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Yamareco

記録ID: 629003
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

笈ヶ岳 残雪期限定の山、ジライ尾根より

2015年05月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:32
距離
16.4km
登り
1,830m
下り
1,829m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:55
休憩
0:38
合計
10:33
4:22
17
スタート地点
5:01
5:05
96
6:41
6:41
11
6:52
6:53
85
8:18
8:19
38
8:57
8:58
50
9:48
9:49
20
10:09
10:10
7
10:17
10:36
10
10:46
10:46
15
11:01
11:02
107
12:49
12:56
14
13:10
13:10
68
14:18
14:19
22
14:55
ゴール地点
急登で思ったより時間がかかりました。冬瓜平ルートの方が時間的に短いようです。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中宮レストハウス:白山ホワイトロードの開通が例年より大雪のため遅れて無料区間のゲートが19時〜翌7時の間閉鎖されるため前日入りカタクリ鑑賞会のため、ビジターセンターの駐車場ではなく1kmほど離れたレストハウスの駐車場に停め車中泊しました。
コース状況/
危険箇所等
ビジターセンターからの探勝路は分岐はすべて右手で二回トンネルを通ります。
残雪の状態は例年より、今年は雪は多かったが溶けるのも早かったようです。
ジライ尾根は急登ですが整備されています。
冬瓜山までは夏道があります。冬瓜山の登りは急登です。
冬瓜山のナイフブリッジは見た目だけで高度感はありませんでした。
笈ヶ岳へは途中トラバースしてから急斜面を登りつめ藪を少し掻き分けて稜線の反対にでました。
藪は笈ヶ岳本体稜線上に数mほどだけでした。登りはキックステップで問題ありませんでした。
冬瓜平コースでトラバースは急斜面なのでアイゼンを着けました。
また、デブリ落石の危険が2か所ありますが、コースタイム的には速いです。
その他周辺情報 下山後の温泉:新中宮温泉センター370円 12〜19時、土日祝〜20時 
食事:道の駅瀬女峠茶屋モツ煮込みうどん890円
休憩舎です。観察路は分岐が多いですが全て右手に進みます。
休憩舎です。観察路は分岐が多いですが全て右手に進みます。
朝は流量も少ないので飛び石でどこでも渡れますが、帰路は雪解け水が増える為、増水し下側の大岩が渡り易いです。
朝は流量も少ないので飛び石でどこでも渡れますが、帰路は雪解け水が増える為、増水し下側の大岩が渡り易いです。
高度を上げていくと徐々に白山が見えてきました。天気も良さそうです。
高度を上げていくと徐々に白山が見えてきました。天気も良さそうです。
冬瓜山、シリタカ山が見えて来ました。笈ヶ岳はまだ見えないようです。
冬瓜山、シリタカ山が見えて来ました。笈ヶ岳はまだ見えないようです。
雪渓が始まりました。一旦、雪道を進みますが冬瓜山の急登は雪が切れていました。
雪渓が始まりました。一旦、雪道を進みますが冬瓜山の急登は雪が切れていました。
冬瓜山のナイフブリッジです。下は藪でそれほど危険ではありません。
冬瓜山のナイフブリッジです。下は藪でそれほど危険ではありません。
冬瓜山を下って、シリタカ山と笈ヶ岳です。
冬瓜山を下って、シリタカ山と笈ヶ岳です。
笈ヶ岳の山頂部ズーム。左側のピークが山頂です。
笈ヶ岳の山頂部ズーム。左側のピークが山頂です。
シリタカ山の登りから冬瓜山を振り返ると奥には両白山地の白い山々です。
シリタカ山の登りから冬瓜山を振り返ると奥には両白山地の白い山々です。
広いシリタカ山から笈ヶ岳を望みます。
広いシリタカ山から笈ヶ岳を望みます。
雪が少なそうに見えます。テント泊の先行者によると、真っ直ぐ登ると安定していないため、落石が多いそうです。
雪が少なそうに見えます。テント泊の先行者によると、真っ直ぐ登ると安定していないため、落石が多いそうです。
笈ヶ岳へは一旦トラバースして急登を詰めます。
急ですがキックステップで行けました。
笈ヶ岳へは一旦トラバースして急登を詰めます。
急ですがキックステップで行けました。
尾根上の藪をほんの少し抜けて稜線の反対側に出ると雪はたっぷりありました。
尾根上の藪をほんの少し抜けて稜線の反対側に出ると雪はたっぷりありました。
ついに笈ヶ岳の山頂まであと少しになりました。頂上付近にはもう雪はありません。
ついに笈ヶ岳の山頂まであと少しになりました。頂上付近にはもう雪はありません。
笈ヶ岳山頂です。少しの間独り占めです。山頂標は削られてしまっています。この後多くの人が登って来られました。
笈ヶ岳山頂です。少しの間独り占めです。山頂標は削られてしまっています。この後多くの人が登って来られました。
笈ヶ岳山頂から大笠山方面こちらも残雪期のみの縦走路です。
笈ヶ岳山頂から大笠山方面こちらも残雪期のみの縦走路です。
笈ヶ岳山頂から白山も綺麗にみえています。
笈ヶ岳山頂から白山も綺麗にみえています。
晴天で笈ヶ岳山頂から薄く北アルプスも立山から乗鞍岳まで見渡せました。
晴天で笈ヶ岳山頂から薄く北アルプスも立山から乗鞍岳まで見渡せました。
帰路はシリタカ山と冬瓜山のトラバースルートを行きます。急斜面をトラバースします。
帰路はシリタカ山と冬瓜山のトラバースルートを行きます。急斜面をトラバースします。
冬瓜山直下にデブリと落石が二カ所ありました。危険なので早めに通り過ぎました。
冬瓜山直下にデブリと落石が二カ所ありました。危険なので早めに通り過ぎました。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ ポール
備考 水は2.5リットルでぎりぎりでした。

