赤子谷左俣(左)〜譲葉山北峰〜西逆瀬台【六甲、兵庫県】


- GPS
- 03:43
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 645m
- 下り
- 555m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:44
JR福知山線「生瀬」駅 1223 − 生瀬高台上部山道入口 1237 ― 西宝橋 1248 ― 東尾根分岐 1251
― 左俣・右俣分岐 1255 ― 赤子滝 1302 ― 左岸に大滝・ゴルジュ入口 1310
― ゴルジュ出口広場 1319/昼食/1337 ― 左俣(左)から電力保線道に合流 1408 ― 全山縦走路No.35 1419
― No.34 1426 ― 中尾根・No.33・No.34三差路 1436 ― 譲葉山北峰 1446 ― No.33 1452
― No.34(二度目) 1456 ―中尾根・No.33・No.34三差路(二度目) 1507 ― No.34(三度目) 1519
― 行者山・白瀬川源流分岐 1526 ― 団地の公園 1602 ― 阪急バス「西山団地」バス停 1606
●行動時間 3:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
家=JR生瀬駅―赤子谷左俣(左)、譲葉山北峰、西逆瀬台=阪急逆瀬川駅=家 ●登山口へのアクセス ○赤子谷 ・JR生瀬駅を降りたら、駅前の道を下り国道176号線へ。そこから左手に約200m進み県道51号線へと左折。県道を緩く上り続けること約300m程度で、左手の大多田川を渡る橋がある。橋を渡り道なりに進むと上りになる。最後やや下るうちに赤子谷を渡るが、そこから沢筋に入ることができる。沢筋に入るがほどなく上部の廃林道に再度出るので、それを道なりに進むと赤子谷に至る ・生瀬駅から南へまっすぐ上がると“生瀬高台”。そのもっとも上部の西方に架かる橋に行くと、立入禁止の札の左脇から先へと入ることができる。そこから右手へと続いている山道を進むと「西宝橋」にて前述の廃林道に進むことができる。今回はこの道順を利用 ・赤子谷には、東尾根、左俣、中尾根、右俣、西尾根など複数のルートがあるようだ。今回進んだ左俣は人気があるようだが、コースがわかりやすいとは思われない。左俣のゴルジュから先で他の皆さんの選ぶ右ではなく左を選んだが、途中で明確な踏み跡はなくなり、辛うじて電力保線道に出ることができた ・なお、上部の六甲全山縦走路から中尾根へと至る道から左俣へと下降を試みたが、分岐は確認できなかった。これは私の勘違いによるものであり、縦走路から左俣への下降点は、縦走路標柱No.34〜No.35にあるようだ(確かに、標示のない分岐があった) ○西逆瀬台 ・行者山一帯は、ハイキングコースとして整備が進んでいるようで、標示や地図、分岐案内等が多数あった。しかし、西逆瀬台からの入口には右岸コースには入口標示があるが、左岸コースの入口には特に標示がなかった ・しかし、いずれの入口から入っても、10分もしないうちに合流する |
コース状況/ 危険箇所等 |
○赤子谷 ・赤子谷ルート自体への下部入口には標示はない ・ただし、左俣と右俣の分岐には小さな手製標示が立っている。同様に、東尾根や中尾根の入口にも古い小さな木札、テープへの書き込みなどの標記がある ・六甲全山縦走路からの上部入口については、右俣には標示があるが、左俣は未確認。 ・全山縦走路標柱No.34から入ると、中尾根への道にたどり着いてしまい、左俣への道は発見することができなかった |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・JR生瀬駅前にはコープミニがあるので、一定の買い物をすることができる ・逆瀬川にはコンビニに限らず、飲食店も含め店舗あり ●日帰り温泉 ・宝塚からは有馬温泉へのバス便がある。系統によっては、蓬莱峡など、今回の登山口よりも奥にあるハイキングコースへの便になっているものもある。それらを利用すれば、有馬温泉に行くことができる ・神戸市内には、天然温泉を名乗る銭湯もいくつかある ・日帰り温泉も多数あり |
