記録ID: 6069776
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沢登り
丹沢
本谷川水系 大日沢
2023年10月14日(土) [日帰り]
神奈川県
kamog
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,195m
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標高グラフを拡大| 天候 | 曇りのち晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・十台程度駐車可 ・トイレなし |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■大日沢 東丹沢／本谷川の支流。（本流はオバケ沢） 本谷林道終点から本谷川を溯行し、860m二俣の左俣。 前半は飽きるくらいゴーロ帯の歩行となるが、 1050m辺りから大きくはないが、少々渋めの滝が断続的に 出てくる。 詰めは表尾根の新大日と木ノ又大日の間のコルだが 崩壊気味なので、今回は1180mの二俣から左のガレ沢を 詰めて新大日の広場に上がる。 遡行グレード 1級上 �＾貳崛瓩い里聾�道70号線の塩水橋からスタートだろうが 秋のシーズンを迎え早朝から駐車難民にもなりたくないので 札掛の駐車場から本谷橋に向かうアプローチにしました。 塩水橋は元々警察による駐車禁止の看板が複数建っていることもあるので。 また札掛から本谷橋に至る登山道は数年前の豪雨により 黒龍尾根分岐点の先で完全に木橋が崩落、その先もザレ崩落、 本谷川に下りる場所も大規模崩落しており 黒龍尾根分岐点から先は通行不能という案内が出ています。 たしかにハイキングしかしたことがない方々には 危険箇所複数で滑落のリスクがありますが 沢登りの悪い高巻きを常時こなしていらっしゃる方なら 行けるでしょう。ただ落石、崩落のリスクは可能性があると 認識してください。 なお札掛から長尾尾根登山道も黒龍尾根の先の方で標識に従い 一旦尾根を登って760m小ピークから元の登山道に下る 迂回路になっています。 �∨榁�林道も2019年の台風で崩落箇所が多数出てしまいましたが 現在は復旧しています。 林道終点の広場から本谷川へ下ります。 対岸には大棚沢の7m滝が見えます。 少しで左岸壁（右壁）に残置ロープとスリングがまだ残っていました。 これを使って岩場をトラバースしますが、平水ならば足元を少し 濡らせば沢中を歩いていけます。 次に堂々とした堰堤。右隅に細いロープが相変わらず垂れ下がって おり、そこをちょっとしたクライミングで越えていきます。 2m小滝を右から越えれば再び堰堤出現。 右手から緩やかな地形を読んで巻きます。 ��その先で右手からガレ小滝の三角沢が水量比5：1で合わさると この沢の最狭ゴルジュに逆三角形CSがトライカムのように 挟まった2m滝。 15年前オバケ沢を溯行した時は、釜も浅く、CSもなく 容易に越えられたのですが、手前の釜が濃藍色で相当深くなって しまい、さすがにこの時期泳ぐのは至難なので困惑しました。 釜のヘツリも無理だし、右壁は苔スラブでかなり難易度高いので 果たしてどうしたものか、と周囲を再度観察。 お、10m手前左岸の立岩壁の裏から巻けるんじゃね？ 戻って湧き水帯らしきガレから上がって立岩裏の窪みを越えて CS滝の先を半ばシリセードで下りられました。 次の3m滝も以前は簡単に登れたのですが、やはり釜が深くて 左壁を巻きます。 そして右半分が巨大石積み堰堤状の5m滝。 濡れれば滝左手から登った方が楽そうですが、濡れたくないので 右端のコーナーを攀じりますが、意外と落ち口辺りが微妙な ホールドで効きが甘く少々バランシーでした。（�卦�+） �い靴个蕕�はゴーロ沢。右手に3条の湧水帯の水で喉を潤したり 左手から急なルンゼを落ちてくる滝と25m湧水滝を眺めたり進めば 860m二俣になります。