ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 60995
全員に公開
山滑走
札幌近郊

朝里岳〜長峰-北西尾根-北面滑降〜

2010年04月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:48
距離
26.4km
登り
2,217m
下り
2,203m

コースタイム

キロロ・スキー場 長峰ゲレンデ上10:55-11:15 P.1090-11:45 P.1115南東コル-12:00 1170m付近-12:30 朝里岳山頂-13:30 1040m平坦地-13:50 P.1115南東コル付近-15:15 スキー場下
天候 曇り時々吹雪、一時晴
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
三角点・長峯(1079.7=リフトトップ)南東のコル。この時はちょっと晴れていたが…
2010年04月15日 22:05撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:05
三角点・長峯(1079.7=リフトトップ)南東のコル。この時はちょっと晴れていたが…
P.1090西面
2010年04月15日 22:05撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:05
P.1090西面
P.1090
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
P.1090
P.1090からの長峯
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
P.1090からの長峯
北西尾根を朝里岳へ向けて登る
2010年04月15日 22:05撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:05
北西尾根を朝里岳へ向けて登る
朝里岳の北面。頂上下の白いところを滑った
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
朝里岳の北面。頂上下の白いところを滑った
尾根上はかなりクラスト
2010年04月15日 22:08撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:08
尾根上はかなりクラスト
雪庇も少しあるが、尾根の反対側にはパウダーがありそう
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
雪庇も少しあるが、尾根の反対側にはパウダーがありそう
P.1115を南から巻いて南東のコルに出る
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
P.1115を南から巻いて南東のコルに出る
向こうに見えるのは、キロロ・スキー場のゴンドラ終点がある、飛行場からの広い尾根
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
向こうに見えるのは、キロロ・スキー場のゴンドラ終点がある、飛行場からの広い尾根
真ん中の尾根上に見えるのが、通称グレポンの岩塔群
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
真ん中の尾根上に見えるのが、通称グレポンの岩塔群
真ん中の尾根上に見えるのが、通称グレポンの岩塔群
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
真ん中の尾根上に見えるのが、通称グレポンの岩塔群
強風に独り耐えるダケカンバ
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
強風に独り耐えるダケカンバ
登ってきた尾根を振り返る
2010年04月15日 22:05撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:05
登ってきた尾根を振り返る
強風に独り耐えるダケカンバ
2010年04月15日 22:05撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:05
強風に独り耐えるダケカンバ
1170m付近
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
1170m付近
登るにつれて、段々天気が悪くなる
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
登るにつれて、段々天気が悪くなる
風が強い
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
風が強い
朝里岳頂上付近
2010年04月15日 22:07撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:07
朝里岳頂上付近
頂上から北面を下っても、なかなか視界は開けない
2010年04月15日 22:06撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:06
頂上から北面を下っても、なかなか視界は開けない
西へトラバース
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
西へトラバース
雪が降る
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
雪が降る
相変わらず風は強い
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
相変わらず風は強い
1040mへ向けてトラバース気味に下る。尾根の上に雪庇が見える
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
1040mへ向けてトラバース気味に下る。尾根の上に雪庇が見える
雪庇がちょっと恐ろしげ
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
雪庇がちょっと恐ろしげ
沢筋の雪はフカフカ
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
沢筋の雪はフカフカ
さらにトラバース
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
さらにトラバース
トラバース
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
トラバース
支尾根に上がる
2010年04月15日 22:52撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:52
支尾根に上がる
支尾根から上を見る
2010年04月15日 22:52撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:52
支尾根から上を見る
晴れ間がのぞき、p.1090の東斜面がおいしそう
2010年04月15日 22:52撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:52
晴れ間がのぞき、p.1090の東斜面がおいしそう
遠景は春香山(左)と奥手稲山(右)か
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
遠景は春香山(左)と奥手稲山(右)か
P.1115東コル付近の尾根上からP.1090
2010年04月15日 22:53撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:53
P.1115東コル付近の尾根上からP.1090
東コル付近の尾根上から滑ったシュプール
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
東コル付近の尾根上から滑ったシュプール
滑ってきた朝里岳北面を振り返る
2010年04月15日 22:54撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:54
滑ってきた朝里岳北面を振り返る
雲間の穴から陽が差す
2010年04月15日 22:55撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 22:55
雲間の穴から陽が差す
朝里岳北面
2010年04月16日 00:00撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/16 0:00
朝里岳北面
P.1090東面の登り返し
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
P.1090東面の登り返し
この斜面は快適
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
この斜面は快適
もう1本滑るために尾根まであと少し
2010年04月16日 00:01撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/16 0:01
もう1本滑るために尾根まであと少し
大きなダケカンバ
2010年04月16日 00:00撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/16 0:00
大きなダケカンバ
東面パウダー
2010年04月16日 00:00撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/16 0:00
東面パウダー
朝里岳北面
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
朝里岳北面
行きに登った尾根
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
行きに登った尾根
朝里岳の北尾根
2010年04月16日 00:00撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/16 0:00
朝里岳の北尾根
P.1090東面、最後のひと滑り
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
P.1090東面、最後のひと滑り
また晴れてきた
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
また晴れてきた
快適な滑りの痕跡
2010年04月15日 23:59撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
4/15 23:59
快適な滑りの痕跡

