怖かった....小同心クラック，横岳，硫黄岳！

2015年04月12日(日) [日帰り]

• GPS: 12:08
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,445m
• 下り: 1,425m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:25
• 休憩: 4:34
• 合計: 11:59

4:31 赤岳山荘
4:37 4:38 美濃戸山荘
6:05 6:16 赤岳鉱泉
6:23 6:24 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
8:20 8:21 大同心
8:48 11:24 小同心
11:31 12:50 横岳（奥の院）
13:03 13:04 台座ノ頭
13:19 13:20 硫黄岳山荘
13:49 13:53 硫黄岳
14:47 14:47 ジョウゴ沢
14:51 14:51 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
15:02 15:20 赤岳鉱泉
16:26 16:27 美濃戸山荘
16:30 赤岳山荘

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤岳山荘に駐車

コース状況／危険箇所等

既に気温が高く，ソフトシェルと雨具で大丈夫でした．

写真

4/12 4:28

ヘッデンスタートです．

4/12 5:28

北沢を大分登ってから空が白んできました．

4/12 5:47

早朝ということもあって，登山道はガチガチです．

4/12 5:53

さて，今日狙う小同心が見えてきました．

4/12 6:01

アイスキャンディーも終わりです．

4/12 6:04

赤岳鉱泉前では準備をする人たちがいっぱいです！

4/12 6:22

赤岳鉱泉を抜けて大同心沢に入って行きます．

4/12 6:23

ここからすぐに隣の尾根に移って，大同心稜を登って行きます．

4/12 6:29

さあ，獲物が見えてきました．

4/12 7:13

大同心稜はなかなかの急登．途中でピッケルアイゼンを装着しました．

4/12 7:29

もうすぐ森林限界．

4/12 7:30

硫黄岳にも陽が当たってきました．

4/12 7:31

神々しい阿弥陀様

4/12 7:42

さあ，森林限界を超えました．

4/12 7:48

まってろ！小同心！

4/12 7:50

この辺りから見晴らしが一気に良くなります．赤岳に阿弥陀岳．

4/12 7:51

中央アルプスから北アルプス．

4/12 8:16

大同心にも人がいます．

4/12 8:19

恐っwww

4/12 8:17

朝日を浴びながら，先を急ぎます．

4/12 8:23

小同心へのトラバース手前から．今回は暑かったので，写真の青いソフトシェルで十分でした．下はTシャツだけです．＊ザックには防寒着入ってます(´-ω-`)

4/12 8:24

トラバース道は結構狭い．

4/12 8:26

先の方の雪が嫌らしい様子．人が止まっています．

4/12 8:31

この辺りはちょっと怖かったです．

4/12 8:38

踏み抜きが多くなってきて，危ないのでリーダーに先に行ってもらいます．

4/12 8:39

とりあえず，見守るだけの私たちww

4/12 8:40

無事にトラバース終了です！

4/12 8:50

さあ，登りますよwwww　すでに怖いwww

4/12 8:50

でも，景色は最高！

4/12 8:52

今日はよく見えます．

4/12 9:09

まずは師匠がリードしてくれます．

4/12 9:18

次いで私達．

4/12 10:13

セルフビレイ取っていても，怖いwwwww　見てるだけで死にそうwwwwww

4/12 10:20

たぶん，2ピッチ目あたり．登っているときはアドレナリン全開だけど，待ちの間に景色を見ていると冷静になってきて，「これはやばい」ってなってきます(´-ω-`)

