悪沢岳〜赤石岳 シーズン最後のアルプス縦走

2023年10月06日(金) 〜 2023年10月07日(土)

• GPS: 09:53
• 距離: 27.3km
• 登り: 3,064m
• 下り: 3,032m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:29

8:30 椹島ロッジ
8:35 8:36 滝見橋
9:05 9:05 岩頭見晴らし
9:25 9:25 小石下
9:54 9:55 清水平
10:13 10:13 蕨段
10:18 10:18 見晴岩
10:44 10:44 駒鳥池
10:49 10:49 駒鳥池駐車場
11:03 11:14 千枚小屋
11:36 11:37 千枚岳
12:06 12:06 丸山
12:25 12:55 悪沢岳
13:25 13:25 荒川中岳避難小屋
13:29 13:29 中岳
13:34 13:35 前岳
13:45 13:45 お花畑（荒川前岳南東斜面）
14:05 荒川小屋

2日目

• 山行: 3:51
• 休憩: 0:23
• 合計: 4:14

14:05 荒川小屋
4:34 4:35 大聖寺平
5:04 5:04 小赤石岳の肩
5:13 5:13 小赤石岳
5:20 5:21 赤石岳・小赤石岳間分岐
5:30 5:42 赤石岳
5:44 5:50 赤石岳避難小屋
5:52 5:53 赤石岳
5:59 6:00 赤石岳・小赤石岳間分岐
6:21 6:23 北沢源頭
6:47 6:47 富士見平
7:08 7:09 赤石小屋
7:39 7:39 休憩ポイント
7:48 7:49 カンバ段
8:24 8:27 赤石岳東尾根コース登山口
8:29 8:29 椹島ロッジ
8:29 ゴール地点

天候

1日目
澄み切った秋晴れ
稜線に出たら爆風

2日目
秋晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

毎日アルペン号　竹橋〜畑薙夏季臨時駐車場
東海フォレスト送迎バス　畑薙〜椹島

コース状況／危険箇所等

林道が続く　距離長め、軽い岩場もあり
急な登り基調だが平坦も交互にしっかりある
ペース速い方は半袖半パンで可
千枚小屋を過ぎると稜線歩き
秋の強風が吹き荒れる
ウィンドもしくはレイン上は着た方が良い
千枚〜悪沢間は岩稜帯
難易度は高くないが急な下りやハシゴ有り
かなりの強風が北斜面から吹き込んできて、北側の斜面は直撃で非常に寒い
反対に南側の斜面を歩くと風が止まりポカポカの日差し
交互に歩くことになる
悪沢〜赤石は赤石岳の雄大な景色を見ながら歩く
歩きやすい道でかなりお気に入り
赤石〜椹島は急な下り
岩下りなので落石注意
林道に至っても急な下りなので足元に注意

その他周辺情報

椹島ロッヂ
千枚小屋
荒川小屋
赤石温泉白樺荘

写真

10/6 6:37

井川ダム付近工事につき畑薙臨時駐車場に7時到着の予定が何故か6時前に到着した毎日アルペン号
寒い中ベンチで震えて椹島行きバスを待つ
畑薙臨時駐車場の水場　
ここでソフトフラスク2本、1リットル分確保
結果2日で300ml程度しか飲みませんでした笑

10/6 6:50

清々しい秋晴れの空
日が登って徐々に暖かく

10/6 7:07

東海フォレストの送迎バス
マイカー利用の方含めて2台で運行していました
座席にはヘルメットがあり着用して乗車

10/6 8:27

椹島ロッヂ到着！
各々準備して出発します
私も着用していたレインウェアを脱いで出発！

10/6 8:31

井川山神社
登山の安全祈願をします

10/6 8:37

ゆらゆら揺れる橋を渡って登山道へGO！

10/6 8:47

荒々しい登り

10/6 9:05

開けて赤石岳？天気は快晴

10/6 9:26

樹林帯を行く
オレンジマークと赤、ピンクリボンのマーキングがあります
樹林帯は道間違いしやすい箇所が何箇所かあったので見落とさず登ります

10/6 9:55

清水平
ベンチがあり休憩できます
水場もあり

10/6 10:11

急登となだらかな道も交互に現れます

10/6 10:28

雰囲気のいい道をスパートします

10/6 11:02

綺麗な晴れ空と秋の山

10/6 11:04

千枚小屋に到着
こちらで働いている縁故の方としばらくおしゃべり
挨拶できて良かったです
頑張ってねとお菓子を3つもらってしまいました！
美味しくいただきましたありがとうございました♪

