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Yamareco

記録ID: 620601
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木の・大雪渓で・シリセード マヤクボ沢-針ノ木岳

2015年04月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
mikipom その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:15
距離
12.0km
登り
1,548m
下り
1,538m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:54
休憩
0:16
合計
10:10
5:48
106
大町市営扇沢駐車場(無料)
7:34
7:37
321
12:58
13:10
115
15:05
15:06
52
15:58
大町市営扇沢駐車場(無料)
天候 晴れ
気温:朝2℃だが歩き出すと寒くなかった。昼間は暑い。
総じて風は弱い。
稜線より下は多少の下降気流が感じられたが、稜線に上がると風はそれ程無かった。
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大町市営扇沢駐車場(無料)
マップコード:691 492 754*57
googleマップ http://goo.gl/nlRoZw
コース状況/
危険箇所等
■入山者
ほとんどがBCの人で、入山したのは全員でおそらく十数人でした。
スキーもスノボも持たない登山者は我が隊以外に1人だけでした。女性はたぶん私だけでした。

■装備
10/12本爪アイゼン、ピッケル必携です。
山と高原地図だとこのあたりは1/5万で、あまり役に立たないので地形図必携。
GPSあるとなお良いです。

■雪崩事故
近年ですと2006年と2007年に雪崩事故が起きていますので、十分に注意して下さい。
・2007年4月15日
マヤクボ沢で表層雪崩。現場付近には30−40センチの新雪が積もっていた。目撃者が県警に救助要請。2名負傷。
・2006年5月1日
雪渓中間部で雪崩。当日の気温高く、前夜から1日朝にかけて雨が降っていた。(大町市内は大雨)山スキーヤー5人が巻き込まれ2人が死亡。

参考:後立山と頸城の雪崩(T.yamakawa氏)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~bunayama/abctbl.htm

■ルート、コース状況
・駐車場から篭川北側(上流から見て左岸)
行きは、ほぼ夏道を使いましたが、効率が悪いのでお勧めできません。
また、赤沢付近では大規模なデブリがあるので、これを回避するためにも篭川南側(右岸)からのルート(後述)を使うのが良いと思います。

・針ノ木大雪渓標高2220m付近からマヤクボ沢【写真9、10、11】
一般登山道(夏路)ではありません。針ノ木岳の源流部の厩窪(マヤクボ)沢を通って稜線(針ノ木から南東に約250mの地点)に出ました。

・針ノ木大雪渓標高2220m付近から針ノ木峠方向【写真8】
こちらは、我が隊は使っていません。
ほぼ夏ルートで針ノ木峠(針の木小屋)を経由して針ノ木岳に向かう人も50%ぐらいいたと思います。
通った方に伺ったところ、「このルートの上部は急峻なので落ちたら終わり。止まる場所無し。シリセードなんかできない。」「それに比べ、マヤクボ沢は落ちても何とか止まれる」ということです。

・稜線から針ノ木岳
標高2800m付近に上がるのに急斜面があり、雪が腐ってきているので、いつまで使えるか判りません。下りは後ろ向き(フロントポインティング)でピッケル併用で降りたのですが、ここが核心部だと思います。

・針ノ木から南東に約250mの地点(稜線)の下り
行きにマヤクボ沢から稜線に出た地点です。
BCの人は、この地点から下降するようでした。
我が隊は、ピッケルでブレーキをかけながらシリセードで。下降の場合は滑りすぎるのでヒップソリ使用不可です。
少し下に行けば傾斜も緩やかになりますので、シリセードでは進まず、ヒップソリで下降します。概ね1950m付近までヒップソリが楽しめます。
地形図(国土地理院)に切り替えてGPSのトレースを拡大すればわかりますが、下りの直線的な経路がシリセード・ヒップソリで降りたものです。

