南八ヶ岳南部を周回 阿弥陀南稜P3ルンゼの凍結に焦る^^;

2023年10月23日(月) [日帰り]

• GPS: 13:10
• 距離: 19.5km
• 登り: 2,220m
• 下り: 2,227m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:21
• 休憩: 1:46
• 合計: 13:07

3:56 スタート地点
4:23 4:23 南稜広河原取付
5:36 5:36 立場岳
6:12 6:13 青ナギ
6:33 6:36 無名峰
7:15 7:31 P3ルンゼ
7:53 8:04 阿弥陀岳
8:22 8:22 中岳のコル
8:32 8:32 中岳
8:51 8:52 文三郎尾根分岐
9:04 9:04 キレット分岐
9:12 9:13 竜頭峰分岐
9:29 9:32 赤岳
9:34 9:36 竜頭峰分岐
9:42 9:42 真教寺尾根分岐
10:05 10:14 天狗尾根 稜線分岐
10:57 10:57 キレット小屋
11:27 11:32 ツルネ
12:01 12:01 旭岳
12:23 12:25 縦走路分岐
12:26 12:37 権現岳
12:40 12:40 権現小屋
12:47 12:53 東ギボシ
12:59 12:59 西ギボシ
13:10 13:10 のろし場
13:25 13:32 青年小屋
13:52 13:54 編笠山
14:09 14:12 青年小屋
14:22 14:22 乙女の水
15:04 15:12 西岳
16:10 16:20 信玄の隠岩
16:39 16:39 広河原
16:53 17:01 舟山十字路 水場
17:05 17:05 舟山十字路
17:06 ゴール地点

天候

晴れ 早朝は高曇りの時間も

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

⚫︎阿弥陀岳南稜
P3ルンゼに凍結箇所あり
梅雨時に水が出ることがあるとの前情報はあったが、乾燥してくる晩秋にも水が出るのか？2日前に前線通過に伴う降雪の影響なのか？

⚫︎赤岳〜キレット小屋
浮石のとても多いガレ場の斜面あり。斜度もそこそこあるので、落石のリスク大。要ヘルメットだと思う。

⚫︎西岳〜舟山十字路
殆ど人が通らないのか、踏み跡は薄い(さらにその薄い踏み跡の上に落ち葉が重なっている所も多い)。
ルートが広い尾根上にあることも多く、一応ピンクテープはあるが間隔がそこそこあるので暗くなってきたらルートを見失いそうな感じ。
舟山十字路近くになって2回渡渉があるが、1度目の渡渉後に踏み跡を見失いそうに(ピンクテープもなし)。渡渉したらそのまま少し直進し左の方へ踏み跡らしき感じの所があったので、そこを辿ってみたら踏み跡が出てきた。
二度目の渡渉は、一つ目の飛び石が水没しかかっていたので、大雨の後は渡渉困難となるかも。