（右がオバケ沢、左が大日沢） 水量比は1：4で大日沢の方が水は少ないです。 大日沢に入りしばらくはゴーロ帯を浮石に留意しながら進みます。 ��945m、1005m二俣をそれぞれ右に進むと、一旦涸れた水も復活し CS2mが2つ、2段4m滝が1つ出てきますが、どれも弱点を 容易に越えていきます。 ��1050m先でようやく滝らしい滝が出てきました。 ・ジグザグ状4段6m 4段目は左で�卦蕁次� ・2条2m 中央〜左 �卦蕁次� ・2条6m 右コーナー〜やや流芯に寄ってから直上 �卦� ・1.5m 容易 少し開けて ・8×20m �教�+。 ・7m 左隅の土ザレ凹状を巻くが、土がズルズルで 特に落ち口に上げる右足が滑りそうで少し怖かった。 次の1.5m小滝も一緒に巻いた。�卦�+。 ・4段7×12m黒棚 左から巻ける。 この先で本当の水涸れとなり ・左高めの壁状6×10mチムニー棚 中央〜右壁 �卦蕁次� �Ц仔�は崩落地と予測していたので、1180m二俣状の左沢へ。 この左沢は細めのガレ沢だが、地形図から判断すれば この沢と尾根を真っ直ぐ南南東方向に登れば新大日。 沢はガレから小さな広めの二俣状になって、右上の土ザレ方向に登って 何となくある鹿道を使って右手の小尾根に乗り詰めてみた。 藪はほとんどなく、ところどころ木掴みで詰めれば 予測したとおり新大日のベンチが多数ある広場に出ました。 今年解体された新大日茶屋跡に古き時を思い起こしました。 �┣嫉海魯札�リーとおり長尾尾根。下り出しから1265mまで 新しい木階段が付けられています。 今日も中間部で丸太など補修具を設置しようとしている若い作業員さんが いらっしゃいました。ありがとうございます。 長尾尾根は先述したとおり、下の方のトラバースする箇所の崩落のため 一旦登って下り返す迂回ルートがあります。 新大日〜札掛まで下りで1時間40分〜2時間程度です。 マウントファーム登山学校 http://www.mt-farm.info/ ・ |
写真
え？釜深くて今日は取り付けない。15年前の記憶はないし、あとで見た自分の記録だと「容易」とだけ書いてある。CSもなかったし。
大雨になれば溪は変幻自在だ。
だから面白いし、過去の記録なんて鵜呑みにせず、自分の目で足で心象風景を自在に描くことが大事だと思います。
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10/14 11:04
え？釜深くて今日は取り付けない。
15年前の記憶はないし、あとで見た自分の記録だと「容易」とだけ書いてある。CSもなかったし。
大雨になれば溪は変幻自在だ。
だから面白いし、過去の記録なんて鵜呑みにせず、自分の目で足で心象風景を自在に描くことが大事だと思います。
15年前の記憶はないし、あとで見た自分の記録だと「容易」とだけ書いてある。CSもなかったし。
大雨になれば溪は変幻自在だ。
だから面白いし、過去の記録なんて鵜呑みにせず、自分の目で足で心象風景を自在に描くことが大事だと思います。
7m滝
左隅の土ザレ巻き登ったけれどズルズルで落ち口の一足が悪かった
左隅の土ザレ巻き登ったけれどズルズルで落ち口の一足が悪かった
感想
15年前は容易だった小滝が今は深い釜を持つ難所になっていた。
ひとたび豪雨になれば水の支配する溪は変幻自在だ。
原小屋沢の雷滝のように左岸からの大崩落で埋まったかと思えば
数十年後には再び美しい20m滝となって復活する。
変幻自在、そして一期一会の世界。
だからこそ溪は面白い。
そしてそれを突破するには研ぎ澄まされた感覚、複数の手足と身体の止めと動きを
同時に感覚で捉え動かす「マルチタスク力」が必要と思っています。
いや一般登山でもこのマルチタスク力が大いに求められるでしょう。
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