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Yamareco

記録ID: 627736
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山【御座石温泉BS→地蔵岳→観音岳→薬師岳→御座石温泉BS】

2015年05月02日(土) 〜 2015年05月03日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:15
距離
19.6km
登り
2,273m
下り
2,277m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:02
休憩
1:05
合計
6:07
距離 7.1km 登り 1,485m 下り 174m
8:22
186
11:28
12:33
116
14:29
2日目
山行
7:16
休憩
2:00
合計
9:16
距離 12.5km 登り 794m 下り 2,110m
6:50
77
8:07
8:17
33
8:50
9:00
29
9:29
9:44
26
10:10
11:11
31
11:42
22
12:04
12:06
39
12:45
13:06
75
14:21
14:22
104
天候 ■5月2日→晴れ
■5月3日→晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■山梨中央交通 鳳凰三山路線バス
http://www.y-c-k.com/tozan.html
■写真1 - 御座石温泉BS
ドンドコ沢ルートの状況が分からなかったので、尾根コースにします。
バスの料金は、どちらで降りても変わりません。
2015年05月02日 08:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 8:01
■写真1 - 御座石温泉BS
ドンドコ沢ルートの状況が分からなかったので、尾根コースにします。
バスの料金は、どちらで降りても変わりません。
■写真2
まだツツジやヤマザクラが咲き誇る季節。
足元にはスミレも咲いていました。
2015年05月02日 08:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/2 8:34
■写真2
まだツツジやヤマザクラが咲き誇る季節。
足元にはスミレも咲いていました。
■写真3
大きな擁壁からの展望。
この辺りは急峻で滑りやすく、下りで難儀しました。
2015年05月02日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 8:49
■写真3
大きな擁壁からの展望。
この辺りは急峻で滑りやすく、下りで難儀しました。
■写真4
こんな所にコバイケイソウが。
群生しかかっていました。
2015年05月02日 09:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 9:39
■写真4
こんな所にコバイケイソウが。
群生しかかっていました。
■写真5
フデリンドウ?
この辺りで植物はお終い。
2015年05月02日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/2 10:11
■写真5
フデリンドウ?
この辺りで植物はお終い。
■写真6
燕頭山までは我慢の直登。
少しずつペースが落ちていくのが分かります。
2015年05月02日 10:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 10:18
■写真6
燕頭山までは我慢の直登。
少しずつペースが落ちていくのが分かります。
■写真7
旭山の先には崩落地帯の痩せ尾根。
露骨に危ない場所は注意するので、滑落事故は起きにくいようです。
2015年05月02日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 10:52
■写真7
旭山の先には崩落地帯の痩せ尾根。
露骨に危ない場所は注意するので、滑落事故は起きにくいようです。
■写真8
樹林越しに辛うじて八ヶ岳。
展望の乏しさがキツさに拍車を掛けます。
2015年05月02日 11:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/2 11:21
■写真8
樹林越しに辛うじて八ヶ岳。
展望の乏しさがキツさに拍車を掛けます。
■写真9 - 燕頭山
開けた広めの山頂部分は、休憩して行けと言わんばかり。
あと2時間ほどで鳳凰小屋です。
2015年05月02日 11:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 11:28
■写真9 - 燕頭山
開けた広めの山頂部分は、休憩して行けと言わんばかり。
あと2時間ほどで鳳凰小屋です。
写真10 - 燕頭山
山頂の木々にはサルオガセ。
空気中の水分を吸っているので、寄生ではないのだとか。
2015年05月02日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 12:18
写真10 - 燕頭山
山頂の木々にはサルオガセ。
空気中の水分を吸っているので、寄生ではないのだとか。
■写真11
燕頭山から少しの間は、気持ちの良い尾根道。
ここから標高300m弱を2時間かけて登ります。
2015年05月02日 12:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 12:33
■写真11
燕頭山から少しの間は、気持ちの良い尾根道。
ここから標高300m弱を2時間かけて登ります。
■写真12
展望が開ける場所も増えてきました。
八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が目の前に聳えます。
2015年05月02日 12:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 12:45
■写真12
展望が開ける場所も増えてきました。
八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が目の前に聳えます。
■写真13
危なっかしいけど、登りは大丈夫です。
ザレ場なので下りは慎重に。