10/6 11:15

千枚小屋の水場

10/6 11:36

晴れ渡る悪沢岳方面
月が見えます
この辺から風が吹き荒れます

10/6 11:37

千枚岳と富士山

10/6 11:44

梯子

10/6 11:45

急な下りに冷や汗

10/6 11:47

降りたところから

10/6 12:01

いい景色
ハイマツが色付いています

10/6 12:06

丸山山頂

10/6 12:11

あたりは岩岩してきます

10/6 12:18

山頂目指して岩登り

10/6 12:24

奇跡的に山頂は爆風がやむ
綺麗な富士

10/6 12:29

百名山悪沢岳
まずは目当ての一つ達成
カメラを３つも持ってきてる方としばし談笑
メインのカメラに望遠レンズ3種類
ちょっとした物をとる軽量中型機
テキトーに標識とかとる小型カメラ
とかなり凝った方でした！
百名山を90座近く登っているそうで、悪沢岳と赤石岳を登る予定だったが体力的に悪沢岳だけにするとのこと
カメラが持てなくなったら登山もやめ時かな〜とおっしゃってました
こんなに何台もカメラを持って登山されてるだけで尊敬です
悪沢岳から見える赤石岳がとても堂々としてたおやかでかっこいいと話したら薬師岳をお薦めされました
とてつもなく大きくて隣の黒部五郎がちっぽけに見えるとのこと笑
登りたい山がまた増えてしまった笑

10/6 13:03

荒川中岳への雰囲気の良い稜線
右から爆風が来ていますが、この道は交互に稜線の右側左側と通るので、左に行くと風がぱたっと止みポカポカ陽気で天国ですが、右に行くと爆風直撃で地獄の冷え込みでした

10/6 13:08

悪沢岳の急坂を下りきったところから振り返って

10/6 13:26

荒川中岳避難小屋

10/6 13:28

悪沢岳と中岳避難小屋

10/6 13:29

荒川中岳

10/6 13:30

荒川前岳への道と雄大な赤石岳
とんでもない爆風でした

10/6 13:34

ちょっと寄り道して荒川前岳

10/6 13:43

堂々とした赤石岳と本日の目的地荒川小屋
風は荒川前岳塞いでこちらは穏やか

10/6 14:02

秋の匂いがする登山道

10/6 14:06

荒川小屋到着！

10/6 14:20

エントランス&売店

10/6 14:20

部屋に通じる道と手ぬぐい
なんだか目を惹かれて小屋番の方が描いた山で食べるとなんでもうまい手ぬぐいを買ってしまいました笑

10/6 14:20

就寝スペース、ハシゴの上にも部屋が

10/6 14:25

私の本日の寝床
下敷きマットが二枚にコールマンの封筒型寝袋と小さな枕
アクティブインシュレーションとレイン上下とウールTと化繊の半袖半パン全部着込んでちょうど良いくらいの温度
オイルストーブが部屋の真ん中に置いてあります

10/6 14:29

トイレは小屋の外！
ちょっと距離があるので天候が悪い時は要注意！

10/6 14:31

荒川小屋のテン場
ペグは刺さりづらそうな土ですが石が落ちてるのでそちらでも固定可
が、そんなに石は多くないので人が多い時は注意
富士山が綺麗

10/6 14:32

テント場すぐ近くの水場
小屋泊の人もここから水を調達！
悪天時注意！

10/6 14:36

トイレの前の素泊まり棟
すぐ目の前が赤石岳への登山道入り口

10/6 14:37

とても暖かい感じの小屋

10/6 16:56

夕飯
名物のカレーと付け合わせ味噌汁
カレーは言わずもがな味噌汁が具沢山で美味しかった

10/6 17:13

おかわり自由のご飯とカレーと味噌汁
カレー大盛り三杯
味噌汁二杯いただきました！大満足！

10/6 17:24

日の入り前に赤く染まる赤石岳
夕食を食べながら贅沢なひと時

10/6 17:24

夕暮れに富士山が美しく
夕飯を共にした方と沢山おしゃべりしました
前日は冷え込み赤石岳付近は樹氷や霜が見られたとのこと
北アルプスは雪が積もったとのことで今シーズンのアルプスは終わりかなぁ

