ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 61426
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳(位ヶ原山荘1泊2日:暴風の山頂)

2010年04月17日(土) 〜 2010年04月18日(日)
 - 拍手
GPS
30:00
距離
15.9km
登り
1,520m
下り
1,505m

コースタイム

1日目
8:50第4駐車場-11:50昼食12:50-14:25位ヶ原山荘
2日目
7:00位ヶ原山荘-8:20トイレ・避難小屋(肩の小屋口)8:35-10:20乗鞍岳10:35-11:25トイレ・避難小屋(肩の小屋口)11:45-12:20昼食13:35-15:10第4駐車場
(トイレ・避難小屋(肩の小屋口)の部分は、肩の小屋から修正しました)
天候 1日目:晴れ
2日目:晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
アクセス:長野道:松本IC〜乗鞍高原スキー場
駐車場 :乗鞍スキー場第4駐車場。第3駐車場は大雪で埋まってしまいました。休暇村の駐車場の方がスキーヤー等の利用者が多いです。こちらのゲレンデからは三本滝で合流するようです。
登山ポスト:不明
初日
コース :前日の雪が深くゲレンデはラッセルとなりました。途中から除雪車が通って歩きやすくなりました。
三本滝からはスキーヤーのトレースを辿ります。
ゲレンデの林道が除雪されており、スキーコース(左手)へ迂回します。
コースをしばらく行って上方に林道らしきガードレールが見えたところで右手(山荘方面)にトラバースします(赤布あり)。だいぶ雪深くトレースもほとんどありませんが、山荘を発見しようやく辿りつきました。
小屋  :位ヶ原山荘。夕飯は鹿鍋です。ストーブ・こたつが暖まります。
2日目
天候  :晴れ
コース :
トレースは無く、まずは肩の小屋を目指します。
左手のスキーコース方面から回り込みます。
肩の小屋口のトイレ付近でアイゼン装着しますが、稜線(肩の小屋)まではラッセルで時間がかかりました。
朝日岳のトラバース気味の急登は風が強く怖かった。
山頂付近の稜線は更に風が強く、たびたび暴風姿勢をとります。
北アルプスがはっきりと見えました。
スキーヤーやボーダーが道具をかついでたくさん登っています。
下りは羨ましい限りでした。
立寄り湯:湯けむり館(700円)。白濁の硫黄泉です。
食事  :松本IC手前の懶亭(ものくさてい)(蕎麦・うどん)
雪で心配されましたが、初日から天気は上々!
2010年04月17日 08:56撮影 by  E5900, NIKON
4/17 8:56
雪で心配されましたが、初日から天気は上々!
ゲレンデをラッセルして行きます
2010年04月17日 09:13撮影 by  E5900, NIKON
4/17 9:13
ゲレンデをラッセルして行きます
乗鞍が顔を出します。剣ヶ峰がある本峰は左。
2010年04月17日 09:22撮影 by  E5900, NIKON
4/17 9:22
乗鞍が顔を出します。剣ヶ峰がある本峰は左。
除雪車が通って歩くのが楽になりました
2010年04月17日 09:54撮影 by  E5900, NIKON
4/17 9:54
除雪車が通って歩くのが楽になりました
ゲレンデからツアーコスへ。スキヤーのトレースがバッチリありました。
2010年04月17日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/17 13:32
ゲレンデからツアーコスへ。スキヤーのトレースがバッチリありました。
ツアーコースをはずれ位ヶ原山荘へ、赤テープがあるもトレースは無し。
2010年04月17日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/17 13:32
ツアーコースをはずれ位ヶ原山荘へ、赤テープがあるもトレースは無し。
やっと山荘が見えました
2010年04月17日 14:13撮影 by  E5900, NIKON
4/17 14:13
やっと山荘が見えました
山荘までエコーラインの車道沿いに進むがトレースは無くかなりラッセル
2010年04月17日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/17 14:06
山荘までエコーラインの車道沿いに進むがトレースは無くかなりラッセル
深い雪に足を取られる
2010年04月17日 14:13撮影 by  E5900, NIKON
4/17 14:13
深い雪に足を取られる
雪の下は車道ですが、深い雪に埋まり判らない。赤布の付いた竹竿が目印です。
2010年04月17日 14:14撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/17 14:14
雪の下は車道ですが、深い雪に埋まり判らない。赤布の付いた竹竿が目印です。
位ヶ原山荘に到着
2010年04月17日 14:22撮影 by  E5900, NIKON
4/17 14:22
位ヶ原山荘に到着
夕飯は名物(?)鹿鍋。あっさりしていて美味しかったです。
2010年04月17日 17:36撮影 by  E5900, NIKON
4/17 17:36
夕飯は名物(?)鹿鍋。あっさりしていて美味しかったです。
2日目
朝日が出て来ました。今日も天気は最高です。(風が強いのが気になる)
2010年04月18日 05:15撮影 by  E5900, NIKON
4/18 5:15
2日目
朝日が出て来ました。今日も天気は最高です。(風が強いのが気になる)
左端にわずかに見える乗鞍岳に登ります。右は富士見岳。右よりに登ると富士見岳、摩利支天岳に登ってしまう。
2010年04月18日 05:22撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 5:22
