記録ID: 605879
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雪山ハイキング
甲斐駒・北岳
[春爛漫/展望探訪の山旅]鳳凰山(薬師岳、観音岳)
2015年03月26日(木) [日帰り]


- GPS
- 09:05
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,859m
- 下り
- 1,859m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 9:03
14:03
天候 | 快晴・微風/これ以上はないくらいの好天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【一般道】甲府昭和IC→(R20)→竜王立体→(県道20号線/南アルプス街道)→山の神ゲート→(県道林道南アルプス線)→夜叉神ゲート前 ※南アルプス林道は2月27日17時より夜叉神ゲート前まで通行止めが解除されています。最新の状況については山梨県のHPをご覧ください https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=4 ※3月26日現在、路面に雪はありません ※南アルプス線は一年を通じて落石や土砂崩れが多く、3月26日現在も2か所で法面工事が行われていました。特に夜間は見通しが悪いため注意して走行してください |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆夜叉神ゲート前〜夜叉神峠 樹林帯の中をつづら折れに高度を上げていきます。上半分には雪が付いていますが、融雪後の氷がシャーベット状の雪に埋もれているところはスリップに注意です。 ☆夜叉神峠〜杖立峠 チェーンスパイクを使用、以降下山時夜叉神峠まで着用しました。ここからはほぼ雪道となります。いったん高度を下げてから尾根通しの急登となり、ここに付いた雪が往路は凍結してツルツル、下山時はシャーベット状になって歩きにくかったです。急登の後は樹林帯のトラバースが延々と続きます。 ☆杖立峠〜苺平(辻山) 樹林帯のトラバースで一旦下降し、あとは見通しのよいダケカンバやオオシラビソの林の中を緩やかに高度を上げていきます。 ☆苺平(辻山)〜南御室小屋 樹林帯の中をトラバース気味に下降します。南御室小屋の水場は小屋の東側にあり、3/26現在使用可能です。 ☆南御室小屋〜薬師岳 急登の後、小ピークを巻きながら徐々に高度を上げていきます。木々の丈が低くなり、巨岩が見え始めると稜線は間近です。砂払岳の手前で森林限界を超えて鳳凰山特有の白砂青松の世界が広がります。3/26現在、薬師岳小屋はまだ雪に埋もれていて、トイレともに使用できません。薬師岳小屋からひと登りで薬師岳に到着します。定まったルートはありませんが、雪の下のハイマツを踏まないように注意が必要です。 ☆薬師岳〜観音岳 緩やかな稜線上を進みます。左右には南アルプスや甲府盆地、八ヶ岳などを望むことができるこのルートのハイライトといえるでしょう。急なところや危険な個所は特にありません。 「峠」と名のつくところがルートに含まれる場合、登り一辺倒ではなくアップダウンを繰り返して登ることになりますので、ペース配分が重要だと思います。 今回は寒波到来によって気温が下がったため偶々踏み抜きがなく、歩きやすかったです。しかし、樹林帯の中など日当たりの悪い道には雪が遅くまで残ってアイスバーンになります。今後は融雪が進みますので、踏み抜きやスリップに注意が必要です。 山にはまだまだ雪がありますが、季節は春。日差しが強いため、紫外線対策(日焼け止め、サングラス)は必須です。 |
その他周辺情報 | トイレは夜叉神ゲート前と南御室小屋(チップ制)で使用可能です。ただし、ペーパーがあるとは限らないので、ご自身で持参されることをお勧めします。 下山後の温泉は、「桃の木温泉山和荘」さんを利用しました。露天風呂併設。ボディソープ、シャンプー&リンス、ドライヤーあり。日帰り利用で大人1人1,000円とちょっとお高めですが、お肌ツルツル・美人の湯で気持ちよかったです。 http://www.momonoki.net/index.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
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感想
◆清冽な空気、降り注ぐ日差し、360度の大展望に身も心も洗われました◆
啓蟄もとうに過ぎ、東京では桜が咲き始めた3月下旬、ようやく冬眠から目覚めました。
天気予報と「山と高原地図」を交互に見ながら待っていました。
そしてついに訪れました。
冬の名残の寒波が去り、日本海側にも晴天が訪れるこの日がです。
師匠、あなたの受け売りですが”The Day"と言わせてください。
当日は夜半から朝にかけて気温も下がり(朝5時でマイナス4℃)、雪もほどよく締まってとても歩きやすかったです。
それに加えて稜線に出ても風は穏やかで、特別な道具も技術もない私にも登れてしまいました。
久しぶりの山歩きは最初こそ辛かったですが、360度広がるアルプスの大展望を前にそんな辛さなど吹き飛んでしまいました。
鳳凰山は4年前にも訪れたことがあるのですが、山も展望もこんなに素晴らしかったのだと改めて気づかされました。お恥ずかしい限りです。
一度訪れたからといってそれで満足してしまうのはもったいないですね。
古くは奈良時代に孝謙上皇が訪れた記録が残っているほど古い歴史を持つ山でもあります(北御室・南御室や御座石などの地名は当時の名残だそうです)。
何度訪れてもいい山はいいものです。
次、またその次の機会にも、折々の空気や動植物、歴史を感じ取りながら登ってみたい山です。
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