10/6 17:48

2018TJARの大会報告書が！
荒川小屋が中継施設だったとのことで、各選手の体験談や詳しい情報が沢山載っていて読み込んでしまいました

10/7 4:32

お弁当をもらって朝4時過ぎに赤石岳へ出発
お弁当は丸めたおにぎり5個と沢庵2枚
大聖寺平の辺りは若干迷いやすいので注意

10/7 5:01

暗い登山道を登る
日の出前に出る予定ではなかったので、持ち合わせの30ルーメンのライトで不安だったが天気が良かったので助かる

10/7 5:14

まずは小赤石岳
空が明るくなってくる
存在感のある富士山
日が昇る前に赤石岳山頂へアタック！

10/7 5:18

前方に赤石岳山頂
日の出に間に合うようにペースを上げる

10/7 5:38

山頂到着！暫くして富士山の裾からお日様が

10/7 5:39

赤石岳山頂碑と富士と日の出

10/7 5:40

素晴らしいとふと漏れた声に本当に素晴らしいですねと山頂でご一緒した方が相槌を打ってくれました笑

10/7 5:41

赤石岳山頂避難小屋の先の展望台

10/7 5:47

太陽は隠れてしまいましたがその場にいたカメラマンの方が富士山と山頂碑をパシャリと撮ってくれました

10/7 5:50

赤石避難小屋
もう冬季無人小屋となっていて2階から入れる模様

10/7 6:01

赤石岳を今度は裏側を見ながら下ります

10/7 6:07

登山道には霜の残り

10/7 6:24

赤石岳下の急な巻き道を行きます

10/7 6:31

秋晴れの登山道

10/7 6:46

富士見平に到着

10/7 6:47

富士見平からの富士山
美しい…

10/7 6:48

富士見平は広場になっていてまるで庭園のよう

10/7 7:01

赤石小屋

10/7 7:08

赤石小屋テント場
ペグはしっかり刺さりそうな地面

10/7 7:39

椹島から5/3地点まで来ました
登ってくる方には有り難そうな標識

10/7 8:13

ラスト5/1
だいぶ下界が近いのがわかります

10/7 8:25

赤石岳登山口

10/7 8:53

無事椹島ロッヂへ到着
インシュレーションとサンダルを履きロッチ内へ
東海フォレストバスの整理券をもらいホットコーヒーを注文
薪ストーブ前の特等席を陣取り余裕のコーヒータイム

10/7 11:56

８時半着余裕の整理券番号1番
帰りは番号順にバスに乗り込めます

ありがとうございました

10/7 14:51

赤石温泉白樺荘
日帰り温泉510円
内湯と露天
ツルツルする泉質
露天正面には茶臼岳が

10/7 14:47

館内にはTJAR特集

10/7 14:48

井川の星と書いてあったので望月選手の出身地なのかな？

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

M8810

北岳、間ノ岳、富士山と登り、日本の標高10位までを登ってしまおうと計画して槍穂高縦走と悪沢赤石岳縦走を計画しました。
前回の槍穂高縦走は残念ながら涸沢岳、奥穂高岳を登れなかったのですが、今回は完遂しようと気合を入れて畑薙行きの毎日アルペン号に乗車しました。
畑薙に予定時刻より1時間以上も速く着いてしまい寒い中椹島行きのバスを待ちますが、やる気に満ちている私は精神集中し、水を1リットル確保、靴紐をキツく結び直します。

椹島から千枚小屋まで徐々にスピードを上げていき調子を試します。急な登山道ですが交互に平坦部分も現れるので息を整え登ります。千枚小屋になかなか良いタイムで付けたので調子はいいと判断。
千枚小屋では縁のある方が働いていて、休憩中だったみたいですがわざわざ呼んでくれて挨拶させていただきました。とても暖かく迎えてくれて和やかに談笑くして気をつけてと送り出して頂きました。

俄然やる気が出て急峻な道を順調にパスしていきます。千枚小屋で風が強いからウィンドブレーカーを着た方がいいとアドバイスをくれたおかげで、強烈な暴風にも耐えられました。

悪沢岳山頂では凝ったカメラマンの方と談笑し、荒川小屋では宿泊者と談笑し、赤石岳山頂でもカメラマンの方とお喋りできました。
今回は色々な方と沢山話せた山行だったと思います。

赤石岳からは初めて通る道だったこともあり椹島12時発のバスに間に合うか不安で飛ばします。　

昨日の荒川小屋の美味しいカレーとお弁当のおかげで非常に調子が良い。
到着した赤石小屋で休憩していた登山者と談笑しながら着ていたレインウェア上下とアクティブインシュレーションを脱ぎ、半袖半パンスタイルでさらに飛ばして下ります。

椹島ロッヂに着いた頃にはまだ8時半になったばかりと全然時間に余裕がありました笑
ロッヂでスリッパに履き替えて珈琲を注文し、薪ストーブのある憩いスペースで雑誌を捲りながら時間を潰します。後から続々と登山者が到着してだんだん賑やかになってきました。ソフトクリームや昼ごはんを注文したりしていました。

風は強かったが天気に恵まれ、二日間とても良い山行になりました。赤石岳は非常に見事な山容で、綺麗な日の出を見れたこともあり、1番好きな山となりました。個人的にはとうとう0.3倍を出せたので成長をひしひしと感じつつ登山内容をもう一歩進めても良いのでは、と。南アルプス全山縦走も見えたので来年の目標にしようと思います。

山に行くとたくさんの山人としゃべれてとても楽しい。