左端にわずかに見える乗鞍岳に登ります。右は富士見岳。右よりに登ると富士見岳、摩利支天岳に登ってしまう。
山荘から乗鞍岳、左が剣ヶ峰、小ピークがあり右が朝日岳。山荘から手前の斜面を登りますが、最後はかなりの急斜面と深いラッセルになります。雪崩の危険があれば左の樹林に沿って登ります。
2010年04月18日 05:21撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 5:21
山荘から乗鞍岳、左が剣ヶ峰、小ピークがあり右が朝日岳。山荘から手前の斜面を登りますが、最後はかなりの急斜面と深いラッセルになります。雪崩の危険があれば左の樹林に沿って登ります。
この急斜面を登ると位ヶ原となります。かなりきついラッセルになりました。
2010年04月18日 07:34撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 7:34
この急斜面を登ると位ヶ原となります。かなりきついラッセルになりました。
位ヶ原に出るとラッセルから開放され北アルプスが顔を出します。
2010年04月18日 07:55撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 7:55
位ヶ原に出るとラッセルから開放され北アルプスが顔を出します。
広大な位ヶ原、視界不良時はかなり危険
2010年04月18日 07:56撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 7:56
広大な位ヶ原、視界不良時はかなり危険
広いスキーコースが拡がる
2010年04月18日 07:54撮影 by  E5900, NIKON
4/18 7:54
広いスキーコースが拡がる
肩の小屋口のトイレです。リーダーが肩ノ小屋と間違えアイゼンに履き替えたが、早すぎた。
2010年04月18日 08:20撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 8:20
肩の小屋口のトイレです。リーダーが肩ノ小屋と間違えアイゼンに履き替えたが、早すぎた。
強風のなか、ラッセルはきつい。稜線に立つ肩ノ小屋まで深いラッセルになってしまった。
2010年04月18日 09:09撮影 by  E5900, NIKON
4/18 9:09
強風のなか、ラッセルはきつい。稜線に立つ肩ノ小屋まで深いラッセルになってしまった。
朝日岳の登り、完全なアイスバーンで今回の核心部。転んだら終わりです。下は肩ノ小屋。
2010年04月18日 09:45撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 9:45
朝日岳の登り、完全なアイスバーンで今回の核心部。転んだら終わりです。下は肩ノ小屋。
風が強く危険な朝日岳のトラバース。右手に北アルプスが見えます。
2010年04月18日 09:58撮影 by  E5900, NIKON
4/18 9:58
風が強く危険な朝日岳のトラバース。右手に北アルプスが見えます。
剣ヶ峰最後の登り、後方に北アルプス。
2010年04月18日 10:22撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 10:22
剣ヶ峰最後の登り、後方に北アルプス。
いろいろと悩みましたが、中央白いのが奥穂。右のピークが前穂。槍もかすかに見えています。
2010年04月18日 09:58撮影 by  E5900, NIKON
4/18 9:58
いろいろと悩みましたが、中央白いのが奥穂。右のピークが前穂。槍もかすかに見えています。
剣ヶ峰山頂、後方は御岳山
2010年04月18日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 10:25
剣ヶ峰山頂、後方は御岳山
御岳山アップ
2010年04月18日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 10:27
御岳山アップ
アイスバーンを慎重に下る。
2010年04月18日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 11:02
アイスバーンを慎重に下る。
ピッケルはほとんど刺さらない。
2010年04月18日 11:04撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 11:04
ピッケルはほとんど刺さらない。
強風の中を下る。
2010年04月18日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX20 IS, Canon
4/18 11:12
強風の中を下る。
肩の小屋口。とりあえず下りて来て一安心。ここから肩の小屋がある鞍部に行かず直接朝日岳と剣ヶ峰の稜線を目指すスキーヤーがいましたが、雪が深く急斜面のため雪崩可能性がありお勧めできません。
2010年04月18日 11:42撮影 by  E5900, NIKON
4/18 11:42
肩の小屋口。とりあえず下りて来て一安心。ここから肩の小屋がある鞍部に行かず直接朝日岳と剣ヶ峰の稜線を目指すスキーヤーがいましたが、雪が深く急斜面のため雪崩可能性がありお勧めできません。
乗鞍岳さようなら。帰りはたくさんのスキーヤーとすれ違いました。ツアーコースの雪も締まりスノーシューも必要ありませんでした。
2010年04月18日 12:02撮影 by  E5900, NIKON
4/18 12:02
乗鞍岳さようなら。帰りはたくさんのスキーヤーとすれ違いました。ツアーコースの雪も締まりスノーシューも必要ありませんでした。
無事下山
2010年04月18日 15:16撮影 by  E5900, NIKON
4/18 15:16
無事下山
帰りは湯けむり館でのんびり
2010年04月18日 15:43撮影 by  E5900, NIKON
4/18 15:43
帰りは湯けむり館でのんびり