4/12 10:23

アイゼン履いたままだから，初級者の私には恐ろしい．

4/12 10:33

ビレイ中．

4/12 10:54

核心部を抜けました！

4/12 10:55

緊張から開放されて，雄叫びをあげる私．

4/12 10:55

最後は横岳に突き上げます！

4/12 10:57

この辺りまでくれば，一般道の登山者が見えます．

4/12 10:56

左から北岳，甲斐駒ケ岳，仙丈ヶ岳．

4/12 11:07

頑張る師匠．

4/12 11:19

写真を撮る私達．

4/12 11:20

それにしても凄い高度感．

4/12 11:21

師匠は涼しい感じで登ってきます．

4/12 11:28

さあ，横岳に抜けます．

4/12 11:35

ここまで来れば，もう安心．

4/12 12:16

ばんざーい！横岳に立った！これで比較的安全！

4/12 12:10

登山道が平和に見えます．

4/12 12:26

富士山もうっすら見えています．

4/12 12:26

1月以来のこの稜線．

4/12 12:30

見渡す限り晴天なのに，金峰山だけ雲に飲まれています(´-ω-`)

4/12 12:31

浅間山が奇麗！

4/12 12:41

大同心雲稜ルートを登っているクライマー．私が行けるのはいつのことやら....(´-ω-`)

4/12 12:43

下山のため硫黄岳に向かいます．

4/12 12:47

もう，鎖は殆ど出てますね．

4/12 12:49

小同心で順番を譲ってくださった方達が見えたのでお礼を言います．

4/12 12:49

小同心を振り返ります．

4/12 12:57

大同心もこんにちは．

4/12 13:06

自分の登ってきたルートを横から見ます．恐ろしい...恐ろしい...何やってんだろ自分(´-ω-`)

4/12 13:30

硫黄岳の優しい登り．

4/12 13:47

南八ヶ岳が奇麗です．

4/12 13:50

北八ヶ岳は雪が少なくなってきました．

4/12 13:53

硫黄岳到着，ばんざーい！

4/12 13:59

後は退屈な下山．

4/12 14:01

またきます．八ヶ岳．

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 オリンパス

感想

motoneuron

師匠に残雪期の小同心クラックに連れて行ってもらいました！積雪期の登山はそれなりに経験がありますが，アルパインクライミングは別次元ですね（笑）登っている途中は確保されているにも関わらず生命保険の心配をしたり，死んだばあちゃんの顔が浮かんだり....とにかく，全神経を研ぎすませて登ることに集中する一日でした．

[赤岳山荘ー赤岳鉱泉]
　まずはヘッデンを装着して，赤岳山荘を出発します．出発直後から登山道はアイスバーンでアイゼンを履きたくなるくらいでした．下山時も同じようなコンディションでした．チェーンスパイクなどを用意してくると，凄く助かるように思います．空が明るくなり，ヘッデンが不要になったころに赤岳鉱泉に到着．

[赤岳鉱泉ー小同心]
　赤岳鉱泉を出てしばらくすると大同心沢に入ります．大同心稜はなかなかの急登です．私達は途中でアイゼンを履きました．大同心に至ったら，そこから小同心までトラバースがあります．ここのトラバース道は狭いので注意が必要です．小同心脇はちょっとした吹きだまりになっていて，雪の状態が悪く．先行パーティーと共同で切り抜けます．

[小同心クラックー横岳]
　今回の核心部です．先行パーティーが順番を譲ってくださいましたので，本日，初の登りをさせていただきます．師匠のリードで確保されながら行くのですが，アイゼンを履いたまま登るのは大変な作業．そして，凄まじい高度感(´-ω-`)　正直，死ぬかと思いました（笑）不思議なのは登っている時には恐怖心はないのですが，師匠がリードしているのを待っている間に景色を見ていると「これはヤバい」と恐怖心が湧くのを繰り返したことです．とにかく今までの登山とは別次元のもので，全神経を登ることに集中するという経験ができました．初級向けの小同心クラックでこれなので，中級ー上級のバリエーションルートなんてどうなってしまうのかと思います．

[横岳ー下山]
　横岳山頂に着くと，ホッとするあまり1時間程グダグダしました．その後，硫黄岳経由で下山しましたが，稜線上から見る小同心は90度近い絶壁で，自分があそこを登ってきたのか最後まで半信半疑でした．