氷ノ山 〜高速登山に挑戦〜
- GPS
- 05:27
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:24
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、氷ノ山山頂から仙谷コース分岐の間に水溜りが多くあって注意を要します。 |
その他周辺情報 | 「若桜ゆはら温泉ふれあいの湯」に入って帰りました。町外の方の料金は大人¥400です。 |
写真
装備
MYアイテム |
Katsuhara
重量:1.34kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
サポーティングタイツ
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
レインウエア
サブザック(19L)
トレッキングポール
昼食(おむすび+フルーツ牛乳)
行動食(飴)
飲料(麦茶600mL)
スマホ(GPS+ナビ+カメラ)
iPad mini(GPS+ログ)
サブバッテリー
腕時計
手拭い
クマ鈴
|
感想
中国大会の予報第2号を見ていて不安になった。私は今度の大会(中国高校登山大会)で、生徒と一緒に(生徒の前を)歩く係なのだが、予報に記されている設定時間が随分早い。これまでの下見のペースなどを振り返ってみたが、こんなスピードで歩いたことは無いのだ。すぐに追い抜かれてしまいそうだ。であるならば、選手よりもかなり早く出発する必要があるのだが、一体どれぐらい早く出発すれば良いものか。そもそもよく考えてみると、大会のコースをフルに歩いたことが無いということに今更ながら気づいた。そこで、一度大会のコースをフルに歩いて、どれぐらいの時間がかかるものか確認してみることにした。
いつものように歩いていたのでは、到底設定時間内で歩くことなど不可能だ。今の私の最大限の力を発揮してどれぐらいのペースになるものか、試してみることにした。そこで、以下の3点を心がけて歩くことにした。
1 できるだけ早く歩く、休憩も最小限に
2 走らない(慣れないことをすると転倒のリスクが高まる)
3 「ヤキョウガ山」の位置を確認する
そのため、装備はできるだけ軽くすることにした。いつもはザックに「山歩きセット」の袋を何も考えずに入れているのだが、今回は最低限必要なものだけ厳選して持つことにした。そうは言っても前日の夜は雨が降ったし、天気予報は曇で降水確率も0%ではない、前回のこともあるので、雨具だけは携行することにした。飲料は、この時期であれば600mLのペットボトる1本で足りるはず。食事にゆっくり時間をかけることはできないが、かと言って、歩きながら流動食で済ますのは嫌なのでいつものように、コンビニのおむすびを持つことにした。あと、写真撮影の邪魔になるため最近あまり使っていなかったトレッキングポールを久しぶりに利用することにした。写真撮影は最低限にすることにして、スマホカメラで済ますようにした(実際はいつものミラーレス一眼を家に忘れてきた)。また、もう暑さも気にならない季節になったので厚手のサポーティングタイツを装着した。ぺース上げ気味で黙々と歩いた。そして、結果として、以下のようなタイム(スタートからの経過時間)で歩くことができた。
男子規定|男子制限|女子規定|女子制限|オレ(今回)
三ノ丸(CP1) 1:50 2:10 2:10 2:30 1:48
氷ノ山越(CP2) 3:20 4:00 4:00 4:40 3:12
自然探勝路入口(CP3) 4:20 5:20 5:20 6:40 4:10
三ノ丸登山口(CPX) 5:50 7:00 7:00 8:30 5:07
辛うじて男子の規定時間をクリア、けれども選手は10kg以上ある大きなザックを背負ってこれより早く歩くので、かなりのハンデを付けたとしても男子選手の前を歩くことは無理であることが明白になった。ただ、頑張れば女子の先導ぐらいはなんとかこなせそうだということもわかった。実際は大会では自分のペースで歩けるとは限らないのでしんどいとは思うのだが。
今回の留意点の3つ目の「ヤキョウガ山」というのは、ヤマレコで氷ノ山の記録を記すたびに山頂と氷ノ越の間で通過したことになっている山だ。けれども実際はそれがどこの山(ピーク)なのかよくわからないままモヤモヤしていた。ヤマレコの地点情報に写真が登録されていないので、登録できるような写真も撮っておこうと思っていた。山頂標識は無さそうなので、仙谷分岐を越えた辺りからピークを意識しながら進んだ。どうも一番高い場所は「とうろう岩」の標識が置いてある、北に進んだとき右に折れて岩の坂を下り始める地点らしいということがわかった。少し離れるとそこに小ピークがあることは明らかなのだが、実際歩いている時はアップダウンの登山道の途中なので、なかなか地点の特定が難しかったのだが、ようやく確認できたように思う。
今回、いつになくせわしい登山をしたのだが、気付くと下ばかり見ていて周りの様子があまり目に入っていなかった。スマホでの写真撮影は控えめにしたものの75枚(いつもなら200枚ぐらい)撮っていた。山頂近くでは紅(黄、褐)葉も徐々に始まっていて、ゆっくり見れば色々な発見があったに違いない。スポーツとして、体力と気力を限界まで振り絞って山を駆けるトレランみたいな登山はどうも私の気性には合っていないようだ。周りをキョロキョロ眺めながら歩き、写真を撮り、昼にはゆっくり休憩をして山ゴハンを楽しむ、そんな山歩きのスタイルに戻ろう、大会が終わったら。