感想

夏は藪に阻まれ、厳冬期には深い雪に阻まれて登るのが困難で、残雪期にしか登れない200名山の笈ヶ岳にチャレンジしました。好天に恵まれて無事に登頂する事ができました。
最短コースでも時間がかかる山なので1日観光で休養を取って、少し早い夕食を食べてバートハミング鳥越で温泉に浸かって、準備を万全に整えました。
白山ホワイトロードの無料区間の開通が5月1日に遅れゲートの開放も7時から19時までとなっていたためゲートの閉まる前、前日の夕方に入りました。
ビジターセンターの駐車場に停めていると、カタクリ観賞会のイベントのため長時間駐車する登山者はビジターセンターの駐車場はご遠慮くださいとのことだったのでレストハウスの駐車場に停めました。ちなみにカタクリは満開で綺麗でした。
朝4時には起きて出発準備を始めました。約1km車道を歩いてビジターセンターに向かいました。
中宮ビジターセンターからで意外に観察路で迷う方が多いようですが、分岐は全て右手に進んで2回トンネルを超えると休憩舎に到着します。この時点で暑くなって上着を脱ぎました。
午後には増水する渡渉点は大岩の部分にフィックスロープが取り付けられ、そこを渡れば問題ありません。
ジライ谷の急登はフィックスロープが取り付けてありますので腕力と体力勝負です。
冬瓜山までは残雪はほとんどありませんが夏道があり問題ありませんでした。もっと雪渓歩きが続くと思っていたのでこれは意外でした。
冬瓜山のナイフブリッジも完全に岩が露出しており注意して渡れば問題ありませんでした。
今年は残雪が少ないとのことで心配しましたが、その先は残雪の上を歩きシリタカ山を越え笈ヶ岳にとりつきます。
登りの途中で足跡が2つにわかれていますが、先に登られた方に聞いていた横にトラバースする方が正解で、トラバース後に上り詰めると藪に少しだけ突入しますが、突っ切ると反対側の雪渓に入り頂上にたどり着けます。
やはり残雪期限定の200名山だけあって何人もの人とすれ違いました。
帰路はアイゼンを装着して急斜面のシリタカ山と冬瓜山をトラバースして冬瓜平を通りますが、冬瓜山から水が流れており、雪の崩れたデブリもあり、落石の危険あり、急いで通過しました。一番危険な場所です。
ジライ尾根の急斜面はフィックスロープも利用しながら一気に下ります。
下山後は新中宮温泉センターで汗を流しました。こちらは中宮温泉からの引き湯です。
道の駅瀬女の敷地内にある峠茶屋でモツ煮込みうどんを食べた後、一路帰宅しました。

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コメント

初めまして
YamaOnsenさん登頂おめでとうございます。今年は駐車場の件で色々と
制約。昨年は規制は無かったのですが。ところで人影が全然写っていないのですが登山者はすくなかったのでしょうか。昨年の私の時は60名ぐらいでしたが。2日も20数人とヤマレコにありましたが・教えていただければ有難いです。
2015/5/4 23:20
Re: 初めまして
ありがとうございます。
2日よりは少なかったようですが、20名位とはすれ違いました。
2015/5/5 0:08
プロフィール画像
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