感想

この日は本当は積丹方面(ポンネアンチシ山〜余別岳)へ宿泊まりで行くつもりだったが、前日の二つ玉低気圧の通過の影響で、まだまだ山は荒れていそうなので、あえなく(あっさり)断念。
ある程度行き慣れていて天候によって“融通”の効きそうな余市三山に目的地を変更。しかし、札幌国際スキー場行きのバスは既に土日祝だけなので、キロロ・スキー場からのアプローチ。しかも、こちらも平日は小樽からのバスのみ。やはり公共交通機関利用者の行けるところは限定されてしまう。

事前にいくつか計画を立て、天候等の状況によって選択しようと考える。
1.キロロ・スキー場〜飛行場〜白井岳〜ヒクタ峰〜逆川〜小樽内川〜札幌国際スキー場〜朝里岳〜キロロ・スキー場
2.キロロ・スキー場〜飛行場〜余市岳〜阿女鱒岳〜落合〜常盤
3.キロロ・スキー場〜朝里岳〜朝里岳北面1022付近の沼〜グレポン岩塔群〜朝里岳〜キロロ・スキー場
4.キロロ・スキー場〜飛行場〜余市岳〜余市岳北西面〜キロロ・スキー場
1と2はそれぞれ、ヒクタ峰と阿女鱒岳という未だに登ったことのないピークに念願の登頂を果たそうというものだが、視界が効かないと厳しいし、登り返しや車道歩きもあるので、好天が条件。3や4にしても天気が悪いと難しい。