・篭川南側(上流から見て右岸)から駐車場(帰り)
扇沢総合案内センターの裏側から篭川に橋がかかっており、渡渉せずに篭川南側(右岸)に出れます。

■デブリ
大沢小屋の下、赤沢では沢沿いに雪解けによる大規模なデブリ。
針ノ木雪渓では、南東側斜面(蓮華側)でデブリが多いです。
その他周辺情報 日本三大雪渓のひとつです。(白馬大雪渓、針ノ木雪渓、剱沢雪渓)
大町アルペンライン、扇沢までの途中で。
爺ヶ岳と鹿島槍です。
朝日を浴びて綺麗です。
2015年04月25日 05:12撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 5:12
大町アルペンライン、扇沢までの途中で。
爺ヶ岳と鹿島槍です。
朝日を浴びて綺麗です。
夏道から行ってみます。
2015年04月25日 05:59撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
4/25 5:59
夏道から行ってみます。
今日の天気は良さそうです。
2015年04月25日 07:45撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 7:45
今日の天気は良さそうです。
いつも先頭を切って歩いているmikipomなのですが、今日は調子が上がらず、ゆっくり歩いています。
2015年04月25日 08:36撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
4
4/25 8:36
いつも先頭を切って歩いているmikipomなのですが、今日は調子が上がらず、ゆっくり歩いています。
今年は出番の少なかったスノーシューを使っています。(アイゼンで問題ありません)
※マヤクボ沢の上の方は傾斜がキツイのでスノーシューでは登れません。
2015年04月25日 08:43撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
11
4/25 8:43
今年は出番の少なかったスノーシューを使っています。(アイゼンで問題ありません)
※マヤクボ沢の上の方は傾斜がキツイのでスノーシューでは登れません。
針ノ木大雪渓の中間部。
南東側斜面(雪渓から蓮華岳側)はデブリあり。
2015年04月25日 09:16撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 9:16
針ノ木大雪渓の中間部。
南東側斜面(雪渓から蓮華岳側)はデブリあり。
ここで左右に分かれます。
左、針ノ木峠方向
右、厩窪(マヤクボ)沢方向
2015年04月25日 09:34撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
4/25 9:34
ここで左右に分かれます。
左、針ノ木峠方向
右、厩窪(マヤクボ)沢方向
左、針ノ木峠方向
こちらは先行3人
2015年04月25日 09:37撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 9:37
左、針ノ木峠方向
こちらは先行3人
右、厩窪(マヤクボ)沢方向
こちらは先行1名でしたが、後続も何人かいました。
2015年04月25日 09:37撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
4/25 9:37
右、厩窪(マヤクボ)沢方向
こちらは先行1名でしたが、後続も何人かいました。
【マヤクボ沢】
上の方、先行1名
画面中央、もう降りてきた人、針ノ木岳ピークに2時間居たそうです!
2015年04月25日 11:31撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
4/25 11:31
【マヤクボ沢】
上の方、先行1名
画面中央、もう降りてきた人、針ノ木岳ピークに2時間居たそうです!
【マヤクボ沢】
途中ハイマツ帯が露出している所もありました。
このあたりからmikipomは調子を上げてきて先行します。
2015年04月25日 11:31撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
4/25 11:31
【マヤクボ沢】
途中ハイマツ帯が露出している所もありました。
このあたりからmikipomは調子を上げてきて先行します。
稜線に上がりました。
荷物を少し手前の場所にデポして針ノ木岳ピークへ
上の方の傾斜がかなりキツく、ここが核心部だと思います。
2015年04月25日 12:50撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
5
4/25 12:50
稜線に上がりました。
荷物を少し手前の場所にデポして針ノ木岳ピークへ
上の方の傾斜がかなりキツく、ここが核心部だと思います。
【針ノ木岳頂上】
やった!
2015年04月25日 13:03撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:03
【針ノ木岳頂上】
やった!
【針ノ木岳頂上】
ヤッホー!立山、剣!
2015年04月25日 13:06撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:06
【針ノ木岳頂上】
ヤッホー!立山、剣!
【針ノ木岳頂上】
西北西方向を見ています。
立山と少し雲がかかっていた剣岳。
2015年04月25日 13:09撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:09
【針ノ木岳頂上】
西北西方向を見ています。
立山と少し雲がかかっていた剣岳。
【針ノ木岳頂上】
真北を見ています。
正面は下からも見えたスバリ岳、右方向に後立山連峰が続きます。五龍、唐松あたりまではよく見えます。
2015年04月25日 13:09撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:09
【針ノ木岳頂上】
