初めての立山バックカントリースキー 室堂山荘から一ノ越と室堂山へ
- GPS
- 24:32
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 739m
- 下り
- 747m
コースタイム
- 山行
- 1:43
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 2:19
1 日目(25日)
9:40 室堂山荘出発
10:50 一ノ越山荘(約30分休憩)
12:00 室堂山荘到着(約20分ブル道使っての登り返しあり)
13:55 室堂山荘出発
14:50 室堂山頂付近(約15分休憩)
15:15 室堂山荘到着
2日目(26日)
7:50 ホテル立山付近出発
9:20 室堂山頂(約35分休憩)
10:10 ホテル立山付近到着
※室堂まで
立山駅6時20分のケーブルカーで美女平で乗り換えて室堂バスターミナルには8時40分頃到着
帰りは室堂バスターミナル10時30分発のバスで美女平で乗り換えて11時40分頃立山駅に帰着
天候 | 25日 曇のち晴れ 26日 晴れ(ドピーカン!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅周辺にはいくつか無料駐車場がありますが、駅に一番近い駐車場は明け方までには満車になるようです ケーブルカーはハイシーズンは6時からスタート、Web予約が便利です 専用バスは、臨機応変に臨時便を運行します ケーブルカー及び専用バスは臨時便を出してくれますので、最終便の時間さえ間違えなければ問題無いと思います 朝一便は山スキーや登山客が中心で日中は観光客が多いです |
コース状況/ 危険箇所等 |
【室堂山荘〜一ノ越】 多くの方の踏跡及びトレースがあるので、シール登行は問題ありませんでした 【室堂山荘〜室堂山】 多少の急斜面はありますが直登でほぼ問題ありません 一部には窪みとその縁に雪庇があるので少し注意が必要です 例年より雪解けが早く、少し黒が多い印象でした 一ノ越や雄山等の稜線は雪がなくところも多い状況 雪面も朝晩は冷えて硬すぎてシールでは登れない斜面もあります 溶けたあとの縦溝の段差は滑る時に多少気になります しかし、午後は雪面が緩んで快適なザラメになるので、気持よく滑れます!!! |
その他周辺情報 | 【登山届】 室堂バスターミナルの下車口にて入山届を提出します 今シーズンから、山スキーの場合は入山届とビーコン装着が義務化されたようです 下山届は必要ないとのこと 【トイレ】 室堂地区の各施設は無料で利用可能です 各所はおそらく水洗だと思います 【コンビニ】 室堂地区にはコンビニはありませんが、各所に売店があります 【温泉】 今回は、下山後に「グリーンパーク・吉峰」を利用しました |
写真
感想
4月初めに室堂山荘の個室が取れてしまい、あれよあれよと立山バックカントリーを決行することになりました。
しかも、日曜日は驚くほどの青空。
周りの山々を見渡すことができ、感動の立山でした。
肝心のスキーですが、、、1日目の登りは寝不足と高山のため体力が続かず、一の越で敗退。
これで終わってしまうのは悔しいので、昼から室堂山を目指しました。
下から見える急斜面を攻略するのは頑張りが必要でしたが、登ってしまうと北アルプスがばーんと。
時間も遅めだったので、人もほとんどいなくて、思わず寝転んでしまいました。
ただ、登りは1時間をリミットとしていたので、室堂山頂は翌日へお預け。
2日目は素晴らしい青空。
ご機嫌で出発したのですが、昨日と違うルートを取ろうと右へ右へと横切って急斜面を攻略しようとしたら、段々雪面がガリガリに…。
晴れていてもやはり午前中はゆるむにはまだ早く、スキーシールでは太刀打ちできなくなりました。
中途半端なところで進めなくなり、一瞬こんなところで滑落!?と思いましたが、何とか全身を使い雪面がゆるんでいるところまで下りて登り返しました。
何とか攻略し、室堂山まで行くと、、、もうそこは素晴らしいとしか言えない景色。
頑張ってよかったです!