感想

 いちようリーダーのkaitoです。今回ちょっとミスをしました。肩の小屋口を肩の小屋と間違えアイゼンに履き替えたのですが、(kots氏が書いている肩ノ小屋で、は肩ノ小屋口のトイレのこと)ここから深いラッセルになりました。山の東側になるため雪が吹きたまっているためです。
この肩ノ口から直接、朝日岳と剣ヶ峰の稜線を目指すと深いラッセルがいつまでも続き最後は急斜面となり雪崩の危険もあります。肩ノ小屋がある鞍部の出てから朝日岳を目指す方が楽で安全です。ただアイスバーンですので確実なアイゼン歩行が要求されます。
 帰りですが、視界不良時は位ヶ原を越えてスキーツアーコースに入るのはかなり難しいと思われます。いったん位ヶ原山荘に戻った方が確実です。
 今回の山行は山渓3月号を参考にしました。位ヶ原のご主人がガイドしたものです。コースについてはご主人に直接お聞きしました。山荘から山頂まではトレースはあてにできません。風が強いためすぐに消されてしまうそうです。山荘に着いた日も、朝、ご主人が山荘からスキーツアーコースまでトレースをつけたそうですが、完全に消えていました。また富士見岳方面に登ってしまう方も多いと聞きました。登山道の無い雪原を自由に歩ける楽しみと読図力を試せる山です。
 ちなみにこの日の宿泊者は10人ほど、グループごとに個室です。4月に入りスキー場の営業が終わり、リフトが使えず、また林道も除雪前のこの時期はすいてるそうです。山頂を目指したのは我々4人と単独行の青年だけでした。スノーシューハイクを楽しむ方も多いようです。山荘までなら赤テープもあり安全です。
冬季は1泊2食で8000円。食事はかなりのボリュームです。夕食17:30。朝食6:00 6:30 7:00から選べます。山頂を目指すなら6:00ですね!
ご主人、寒い中、外に出て見送ってくれました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3633人

コメント

iw
いいですね。乗鞍は、いってみたいですね。冬は小屋泊まりがいいなあ。
わかんとヘルメットは、最近すててしまいました。ゴーグルとスノーシュー来年までに、買おうかな。
iw
2010/4/22 19:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
乗鞍スキー場から乗鞍岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら