那須 朝日岳東南稜 (朝日岳〜剣ヶ峰〜茶臼岳)

2015年03月28日(土) [日帰り]

• GPS: 05:07
• 距離: 6.5km
• 登り: 830m
• 下り: 826m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:22
• 合計: 5:07

距離 6.5km 登り 830m 下り 827m

8:36 那須ロープウェイ山麓駅
8:48 8:49 峠の茶屋駐車場
8:55 登山指導所・登山ポスト
9:09 中の茶屋跡
11:39 11:52 朝日岳
11:58 12:01 朝日の肩
12:18 恵比寿大黒
12:31 12:32 剣が峰
12:44 峰の茶屋跡避難小屋
12:45 12:46 硫黄鉱山跡
13:01 お釜口
13:03 13:04 山頂口
13:07 13:08 那須岳
13:13 山頂口
13:17 お釜口
13:37 13:38 峠の茶屋駐車場
13:43 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【駐車場】
那須ロープウェイ駐車場利用(無料、100台位駐車可能、売店、トイレ有)
峠の茶屋駐車場は、4/1より利用可能な予定です

【マップコード】
548 747 598

【アクセス】
東北道那須ICより下道で約20キロ。駐車所までは積雪、凍結箇所は有りませんでした。

コース状況／危険箇所等

【登山ポスト】
峠のより少し進んだところに有る、登山指導センター前に有ります。

【コース状況】
《ロープウェイ駅駐車場〜東南稜取り付き点》
駐車場より、直線的に付けられた登山道を進んで行き峠の茶屋到着。峠の茶屋からは残雪時、茶臼岳へと直登するトレースが着いていますが、一般登山道を辿り進んで行きます。
峠の茶屋より少し進むと、森林限界を越えそのまま一般道を辿り「こんな所に高山植物が!？」の看板付近より眼下に見える3段ある堰堤の上から2番目を目指し斜面を下ります。下降点より一般登山道を外れますが特に危険個所は無いと思います。

《取り付き点〜朝日岳山頂》
取り付き点よりガチャ装着。安全の為、アイザイレンして進みます。
堰堤の右手にある雪稜へと進み取り付きます。
雪稜を登りると岩稜歩きとなります。この区間は支点が無いので途中のピナクルにスリングで支点を取りながら進みます。
高度を上げていくと懸垂岩に到着。このルート上第一の核心部現れます。
約4~5mほど懸垂下降し対岸の垂璧を登り返します。
懸垂用の支点は有りました。
1つ目の核心部を通過すると、急なガレ場の登りが始まります。浮石が多いので登攀はもちろんですが、落石には注意が必要です。
ガレ場を登りきり、ヤセ尾根の区間を通過すると、第二の核心部である急壁の一枚岩が現れます。
状況によってはロープを出したほうが安全です。
一枚岩を登りきると山頂に飛び出ます。

《朝日岳山頂〜剣ヶ峰〜峰の茶屋》
山頂より剣ヶ峰へと一般ルートをつたい剣ヶ峰直下のトラバース地点まで進みます。
積雪期、剣ヶ峰直下のトラバース道(夏道)は雪崩の危険性があるため剣ヶ峰のピークを踏んで避難小屋に抜けるか、そのまま谷に下降するルートになります。
本日は、剣ヶ峰のピークを踏んで峰の茶屋へと進みました。
剣ヶ峰の登り、下りととも急なガレ場の登りとなるので注意が必要です

《峰の茶屋〜茶臼岳〜駐車場》
一般ルートを辿り茶臼岳へと向かいます積雪は有るもののアイゼン無しで登ることができました。特に危険個所は少ないと思います。
山頂より、駐車場へ向け直降します。この区間登りでは頭上に見える岩峰を目印に直登しますが、下降時は目印になるものが少ないので、方角を頼りに進むので、ルートミスには注意が必要です

写真

3/28 8:34

ロープウェイ乗り場前の駐車場まで車で入れました

3/28 8:35

峠の茶屋駐車場まで車で行けるのは4月以降の予定です

3/28 8:43

既にロープウェイは運航しています

3/28 8:46

トレースはバッチリのルートを辿り、峠の茶屋へと向かいます

3/28 8:50

4月開通に向け、急ピッチで除雪中
有りがたいです(≧▽≦)