滑りも私のペラペラ板は春には向かず、苦労しました。
いろいろと勉強になった立山春スキー。自然の素晴らしさと怖さも実感しました。
室堂山荘の予約がとれてしまった?ので、憧れでした立山へバックカントリーに行ってきました
今春の情報をあまり取れなかったのと、われわれのチープな力量から、室堂山荘をベースに浄土山や室堂山あたりをちょこちょこ滑るコースプランでした
土曜日は午後から晴れ、日曜日はドピーカンの天気予報が大正解!
素晴らしい眺望を楽しめたバックカントリースキーでした
立山駅から室堂バスターミナルまでは混んではいたもののピーク時一歩手前といった感じだったでしょうか、それほど苦労せずに室堂まで上がれました
(当然、ケーブルカーは事前予約済みですよ(笑))
春の立山は入山届が義務化されたようで、室堂バスターミナルの目立つところに入山届を提出する場所があります
入山届を提出しながら山の情報をいただくと良いでしょう
まずは室堂山荘までツボ脚で歩いてチェックイン
室堂山荘は、トイレは水洗で、お風呂もシャンプー完備等、山小屋としては二重丸です
ただし、アメニティや食事の質からすると普通の宿泊施設としては△なので、山登りに来た人には最高の施設ですが、運営側も難しいでしょう
午前中は一ノ越から浄土山を目指しました
一ノ越まではスキー&ボーダーもハイカーも多く明瞭な踏跡がバイパスのようになっていて気持よく登れます
が、われわれは寝不足がたたって一ノ越でガス欠、浄土山は諦めて室堂まで滑り降りました
雪面は多少は固かったですが、日当たり良いところは快適なザラメです
何より、雄大な景色を見ながら広いバーンを貸し切りで滑ることは本当に楽しいです
あっという間に室堂付近まで滑り降り、ブル道を少し登り返して室堂山荘に戻って少し休憩
午後からは眼前にそびえる?室堂山を登りました
急斜面でしたが、雪が緩んできたので直登気味にガシガシ、1時間ちょっとで室堂山頂付近に到着しました
稜線付近まで来ると薬師岳がバーンと!その奥には笠ヶ岳や槍ヶ岳も!
振り返ると室堂の向こう側には奥大日岳、別山方面には剱岳も・・・幸せですねぇ
十分に満喫してからザラメの貸し切り大斜面を大きくターンしながら滑ります
ゲレンデでは味わえない開放感!!!
でも、5分で終了(泣)
室堂山荘に戻ってお風呂と夕食をいただき、絶景の夕焼けを鑑賞、この日は即寝でした
夜中に起きて満点の星空と流れ星も見えていました
2日目も予報通りのドピーカン
体力的に厳しかったので、室堂山一本で下山する予定とし、荷物は室堂バスターミナルのコインボックに預けました
この日は前日以上に好天で、風はほぼなかったのでシャツ一枚で登りました
が、雪面が緩むには少し時間がいったようで、吹きさらしの雪面は凍っていて登りも下りも難儀な状況でヘタしたら滑落の危険もありました
このような雪面はアイゼンが必要なことが十分に理解出来ました
ルート変更して室堂山頂まで登り上げると、そこは昨日以上の景色が待っていました
頭上は深い青、北アルプスの山並みは昨日よりもくっきり鮮やかに、さらに西方には雄大な白山も姿も拝むことができました
われわれが山の上で30分も景色を見呆けていることなど滅多にないことです
かなり後ろ髪を引かれながら滑走に入りましたが、足元は全然ゆるんでいなかったので苦行となり、二重の意味で涙がでました・・・
室堂バスターミナルまで戻ってくると、状況は一変!
大勢の団体旅行客が溢れかえっていて、われわれが変人?のような目で見られるような感じでした
余力があれば「雪の大谷」見物も・・・と思っていましたが、あっさり残念して下山バスに乗り込みました
立山駅に帰り着いた時には気温が20度近くになっていて、暑さにまいってすっかり「低山病」に罹患しました(笑)
春山バックカントリーは、厳冬期と違って足元のコンディションが難しい反面、天気が安定しやすく素晴らしい眺望を楽しめますね
もっと経験値を高めて、雷鳥沢や剱沢も滑ってみたいですね
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