真北を見ています。
正面は下からも見えたスバリ岳、右方向に後立山連峰が続きます。五龍、唐松あたりまではよく見えます。
【針ノ木岳頂上】
北北東を見ています。
中央すこし右は鹿島槍。
2015年04月25日 13:10撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:10
【針ノ木岳頂上】
北北東を見ています。
中央すこし右は鹿島槍。
【針ノ木岳頂上】
東を見ています。
正面は蓮華岳です。
夏に日帰りで行ったのですが、頂上に到達するまでに沢山の偽ピークがありました。
2015年04月25日 13:10撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:10
【針ノ木岳頂上】
東を見ています。
正面は蓮華岳です。
夏に日帰りで行ったのですが、頂上に到達するまでに沢山の偽ピークがありました。
【針ノ木岳頂上】
真南よりちょっと東。
左上から、餓鬼岳、唐沢岳、燕、常念、大天井岳。
2015年04月25日 13:10撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:10
【針ノ木岳頂上】
真南よりちょっと東。
左上から、餓鬼岳、唐沢岳、燕、常念、大天井岳。
【針ノ木岳頂上】
真南を見ています。
中央は高瀬ダム。その左下が船窪小屋のあたり。
右上は穂高、野口五郎、水晶あたりまで見えます。
2015年04月25日 13:10撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:10
【針ノ木岳頂上】
真南を見ています。
中央は高瀬ダム。その左下が船窪小屋のあたり。
右上は穂高、野口五郎、水晶あたりまで見えます。
槍ヶ岳のズーム。
2015年04月25日 13:12撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:12
槍ヶ岳のズーム。
【針ノ木岳頂上】
西南西方面
左から鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳の稜線。
中央ちょっと右は薬師岳。
2015年04月25日 13:10撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:10
【針ノ木岳頂上】
西南西方面
左から鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳の稜線。
中央ちょっと右は薬師岳。
【針ノ木岳頂上】
西を見ています。
薬師岳~立山連峰~獅子岳、鬼岳、竜王岳
2015年04月25日 13:11撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:11
【針ノ木岳頂上】
西を見ています。
薬師岳~立山連峰~獅子岳、鬼岳、竜王岳
【針ノ木岳頂上】
さて、帰ります。
2015年04月25日 13:15撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:15
【針ノ木岳頂上】
さて、帰ります。
スリリングな核心部の下りです。
ピッケルで確保しつつ、アイゼンを蹴り込んだ後、体重を掛け、片足ずつ確認しながら下るしかありません。
2015年04月25日 13:18撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
10
4/25 13:18
スリリングな核心部の下りです。
ピッケルで確保しつつ、アイゼンを蹴り込んだ後、体重を掛け、片足ずつ確認しながら下るしかありません。
写真で見るよりも(振り向くと)結構怖いです。
鹿の足跡もありました。
2015年04月25日 13:21撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 13:21
写真で見るよりも(振り向くと)結構怖いです。
鹿の足跡もありました。
【マヤクボ沢】
稜線からシリセードで降りてきていますが、途中で様子のチェック。
高度感は結構あります。
2015年04月25日 14:14撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 14:14
【マヤクボ沢】
稜線からシリセードで降りてきていますが、途中で様子のチェック。
高度感は結構あります。
【マヤクボ沢】
稜線からはシリセードで。
ヒップソリだと滑りすぎて危険です。
下のほうは傾斜がゆるくなってくるので、ヒップソリで。
1950m付近まで、かなりの距離をシリセード・ヒップソリで下れました。
2015年04月25日 14:20撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 14:20
【マヤクボ沢】
稜線からはシリセードで。
ヒップソリだと滑りすぎて危険です。
下のほうは傾斜がゆるくなってくるので、ヒップソリで。
1950m付近まで、かなりの距離をシリセード・ヒップソリで下れました。
途中からザックの下側にビニールを取り付けて滑りを良くしました。
2015年04月25日 14:40撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 14:40
途中からザックの下側にビニールを取り付けて滑りを良くしました。
雪の中、猫柳(雌花、雌雄異株)が咲いていました。
2015年04月25日 15:41撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 15:41
雪の中、猫柳(雌花、雌雄異株)が咲いていました。
無事戻って参りました!面白かった!
扇沢総合案内センター裏側の橋の前で。
2015年04月25日 15:50撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 15:50
無事戻って参りました!面白かった!
扇沢総合案内センター裏側の橋の前で。
大町を通れば寄る農産物販売所でお買い物します。