小樽8時5分発のバスで9時前にキロロ・スキー場に到着。ゴンドラは時期的に既に終了していたので、リフトを乗り継いで長峰ゲレンデの上まで行くが、雪まじりの風速20mくらいの強風が吹き荒れており、ゲレンデを滑りながらしばらく様子を見ることにする。既に1回券を4枚買ってここまできたが、さらに3時間券を買うハメになり、無駄遣い。スキー場からのアプローチはいつもこれ(どのチケットを買うか)が悩みのタネ。そのシーズンにまだまだ来るところなら、回数券を買うという手もあるのだが。
前日に雪が降ったはずだが、強風のおかげでゲレンデの雪はガリガリ。2,3本滑っていると、11時近くなってちょっと風も緩み、青空ものぞいてきたので、再び長峰ゲレンデの上まで上がり、南面を巻いて朝里岳の北西尾根上の三角点・長峯の東の鞍部に出る。
折から陽も差してきて、朝里川対岸の尾根にあるグレポンと呼ばれる岩塔群も見える。「さあ、行くか」という気持の一方で、「何だか疑似晴天みたい」という気も。案の定、シールをつけているうちにあっという間に陽は翳り、視界は奪われ、再び強風が吹きつけてくる。先に写真を撮っておくんだった。
朝里岳へ向けて北西尾根の登高を始めるが、既に計画の1、2、4は断念。このままの状況なら3も厳しい。白井岳から沢筋を札幌国際スキー場まで滑って、また朝里岳経由で戻ってくるというコースも考えられるが、現実的に考えるなら、朝里岳までたどり着くのがやっとではないか。
尾根上のピークを巻いたり、登ったりしながら行くが、雪面はガリガリで、ちょっと傾斜が増すとスキーアイゼンが欲しくなる。スキーを脱いでもアイゼンが必要なぐらい。トラバース気味のところではエッジが効かず、ちょっと滑るとそのまま数メートル滑落。
こんな状態の尾根を下るのは嫌だ。帰りは飛行場を通ってスキー場の南側に下るか。そんなことを考えていると、朝里岳頂上北側の無木立の斜面が、まるで手招きしているように見えてくる。あそこを百数十メートル滑り、そこから西へ、この尾根の東面を絡むようにトラバース気味に下ってくれば、そんなに登り返さなくてもいいだけでなく、うまくいけばパウダーに当たるのではないか。よし、あそこを下ろう。
しかし、尾根が広くなって平坦になって朝里岳の頂上が近づくにつれ、雪も風も強くなり、頂上ではほとんどホワイトアウト状態となってしまう。

そのまま北へ進み、ちょっと傾斜を増すあたりでシールを外して滑降を始める。13時半のバスまであと1時間足らず。もしかしたら間に合うかもしれない。少し滑ると、ガリガリだった斜面も緩んでくるが、新雪のすぐ下にクラスト面があり、快適とは言い難い。
あっという間に標高1130mぐらいまで下り、左(西)へトラバースしていくと左手の上方には雪の柔らかそうな林間の斜面があり、こっちを下ればよかった、と思うが、もちろん登り返す元気はない。
このあたりから北西尾根上の1160mあたりに登り返そうかと思うが、北に延びる支尾根の側面が急で登りがきつそうだし、こんなに上で北西尾根に出ても滑りがつまらない。支尾根の1040mあたりの平坦地まで下ることにし、沢筋を斜めに滑っていく。ここはなかなか快適。支尾根の側面のトラバースはちょっと雪崩が怖い。

1040m平坦地からはシールを付け、P.1115の南東コルを目指して登っていく。このあたりで雪はやみ、時折陽も差してきたりするが、長続きしない。長峯(P.1079.7)の東の1090mピークの東面は、滑りがなかなか快適そうに見えるので、もう13時半のバスにも間に合わないことだし、コル付近から1090mピークの方へ斜めに滑り下ってちょっと登り、件の斜面を滑る。予想にたがわぬパウダーだが、5〜60mの標高差はあっという間で、まだ物足りない。そこで尾根上に登ってから、今度はちょっと北に移動してもう1本。ここは実に爽快。この日(というより、この4日間)、当初の計画を全く実行できなかった鬱憤を晴らしてくれるようなひと滑りだった。

この後、長峯とのコルから沢筋を下って、途中からスキー場のコースに合流。16時40分小樽行きのバスに乗って帰った。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2082人

コメント

こんにちは
まだ、まだ雪がたっぷり?ですね!

この写真を見るときには、部屋を明るくして見ましょう 目がちかちかします。
2010/4/17 10:21
Re:こんにちは
araigengaさん、どうも
日本海から季節風が吹きつけるこのあたりは、もともと道内でも雪の多いところです。例年より多いことはないと思いますが、昨年などよりは多いかもしれません。
あまり晴れることがない厳冬期とは違いますが、この日は強力な低気圧の通過後で、かなりの強風と雪。稜線上は、それほど傾斜がないのにアイゼンが欲しいほどガリガリでしたが、尾根の反対側の東面は快適なパウダーでした。
写真はヘタな補正をしたために見にくくなったかもしれません。すみません
2010/4/18 8:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら