双六岳 で拾ってきました。

2015年04月25日(土) 〜 2015年04月27日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 15.9km
• 登り: 2,069m
• 下り: 418m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

深山荘登山者無料駐車場

コース状況／危険箇所等

左股林道はまだ残雪がかなり残っていました。

写真

新穂高温泉から左股林道へ。

左股林道に入り15分ほどで残雪道となりました。

デブリの通過や…

雪崩のトラバース（数カ所）があります。

斜面がそのまま下の沢まで続いているところもあるので、トラバースは慎重に。

雪面からアスファルトの露出面に移動すると、実は薄氷で覆われており、ツルッといくこともあるので要注意です。

笠新道入り口。

わさび平小屋。

左股林道終点＆小池林道の始点付近まで来ると雪崩＆デブリも凄みを増します。

左股林道を詰めて小池新道入口に到着。

小池新道を進み、振り返ると、西穂高岳、焼岳、乗鞍岳が見え始めます。

正面の岩塊を右に進むと鏡平ですが、この時期、弓折岳〜稜線上に出るのには、正面の岩塊を左手に進み、大ノマ乗越から稜線上に出る人が多いようです。この辺りまでは、BCスキーの人達が入ってきています。

鏡平に到着。『湖面』に立ってみました。景色がすごかったです。

2階建ての鏡平山荘の屋根がちょっとだけ顔を出していました。

鏡平から弓折岳へ。自分は鏡平から弓折岳を直登しましたが、急斜度、雪面の多数の亀裂、緩い雪質、上部雪庇からの落雪が多く、結構難儀しました。

上り詰めた弓折岳から槍・穂高連峰。ここから双六小屋までは完全なノートレースでした。

自分の帰路のためにも、コースタイム1時間のところ、2時間超をかけて慎重にトレースをつけていきました。

踏抜きというよりは『抜け落ち』箇所も多数。中には腹部から胸部まで埋まるところも…。

ひとり歩いてやっとこさ双六小屋に到着。鷲羽岳もかっこよい。

歩いてきた道を振り返ると笠ヶ岳が綺麗に見えました。

今宵は、双六冬期避難小屋にお世話になります。

避難小屋の奥から撮影したアングルです。右上が出入口です。向かって左がおトイレ。臭いも気にならなく小綺麗な感じでした。写真の右と、上部、そしてこの立ち位置の背中側がそれぞれロフトのような寝床になっており、10人は入りそうでした。1階部分を含めると20人弱くらいは入りそうです。

利用料は郵送形式。う〜ん…めんどいですが、これだけの小屋を開放し、運営していただけるのは感謝です。

翌日は双六岳へ。双六岳への上りの登山道は雪に埋まっていましたが、稜線上には残雪はありませんでした。

双六岳に到着。

双六岳山頂より、黒部五郎岳、薬師岳方面。

双六岳山頂より、薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳方面。よーく見ると…

奥には立山、劔岳も見えました。

双六岳山頂より、穂高連峰、焼岳、乗鞍岳、笠ヶ岳方面。

双六岳山頂より、歩いてきた双六岳の稜線と、槍・穂高連峰方面。

風が強くて寒かったです。一度、双六冬期避難小屋に戻り、樅沢岳にも行ってみました。

双六小屋から歩いて40分、樅沢岳に到着です。

自分はこの近辺での雷鳥との遭遇率が高いです。

樅沢岳から見た槍・穂高連峰。

槍ヶ岳〜北鎌尾根。

えへへ。

でした。

参考までに、今年はありませんでしたが、昨年の同時期（5月18日）に新穂高登山指導センターにあったパンフレットの「又写し写真」を添付しておきます。
参考資料1/4

参考資料2/4

参考資料3/4

参考資料4/4

感想

Chiroro-pok

　天候にもよりますが、気温が高くなる場合、8時を過ぎると雪がザレます。この場合、斜度のある箇所を除き、スノーシューズ等があったほうが望ましいと思いました。早朝はアイゼンだけでも歩けますが、気温が高くなるとほぼ全行程で膝下ほどの踏み抜きがあります（4月27日現在）。

　弓折岳から双六小屋まではしっかりとトレースを付けたつもりですが、雪庇に近い場所や雪質が悪い場所を避けるため、一部ハイマツ上を歩いてしまっているところもあります。このような場所の歩行は植生上好ましくないので、可能であれば避けてください。

　全層の雪面崩落とともに岩盤が崩れ落ちている箇所もあります。山行計画を立てる際には、追加掲載した参考資料も勘案してみて下さい。



　まだ『ハイキング気分』で行くにはやや難儀する場所ですが、連休中に当該山域の山行を計画の方はお気をつけて。







〜拾ったゴミ〜
・使用済みホッカイロ×1
・プラスチック片×7
・煙草の吸殻×1
・アルミホイルゴミ×2


でした。

コメント

leeko

初めまして☆
初めましてこんにちは。

今回フォローさせていただきました。
この私は裏銀座が大好きで、この時期双六岳辺りを行っている方を探しておりました。
とても参考になりました。
行けるかどうか別として、わくわくしながらレコを拝見させていただきました＾＾
有難うございました。
また次の山行を楽しみにしております。

Chiroro-pok

こんにちは。
はじめまして。
私もこの時期の左股方面のレコを探しておりましたが見つからず…「なら、自分が！」ということで行ってみました。登山道の状況がわかりやすく伝えられていればよいのですが…。
ちょっぴりデンジャー感が漂っていましたが、人のいない山もまた『いとをかし』といった感じでよかったです。

お互い怪我などしないよう気をつけて、楽しい山歩きを満喫しましょう。