その他周辺情報

舟山十字路近くの「阿弥陀聖水」は、甘くて非常に美味しい湧水です！

写真

10/23 3:56

予定通り、舟山十字路をスタート

10/23 4:22

広河原橋を渡ると南稜への分岐は近い

10/23 4:25

南稜への分岐　前に来た時は手前の木製道標しかなかった。

10/23 4:27

まずは涸れ沢を渡って

10/23 4:28

南稜への取付き
取付きから稜線に上がるまでは踏み跡が錯綜している

10/23 4:42

稜線に出て、見上げると満天の星空❣️
好天に期待できそうです！

10/23 4:52

ルートの右側には侵入禁止のためのワイヤー

10/23 4:54

「四区」のペイント　この後も何度も出てくるが、その意味は？？

10/23 4:56

ワイヤーの意味は、これね

10/23 5:36

立場山に到着

10/23 5:40

樹林帯が切れて開けたら、権現岳と編笠山
だいぶ空が白んできた

10/23 5:54

青ナギで、ちょうど朝焼け♪

10/23 5:53

朝焼けに浮かぶ蓼科山

10/23 6:10

北ア槍穂稜線は雪を被っている

10/23 6:13

青ナギからの権現・編笠

10/23 6:33

無名峰から、今日の初富士

10/23 6:34

無名峰から赤岳　阿弥陀南稜から観る赤岳は荒々しい

10/23 6:40

P1が迫る

10/23 6:43

P1から阿弥陀岳を望む

10/23 6:50

ここでストックをしまって、ヘルメット装置！

10/23 6:55

P2が迫る

10/23 6:56

左を容易に巻ける　

10/23 7:01

P3が迫る

10/23 7:03

ノーロープで直登する方もいるとか　自分はルンゼへ

10/23 7:08

巻道の踏み跡は明瞭

10/23 7:12

急斜面に細い踏み跡あり

10/23 7:13

この先のルンゼが今回の核心部

10/23 7:14

ルンゼの取付き　細い巻道は無くなるが、スタンス・ホールドは十分あるので、三点支持をしっかりやれば怖くはない。

10/23 7:16

ルンゼに取付きました！

10/23 7:16

取付きから少し上ると。。。な、なんと凍結が❗️

10/23 7:16

ここでチェーンスパイクを装着するか迷ったが急なルンゼの中で不安定なのと、ルンゼ上部を見ても全面的に凍結してはいなかったので、キチンとルーファイすれば行けると判断

10/23 7:17

と思って進むと、けっこう広い幅で凍結し出して、正直焦る💦💦

10/23 7:18

この辺りなんて、ほんとツルツル

10/23 7:19

コレに乗ったら谷底へ。。。

10/23 7:19

かなり上部まで凍結してる。。。

10/23 7:23

けっこう上部まで凍結してい岳💦

10/23 7:26

漸くルンゼも終わり　ルンゼは途中で曲がっているので下まで見下ろせない

10/23 7:32

P4は右の岩峰かな

10/23 7:35

P4が迫る

10/23 7:37

こんなとこ直登できるのか。。。

10/23 7:37

当然に左の巻道へ

10/23 7:38

巻道はどん詰まるが、どん詰まりで見上げるとホールド・スタンスをしっかり取れる溝があったので、そこから上った

10/23 7:39

ここで、どん詰まる

10/23 7:42

あとは山頂まで歩きやすい所を進む　踏み跡もしっかりあり

10/23 7:47

阿弥陀岳山頂

10/23 7:49

タッチ！

10/23 7:51

山頂からは遮るものなく富士山

10/23 7:51

南ア稜線　仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳とよく観える

10/23 7:52

槍穂稜線は真っ白

10/23 7:52

乗鞍も真っ白

10/23 7:52

木曽御嶽山も少し雪被っている

10/23 7:56

天狗岳　西天狗(中央)のずっとずっと奥の真っ白な嶺は？？

10/23 8:00

歩いてきた阿弥陀南稜を見下ろす

10/23 8:04

歩いてきた南稜とこれから向かう権現岳方面
奥に富士山と南ア稜線　青空が出てきて嬉しいな

10/23 8:07

予定よりタイム巻いて赤岳へ向かう

10/23 8:31

中岳山頂から赤岳

10/23 8:41

中岳コルから中岳を振り返る　ピラミダルで綺麗な山容ですね

10/23 9:02

キレット分岐　ここからは登山者多いのでヘルメットすべきかと

10/23 9:03

落石あったら怖いですねー

10/23 9:07

稜線まで後少し

10/23 9:11

竜頭峰分岐

10/23 9:25

赤岳山頂　青空が広がってきた❣️

10/23 9:30

赤岳山頂から権現岳方面を望む

10/23 9:36

赤岳山頂で遊び過ぎて時間が押してきたので、そそくさとキレットへ向かう　

10/23 9:37

日の当たらないところには残雪がアイスになりかかり

10/23 9:42

ここから先は、権現岳までほぼ未踏
未踏ルートってワクワクします！

10/23 9:45

けっこう先は長いなぁ

10/23 9:58

先日通った天狗尾根への分岐　小天狗・大天狗は特徴的なのですぐ分かる

10/23 10:04

青空❣️

10/23 10:16

この辺りからの下りは、かなりガレているので落石に注意ですね

10/23 10:24

ある程度下ってから見上げる　この斜度なので石落としたら止まらないかと

10/23 10:27

ガレ場は続く

10/23 10:32

右を見ると阿弥陀岳南稜

10/23 10:48

岩稜のキレットの中にも、こんな平和な草原が
ちょっとのんびりしました

10/23 10:57

キレット小屋

10/23 11:17

ツルネ山頂　山頂標識はなくケルンのみ

10/23 11:17

ツルネから旭岳(中央)、権現岳(左)、ギボシ(右)

10/23 11:50

南稜の青ナギ　こう見ると滑ったら止まらなさそう

10/23 11:57

旭岳(左)とギボシ(右)

10/23 11:59

西岳　今回の最後のピーク

10/23 12:02

旭岳山頂

10/23 12:03

旭岳山頂から権現岳とギボシ

10/23 12:08

権現岳山腹に長いハシゴが見える

10/23 12:15

今までの中で一番長いハシゴかと

10/23 12:16

途中で見下ろす　高所恐怖症だと怖いかも

10/23 12:19

権現岳山頂少し手前から、歩いてきた縦走路を振り返る
標高上がって赤岳・阿弥陀岳の奥に横岳・硫黄岳も見える

10/23 12:21

権現岳山頂へ！

10/23 12:24

山頂まで後少し

10/23 12:29

この上に山頂

10/23 12:32

権現岳山頂

10/23 12:33

長ーい剣

10/23 12:33

山頂にタッチ！

10/23 12:36

権現岳から三ツ頭　今回は行かず

10/23 12:39

分岐に戻ってギボシへ

10/23 12:46

ギボシは左を巻く縦走路があるが稜線通して山頂へ

10/23 12:48

ギボシ山頂

10/23 12:54

縦走路に戻って青年小屋へ向かう

10/23 12:59

編笠山が迫る　編笠山は予定には入れてなかったけど、脚の疲れを感じないし、なんとか行けそうな気になってくる。。。

10/23 13:11

うーん、編笠が呼んでいる！

10/23 13:21

青年小屋まで後少し　

10/23 13:24

青年小屋到着　17時までに下山するとして、タイムを逆算すると。。。ギリギリなんとか編笠行けそう。。。少し忙しくてなるけど調子いいので行ってみることに！

10/23 13:31

大岩をテンポ良く進んで

10/23 13:52

20分で編笠山頂！
午後になってもまだまだ良く晴れているので、山頂でのんびりしたいなー

10/23 14:10

サクッと20分で下山して、再び青年小屋

10/23 14:12

西岳へ向かいます

10/23 14:15

ここから人の少ないコースなので、念のため

10/23 14:19

せっかくなので「乙女の水」をボトリング

10/23 14:21

乙女の水場から西岳を望む

10/23 14:35

西岳までは綺麗な苔の森

10/23 15:03

西岳山頂　ここも初登頂！

10/23 15:04

ギボシと編笠を振り返る

10/23 15:12

後は一気に下るだけ！　2時間で下れるか？！

10/23 15:23

自然の芸術

10/23 15:33

人が殆ど入らないのか、落ち葉で踏み跡がよく分からない。。。

10/23 15:42

こんな広い尾根を何度も通る　暗くなったらロストしそう

10/23 15:46

西日を浴びた紅葉🍁

10/23 15:59

カラマツも紅葉🍁

10/23 16:09

笹原を軽く藪漕ぎ

10/23 16:14

麓近くが紅葉のピーク

10/23 16:17

これまた鮮やか

10/23 16:44

2回渡渉するが、これは2回目の渡渉
一つ目にのった岩は殆ど水の中。増水したらどうするか。。。

10/23 16:52

舟山十字路まで後少し　日がかなり傾いてきた

10/23 16:53

阿弥陀聖水　かなり甘い軟水❣️

10/23 16:56

お土産にボトリング

10/23 17:06

何とか暗くなる前にゴール❗️

10/23 18:09

下山後は小淵沢駅近くの「かつみ」でジンギスカン
まずは、ノンアルで〆

10/23 18:10

生ラムジンギスカン定食

10/23 18:14

美味しく頂きました❣️

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kuma-suke

舟山十字路から阿弥陀岳南稜を経て赤岳以南の山々を経る周回縦走

歩き切る体力のあるうちに歩いてみたかったコースです

今回、元は苗場山の草モミジ山行の予定でしたが、前日までの降雪で苗場山はもはや雪山になってしまったので、急遽舟山十字路からの周回縦走に予定変更しました

長丁場なので、暗くなる17時頃までに下山するように逆算して朝4時にスタート
南稜は2度目なのと立場山までは土の尾根なので暗くても問題なしとの判断です

開けた青ナギで朝を迎えて予定通りサクサク進めましたが、阿弥陀南稜P3ルンゼ内で想定外の凍結！！！
ルンゼ取付き付近は凍結しておらず、取り付いて少ししてから凍結箇所が。。。

チェーンスパイクは持参していたので装着するか迷いましたが、全面凍結してはおらず、急斜面のルンゼ内で装置する方が危険と判断して、そのまま無凍結の部分をルーファイしながら慎重に上り切りました。　正に今回の核心部！！

赤岳を過ぎて後半戦になっても脚の調子はよく疲れを感じなかったのもありで、欲を出して本来予定していなかった編笠山まで行くことに計画変更(他の登山者が多く、コースも単調なので問題なしと判断)

ただ、その分当然ですがスケジュールが押しに押して、何とか暗くなる前のギリギリ17時頃にゴール
(西岳から先が思いの外長く感じて、少し焦りましたね)

本来ならもっと日の長い春から夏にするべき山行だったのですが、秋晴れ予報だったこともあり、眺望を楽しむことを目的に頑張ってみました
結果は秋の澄んだ空気の中遠くまで綺麗に眺望を楽しめて満足です♪