地場の郷
長野県大町市常盤3563 - 1
電話:0261-26-5111

国道147号、信濃常盤駅の近く
営業時間:朝9時から夕方6時まで。
毎週水曜が定休日です。
2015年04月25日 17:20撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
1
4/25 17:20
大町を通れば寄る農産物販売所でお買い物します。

地場の郷
長野県大町市常盤3563 - 1
電話:0261-26-5111

国道147号、信濃常盤駅の近く
営業時間:朝9時から夕方6時まで。
毎週水曜が定休日です。
17時過ぎに入ったのですが、商品は結構ありました。地物野菜は殆ど出荷されておらず、山菜を中心にお買い物しました。
ふゆ菜100円、こごみ300円、行者にんにく300円、わらび350円、他に地物のイチゴが380円でした。
2015年04月25日 17:22撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 17:22
17時過ぎに入ったのですが、商品は結構ありました。地物野菜は殆ど出荷されておらず、山菜を中心にお買い物しました。
ふゆ菜100円、こごみ300円、行者にんにく300円、わらび350円、他に地物のイチゴが380円でした。
食事が出来るのは18時から20時までと、なかなか行けないお店で餃子を食べます。

[url=http://ky-oka.com/]可京(かきょう)[/url]
国道147号沿いです。
長野県安曇野市穂高570-2
電話:0263−82−2851
お食事(18時〜20時)
テイクアウトは10時から20時、生、焼きあり。
定休日:毎週月曜日(祝日の場合翌日)、第3日曜日
2015年04月25日 18:36撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 18:36
食事が出来るのは18時から20時までと、なかなか行けないお店で餃子を食べます。

[url=http://ky-oka.com/]可京(かきょう)[/url]
国道147号沿いです。
長野県安曇野市穂高570-2
電話:0263−82−2851
お食事(18時〜20時)
テイクアウトは10時から20時、生、焼きあり。
定休日:毎週月曜日(祝日の場合翌日)、第3日曜日
これを楽しみにしていました!
2人共、餃子定食850円
餃子9個の大盛餃子定食は1000円です。
2015年04月25日 18:15撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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4/25 18:15
これを楽しみにしていました!
2人共、餃子定食850円
餃子9個の大盛餃子定食は1000円です。
餃子の餡が一般の餃子の倍ぐらいの分量がありますので、1人前6個食べればお腹いっぱいです。
2015年04月25日 18:16撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
7
4/25 18:16
餃子の餡が一般の餃子の倍ぐらいの分量がありますので、1人前6個食べればお腹いっぱいです。

感想

ゴールデンウィーク前、絶対に残雪のお山を楽しみたい、その意気込みで針ノ木へ行ってまいりました。残雪期に訪れるのは初めてです。立山、剣の景色が目前に見えるお山なので、とってもワクワクです。

で、第一の感想としては、いや〜、大変でしたわ〜。
針ノ木大雪渓だけでも大変なのに、その上、残雪期ならではのマヤクボ沢を登りつめて行ったわけですが。「いつ終わるのかな、この歩き…」そんなことばかり考えてました(笑)。雪渓歩きは視界が開けていて気分はいいのですが、「雪面との対話」といいましょうか、忍耐がすべてのような世界ですね〜。飽きるというか、まさしく自分との戦い(大げさ)。
はっきり言って辛かったです。が、しかし。稜線に上がった時の感動の景色!
これぞ北アルプス!登った甲斐があったというもの。
これで報われました〜、もう登りはいいや、と思ったのですが、針ノ木の山頂はさらに小さな登りが待っていて。この最後の登りが急な壁のようになっています。
雪が緩んできたらどうやって登るのか、という感じでしたが、まあ、なんとか足がかかる感じだったので登ることができました。針ノ木の山頂まで行かないと、立山、剣は見えないんですよね〜。
「もう登りはイヤ」状態でしたが、頑張って壁を登り、到達した山頂からの景色はまさしく絶景!いや〜頑張った甲斐があった〜!まさしく登山の真骨頂を実感できました。360度素晴らしい景色!おまけに風もさほどなく快晴!
本当に最高でした。特に立山(剣は雲が頭にかかってしまっていたので)がすばらしい!富山側からも、さぞたくさん人が行っているのでしょうね〜。

さて問題は稜線からの下山です。
登りつめたマヤクボ沢の傾斜がかなりあったので、帰りどうやって下るのかが、実は不安でした。しかし結果は、なんのことはない、シリセードでオッケーでした。ザラメ状の雪の表面が凍結して少し緩んだ感じだったので、手足でのスピードをコントロールでき、安全シリセードでらくらく滑降できました。ザラメ雪ごと滑る感じだったので、パンツへのダメージは少なく、意外と濡れずに済みました(傾斜が急なのでヒップソリは使わず、生身でシリセードしました)。
大雪渓まで降りれば斜度が緩くなります。ここでヒップソリ&お手製のザックカバー(ザックの底に大きなポリ袋をくくりつけるだけですが)の登場!本日初見参のこのお手製ザックカバーの威力がすごかった!このような腐れ雪の中緩斜面では、ヒップソリでもなかなか滑らないのですが、ザックの底をカバーしたおかげで摩擦が減り、滑る滑る!思いがけず爽快なロングライドを楽しめました!

そして雪渓を振り返ると、「よく登ったな〜」と。「ホンマもの好きやの〜」と。よくこれだけ歩いたもんだわ…。
行きの大変さ、登りつめた後に待っていた立山の絶景、帰りの爽快な滑降、そして最後はお尻がべちゃべちゃ…。いい歳になっても子供心といいますか、何とも言えない遊びの楽しさ(だけではなく当然ながら危険、危機感も持ちつつですけど)を満喫した一日でした。

それにしてもGWの残雪のお山での紫外線にはご注意を!途中で一回日焼け止めを塗りなおしたものの、足りなかったようです。日焼け止めの塗りなおしは小まめに!教訓です(笑)。


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コメント

ゲスト
前日に観てましたよ
mikipomさん、こんにちは♪

前日に南尾根から爺ヶ岳に登っているあいだ、いつも左後方に白く綺麗な針ノ木岳が見えていました。スバリ岳〜針ノ木岳〜蓮華岳と連なる稜線がきれいで、あっちも歩きたいな〜と思いながら歩いていましたよ

あれだけの雪渓ですから、BCでなくても豪快なシリセ楽しめたでしょうね
綺麗な写真、堪能させて頂きました
2015/4/28 10:44
Re: 前日に観てましたよ
vino_rossoさん、こんばんは!コメントいただき、ありがとうございます!
前日に爺ヶ岳へいかれたんですね〜 良いお天気だったようで、お互い楽しい山行ができて良かったですね
こちらは稜線に到達後、最後の壁のようなの登りに、「もういいヨ〜」と思いながら、それでも「立山、剣はここを登らないと見えなんだよね=」と、なんとか頑張って絶景を堪能できました。でも頑張った甲斐がありました〜
2015/4/28 23:26
良いですね〜
この時期の針ノ木岳、眺望が抜群ですね〜。
これは何時かは行きたい!!!
それと可京も!!!
貴重な情報ありがとうございます。
お気に入りに入れさせて頂きます〜。
2015/4/29 22:33
Re: 良いですね〜
tsuka-ponさん、コメントいただき、ありがとうございます!
やっぱり、立山が手に取るように見えるのが、針ノ木のいいところですよね〜
何度も「帰りたい」とおもいましたが 、頑張った甲斐がありました〜
餃子はね〜、他に無いタイプなんです。ボリュームたっぷりでお腹一杯になりますよ〜   大盛り(餃子9個)は、男性でもやめたほうがいいと思います  おすすめなんですけど開いている時間が18:00〜20:00というのがちょっとむずかしいところです
2015/4/30 22:38
ルート参考にさせて頂きました。
mikipomさん、こんにちは。定年間近の爺です。針ノ木岳の山行ルートを参考にさせて頂き、昨日実行に移しました。mikipomさんのレポート通りマヤクボ沢コースは急登で大変でした。それと頂上直下の急斜面の壁。でも事前にmikipomさんの情報で覚悟していたので不意打ちを食らうこともなく何とか対応出来ました。帰りは針ノ木小屋コースです。違う景色もありますので覗いてみて下さい。それでは。
2015/5/6 15:17
Re: ルート参考にさせて頂きました。
toshi77さん、コメントいただき、ありがとうございます
GWに行かれたのですね、私達が行ったときよりさらに雪が腐った感じでしたが、早朝に歩かれたので、快調だったようですね 針ノ木小屋からのルート、どうかな〜と思ったのですがトラバースが、結構いやな感じですね   どのルートを通るか時期によりますね
2015/5/6 22:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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