2015年05月02日 12:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 12:46
■写真13
危なっかしいけど、登りは大丈夫です。
ザレ場なので下りは慎重に。
■写真14
奥秩父のような雰囲気の樹林帯。
燕頭山からはコロコロと表情を変えてくれます。
2015年05月02日 12:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/2 12:55
■写真14
奥秩父のような雰囲気の樹林帯。
燕頭山からはコロコロと表情を変えてくれます。
■写真15
最後は北側斜面のトラバース。
登りはアイゼンなしで歩ききれましたが、下りは念のために。
2015年05月02日 13:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/2 13:19
■写真15
最後は北側斜面のトラバース。
登りはアイゼンなしで歩ききれましたが、下りは念のために。
■写真16
鳳凰小屋の手前には、富士山の展望地。
下にはドンドコ沢が流れています。
2015年05月02日 14:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/2 14:14
■写真16
鳳凰小屋の手前には、富士山の展望地。
下にはドンドコ沢が流れています。
■写真17 - 鳳凰小屋
延着予想だったのが、時間通りに着けました。
地蔵岳まで行けなくないですが、今日はここで終了。
2015年05月02日 14:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/2 14:29
■写真17 - 鳳凰小屋
延着予想だったのが、時間通りに着けました。
地蔵岳まで行けなくないですが、今日はここで終了。
■写真18 - 鳳凰小屋
外のベンチで酒宴が始まります。
雪解け水で作るウイスキー美味さと言ったら。
2015年05月02日 14:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/2 14:59
■写真18 - 鳳凰小屋
外のベンチで酒宴が始まります。
雪解け水で作るウイスキー美味さと言ったら。
■写真19 - 鳳凰小屋
夕食は定番のカレー。
もちろん、お代わり自由です。
2015年05月02日 17:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/2 17:57
■写真19 - 鳳凰小屋
夕食は定番のカレー。
もちろん、お代わり自由です。
■写真20 - 鳳凰小屋
お早うございます。2日目の朝です。
星空や朝日を見る訳でもなく、普通に起きました。
2015年05月03日 05:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/3 5:30
■写真20 - 鳳凰小屋
お早うございます。2日目の朝です。
星空や朝日を見る訳でもなく、普通に起きました。
■写真21 - 鳳凰小屋
卵焼きは諸事情により普段より小さめなんだとか。
山小屋らしい質素なメニューです。
2015年05月03日 05:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/3 5:42
■写真21 - 鳳凰小屋
卵焼きは諸事情により普段より小さめなんだとか。
山小屋らしい質素なメニューです。
■写真22
地蔵岳への登り、序盤は樹林帯です。
雪が多く残るので、取り敢えずアイゼンで登ります。
2015年05月03日 07:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 7:08
■写真22
地蔵岳への登り、序盤は樹林帯です。
雪が多く残るので、取り敢えずアイゼンで登ります。
■写真23
樹林帯が終わると、急峻なザレ場に出ます。
登りにくく、目の前のオベリスクが遠く感じます。
2015年05月03日 07:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 7:27
■写真23
樹林帯が終わると、急峻なザレ場に出ます。
登りにくく、目の前のオベリスクが遠く感じます。
■写真24
振り返れば、まだ朝靄に包まれた市街地。
初夏の陽気のせいか、すでに薄雲が掛かりました。
2015年05月03日 07:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 7:36
■写真24
振り返れば、まだ朝靄に包まれた市街地。
初夏の陽気のせいか、すでに薄雲が掛かりました。
■写真25 - 地蔵岳
オベリスクの麓に山頂標識。
登頂を目指しているのか、たくさんの方が取り付いていました。
2015年05月03日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/3 7:51
■写真25 - 地蔵岳
オベリスクの麓に山頂標識。
登頂を目指しているのか、たくさんの方が取り付いていました。
■写真26 - 地蔵岳
鞍部には山名の通り、無数の地蔵が祀られています。
背後には、こちらも山岳信仰が盛んだった甲斐駒ヶ岳。
2015年05月03日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5
5/3 7:58
■写真26 - 地蔵岳
鞍部には山名の通り、無数の地蔵が祀られています。
背後には、こちらも山岳信仰が盛んだった甲斐駒ヶ岳。
■写真27
稜線に出ると、白根三山のお出迎え。
今年は積雪が少なく、山肌が露わになっています。
2015年05月03日 08:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
6
5/3 8:09
■写真27
稜線に出ると、白根三山のお出迎え。
今年は積雪が少なく、山肌が露わになっています。
■写真28 - 観音岳
振り返れば、稜線に双翼を成した地蔵岳と高峰。
その奥には甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が自己主張しています。
2015年05月03日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 9:15
■写真28 - 観音岳
振り返れば、稜線に双翼を成した地蔵岳と高峰。
その奥には甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳が自己主張しています。