3/28 8:57

登山指導センター脇を通過して、先へと進みます

3/28 8:57

まだまだ雪に埋もれている鳥居
この脇を進み、高度を上げて行きます

3/28 9:07

本日登頂予定の朝日岳が目前に現れます

3/28 9:13

森林限界より
思いのほか積雪は少ないです

3/28 9:15

本日登攀する朝日岳東南稜〜
雪が全く付いていませんでした

3/28 9:16

東南稜を、先行するパーティーが準備をしていました

3/28 9:20

目前には剣ヶ峰のピーク

3/28 9:20

雪の付いていない東南稜〜

3/28 9:21

(こんな所に高山植物が) の看板より眼下に見える堰堤群へと下降してゆきます

3/28 9:21

目指すは眼下に見える堰堤

3/28 9:27

ルート場には、予想以上に雪が有りませんでした

3/28 9:41

堰堤の上でガチャ装着〜！
とりあえずアイゼン無しで登攀します

3/28 9:44

先行するtanukigo〜

3/28 9:49

撮り付き時点は比較的、危険個所は少ないので順調に高度を上げて行きます

3/28 9:51

岩稜帯のの登攀が続きます

3/28 9:55

様になりつつあるtanukigoのビレイ( ;∀;)

3/28 9:58

急な岩稜地帯が続きますが、積雪は殆ど有りませんでした

3/28 10:00

振り返ると、那須岳最高峰の茶臼岳

3/28 10:07

順調に高度を上げて行きます

3/28 10:17

浮石が多いので慎重に進みます

3/28 10:45

核心部である懸垂岩到着です
支点はしっかり有るので、慎重に懸垂下降します

3/28 10:46

下降中〜

3/28 10:46

鞍部まで着き一安心です

3/28 10:53

懸垂下降を終え一息。
核心部の垂璧を登り返します( ;∀;)

3/28 10:56

慎重に登ります

3/28 10:56

登りきって安堵満ち溢れる後姿のtanukigo ~

3/28 11:04

登攀してきた稜線
バックには那須岳の象徴である茶臼岳

3/28 11:05

ゼブラ模様が印象的な茶臼岳〜

3/28 11:06

核心部を過ぎ、コンテで進みますb

3/28 11:06

ピーク方面は、まったく積雪は有りませんでした

3/28 11:21

浮石がかなり多いので後続者の為慎重に進みます

3/28 11:29

ピークまでもう一登りです

3/28 11:32

山頂直下は残雪が残りますが、アイゼン無しで頑張ります

3/28 11:32

ルート脇には荒々し岩稜がそびえます

3/28 11:34

振り返って登攀してきた稜線

3/28 11:34

応援してくれるような茶臼岳

3/28 11:37

目前には目指すピークである朝日岳が
でも、意外とここからが長い〜

3/28 11:38

アップダウンを繰り返しながら進んでいきます

3/28 11:38

最後に朝日岳山頂直下に現れる1枚岩の急壁が現れます

山頂直下の一枚岩はロープを出さずに強引に登ります

慎重に通過中〜

一枚岩を登り切り、急斜面を登りきると〜

3/28 11:42

朝日岳山頂に飛び抜けます。

3/28 11:43

東南稜を登りきって記念撮影

3/28 11:44

終始リードを務めたtanukigo
がんばりました

3/28 11:58

山頂より朝日の方方面へと進みます

3/28 12:01

まだまだべっとり雪の付いた山々

3/28 12:07

剣ヶ峰方面に向かう鎖場のトラバース

3/28 12:10

アイゼン無しではこの区間の通過は緊張しました

3/28 12:10

すぐ横には東南稜が見渡せます

3/28 12:22

一般ルートより
懸垂下降し登り返した区間の東南稜

3/28 12:23

剣ヶ峰へのピークへと登り返します

3/28 12:29

剣ヶ峰の登りより振り返って朝日岳

3/28 12:29

剣ヶ峰への登りはガレ場の急斜面がッず来ます

3/28 12:31

剣ヶ峰のピークに到着
可愛いい標識が有りました

3/28 12:32

目前には茶臼岳のピークが堂々と現れます

3/28 12:32

剣ヶ峰のピークは縦長の山頂になっていました

3/28 12:32

トラバースを見守るように祀られているお地蔵さん

3/28 12:36

眼下に見える峰の茶屋へと向かい高度を下げて行きます

3/28 12:40

急斜面のガレ場を慎重に高度を下げて行きます

3/28 12:41

振り返って剣ヶ峰のピーク

3/28 12:42

峠の茶屋付近は多くの登山者が休憩していました

3/28 12:53

最後に目指す茶臼岳のピークに向けて進みます

3/28 12:54

積雪は有るものの、アイゼン無しで進みました

3/28 13:00

印象的な岩峰

3/28 13:05

山頂の祠が確認できます

3/28 13:09

山頂付近は、殆ど雪は有りませんでした

3/28 13:09

茶臼岳のピークに有る祠〜

3/28 13:10

山頂より、お鉢には大きな水溜りができていました

3/28 13:10

絶景が広がります

3/28 13:20

下山時は峰の茶屋方面には向かわず峠の茶屋方面へと直降します

3/28 13:21

急斜面の下降が続きます

3/28 13:27

途中、岩稜帯を抜け眼下に見える平坦の地を目指します

3/28 13:27

すぐ横にはロープウェイが並行して走っています

3/28 13:28

振り返って
登りでは頭上にある岩峰を目印に直登します

3/28 13:35

平坦の地に到着
悪天候時にはルートミスには注意が必要です

3/28 13:36

峠の茶屋へと向かい直降します

3/28 13:40

峠の茶屋到着(≧▽≦)
綺麗に除雪されていました

3/28 13:57

無事駐車場まで戻りました

ロープウェイ駅には、観光客の姿も有りました。

撮影機器：

COOLPIX AW110 NIKON

感想

tanukigo

土曜日だし、天気もいいからどこの山も混んでるだろうし、仕事の疲れもあるし…でも、山に行きたい。
と言うことで、近場の山で余りこまないようなルートの那須岳東南稜に行ってきました。
登山口に8時に到着という遅い時間に登山開始です。
3月20日ごろからロープウェイが営業開始しているので、ロープウェイ駅駐車場まで車で入れて時間がちょっと短縮になりました。
既に沢山の車が駐車されていました。
ロープウェイは風も穏やかなので8時から運転していました。
準備をし、登山開始。
沢山のトレースで、那須岳に直接向かう直登ルートや一般ルートなど踏み跡が沢山ありびっくりしました。
峠の茶屋から一般ルートでいつもの『こんな所に…』の看板まで進み、そこから堰堤に一旦おり準備をしました。
今回は前回来た時の強風は無く穏やかでしかも雪も付いてない。
とりあえずはアイゼン無しで登り始めます。
いつもなら、風が強く声も通らず、景色も見えないのに今日は景色も最高。
順調に懸垂下降地点も過ぎ、浮石と闘いながら慎重に進み、最後の一枚岩を登りきると山頂に到着です。
山頂には休憩をしている人たちが、『どこから登ってきたんだぁ〜？』みたいな顔をしていました。
少し休憩をして、下山開始。
せっかく来たので、剣ヶ峰はトラバースせずに登ってみました。
何回も来てるのに初めて山頂を踏みました。山頂にはかわいらしいお地蔵さんが。
天気もいいし、まだ時間も有るので茶臼岳へと向かうことに。
茶臼岳の山頂には沢山の人が休憩をしていました。
写真を撮り下山しました。下山は一般ルートではなく峠の茶屋まで直接降りることにしました。
あっという間に峰の茶屋におり、駐車場まではすぐでした。
今回はそこまで雪も凍結もなくアイゼン無しで歩くことができました。
駐車場までくると登山者と言うより観光客の姿のほうが多く感じました。

今回は山行時間が少なかったですが、天候も良く景色も最高で充実できました。