写真
感想
赤子谷の複数あるルートを確かめようと、再び向かう。
今回も、宝塚からのバスはタッチの差で利用することができなかった。生瀬から生瀬高台を経由して赤子谷に至った。
前回は左俣への分岐にすら気がつかなかったので、入口から慎重にきょろきょろする。最初に怪しげな踏み跡が別れていくのを発見したが、、その道の入口に「東尾根」の木札を発見。これは別物のようだ。「東尾根」自体、始めて聞いた。赤子谷には、まだまだずいぶん多くの道があるようだ
左俣は、右俣のそれとは全く異なり、文字通り谷を遡上する。こちらが赤子谷の本家だぞ、と主張しているようだ。
堰堤を二つくらい越えると、大きな滝が現れる。本家だけあって、貫禄もある。高さ、水量、岩の厳めしさ…。立派に見える滝だ。滝は右手(左岸)から高巻きし、その先は専ら河原を進む。
やがて、右手(左岸)に糸のような滝が張り付いているのを見ると、赤子谷ゴルジュに到着。狭隘な険しいゴルジュは流芯を上る。あまり濡れはしないが、滑って落ちたらびしょ濡れだ。
慎重にゴルジュを抜けたら広場になっていた。そこで昼食。
なるほど、赤子谷の本家だけに、谷らしさが続々と現れる。それだけでの十分に満足だが、食べながら見渡すと、この先では谷が分かれ、マークはそれぞれにあるようだ。
迫力ある自然ならいいが、谷迷いは遭難に繋がるし、それは困る。
広場から一番手前の左手(右岸)にまず入ってみることにした。ここは明らかに本流ではない。しかし、マーキングが顕著に目立っており、こちらに来い、と主張しているようだ。
それに惹かれて岩を登ると、上部の滝の左脇(右岸)にはきちんとロープが据えられている。それを登ると、徐々に流れからは離れ、斜面を登り尾根を目指すようになる。しかし、テープは退化した赤色のか細いもののみになり、足下も踏み跡らしくはなくなってきた。どうやら、ハイカールートではなかったようだ。
何となく足下が緩すぎる気はしたが、エッジの効かない斜面を登り切ってから気付いても手遅れだ。もう一度下降するわけにもいかない。どこかには到達するはずだと尾根筋を目指すと、そこでしっかりとした道に顔を出した。
その道には、段付けまでしてある。ちょっと進むと赤い矢印標示が現れた。電力保線道のようだ。「新神戸線」と書いてある。名前が体を表していない気がするが、それは素人の勝手であって、専門家には分かるのであろう。
やがて鉄塔が現れ、電力道らしくなる。更に次の鉄塔を目指すように登るうちに、六甲全山縦走路に出た。標示にはNo.35とある。No.34に戻り、北面の赤子谷方面へと分け入る。特に分岐のない一本道だが、マークが少ない。先ほどの左俣上部の失敗が頭をよぎる。
進むと、三差路に突き当たった。登りが2本下りが一本である。来た道のほうに「縦走路No.34、左俣」、もう一方の登りに「譲葉北峰、縦走路」と書いてある。ここまでに分岐らしい分岐はなかったのだが、左俣はあなたの来た方ですよ、といわれるとシャクである。一旦は譲葉北峰に行ってみて、再びNo.34から探索しようと思った。
あまり印象に残らない「譲葉北峰」を過ぎ、テープを頼りに薄い踏み跡を進むと縦走路のNo.33に出た。ここは、赤子谷右俣を登った時に到着したところだが、今回顔を出したのは、その道からではなく、藪から突然出てきた格好だ。どうも、あまりメジャーな道ではないようだ。
NO.34に戻り、再び赤子谷方面への道へと進む。しかし、明らかに分岐もないまま同じ三差路に着いてしまった。
これ以上探し回って、日が暮れてしまってはたいへんで、こちらが遭難してしまう。今日は諦めとした。
赤子谷にあっさりと捻られた気分である。名前は赤子だが、なかなかに手強い。
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