■写真29 - 観音岳
最高峰ながら、名前の認知度は低い不憫な山。
鳳凰三山として総称で覚えられてしまいますね。
2015年05月03日 09:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 9:29
■写真29 - 観音岳
最高峰ながら、名前の認知度は低い不憫な山。
鳳凰三山として総称で覚えられてしまいますね。
■写真30
薬師岳への縦走路と、その先に鎮座する富士山。
このお方の存在感は別次元です。
2015年05月03日 09:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/3 9:45
■写真30
薬師岳への縦走路と、その先に鎮座する富士山。
このお方の存在感は別次元です。
■写真31
砂礫が印象的な稜線。
小さいオベリスクが薬師岳の目印です。
2015年05月03日 10:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/3 10:09
■写真31
砂礫が印象的な稜線。
小さいオベリスクが薬師岳の目印です。
■写真32 - 薬師岳
山頂部分は広いので、道迷いに注意です。
各方面への分岐が伸びています。
2015年05月03日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/3 10:11
■写真32 - 薬師岳
山頂部分は広いので、道迷いに注意です。
各方面への分岐が伸びています。
■写真33 - 薬師岳
展望も良いので休憩する人も多いですね。
目の前には、南ア南部にまで至る明石山脈。
2015年05月03日 11:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/3 11:10
■写真33 - 薬師岳
展望も良いので休憩する人も多いですね。
目の前には、南ア南部にまで至る明石山脈。
■写真34
観音岳方面に戻りましょう。
この天空の砂浜歩きのためだけに来ました。
2015年05月03日 11:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/3 11:12
■写真34
観音岳方面に戻りましょう。
この天空の砂浜歩きのためだけに来ました。
■写真35
観音岳への登り返し。
登り返しの脚を使い果たしてしまいそうです。
2015年05月03日 11:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 11:17
■写真35
観音岳への登り返し。
登り返しの脚を使い果たしてしまいそうです。
■写真36
韮崎側からガスが登ってきました。
が、長野側からの風が強く乗り越せません。
2015年05月03日 11:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/3 11:43
■写真36
韮崎側からガスが登ってきました。
が、長野側からの風が強く乗り越せません。
■写真37 - 鳳凰小屋分岐
ここからショートカットで小屋に戻ります。
地蔵岳に登り返す脚も時間もありません。
2015年05月03日 12:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 12:06
■写真37 - 鳳凰小屋分岐
ここからショートカットで小屋に戻ります。
地蔵岳に登り返す脚も時間もありません。
■写真38
腐れ雪でアイゼンの効きが悪く、カカトを蹴り込んで下ります。
が、あまり派手にやると踏み抜くリスクが高まる緊張感。
2015年05月03日 12:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/3 12:07
■写真38
腐れ雪でアイゼンの効きが悪く、カカトを蹴り込んで下ります。
が、あまり派手にやると踏み抜くリスクが高まる緊張感。
■写真39
進むほどに急峻になる嫌らしい斜面。
最後に長い梯子を下りて、沢筋に下ります。
2015年05月03日 12:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 12:45
■写真39
進むほどに急峻になる嫌らしい斜面。
最後に長い梯子を下りて、沢筋に下ります。
■写真40
小屋の水源地の沢を渡り、周回完了です。
水を補給したら、御座石温泉までの長い下りを始めます。
2015年05月03日 12:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 12:45
■写真40
小屋の水源地の沢を渡り、周回完了です。
水を補給したら、御座石温泉までの長い下りを始めます。
■写真41
下りは念のためにアイゼンを履きました。
昼の時間帯は腐って歩きにくいですね。
2015年05月03日 13:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/3 13:19
■写真41
下りは念のためにアイゼンを履きました。
昼の時間帯は腐って歩きにくいですね。
■写真42 - 御座石温泉BS
下山CTを見誤って、早く着いてしまいました。
旅館に下山報告し、バスの運賃を前払いします。
2015年05月03日 16:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 16:11
■写真42 - 御座石温泉BS
下山CTを見誤って、早く着いてしまいました。
旅館に下山報告し、バスの運賃を前払いします。
■写真43 - 御座石温泉BS
搬送料込みなのか、ちょっとお高め缶ビール。
風呂を勧められましたが遠慮しました。
2015年05月03日 16:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/3 16:18
■写真43 - 御座石温泉BS
搬送料込みなのか、ちょっとお高め缶ビール。
風呂を勧められましたが遠慮しました。
■写真44 - 御座石温泉BS
適度に人懐っこい甲斐犬。
ハイカーが気になるのか、周りをウロウロしていました。
2015年05月03日 16:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/3 16:19
■写真44 - 御座石温泉BS
適度に人懐っこい甲斐犬。
ハイカーが気になるのか、周りをウロウロしていました。
撮影機器:

感想

GWと言えば、計画してみたくなる残雪期のアルプス縦走。
自分の技量の範囲で…となると選択肢は限られますが、天候とかの外的要因で選択肢はさらに狭まって行きます。

以前はGWに運行していた甲府駅発の夜叉神峠登山口行きのバスも無くなり、バス組はハイシーズンまで待つしかないと思われた南アルプス・鳳凰三山。
しかし、韮崎駅発の青木鉱泉行きを利用する事で、頑張れば出来そうな気がしてきました。


■御座石温泉BS→燕頭山→鳳凰小屋
バス路線の途中には酷い未舗装路の区間が続くので、酔いやすい人だと厳しいです。
バスが着いた早々に、温泉の主人から登山届を出すように促されました。

ルートの情報を集めてはいたのですが、ドンドコ沢ルートの情報は得られませんでした。
なので、安全サイドに倒して燕頭山ルートのピストンで計画しておきます。

西ノ平までは、狭い上に片側が切れ落ちていたり、落ち葉やザレ場で滑りやすい道。
下りの最後にここを通るのかと思うと早くも憂鬱になります。

西ノ平から燕頭山までの区間は、地図にコメントがあるように急登区間です。
適宜休憩を挟みながら、焦らずに詰めていかないとバテてしまいますよ。

燕頭山は、唯一的に広くランチに適していました。
だいぶ脚を使ってしまったので、ここで大きく休んで残りの区間に備えます。

燕頭山から先、地図のコメント通りに暫く歩きやすい道が続きます。
その区間を抜けて、北側斜面のトラバースから残雪が現れてきます。

凍結が無かったのでアイゼンは履かずに済みましたが、状況に応じで判断したいところ。
日中は暖かいので、残雪の状況は日々変化します。

ドンドコ沢ルートも積雪は少ない方だったようで、結構な人数が登ってきていました。
印象的には、上りも下りも燕頭山ルートと半々くらいでしょうか。

鳳凰小屋には計画通りに着いたので、14時半から一人宴会というダメっぷり。
その後、一緒に登ってきた団体や、ソロの方や、たまたま近くで食事していた人など、色んな方を巻き込んで消灯時間まで談笑は続きました。

こんなにノリのいい方達に出会えたのはホントにラッキーです。
こういうのも後押しして、泊まり山行は止められませんね。


■鳳凰小屋→地蔵岳→観音岳→薬師岳→鳳凰小屋→燕頭山→御座石温泉BS
さて、三山とも縦走するか否かで計画は大きく変わります。
欲張りプランで全部踏むとなると、下山まで休憩抜きで9時間くらい必要です。

先ずは小屋から一番近い地蔵岳を目指します。
樹林帯は雪が付いていたので、小屋から6本爪アイゼンで登ります。

樹林帯を抜けて名物のザレ場に出る頃には、雪は跡形もなく消えていました。
噂通り脚を踏み込むと1/3は戻されてしまい、なかなか前に進めません…。

標準CTは余裕のある設定のようで、1時間もあれば地蔵岳の麓に着けます。
オベリスクに挑戦する人がたくさん居ますが、残置ロープは使わないようにしましょう。

次の観音岳へは、まず赤抜沢ノ頭に登り返します。
それから、更に大きく登り返す事になるので、意外と体力を消費してしまいます。

三山の中で最も標高が高い観音岳には、鉄で組まれた謎のオブジェが。
夜叉神峠から登ってくるときにも、登山道わきに同じようなのが置いてありますよね。

そこから更に薬師岳まで脚を伸ばして、変形ピストンでの三山縦走とします。
双方から空身でピストンする人も多かったように見えました。

薬師岳で折り返して、今度は逆向きの風景を楽しみながら戻ります。
鳳凰三山の醍醐味と言えば、花崗岩の稜線歩きに尽きます。

富士山、八ヶ岳、南アルプス北部といった百名山クラスの名峰を眺めながらの散歩は最高です。
同条件の燕岳も良いのですが、南アルプスだって負けてはいません。

以前はGWに運行していた甲府駅発の夜叉神峠登山口行きのバスも無くなり、バス組は韮崎に下りるしかありません。
ドンドコ沢ルートも燕頭山ルートも、どちらも長いので時間と体力には余裕が欲しいところ。

観音岳と地蔵岳の間の鞍部から、鳳凰小屋へのショートカットを使います。
このルートはアイゼンが効きにくい雪質で、踵を使ったキックステップが最も有効でした。

韮崎駅の徒歩圏内には日帰り温泉が無いので、バスを使うなど工夫が必要です。
もちろん、青木鉱泉や御座石温泉に入る選択肢もありますが、設備は必要最低限で避ける人は多いようです。

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コメント

まさかの同じ行程に!?
なるはずでしたが…
スーさん、こんにちは

北アを予定するも中日の4日が荒天の予報だったため中止…
改めて仕切り直して今日から今回のスーさんと同じ行程で
予定するも寝坊というしょうもない結末でGWは
イトーヨーカドー岳登頂と居酒屋尾根縦走で終了です

それにしても最高の天気に恵まれ、富士山に白峰三山に
明石山脈まで…
うらやましぃ

今年は是非、小屋泊+テン泊でご一緒にぃ
2015/5/5 15:28
Re: まさかの同じ行程に!?
ならんのかい

やっぱり天気予報には振り回されますよねぇ。
特に後半戦は、何度も晴れと雨とが交錯しましたし。

寝坊は残念でした。
でも、せめて近場に日帰りでもしてくれば良かったのに

この時期みんな北アに行っちゃうので、南アは平和でした。
残雪期の北ア縦走は、またまたお預けですね。

今年は泊まりでどっか登りまっしょ
2015/5/6 21:29
いつかは行きたい鳳凰三山
SuSE さん、こんばんは。
いつかは行きたい、鳳凰三山、レコを拝見して益々行きたくなりました。
鳳凰小屋のカレーも美味しそう、白砂歩きも楽しそう。
とても楽しそうなレコ、どうもありがとうございました。
2015/5/5 19:48
Re: いつかは行きたい鳳凰三山
lesbourgeonsさん、こんにちは。

鳳凰三山、いいですよ
一昨年に歩いたのに、また歩いてしまったほど。

広河原行きのバスが運行する時期になったら、是非。
やはり夜叉神峠からの方が楽で良いですね。

名山を仰ぎながらの、天空の砂浜歩きをご賞味ください
2015/5/6 21:38
プロフィール画像
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