵、釜、遡行図に載らない小滝たち、えっこんなところにゴーロ、、、長い行程だけれど飽きることなく最後の木道歩きまで楽しめました。
9月中旬以降は一気に寒くなってしまい、この日も道路の温度表示は10℃で寒い。
群馬から参戦のAyは寂しいレストハウスの駐車場で車中泊し怖い思いをしたとか。
そして、初日は急遽けんじヤンが参戦、膝を故障しているので泊まりなしで観音滝まで。さすが往年のクライマーだから膝が悪くてもダブルストックで岩場もぬるぬるのスラブもゴーロもスイスイ難なく行ってしまう。すごい!
観音滝までは昨年歩いているので、グランデコ組(以下SK組)に追いつくべく少し急ぎ足で進む。
しかし泊まり道具を背負っているし、先は長いのであまり無理もできない。
綺麗な谷間の景色を楽しみながらじっくり歩く。
魚止の滝の高巻き中にAyがアクシデントに見舞われた。私のルーファイが悪かったか、、、幸い大事には至らなかったが顎に何かが当たって切ってしまい流血、簡単に応急処置をしたものの、なかなか血が止まらない。でもさすが群馬の女性は強い。笑いながら大したことないという。
東電取水門でSK組の手紙確認、1時間前に通過していた。7時より早い時間に出発した模様。それだけ差があると追いつくのは難しいので焦らず進むことにした。
観音滝で20分ほど詰めたが、神楽滝まで合流できそうにない。
観音滝でけんじヤンとお互いの安全と健闘を祈ってお別れ。
その先は41年前に行ったとはいえほとんど記憶にないので初めてみたいなもの。
ゴルジュ、おっきな淵、小滝、ゴーロがどんどん出てきて飽きることはない。
だんだん疲れも出てきた頃権現沢を通過し神楽滝へ。
そこで今ちょうど高巻き始めようとしていたSK組と合流。30分以上待っていたとのこと。お互いの無事を確認できたので、先にSK組は高巻開始し、我々は豪快な神楽滝を見ながら休憩。
中津川はこの神楽滝、熊落滝・不忘滝、朱滝の3つの高巻きが1時間以上かかり体力消耗する。今日のうちに最初の二つはやっつけておかないと2日目の行動が辛くなる。
神楽滝の巻きは案外踏み跡も散見できて登りは大変だけれど3つの中では容易にできた。巻きが終わったところでHK組と再合流。ここからは4人で行動となった。
すぐに夫婦滝、まだ続く小滝とゴルジュのおっきい淵のへつり、静滝、なもなき小滝、楽しいが疲れる。
そしてまた大岩壁が見えてきたところで、熊落滝が現れる。上部の大岩壁の奥には不忘滝があるが下から見ることはできない。一度は熊落滝を越えて下から不忘滝を見てみたい。
ここの巻きは左岸から。息も絶え絶え、谷の深さ分登り上げ、さらに上部の岩壁体の下をトラバースしてそして降る、踏み跡っぽいところ降って行ったら最後は崖になったので迷わず懸垂下降。
降り立ったところからすぐ不忘滝の落口、見下ろすがやっぱりすごい迫力!
天場を探しながら少し進むと砂地でツエルト4張張れる場所がありそこを一夜の宿場とする。
焚き火をして、飲めないアルコールを飲んで楽しいひと時を過ごす。
気温は思ったほど低くなく、風もなかったので快適だった。
二日目は3時頃から雨が降り出したそうで、寒い朝となった。
Amazonで買ったタープの下で準備をし、6時前に出発。
歩き出してすぐ岩壁に囲まれた空間に三筋滝が現れる。初めてきた時は右壁から普通に登っていたが、朝イチでヌメヌメしてそうなところはとてもとりつく気になれない。すぐに高巻き。
その上部は今までとはちょっと渓相が変わり溶岩質のゴルジュが出てくる。
寒くて水には入りたくないが、おっきな淵の先に滝があるところはそれが見たくて先に進み最後は足がつかなくなって立ち泳ぎ状態になってしまった。寒かったぁ〜
そしてゴーロ帯を登っていくと眼前に巨大なラスボス”朱滝”が現れる。
写真で見てたら普通かなって思ってましたが、実物はやっぱりでかいし迫力満点。
ラストを飾るにふさわしい、この中津川の盟主って感じ。
でも、寒くて長居できず記念撮影して巻きにかかる。
ここもなかなかエグい。道型があるような、ないような。とにかく登って登って平になったら谷の頭をトラバースして適当に降り始めて軌道修正しながら落口を目指す。途中でルンゼを横切ったが、このルンゼを降ればばっちり落口だったようだ。
滝上はもう何もないゴーロかと思っていたが、小滝と滑がちょっと続いておりなかなか楽しい。それが終わるとゴーロが続き、湯気が見え始めるとヤケノママ。
湯気は土壁から出ているけれど、歩いている範囲には暖かいところはなかった。
それを過ぎると崩落帯のガレ場。
それもクリアすると本格的なゴーロ歩き。
だんだん紅葉が綺麗になってきて、天気は悪いけれど癒された。
どんどん登って木々も低くなり平坦になると源頭の様相。
しかしまだ登山道は遠い。
根曲がり竹を平泳ぎで越えていくと湿原に出てそこからちょっと濃い藪漕ぎをすると大凹の水場に飛び出した。
長い沢旅も終わり、快適な木道を歩いて天元台スキー場のリフト乗り場までまっしぐら。
お疲れ様でした。
今回も足の揃ったパーティーで楽しく快適に歩くことができました。
私は泊まり荷物で結構きつかったなぁ!
まだまだ鍛えてみんなに迷惑かけないようにしないと。
皆さん、ありがとうございました。
帰りに
裏磐梯国民休暇村で入浴。なんと1300円もしたよ。国民!ってつく割には高いよね。無料でドリンク飲めるので、コーヒーいただきました。お風呂は普通の感じ。
食事は”山の駅食堂”で山塩ラーメン(980円)
https://www.urabandai-inf.com/?p=24912
ここのおばさん最高です。ぜひ行ってみてください。
ラーメンも美味しかったが、おばちゃんの印象強すぎ!!
中津川のチャンス到来!福島メンに混ぜてもらいました。感謝〜^ ^
吾妻の三大沢は是非行ってもらいたいと言うから中津川は気になっていた。
閉ざされた空間、神秘的なデカい滝が多くて圧倒されました。
特に熊落滝の吸い込まれそうな景観は今までにない感覚で出会えて良かった。
いっぱい見どころはあったけど白滑八丁、静滝、熊落滝が印象的で幕場の景観も良くて、2日目は寒かったけど、あとあご怪我したけど良き仲間に恵まれて楽しい山行ができました。
巻きもレコの情報のおかげで予定通りスムーズに抜けることができてありがたいです。ありがとうございました。
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